乃木坂46キャプテン・梅澤美波が個人仕事も大切にする理由 “グループの強み”と夢に繋がる考え方<「美しくありたい」インタビュー>
2024.01.13 06:00
views
<乃木坂46梅澤美波・著作「美しくありたい」(1月12日発売)インタビュー後編>
2023年上半期に1期生・2期生が全員卒業し、2023年大みそかには3期生~5期生の“新体制”で「第74回NHK紅白歌合戦」にも出場した乃木坂46。モデルプレスでは、グループのキャプテンを務める3期生の梅澤美波(うめざわ・みなみ/25)に、同期の存在や理想のキャプテン像、後輩への思いを語ってもらった。
梅澤美波「美しくありたい」
本書は梅澤の日々の思いや成長を綴った、月刊誌「日経エンタテインメント!」(日経BP)での連載「梅澤美波の清楚系熱血派」を第1回(2018年5月号)から最終回(2034年8月号)まで完全収録。さらに、「連載終了後からの最新エピソード」「『キャプテンシー』について」「『モデル』、『演技』、『バラエティ』などの個人活動」の3つのテーマに沿った書き下ろしが収録されている。キャプテン・梅澤美波、個人の活動も大切にする理由
― キャプテンとして乃木坂46を先導する梅澤さんですが、個人としても女優・モデルなど活躍の幅を広げています。「グループ活動」と「個人の活動」を両立する上で大切にしていることはありますか?梅澤:グループ活動と個人の活動を両立することは、ずっと難しいなと感じています。でも、自分が「すごく大変だな」と思っていても、頑張っている周りのメンバーを見ていたら「自分はもっとできるな」と思うし、そこにすごくやりがいを感じるんです。
それに、私自身もキャプテンだからといって「個人仕事は…」となってしまうのではなく、個人としても活動の場を増やしていきたいと思っています。アイドルという形だけではなく、ファッション誌のモデルをしたり、女優業をしたり…とできるのが乃木坂46の強みでもありますし、ありがたいことなので、その先頭を切れるような人でありたいです。
― メンバーの活躍から刺激を受けているんですね。
梅澤:めちゃくちゃ刺激を受けているし、みんなのことは本当に尊敬しています!同期もそれぞれが色々なところで頑張っているんです。3期生で1番最初にファッション誌の専属モデルになったのが久保(史緒里)だったんですけど、そのときもみんなで「すごいね」「先陣を切ってくれたんだね」と喜んで…。そこからみんなが先輩方の色々なものを繋いでいけたのかなと思いますし、本当に日々刺激をもらっています。
― 同期同士でお仕事のお話をすることも多いのでしょうか。
梅澤:しますね。個人の活動について私に話してくれる子もいますが、みんな「1番はグループ」という考えなので、ライブなどでメンバーが集まったときなどに「ここをちょっとこうしたら良くなりそうだよね」とグループについて意見交換することも多いです。乃木坂46はそれぞれが色々なところで培った力を発揮する場所だと思っていますし、みんな本当に成長してきたなと感じます。
梅澤美波が思う“3期生の1番の変化”とは?
― 梅澤さんから見て、3期生が加入してからの1番の変化はなんでしょうか。梅澤:本当にずっと無邪気で、わちゃわちゃする感じは変わらないんですけど(笑)、今はお互いを認め合えている気がします。加入した当時は「仲間でありライバル」みたいなところが強くて、ギクシャクすることもあったのですが、今はお互いを受け入れて労れる存在が同期なので、大人になったんだなと感じます。会話もそうですが「今この子はこういうことをやっているから、こういう風にしてあげたい」という空気感があって、より居心地が良くなりました。
― 4期生、5期生の後輩が加入したことで、考え方にも変化がありましたか?
梅澤:そうですね。「グループを引っ張りながら、支える側にも回る」という立場になったことで、自然と変わっていったのかなと感じています。
梅澤美波の理想のキャプテン像
― 本書で梅澤さんは、グループの初代キャプテン・桜井玲香さんについて「行動力があるキャプテン」、2代目キャプテン・秋元真夏さんについて「メンバーに寄り添ってくれるキャプテン」などと綴っています。ご自身はどのようなキャプテン像を目指していますか?梅澤:お手本であり目指すべきところは玲香さんと真夏さんですが、真似はできないですし、なりたいと思ってできるものではないので、今でもずっと理想のキャプテン像を探し続けています。でも、今1番に考えていることは「自分らしくできること」「楽しくいられること」ですかね。
キャプテンは大事な場面で先陣を切って言葉を発したり、円陣でみんなに色々なことを伝えたりしなければいけないのですが、そういうときに明るさを忘れずに持っていられたらなという思いが強くて。今は自分の形を少しずつ作っていけたらいいなと思っています。
― 「何事も楽しむ」という姿勢は、秋元康さんによる本書の帯コメント「容姿だけではなく、人生を美しく過ごしたいと思っているのだろう」とも繋がりますね。
梅澤:悩みすぎて楽しい感情を失ってしまうのはもったいないなと思っています!過去にそういったことがあったので、「みんなには本当に楽しんでもらいたいから、自分も楽しまなきゃ」という気持ちです。
後輩へアドバイスする際に大切にしていること
― キャプテンとして後輩メンバーへアドバイスをする機会も多いかと思います。何かを伝える際、大切にしていることや意識していることがあれば教えてください。梅澤:容量や限度は本当に人それぞれなので、押し付けすぎないことを大切にしています。自分は割とタフに頑張れちゃうタイプだったのですが、それを求めすぎるのは違うので。確定的なことを伝えるというよりは、「こういう風にする方法もあるんじゃないかな」と1つの選択肢を伝えるように意識しています。
最終的に決めるのは本人ですし、どう頑張っていくかも自分次第。話を聞いてあげるだけでも良いのかなとも思っています。
― 梅澤さんご自身も、先輩からそのようにアドバイスを受けてきた?
