矢花黎、深田竜生(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS

少年忍者・深田竜生&7 MEN 侍・矢花黎、役とのギャップに苦悩も助け合った撮影裏話 グループ活動に不安…メンバーに支えられた過去も明かす<「マイストロベリーフィルム」インタビュー>

2024.02.10 10:00

15日スタートのMBSドラマシャワー『マイストロベリーフィルム』(毎週木曜25時29分~)で初共演を果たした少年忍者深田竜生(ふかだ・りゅうせい/21)、7 MEN 侍矢花黎(やばな・れい/23)がモデルプレスらのインタビューに応じた。互いの印象や撮影エピソード、メンバーに支えられた過去、これまで数々の夢を叶えてきた2人が人知れず抱えてきた思いなどについて語ってもらった。

「マイストロベリーフィルム」

完全オリジナルドラマとなる今作は、フィルムをモチーフに青春の光と影を描く青春群像劇。脚本・監督には、2023年ドラマ「みなと商事コインランドリー2」(テレビ東京)で監督、ドラマ「全ラ飯」(関テレ)で脚本・監督を務めた川崎僚氏のほか、青春ドラマの名手たちが集結する。

深田は音楽制作が趣味で端正な容姿の持ち主でありながら注目されることが苦手な市川凌(いちかわりょう)、矢花はコミュニケーション力が高くムードメーカー的存在の遠山光(とうやまひかる)を演じる。今作で2人は女優の田鍋梨々花、吉田美月喜とともにクワトロ主演を務める。

深田竜生&矢花黎、初共演の印象・撮影前の交流は?

吉田美月喜、矢花黎(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
吉田美月喜、矢花黎(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
― 深田さんと矢花さんは今回初共演となりますが、お話を聞いた時どのように感じましたか?

深田:7 MEN 侍のメンバーの中では(佐々木)大光くんや(菅田)琳寧くんは元々仲良くさせていただいているのですが、バナさん(矢花)とはそこまでの共通点がなかったので、今回共演できて嬉しかったです。バナさんが良い人というのは本当に有名な話なので、話したいと思っていました。

矢花:僕の評判そんなことになってるんですか!?

深田:(笑)。有名な話なので、楽しみでした。

矢花:僕は、少年忍者だと初めて外部で舞台をやらせてもらった時に共演したのが豊田陸人でした。他のメンバーも喋ったことない人はさすがにいないですし、僕がめんどくさい絡みをしてもみんな優しく返してくれる後輩たちばかりなのですが、それぞれ深く交流があるメンバーもいる一方で、交流はあるけど実際の人となりは知らないメンバーも多くて…。その中でも深田くんは会えば話もしますし、冗談を言い合えるぐらいの仲だったので共演を機に仲良くなれる良いチャンスだと僕もすごく楽しみでした。勝手に、かっこいいけれど懐に入るのが上手く愛想が良いから先輩に可愛がられるタイプという印象を持っていましたが、思っていたよりピュアで真っすぐだけどちゃんと大人として考えている部分もあることを共演して知れたので、良い後輩が近くにいるもんだと思いました。

深田:(照笑)。

― 共演を知った後、お2人で連絡を取り合うことはあったのでしょうか?

深田:撮影前はまだ連絡先持っていなかったですよね?

矢花:元々この作品が決まった時、僕の方が一足早く知っていたのですが、まだ共演することが確定していなかったんです。

深田:僕はマネージャーさんよりも先にバナさんからお話を聞きました。

矢花:正確に言うと確か直接俺からは言っていなくて、(菅田)琳寧くんに「そうらしいんだよね、でもこれ本決まりじゃないから、まだ内緒ね」と言ったのに…。言うから!菅田琳寧が(笑)!

深田:そうなんです。それで知っちゃったんです(笑)。

矢花:一緒に舞台に出ていた時期に初顔合わせや本読みが始まり、舞台が終わった後に改めて集まって「軽くご飯でも行こうよ」と食事に行きました。

深田:撮影の前は、本読みの時2人で話し合うこともありました。

矢花:本読みまでは特に2人で話し合うことはなく、本読みをしてお互いに共演することを認識した上で、撮影が始まるまでの間に2、3回お疲れ会も兼ねて食事をしながら話しました。

