Kep1er、走り続けてきた“レース”に馳せる想い・強い結束力 救われた仲間の言葉とは<「FLY-HIGH」インタビューvol.2>
2023.12.08 17:00
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11月22日に日本3rdシングル<FLY-HIGH>(※<>は正式には半角表記)をリリースした9人組グローバルガールズグループ・Kep1er(ケプラー)にモデルプレスがインタビュー。前回の初インタビューから約1年ぶりとなった今回は、2組に分かれたグループ形式で、メンバーへの想いから最近のプライベート事情までたっぷりと語ってもらった。<ユジン・ヒカル・ヒュニンバヒエ・ヨンウン・イェソ編>
Kep1er<FLY-HIGH>
約8か月ぶりの日本リリースとなる<FLY-HIGH>は、これまでリリースしてきたシングル<FLY-UP>、<FLY-BY>に続くグループ3作品目となるFLYシリーズ。日本デビューシングル<FLY-UP>で君に向かって力強く舞い上がり、次作<FLY-BY>で君の傍に近づいたKep1er。今作の<FLY-HIGH>ではこれからも君(Kep1ian=ファン)とさらにもっと高く飛んでいきたい “Together we fly high” という思いが込められたタイトルとなっている。ヨンウン、ダンスで意識していること
― <FLY-HIGH>でお気に入りの楽曲を教えてください。ヒカル:私のお気に入りは「Sugar」です。お砂糖のように甘い恋のお話になっているのですが、私たちが今までにやったことのないスタイルで、冬にもぴったりのキュンキュンする楽曲になっています。サビの「Sugar」というところが、雪が降っているようなイメージが浮かんで好きです。
― ここに注目してほしいというイチオシポイントは?
ヨンウン:「Grand Prix」は、サビのところでエンジンをかけているような振り付けがあります。ファンのみなさんも気に入ってくださっている振り付けです。「Sugar」は、「Grand Prix」のように振り付けのあるダンス曲ではないのですが、すごく甘い曲で聴いていると気持ちが楽になるような歌なので、ドライブにもぴったりな曲です。
― 「Grand Prix」のダンスで意識していることはありますか?
ヨンウン:サビが始まってから最初のパートが私なので、すごくたくさん研究しました。さっき「エンジンをかけるような振り付け」と言いましたが、私が車になってエンジンがかかっているようなつもりで、腕に力を入れて動きを取るようにしています。ファンのみなさんも「すごくかっこいい」と言ってくださるのですごく嬉しいです。
― ご自身で鏡を見ながら練習されるのですか?
ヨンウン:はい。ダンスの先生からも「この部分が一番大切ですよ」と言ってくださり、1対1でレッスンをしたり、踊る度に角度や力の調節をするようにしています。(日本語でこっそり)難しいです…(笑)。
― シャオティンさんも難しいとお話されていました(※「FLY-HIGH」インタビューVol.1より)。
ヨンウン:本当ですか?ここはバランスを合わせるのも大切ですし、メンバーと息を合わせることが重要なので、私1人だけが頑張るのではなく、メンバーみんなのエネルギーをもらいながら見せることによって素敵なエネルギーを出せると思っています。
― 「Grand Prix」でお気に入りの歌詞を教えてください。
ユジン:(日本語で)私のパートの中にある「Our dream,dream,dream,dream 一緒に叶えよう」という歌詞が「一緒だったらなんでもできる」といった意味に捉えることができる気がしてすごく好きです。(韓国語で)また踊るときは、みんなで一緒に息を合わせて組み立てたダンスで顔を見合わせながら楽しく踊るのですが、サビのところではかっこよく、というギャップを見せたいと思って踊っています。
イェソ、原動力はKep1erのメンバー
― 「Grand Prix」に描かれている“ラブレーサー”として、好きな相手へ駆けつけていく気持ちにちなみ、メンバーに今改めて伝えたい好きなところや感謝していることを教えてください。イェソ:私たちはデビュー曲「WA DA DA」から今回の「Grand Prix」までずっと走り続けてきました。そして今回は私たちが車になって、Kep1ianのみなさんの近くまで走っていくというシングルでみなさんとお会いすることになったのですが、メンバーのみんなには、今まで走り続けるためにすごく頑張ってきたので「お疲れ様」ということ、そして「これからもずっとこのレースを一緒に走っていきたい」と伝えたいです。
― これまで多忙なスケジュールの中で時には辛いこともあったと思いますが、どのように乗り越えられてきましたか?
