乃木坂46筒井あやめ、新メンバーに驚いたこと “初の後輩”加入で感じる課題＜「Actually…」インタビュー＞

筒井あやめ、4作連続選抜入りの心境は？同期の活躍から刺激も

― 選抜メンバー入りおめでとうございます！筒井さんは4作連続の選抜入りとなりましたが、今作はどのような意識で活動していますか？

筒井：今回のシングルは「新たな乃木坂46」が見せられるような曲調やMVになっていることもあり、私自身も「何か少しでも残せるシングルにできたらいいな」と思いながら活動しています。

ダンスが上手かったり、表現が上手だったりするメンバーを見ると「何で自分がここにいるんだろう」と感じてしまうこともあるのですが、2列目に選んでいただいたので、私らしく精一杯頑張りたいです。

― 今回は4期生が過去最高となる8人選抜入りしていますが、同期から刺激を受けることはありますか？

筒井：たくさんあります！27枚目シングルは遠藤さくら、28枚目シングルは賀喜遥香と2作連続で4期生がセンターを務める表題曲が続いていたこともあって、センターとして頑張っている同期の姿を見ては「私はそこまで頑張れているのかな」「もっとできたかもしれない」と悩んでいたし、仲良しの（清宮）レイちゃんが近くで頑張っている姿にも刺激を受けていました。

同期に負けないためにも、今回は少しでも結果を残したいなと思いますし、悔いのないシングルになったらいいなと思っています。

筒井あやめ、先輩の旅立ちに焦り「直接学べる時間が限られている」

― 最近では1期生・2期生をはじめとするメンバーの卒業が相次ぎ、筒井さんもグループから旅立っていく先輩を見送る機会が増えたのではないかと思います。改めて、グループの変化をどのように感じていますか？

筒井：1期生さんも4人になってしまったので、乃木坂46を作り上げてきてくださった先輩方から直接学べる時間が限られているんだなと日々実感しています。最近では5期生が入ってきたこともあり、「先輩方がいらっしゃるうちに、色々と学んでいかないと」という焦りもあります。

― これまで先輩メンバーの背中から、たくさんのことを吸収してきたんですね。

筒井：はい。私は坂道合同オーディションを受けて乃木坂46に加入したのですが、どのグループに配属されるか決まっていない時期から、色々なグループの先輩方の姿を見ては「挨拶や礼儀を徹底されているんだな」とすごく感じていました。

乃木坂46に配属されてからも先輩方やスタッフさんから「基本的なことをしっかりやることの大切さ」を教わってきたし、挨拶や礼儀を大切にしてきたからこそ、乃木坂46がたくさんの方に愛していただけるグループになったのだと思うので、これからもその伝統を引き継いでいけるように頑張りたいです。

筒井あやめ、5期生の印象は？初の後輩ができた心境明かす

― 2月には新メンバーとなる5期生が正式に加入し、グループに新たな風が吹きました。4期生の筒井さんにとっては初の後輩となりましたが、5期生の皆さんと交流はできていますか？

筒井：5期生が入ってくることはすごく前から楽しみで、ずっとワクワクして待っていたのですが、私はあまり自分から話しかけられないタイプなので、勇気を振り絞りながら「一緒に写真撮ろう」と声を掛けることから始めています…（笑）。

― 少しずつ距離を縮めているところなんですね！筒井さんから見た5期生全体の印象は？

筒井：明るい子が多いなと思います。4期生はマネージャーさんから「大人しいイメージがある」と言われているのですが、5期生は私たちと比べると積極的な気がするし、先日の「お見立て会」（2月23日開催）でも、みんな笑顔で堂々としたパフォーマンスをしていて、驚きました。

4期生が「お見立て会」をしたときは、始まる前から裏でみんな半泣きしていたので…（笑）、既にライブを楽しめている5期生のみんなはすごいなと思います。

― 初の後輩ができたことで、筒井さんの心境に変化はありましたか？

筒井：「先輩としてお手本となる行動をしないといけないな」という意識が生まれました。まだ後輩ができたばかりなので不安もあるのですが、今年は先輩らしく成長していきたいなという気持ちが大きいし、ほかの4期生も同じだと思います。

特に5期生最年少の小川彩ちゃんは私が加入したときと同じ14歳で、色々と共感できる部分もあると思うので、色々と相談にのってあげることができたら嬉しいです。

― 4期生全体として意識が高まっているんですね！同期とグループの方向性を話し合う機会などもあるのですか？

筒井：5期生が加入する前に、一度だけ16人で真剣な話をしたことがあります。最初は私とレイちゃんで「一回みんなで集まりたいね」といった話をしていたのですが、それを4期生のグループメッセージで伝えたら、みんなが賛成してくれて…。一番都合が合いやすいミーグリ（オンラインミート＆グリート）の休憩時間に話し合いの時間を作りました。

16人全員で話す機会は少ないので、それぞれの気持ちが聞けて嬉しかったし、意見を伝え合ってからみんなの矢印が同じ方向になって、さらに団結力が高まった気がしています。

― 4期生が話し合う際の進行役はどなたになるんですか？

筒井：4期生はみんな遠慮がちで、なかなか前に出られなくて…。話し合いの場でも誰かがまとめるのではなくて、一人ずつ順番に意見を言って、その意見にみんなが反応するというような流れが多いんです。