深田:反省会をしましたね。

矢花:「今日難しかったね」とか「頑張ろうね」とか。

深田:お互いに映像の経験もそこまでなかったこともあり、役と自分が逆だからそこで苦労して「どうしましょう」って話していました。

矢花:お互いに今作のような主演を務めさせてもらうほど映像のお芝居をしたことがなく手探り状態だったので、お互いがわずかに経験してきたものも頼りつつ意見交換をして、とにかく女優さん2人の足を引っ張らないように頑張ろうと。

吉田美月喜(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
吉田美月喜(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
深田:女優さん2人は、すでに本読みから役が入っていて「すげぇ」って驚きました。

矢花:反省会の中でお互いに苦戦したシーンについて話すこともあり、お互いの折れかけている心を必死に2人で立て直していました。

深田:助け合って、危なかったですね(笑)。

矢花:その時間があったおかげで撮影が始まる前に絆が生まれ、現場に入ることができました。作中でも親友という設定のため仲良くなることに越したことはなく、役としての些細なコミュニケーションなどにも良い影響を及ぼしたと思うので、すごく良い状態で臨めました。

深田竜生、矢花黎の新たな一面を知る

― 今作での共演を通してお互いの印象が変わった部分はありますか?

深田:思っていたより明るくていっぱい話してくれて良かったです。

矢花:根暗だと思っていた(笑)?

深田:もう少し(暗い)かと思っていたのですが、現場を楽しくしてくれました。いい感じにいじられ役にも回ってくれたり、ツッコミもしてくれたりとか…。

吉田美月喜、矢花黎、田鍋梨々花、深田竜生(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
吉田美月喜、矢花黎、田鍋梨々花、深田竜生(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
矢花:ビジュアル撮影の時点でいじられそうな空気が出ていたよね。(記者が持っていた資料のビジュアル写真を指差しながら)まさしくその最初に解禁されたビジュアル撮影の時、3人は立ち位置が決まっているのに、「矢花くんじゃあ、ちょっと後ろ歩いてみて」ってウロウロさせられました。

深田:「歩いてみて」ってそれがもう面白かったです。

矢花:おかげで「この人何か面白おかしくしていい人なんだ」って思ってもらえて助かりました。発信するのは苦手なのですが、受け入れるのは得意なので、おかげさまでいいおもちゃになれました(笑)。

深田:たまたまその写真ではそこにいますけど、もっとほかのところにいた時もありました(笑)。

矢花:最終的に深田の横まで行ったもんね。色んなバリエーションがあったな。

深田:そうそう。静止画の写真撮影なのに結構移動しながら撮っていくという中々珍しいスタイルでした(笑)。

深田竜生&矢花黎、ギャップ感じた役へ近づくための工夫明かす

深田竜生、矢花黎、吉田美月喜(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
深田竜生、矢花黎、吉田美月喜(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
― ご自身の性格やこれまで演じてきた役と今作で演じる役とのギャップが情報解禁時ファンの間などで注目が集まっているように感じたのですが、演じる上で意識していたことはありますか?

深田:凌はほぼ笑っていないですし、性格も結構真逆で普段の僕とは全然違いました。演じる上で川崎監督に「自分の中でテンションが高い時と低い時があると思うから、その自分の中での1番近い感情を出せば自然になるよ」と教えていただいたので、自分の中ですごくテンションが低い時を意識して演じていました。でも、クールだから感情の起伏がないとはいえ、なさすぎても棒読みになってしまうので、クールの中でもどう波を作るかという点が結構難しかったです。

矢花:まず、僕と深田の役と人となりがお互いを交換するとちょうどいい感じだなと思いました。僕はお芝居の経験が少ないながらも演じる時には「自分だったらどうするかな」とそのキャラクターの言動やなぜそういう性格になったのかなど頭で考えて固めるタイプなのですが、今回光くんというすごくピュアで明るい子を演じる上でピュアさに追いつけず、本読みから現場に入った後も、ひねくれた矢花の根の部分が残ってしまって光っぽさが出ていないなと定期的に感じることがあり、その都度川崎監督と相談をしていました。僕自身は考えすぎてしまいますが、光くんは多分良くも悪くも考えなさすぎるタイプで、その部分が極端に自分と違うため、苦戦しながらも素の矢花が出すぎない意識を持って気をつけて演じさせていただきました。

― お2人とも難しい役どころを演じられていたようですが、現場ではたくさんテイクを重ねて撮影されていたのでしょうか?

深田:たくさんNGを出させていただいていまして…(苦笑)。全体的にテイク多めで頑張りました。女優陣が本当にすごかったです!そうでしたよね?