イェソ:大変なことがあっても、いつもメンバーが隣にいてくれます。また、誰か1人が辛かったり大変なときは、みんながあえてふざけてくれたりいたずらをしてくれたり「一緒に遊ぼう」と話しかけてくれたりして、自然と気持ちがほぐれています。私にとってはメンバーが原動力になっています。
― 特にいたずらを仕掛けるメンバーは?
イェソ:(メンバーとあれこれ話し合いながら)ダヨンお姉さんです。ダヨンさんが1人で「あー退屈だ」という風に言ってみんなを集めて、ちょっとしたいたずらをしたりふざけたりとムードメーカーのような存在で元気づけてくれます。
ヒカルが困難を乗り越えた方法
― 「Grand Prix」のミュージックビデオでは、「恋」という目的地“LOVE GRAND PRIX”に辿り着くまでの旅路を描いていますが、みなさんも「Girls Planet 999:少女祭典」から始まりこれまで様々な道を歩きながら夢を叶えてきたと思います。その中で困難や壁にぶつかったとき、どのように乗り越えていますか?ヒカル:人生は自分が思った通りに全部行くとは限らないじゃないですか?だからこそ、壁にぶつかることもありますし、そういうときは自分を信じることが一番大事だと分かってはいるのですが、壁に当たった瞬間はそういった考えをすることができなくて、どん底まで落ちてしまうときもあります。私は、とことん泣いて反省するタイプなので立ち直るまで少し時間がかかっていたのですが、今は毎日一緒にいてくれる、私の気持ちを分かってくれる8人の仲間がいるおかげですぐに立ち直ることができています。落ち込んでいたとき、過去に同じ悩みを持っていたメンバーがいたら、その人の考えを聞くようにしていて、私のマインドの“助け”になっています。本当にメンバーのおかげです。
― 最近、落ち込んだことはありましたか?
ヒカル:レッスンで自分の思い通りにいかなかったり「もっとできるのに」という悔しさで落ち込むことがありますね。
― 先程「メンバーの皆さんの存在が助けになった」という風にお話していましたが、特にみなさんからの言葉で印象的だったものはありますか?
ヒカル:「今も上手くやれているからもっと自信を持っていいんだよ」という言葉です。「今もすごく上手くやっているのに、そのままのヒカルでいたらいいんだよ」という風に言ってくれて、そのときはずっと泣いていました(笑)。「こんな私を認めてくれるんだ」という嬉しさと、それを言葉にして横で言ってくれることがすごく響きました。
― どなたが声を掛けてくれたのですか?
ヒカル:マシロちゃんも言ってくれましたし、ダヨンちゃんやヒエ(ヒュニンバヒエ)も、その場にいたメンバーたちみんなが励ましてくれました。
― 「立ち直るのに時間がかかる」とも話されていましたが、どのように切り替えていますか?
ヒカル:寝たら「もういっか」みたいな気持ちになります(笑)。「今日から新しい1日だからまた頑張ろう」というスイッチがすぐ入ります。ただ、その1日は寝るまで落ち込んでしまうかもしれません。
― みなさんはヒカルさんが落ち込んでいるとき、その姿に気づいているのでしょうか?
ヒュニンバヒエ:そうですね。ずっと一緒にいたのですが、途中から辛いことがあっても隠していたんです。だから何も聞かず(ヒカルから)言ってくれるのを待っていた時期があったのですが、自分から話しかけてくれたので「あ、話しかけてもいいんだ」「頼りにしてもらってるんだ」と思い、ヒカルが辛いときには私からも話しかけています。
ユジン、リーダーとして意識していること
― 時にはメンバーの意見がバラバラになることもあると思いますが、ユジンさんはリーダーとしてご自身の中で意識していることはありますか?ユジン:意見が合わないときは、それぞれの意見を聞いて過半数の方に、みんなが望んでいる方に合わせています。私から意見を言うこともできますが、できるだけメンバーのことをよく見るよう意識しています。
― 日本3枚目のシングルということで、日本での活動も少しずつ慣れてきたと思いますが、日本の好きなところを教えてください。
ヒュニンバヒエ:まず、ファンの皆さんと一緒にステージを作るということが私にとってとても新鮮なことでした。デビューをしたときから、日本のファンのみなさんと大きなステージをご一緒することができてたくさんのエネルギーをいただいて、そのエネルギーがとても大きかったので、ファンのみなさんともっとコミュニケーションを取りたいと思って日本語の勉強も頑張っていますし、日本に来る度に楽しみにしています。
ユジン・ヒュニンバヒエ・ヒカル・ヨンウン・イェソのプライベート事情
― 最近の皆さんのマイブームやプライベート事情を教えてください。ヒカル:ストレス発散したいときに、ヒエと一緒にショッピングに行きます。私はヒエと遊ぶことが多いのですが、「今日ショッピング行く?」と思い立って出掛けて買い物をして2人で満足して帰ります(笑)。あと最近は、ダヨンちゃんと一緒にピアスを開けに行きました。スケジュールの間で3時間ぐらい空いたタイミングで急に「ピアス開けに行く?」「行こう!」と急遽決めて行きました。メンバーと一緒に自分のモチベーションを上げることをやることが多いです。
― ピアスはずっと開けたかったのですか?