これは4期生の課題だと思うし、私もみんなを集めることはできても進行役に立候補することはできなかったので、直していかなきゃいけないなと感じています。

筒井あやめ「乃木のの」パーソナリティ就任から1年で変化

― 筒井さんは、2021年4月から乃木坂46のラジオ番組「乃木坂46の『の』」（文化放送／以下：「乃木のの」）でメインパーソナリティも務めています。就任してから約1年経ちましたが、ラジオでのトークは慣れましたか？

筒井：少しずつ慣れてきました！「乃木のの」は毎週違ったメンバーが来てくれるので、2人きりで話す機会が少ない先輩と色々なお話ができることがすごく楽しいし、楽屋のような雰囲気があるので、本番もリラックスしながらお喋りできています。

― 放送からも和やかな雰囲気が伝わってきますが、緊張しなくなったのは最近ですか？

筒井：回数を重ねるごとに段々リラックスできるようになってきたので、数ヶ月くらい前からだと思います。

1期生の樋口日奈さんがゲストに来てくださったときに「あやめちゃんのゆるっとした感じとかクールな感じが面白いから、そのままでいいと思うよ」と言ってくださったことも嬉しかったので、今後も私らしくリラックスしながら続けていきたいです！

筒井あやめの「夢を叶える秘訣」

― 最後に、筒井さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。

筒井：自分が憧れている人の背中を見て学ぶことが大事だと思います。乃木坂46にはお手本となる先輩方がたくさんいらっしゃるので、私も日々先輩の姿を見て吸収して、真似できる部分は真似するというのを意識しているんです。なので、皆さんも自分が憧れている人や尊敬している職業の方の姿をたくさん見て学ぶことで、夢に近づけるのかなと思います。

― 筒井さんは加入してから約3年間、先輩の背中を見続けてきたんですね。

筒井：そうですね。1期生・2期生の先輩方の背中を見ることはもちろんですが、4期生は3期生の先輩方の背中を見てたくさん学んできたし、私自身も「今、自分は何をするのが正解なのかな」と悩んだときには、3期生の久保史緒里さんや梅澤美波さんの行動を真似することが多いんです。

久保さんや梅澤さんは4期生全体に「グループに思うことがあったら、私たちに伝えていいからね」と言ってくださっているので、私もグループに何か思うことがあったら積極的に伝えていきたいなと思っています。

― 梅澤さんや久保さんはグループの先頭に立っているメンバーでもあると思いますが、筒井さん自身もそういった存在になりたいという思いはあるのでしょうか？

筒井：乃木坂46をより良くしたいという思いはあるのですが、私はみんなをまとめることが得意ではないので、客観的にグループを見て、気付いたことを伝えられるような役目になれたらなと思っています。これからは4期生だけではなく乃木坂46全体を見渡すことが必要になるので、先輩方と同期、後輩の間に立って、グループをより良くしていきたいです！

― これからのご活躍も楽しみにしています！ありがとうございました。

筒井あやめインタビューこぼれ話

＜最近の美容事情は？＞

雑誌「bis」さんのレギュラーモデルに決定してからは美意識が高まって、肌の小さな変化を気にしたり、雑誌を買って勉強したりするようになりました！最近肌が乾燥してきたなと感じるので、毎日お風呂上がりに手足にクリームを塗ったり、パックをしたりすることを徹底しています。

＜美容やコスメの話をメンバー同士ですることもある？＞

あります！同期の矢久保美緒ちゃんがコスメ好きなので「美緒ちゃんに聞いたら間違いない！」と思い、この前もオススメのマスカラを教えてもらいました。ファッションに関しては田村真佑ちゃんが詳しいので、「それどこのブランド？」と聞いて勉強しています。

＜最近ハマっていることは？＞

私は怖い作品を観ることが大好きなのですが、最近はゾンビ映画にハマっています！この前、レイちゃんに「ゾンビの真似して！」と言ったら楽屋で全力のゾンビモノマネをやってくれて（笑）。それがめちゃくちゃ面白くて、周りにいた数人の先輩方も笑っていました（笑）。

（modelpress編集部）

乃木坂46「Actually…」

5期生・中西アルノが初センターを担う表題曲「Actually...」。「乃木坂46時間TV」で初披露され、独特な世界観そしてミステリアス感漂う、今までのシングル表題曲にはない楽曲になった。

共通C／W曲は、29thシングル選抜メンバーが歌唱する「深読み」。初回仕様限定盤Type-Aには今年成人式を迎えた“新・華の2001年組”メンバーによるユニット曲「価値あるもの」。同Type-Bには、既にグループの卒業を発表している北野日奈子の最初で最後となるソロ曲「忘れないといいな」。同Type-Cには29thシングルアンダーメンバー楽曲「届かなくたって…」。同Type-Dにはグループに新加入した5期生メンバー楽曲「絶望の一秒前」。そして通常盤には、29thシングル選抜メンバーが歌唱する「好きになってみた」もそれぞれ収録される。

筒井あやめ（つつい・あやめ）プロフィール

2004年6月8日生まれ、愛知県出身。身長は160cm、星座はふたご座、血液型はO型。

乃木坂46の4期生。24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」（2019年発売）で初選抜入りし、26枚目シングル以降4作連続で選抜入り。2021年には舞台「目頭を押さえた」で初主演を果たしたほか、文化放送のラジオ番組「乃木坂46の『の』」の16代目メインパーソナリティに就任するなど、幅広いジャンルに活躍の幅を広げている。