矢花:2人で「どうしよう」「終わった」って言いながら「頑張ろう」と励まし合っていました。

深田:「俺たちやばい」って言いながら…。

矢花:「頑張んなきゃね」って言っていたね。でも時間をかけていただいた分、良いものになってうまく伝わればいいなと思います。

深田:そうですね!

― お2人にとってギャップがある役であったと思いますが、その中でもそれぞれが演じられている役に共感できた部分はありましたか?

深田:(しばらく考え込み)僕はないです!

矢花:断言した(笑)!

深田:ないですね。趣味や性格の何から何までだいぶ似ていない。でもお芝居でしか自分ではない他人を演じることは経験できないのですごく楽しかったです。普段の自分の中にある1番近いものとどうにか結びつけて、自分の持っているものから想像して役作りはしていました。音楽作りが趣味の役どころでパソコンやミディコントローラーという音楽の音を作る小さい機材も今まで触ったことがなかったので、音楽作りに関してはバナさんに聞いて、雰囲気やかっこいい自然な触り方を教えてもらっていました。先生です。

矢花:いやいやいや(笑)。教えたのは単純な機器の扱い方だけです。

深田:かっこいい使い方を教えてもらいました!(ドヤ顔)

矢花:普通の使い方を教えただけです。かっこつけていると思われたら恥ずかしい…(笑)。僕は心の中にまだわずかに残っているピュアなところなど感情的な部分は役と多少共鳴して共感できるところがいくつかありました。光くんほど外に発信することはないですが、人に対して壁を作らず誰といても仲良くなれる、誰にでも溶け込める力を持っているところが光くんと少し似ているのかなと思っています。

― 今作での共演を通して撮影の様子などからお2人がお互い役にハマっているなと感じた瞬間はありましたか?

矢花:凌くんっぽいオーラが出ていました。

深田:えー?

矢花:出ていたよ。俺がやっても面白くなって、メンバーに茶化されているのが目に見える。(深田は)カメラが回ると途端に様になって凌くんだなと感じていました。

深田:根本的な優しい部分がハマっているなと感じました。バナさんは気を遣えて、光はいい意味で気を遣えない奴なのですが2人とも人に対する優しさは持っているので、ハマっているなと思います。

深田竜生&矢花黎、学生時代の青春語る

― 今作は学生たちの青春を切り取ったような展開が詰まっていますが、お2人にとっての青春とは何だったのか教えてください。

深田:小中時代に野球とサッカーを頑張っていて、団体競技だからこそお互いに高め合って戦って上がっていく感じが青春でした。部活で練習をさせてもらえずにずっと校庭を走らされたことや球拾いは良い経験にもなって、今となっては青春ですね(笑)。

矢花:これは…相当走らされていましたね?

深田:厳しい顧問の先生で結構走らされていたので…みんなに笑われて恥ずかしかったです(笑)。

矢花:縛りがあることが青春だったのかなと思います。友達と遊ぶにしても、まず6時間やりたくもない勉強をやって、そこから晩御飯までの間で使えるお金も多くない、時間もない、車に乗れるわけでもないから行けるエリアも限られているという中で何をしようと工夫している時が楽しかったなと感じます。例えば、高校生の時の2000円と大人になってからの2000円の重さが全然違うように、今はゲームをいつでもできますが、持っていってはいけないゲームを隠れて持っていって友達とやるなど先生にバレないようにやるにはどうすればいいんだということを考えている時間がすごく青春だったなと思いました。創意工夫すればいつでも青春を味わえるのかなとも考えます。

― ではそんな青春に繋がる部分もあると思いますが、お2人が高校生活で1番印象に残っている出来事を教えてください。

深田:僕は一般の高校に通っていたので、仕事がない日の放課後は同級生たちとわいわい遊んでいました。学食でただ集まって他愛もない話をしていたことや自動販売機に大人数で行って少ないお小遣いをかけてじゃんけんをして盛り上がったことなど普通の高校生活を送っていたことが思い出です。

矢花:僕はもう打って変わって通信制の高校だったので、1年生、2年生の時はほとんど学校に通うことのない毎日を送っていて正直、2年間は何も思い出せないです(笑)。

深田:家で何をしていたんですか?

矢花:13時~14時ぐらいに起きて、やることないから楽器を弾いて…気づいたらもう晩御飯ができているからご飯を食べて…。

深田:すごい生活ですね、高校生でそんな生活送っていたとは(笑)。

矢花:2週間に1回登校すれば良くて、土曜日が登校だったので金曜日の夜に仲間と集まりレポートを分担して作成する作業をしていました(笑)。

深田:いいですね~楽しそう(笑)。でも全然想像つかないです。

矢花:ただ、さすがに3年生になってこのまま卒業してしまうのはまずい、華の高校生活が終わってしまうと思い、軽音部に入部しました。通信制でも部活動ができたので、一応部員5人ぐらいの活溌な活動がない軽音部に入部していたのですが、僕が3年生になった時に突然部員が急増して部内で3バンドぐらい組める人数になって、学内ライブができるようになりました。高校の文化祭で軽音部として演奏することに少し憧れがあったので、ギリギリ叶えることができたことは思い出です。

深田:その時から楽器はもう上手かったんですか?

矢花:…「上手かったです」ってここで言うのも違うじゃん(笑)。高校生活で勉強や遊びの時間以外にやることがなかったから、楽器を弾いている時間が果てしなく多かったおかげで今でも楽しく弾けていますし、その時に友達に楽器を教えたり音源を作って聴かせたりしていたことを未だに仕事でもやり続けているようなものなので、今にも繋がっているなと思いました。スタッフさんがいるわけでもないので、自分たちで線を繋いで音を出していた時間はさっきの話にも繋がりますが、高校生っぽいすごい青春を過ごしていて、放課後にファミレスに寄っていた時間も含めすごく楽しかったです。

深田:いいですね。やっぱり高校生はファミレスですよね(笑)。

深田竜生&矢花黎が怒り・悲しみを乗り越えた方法

― 今作でお2人が演じる役はそれぞれが秘めたる思いを抱えており、時折切ない表情を見せ悲しみなどの感情的なシーンも描かれていますが、深田さんと矢花さん自身がこれまでの人生で「悲しみや怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。

深田: 2018年入所で、少年忍者の中でも入所したのが遅い組だったんです。1年ぐらい経った時に、(グループ内で)(元木)湧くんやあじ(安嶋秀生)など先輩しかいない列に僕が入ることになって、スキルも何もかもだいぶ先輩である人たちと一緒になるという状況が、苦しくて大変な時期がありました。当時は、(少年忍者の)同期の人たちとも離れてしまい、1人に感じることやダンスもできなくて不安も感じていましたが、先輩たちに色々と聞きながら少しずつ何とか壁を乗り越えていた気がします。中でも最初から檜山光成がそばにいてくれて、あじ(安嶋)や豊田(陸人)くんは振り付けでわからないところがあれば、僕が聞きやすい環境にしてくれました。8人で披露する楽曲では、あじ(安嶋)が僕のスキルを考慮してレベルを合わせて振り付けを考えてくれたり、出来ない時には丁寧に教えてくれたりと、メンバーに支えられながら乗り越えてきました。

矢花:僕は、割りとネガティブ思考が根っこにある人間なので、人より多感に悲しくなることが多かったですが、その感情を乗り越えるというよりも受け入れて頼っていました。怒りや悲しみを感じた時にしか体験できないことや見えないことがあり、楽しい感情だけよりも絶対に強いパワーがあるので、取り込まれすぎない程度に感情を利用しながら、ライブや音楽作りなどのお仕事を全身全霊でやり抜くスタンスで付き合っていこうと自分を矯正しています。怒りや悲しみの感情を持っている時、1人で過ごすこともあれば、仕事上で関わりのない人に思いを吐き出して気を紛らわし、迷っていることがあればアドバイスや新たな発想をもらうこともあります。

深田竜生&矢花黎の「夢を叶える秘訣」

― 深田さんと矢花さんは俳優業や音楽面など多方面で活躍され、夢を叶えてきていらっしゃいますが、これまでの経験や今作でクワトロ主演を果たし、1つの夢を叶えたことを通して考えるお2人にとっての“夢を叶える秘訣”を教えてください。

深田:あまり深く考えないポジティブな性格で、「なんとかなるっしょ精神」でいるのですが、「それいいね」と周りからよく言われます。これまで、考えすぎず楽しんでいれば良い方向に進んでいっている気がするので、皆さんもぜひ「なんとかなるっしょ精神」を持っていてください!!