梅澤:そうですね。先輩方は色々な場面で声を掛けてくださったり、寄り添ってくださりました。その上で間違っていることはちゃんと伝えてくれたので、私たちもそこのメリハリは、しっかり先輩方から教わったようにしていかなきゃと思っています。
梅澤美波が悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、梅澤さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。梅澤:人に助けられてきた、というのが1番ですね。具体的に何かをしてもらったとか、こういう言葉を掛けてもらったというよりは、「隣にいてくれて、一緒に涙を流してくれる」という人がいたことが本当に大きかったと思います。共有できる仲間がいることはすごく心強かったですし、たくさん支えられてきました。
あとは、「ほかで自信をつけていくしかない」とも考えています。1つのことで落ち込んでいたとしても、別のところで何か1つ成功できたら、それがどんどん自信に繋がっていって「あの悲しみもあって良かったな」と思える日が絶対来ると思うので、とにかくやっていくしかないと思います。
― 梅澤さんご自身も、グループ活動以外で自信になったものはありますか。
梅澤:あまり自信を持てるタイプではないんですけど…「努力」は自信に繋がったと思います。ライブの出番前はすごく不安ですし「大丈夫かな」と思ってしまうけど、練習してきたという事実があれば、ちゃんと自信を持つことができるし、本番でも間違えない。どれだけ時間を費やしてきたかとか、努力の数はやっぱり大事だなと思います。
― 梅澤さんは何事においてもストイックなイメージがありますが、継続して努力をする秘訣があれば教えてください。
梅澤:私のお仕事は色々な方の期待を背負ってさせていただいているものなので「(努力しないと)その方たちに失礼だな」と思うと頑張れます。「自分が」というよりも「色々な人の思いがあってのお仕事だから、お返しできるような活動をしよう」と思うからこそです。
梅澤美波の夢を叶える秘訣
― グループ活動に加えて、個人としても活躍の場を広げている梅澤さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。2023年3月のインタビューでは「挑戦すること」と仰っていました。梅澤:挑戦もすごく大事なことですが、今思うのは「遠回りをすること」。近道をするよりも、自分が苦手だと感じることや「夢と関係ないんじゃないか」と思うことも、やってみたら色んなきっかけに繋がるかもしれない。夢に辿り着くまでの道のりも長かったりするので、ゆっくり遠回りしながら頑張ることが「夢を叶える秘訣」なんじゃないかなと思いますね。
― 今後の夢や目標はありますか。
梅澤: 2023年は勢いをつけて、メンバーのみんなも色んなところで自信を持てた1年になったと思うので、グループとしてはもっとワクワクするようなことに挑戦していきたいです。個人としても、もっと個人のお仕事を頑張っていけるようにしたいので、見ていただけたら嬉しいなと思います!
インタビューこぼれ話/最近の美容法
― 本書のタイトル「美しくありたい」にちなんで、梅澤さんの最近の美容法を教えてください!梅澤:無理しすぎないことです(笑)。基礎的なことをやったら、あとはたくさん笑って、色んなものを食べて、毎日パックをする!
― 本書が出版される1月中旬は「お正月太り」が気になる人も増える時期ですが、スタイル維持のために意識していることはありますか?
梅澤:可愛い子をたくさん見ることです(笑)。読者の皆さんも、是非乃木坂46のメンバーを見ていただけたら(笑)。
(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
乃木坂46梅澤美波さんが「#モデルプレス決め顔チャレンジ」に挑戦✨
— モデルプレス (@modelpress) 2024年1月13日
振り向きニコッに心奪われました…💘
🔻写真・インタビューはこちら
【前編】https://t.co/l8HCVZvCHj
【後編】https://t.co/TBgCnn0yxg#乃木坂46 #梅澤美波 #美しくありたい @nogizaka46 pic.twitter.com/Ip367soA6p
梅澤美波(うめざわ・みなみ)プロフィール
1999年1月6日生まれ、神奈川県出身。身長170cm。血液型A型。2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格して芸能界入り。2021年11月に副キャプテンに就任し、2023年2月に3代目乃木坂46キャプテンに抜擢した。また、ファッション誌「with」専属モデルとしても活動。舞台「キングダム」(2023年)出演、TBS朝の情報番組「THE TIME,」の月曜レギュラー(2021年10月の番組開始~2023年3月)など、個人としても活躍の場を広げている。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
乃木坂46梅澤美波、意識が変わった生駒里奈の言葉 “バトン”受け継いだときの心境・自信がついた出来事<「美しくありたい」インタビュー>モデルプレス
-
乃木坂46「12th YEAR BIRTHDAY LIVE」開催決定 11thの映像化も発表モデルプレス
-
乃木坂46・櫻坂46・日向坂46、能登半島地震の被災者支援を発表 ミーグリ会場などで募金活動開始<全文>モデルプレス
-
乃木坂46・5期生、写真集タイトル「あの頃、乃木坂にいた」に決定 4種類の表紙カットも解禁モデルプレス
-
【乃木坂46新成人】林瑠奈、20歳のお気に入りは「町中華×ビール」“麻婆豆腐愛“も熱く語るモデルプレス
-
【乃木坂46新成人】黒見明香が目指す先輩像「大好きな秋元真夏さんが言っていたような…」モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
MADEINマシロ・ミユ・イェソ「顔が似ている」3人を直撃 日本で挑戦したいことはバラエティー出演【インタビュー】モデルプレス
-
TWICEナヨンの夢を叶える秘訣 “自分を信じる大切さ”語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
櫻井海音&齊藤なぎさ【推しの子】実写化への“プレッシャーを上回った感情” 互いの呼び方&信頼も明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス