白洲迅、ラブストーリーで感じるプレッシャーと乗り越えられる理由 自分を見つめ直したコロナ禍も回顧<「ANIMALS」インタビュー前編>
2022.06.18 12:00
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歌手でモデルの鈴木愛理が連続ドラマ初主演を務めるABEMA新作オリジナルドラマ「ANIMALS-アニマルズ-」(23日より21時45分~※初回のみ、第2話以降毎週木曜22時~)に出演する俳優の白洲迅(しらす・じん/29)。インタビュー前編では、出演のオファーを受けた時の心境や二枚目役を演じるプレッシャーについて聞いた。「“今だからこそ”観てもらいたい」と語った意味とは?
鈴木愛理主演「ANIMALS-アニマルズ-」
同作は、恋も夢も忘れ、ブラック企業で懸命に働く“幸せ迷子のズタボロ女子”の主人公・鹿森海(しかもり・うみ/鈴木)が、最高の自分に生まれ変わろうとする、大逆転ラブストーリー。海は社会に出たものの日々の仕事に忙殺され、抱いていた夢はもちろん、恋をすることすら忘れてしまっていた。ひたむきに頑張りながらも日々に疲れ切っていた彼女の前に現れた、生意気でツンデレな年下カメラマン・長嶺風緒(ながみねかざお/本田響矢)と敏腕だけど恋愛下手な最新コスメベンチャー企業「ANIMAL BEAUTY(アニマルビューティー)」のイケメン年上社長・榊圭祐(さかきけいすけ/白洲)との三角関係が繰り広げられる。
白洲迅「かっこいい男性」を演じるプレッシャー
― まず「ANIMALS-アニマルズ-」への出演のオファーがきた時の心境を教えて下さい。白洲:今回担当して下さる監督がとても信頼している原桂之介さんで、以前にも何度かご一緒させていただいていたので、原さんからお話をいただいたこと、またご一緒にできるというのは僕の中ではすごく嬉しかったですし、出演を決めた大きな理由の1つです。その後に脚本を読ませていただいて、とてもこのご時世に合っているなと思いました。現段階(※取材は4月中旬)でもらっているのは4話までの台本なのでまだまだこれからではありますが、目の前のことを一生懸命頑張っているけれど「自分の本当にやりたいことは何なんだろう?」と考えさせられる作品だと思います。これに当てはまらない人はいないんじゃないかなと思うぐらい、すごく大きなテーマを持っているので「これはしっかり演じきらないとちゃんと伝わらないだろうな」と思ったのが第一印象です。
― 役に共感した部分と「ここは自分とは違うな」と思った部分について教えて下さい。
白洲:共感か…。たぶん、圭祐は自分自身の思いや「自分がどうしたい」「どうなりたい」という自分の気持ちにすごく鈍感で、自分のことは二の次なんです。そこは素敵な部分でもありますが、自分の気持ちをビビッドに感じ取れないところは数年前の自分と重なるところがあって。僕にとってこのコロナ禍という状況がすごく大きなポイントで、自分を見つめ直す、自分の声を聞くきっかけとなりました。そこで少しずつですが、自分自身はどうしたいのかを考えるようになったので、そういう部分が重なって少し昔の自分を思い出しました。違う部分は…圭祐ほどの行動力は僕にはないかな(笑)。
― 圭祐はここぞという時にやってきて、主人公・海の背中を押したり、言葉をかける役どころですよね。
白洲:「ANIMAL BEAUTY」の社長として、色々と型破りなことをやってきているんだろうなと考えています。それをさらっとやってのけちゃう行動力があるから今の「ANIMAL BEAUTY」があるし、社長っぽくないようでここぞという時に頼れる存在。そんな男、純粋に「かっこいいよなー」と思いましたね。
― そういうかっこいい男性を演じることにプレッシャーはないですか?
白洲:もちろんプレッシャーは感じますよ(笑)!特にこういう作品は。やっぱり恋愛モノではしっかり魅力的な存在でいないと成立しないと思っているので、それはものすごくプレッシャーではありますが、そこばかりを考えていても仕方がない。その役の人となりを自分なりに考えて、しっかり表現していくことに尽きるかなと思います。あとは、共演者の方含め、監督、スタッフさん全ての皆さんにかっこよく撮ってもらって、良い声を録音して、良い照明を当ててもらい、かっこよく演出してもらう(笑)。本当に総合芸術として、皆さんの力をお借りしているなと感じます。まさに圭祐も同じで、社員の力を借りて社長として立てていると思うので、勝手に共通点を見つけて今は演じさせてもらっています。
白洲迅、好きな女性のタイプ明かす
― 今作は、“大逆転ラブストーリー”とのことですが異性の「ここを見てしまう」というポイントはありますか?白洲:このご時世だからよりという感じではありますが、目!アイメイクかな。元々、女性のアイメイクに目がいってしまう節はありましたが、マスク生活になり目と眉しか見えないので余計に意識してしまうのかもしれません。実はマスクの下はメイクをしていなくて、アイメイクをより頑張るという人もいるのかもしれないですよね…(笑)?特に春は色使いなど気になります。
― 今作では海のように身だしなみなど意識せずとにかく全力で仕事に取り組むタイプと、「ANIMAL BEAUTY」が発売する人気コスメの広告塔を務めるカリスマモデルの雛のようにとにかく見た目のメイクやフォッションへのこだわりが強いタイプの女性が登場しますが、白洲さんご自身はどのようなタイプの女性に惹かれますか?
白洲:メイクやファッションといったような見た目や身だしなみ、それ以外でも良いのですがこだわりを持っている人や好きなものが明確な人は素敵だと思います。元気な女の子は素敵だなと思いますが、元気だけどゆっくりする時は一緒にゆっくりできる人だとより良いです!
― 最後に「ANIMALS-アニマルズ-」や役を通して伝えたいことを教えて下さい。
白洲:「特にこの年代の人に観て欲しい」というより“今だからこそ”全ての方に観てもらいたい。「自分が今、どうしたいのか?」「自分は何をやりたいのか?」…今、やっていることに対して漠然と違和感を抱いて、色々な悩みを抱えている人がたくさんいると思いますが、ぜひそんな方たちに観ていただいて、この作品が改めて自分自身の声を聞き直すきっかけになれたら良いなと思います。
― 放送を楽しみにしています。
★インタビュー後編では、2021年に芸能生活10周年を迎えた心境や人生を変えた出逢い、癒やしの存在について聞いた。(modelpress編集部)
白洲迅(しらす・じん)プロフィール
1992年11月1日生まれ、東京都出身。2010年「第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」への応募をきっかけに芸能界入り。舞台「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で俳優デビューを果たした。その後も数々の話題作への出演が続き、近年ではドラマ「私の夫は冷凍庫に眠っている」(テレビ東京系/2021年)、「リコカツ」(TBS系/2021年)、「どうせもう逃げられない」(MBS・テレビ神奈川ほか/2021年)では主演を務め、「鹿楓堂よついろ日和」(テレビ朝日系/2022年)、主演映画「BACK STREET GIRLS ―ゴクドルズ―」(2019年)、「10万分の1」(2020年)に出演。さらに、舞台「夜来香ラプソディ」(2022年)やTBS系情報番組「あさチャン!」(2021年)、フジテレビ系朝の情報番組「めざましテレビ」(毎週月~金曜あさ5時25分~)でマンスリーエンタメプレゼンターを務めるなど活躍の幅を広げている。10月14日には映画「向田理髪店」の公開が控えている。
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