矢花:挫折や落ち込むこと、上手くいかないことは誰にでもあると思いますが、そういう時にそのことを書き留めておくと、後から自分の助けになると思います。あとは、夢を考えた時に漠然と大きいことばかり考えてしまい、夢を叶えるための行動に囚われすぎてしまうこともあると思います。夢が大きければ叶えるまでの色んなルートを模索して、1つの道だけに集中しすぎず、自分が思いついてないアイデアがほかに何かないかと考えたり、人に相談して聞いてみたり、色んなやり方を見出して、気を楽にして欲しいです。あまり抱えすぎると心が折れてしまうから、叶ったらラッキーと思っていると意外と成功するので、肩の力を抜くことも大事だと思います。

― 最後に放送を楽しみにしている視聴者の方へ今作の見どころを教えてください。

深田:序盤は光がフィルムの子に恋をして、実際にその女の子を探そうと3人で動いていくわけですけども…ネタバレしないように話すのむずいな。

田鍋梨々花(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
田鍋梨々花(C)「マイストロベリーフィルム」製作委員会・MBS
矢花:この作品では、高校生4人の若さゆえの煮えきらない関係性や甘酸っぱくもどかしい部分を描き、光が見つける女の子は一体誰なのかということを軸に中盤~終盤に向かうにつれ、4人の感情の揺れ動きが激しく複雑に絡み合い、徐々に紐解かれていくので、女の子の正体と4人の関係性のどちらにも注目して見ていただけると、どんどん目が離せない不思議な展開になって、楽しめると思います。4人の登場人物の誰かに感情移入をして見ていただくと、ほろ苦い気持ちで青春の疑似体験もできて、どんどん高まっていく作品になるのではないでしょうか。

深田:ありがとうございます!これがもう全てです!僕も以下同文で全く同じです(笑)!

矢花:あっさり一文つけられて持っていかれた(笑)。

一同:(笑)。

― ありがとうございました。放送を楽しみにしています!

インタビューこぼれ話

インタビュー前、1人1人に挨拶をしながら部屋に入ってきた腰の低い矢花と、明るく大きな声で「よろしくお願いします!」と挨拶し、張り詰めた空気を良い意味で取り払ってくれた深田。1つ1つの質問にじっくりと考えを巡らし、丁寧に言葉を紡いでいたのが印象的だった。お互いにツッコミを入れたり、どちらかが言葉に詰まってしまった時には、助け船を出したりと、阿吽の呼吸が生まれる瞬間も垣間見え、終始穏やかで時に笑いも巻き起こるインタビューとなっていた。

(modelpress編集部)

深田竜生(ふかだ・りゅうせい)プロフィール

2002年4月13日生まれ、埼玉県出身。2018年6月23日に入所し、少年忍者のメンバーに選ばれる。『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(カンテレ・フジテレビ系/2021)でドラマ初出演。その後『文豪少年!〜ジャニーズJr.で名作を読み解いた〜』(WOWOW/2021)、『ドラゴン桜』(TBS系/2021)など話題作への出演が続き、昨年2023年には『紅さすライフ』(日本テレビ系)でZ世代に人気のカリスマモデル役を好演。映画『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』(2022)など映像作品での経験を重ねている。さらに、KinKi Kids堂本光一主演舞台『Endless SHOCK』(2023)に抜擢。2024年は、帝国劇場にて行われた2024年新春公演『Act ONE』(読み:アクト・ワン)に出演していたほか、初の外部ミュージカル作品『魔女の宅急便』(3月8日~/東京・大阪)の上演が控えている。

矢花黎(やばな・れい)プロフィール

2000年8月10日生まれ、東京都出身。2011年2月6日に入所し、7 MEN 侍のメンバーに選ばれる。ドラマチューズ!『なれの果ての僕ら』(テレビ東京/2023)で連続ドラマ初出演。モボ朗読劇『二十面相』〜遠藤平吉って誰?〜(2021)で舞台初主演、『ガーすけと桜の子』(2023)でも主演を務め、2024年は、帝国劇場にて行われた2024年新春公演『Act ONE』に出演していた。音楽大学に通い、ギター・ベース・ドラム・キーボードなど幅広い楽器に精通しており、グループの楽曲も手掛けるなど多彩な才能を発揮している。

第1話あらすじ

高校二年生の凌(深田)、光(矢花)と千花(吉田)は秘めた感情を抱えながら一見平穏な高校生活を送っている。

ある日、光と千花は校内の古びた倉庫で8mmフィルムを見つける。映写機に映し出された美しい少女(田鍋)に魅了された光は凌と千花を巻き込んで校内で聞き込みを始めて…。
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    2024年02月15日(木)スタート

    毎週木曜25:29 / MBS

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