ヒカル:私は考えていなかったのですが、ダヨンちゃんに「開けたいから一緒についてきて」と言われて「せっかく一緒に行くんだったら開けよう」と思って開けました。
ユジン:最近はリアリティ番組などのコンテンツをよく撮影しているのですが、そこでいろいろなことを体験できているので、これからもそれらを通してメンバーみんなと一緒に旅行に行ったりたくさんの思い出を作りたいです。
― 最近行ったお気に入りの場所は?
ユジン:チムジルバン(※韓国にある温泉施設の一種)でリフレッシュしています。(日本語で)美味しいものもたくさん食べています!
ヨンウン:私は最近いろいろな展示会に行っています。額に入っている写真を見たり、実際に何かを体験できるような展示会もあるんです。例えば、自分の性格を分析できたり、香りが好きなので香水の展示会では自分で香水をかけてみたり、部屋に入ると香りを感じられるようなものに行っています。
ヒュニンバヒエ:メンバーみんなすごく体力があって、この前もスケジュールが終わってから、私とチェヒョンさんとシャオティンさんとダヨンさんで初めてボウリングに行ったのですがみんな本当に上手でした。ユジンさんとは、スケジュールが終わってから宿舎でチキンなどの“奢り”を賭けてバドミントンで勝負しています。
ユジン:いつも私が負けます(笑)。
イェソ:(日本語で)私は最近、ドラマ・映画が好きです。
― お気に入りのドラマはありますか?
イェソ:Netflixにある「無人島のディーバ」というドラマで、バヒエお姉さんも観ています。
ユジン:私も観ています(笑)。
ヒカル:みんなバラバラで観ているみたいです(笑)。
― 最後に今後の目標を教えてください。
ヨンウン:私たちはパフォーマンスグループですが、素敵なパフォーマンスをお見せするとなると、コンサートや単独のファンミーティングが主になってしまいます。だから、これからはさらにたくさんのステージで最大限のKep1erのパフォーマンスをお見せしたいです。
― 貴重なお話をありがとうございました。
こぼれ話
1人ずつ可愛らしく自己紹介してから始まったインタビュー。ヒュニンバヒエによるボウリングの話では、自身のレベルを謙遜しつつ「でもダヨンさんよりは…(上手だと思います)」とオチをつけ、持ち前のお茶目な性格で笑いを誘っていた。また、このメンバーの中で唯一日本人だったヒカルは、韓国人メンバーの言葉を訳して伝えてくれたり補足してくれたりと、その場をまとめインタビューが円滑に進むようさり気なくサポート。ヨンウンは、ダンスやプライベート事情のトークをはじめ、自分の“好きなこと”を熱く語ってくれ、内なる情熱が感じられた一方で、挨拶では誰よりも深く、何度もお辞儀してくれる神対応っぷりがあらわに。イェソは常に笑顔でその場を癒やしつつ、口を開けばメンバーにツッコまれるなどさすがの愛され末っ子力を発揮した。そしてユジンは難しいワードでもなるべく日本語で伝えようと考えながら懸命に話してくれ、記者に直接言葉を届けようとする誠実な姿に心打たれた。5人ならではのわちゃわちゃとした雰囲気で彼女たちのエネルギーが存分に感じられた。(modelpress編集部)Kep1erプロフィール
Kep1erは、韓国のオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(通称:ガルプラ)から誕生した、ユジン(YUJIN)、シャオティン(XIAOTING)、マシロ(MASHIRO)、チェヒョン(CHAEHYUN)、ダヨン(DAYEON)、ヒカル(HIKARU)、ヒュニンバヒエ(HUENING BAHIYYIH)、ヨンウン(YOUNGEUN)、イェソ(YESEO)からなるグローバルガールズグループ。グループ名のKep1erは「夢をつかんだ」ことを意味する“Kep”と、9人の少女が1つになって「最高のガールズグループ」になるという意味の“1”を組み合わせている。
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