「バチェラー4」藤原望未、最後に告げた想いに至るまで「一番の敵は自分だった」 キスシーンも振り返る<インタビュー前編>
2021.12.12 19:01
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【※ネタバレ含む】Amazon制作の婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」シーズン4(Amazon Prime Videoにて独占配信)の第7話・第8話が9日(木)22時より配信。モデルプレスでは最終話手前、実家訪問を終えバチェラーとお別れとなった鍼灸師の藤原望未(ふじはら・のぞみ)にロングインタビューを実施。バチェラーである実業家の黄皓(こう・こう)への想い、家族との対面を終えて打ち明けた本音についてなど赤裸々に語ってもらった。<インタビュー前編>
藤原望未、第7話で黄皓とお別れ
「バチェラー・ジャパン」とは、成功を収めた1人の独身男性=バチェラーのたった一人のパートナーの座を勝ち取るために、性格もバックグラウンドも異なる複数名の女性たちが競い合う「婚活サバイバル番組」。様々なシチュエーションで展開されるバチェラーとの非日常的で豪華なデートや、バチェラーと女性たちが一堂に集まるカクテルパーティーなど、種々のイベントを通じて繰り広げられる恋愛の駆け引きや、そこに現れるむき出しの人間ドラマを描く。今回は昨年配信された「バチェラー・ジャパン」の男女逆転版である「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1に参加し、最後の2名に選ばれた黄が、シリーズ史上初めて過去シリーズ参加者からバチェラーとして選出され、17名(2話で途中参加した2名含む)の女性がその婚約者の座を競った。
“のんちゃん”の愛称で親しまれる藤原は控えめなアプローチながらも序盤から黄の心を掴み、順調に勝ち上がっていった。パン教室講師の休井美郷(きゅうい・みさと)、パーソナルトレーナーの秋倉諒子(あきくら・りょうこ)とともに女性陣の実家訪問まで進むが、黄に元恋人への気持ちが残っていると伝えたことがきっかけとなり、お別れとなった。
藤原望未「バチェラー・ジャパン」失恋きっかけで友人に押され応募
― まず、番組に参加した理由を改めて教えて下さい。
藤原:一番は結婚したいと思える人に出会えたら良いなと思って、今まで恋愛が上手く行かなかったので自分から好きになった人とお付き合いしたいなと思ったのが参加理由です。きっかけとしては私が振られたときに一緒にいた友達が「応募しようよ」と言ってくれて、友達がその場で写真を撮って文章も打って送ってくれて応募してくれたんです(笑)。
― 今までは「尽くす恋愛が多かった」とおっしゃっていましたよね。
藤原:そうですね。相手を好きになると結構何でも許しちゃって「良いよ、良いよ」と言ったり、色々やってあげたり、多分お母さんみたいになってて(相手も)つまらなかったんだろうなと思います。付き合うときは向こうから来てくれた人を私も好きになって交際というパターンがすごく多かったのでそうじゃない恋愛がしたいなとも思っていました。
― 最初は向こうからだったのに後々攻守が逆転しちゃうんですね。
藤原:そうです、そうです。付き合うのが目的になるというか、最初は追いかけて来てくれて付き合う前は私も距離が取れるんですけど、付き合ったら私も「好き好き」となっちゃっていました。なので今回は自分から好きになって尽くすのは卒業したいと思って参加しました。
― 今回は、シリーズ史上初めて最初の対面までバチェラーの素性が分かりませんでしたが、どういう人が良いと想像していましたか?
藤原:うーん、どういう人が良いかはあんまり考えてなかったかもしれないです。でも新しい出会いにすごくワクワクしていたことは覚えています。
― 今までの過去のバチェラーの方はどうですか?
藤原:見た目は友永さん(3代目バチェラーの友永真也)がカッコいいと思うんですけど、トータルで言ったら久保さん(初代バチェラーの久保裕丈)が良いなと思います。
藤原望未、2ショットデートのキスは「確実に感情が動いた」
― では、今回バチェラーが黄さんだと分かった時の心境、第一印象は?藤原:全く新しい知らない方だと思っていたので黄さんだとは全く予想していなくて正直びっくりしました。「バチェロレッテ・ジャパン」を観ていたので有名人に会ったみたいな感覚で、ちょっと遠い存在というかやりづらさも感じていたし、年齢も9個離れているので、自分が恋愛できるのかなという疑問もありました。
― そこから段々進んでいくにつれて黄さんのどういうところに惹かれましたか?
藤原:一番惹かれたところは感覚的なものでしょうか…(5話の)2ショットデートでキスをするまでは自分の気持ちもはっきりと分からなくて、多分あの短い期間だと頭で考えて恋愛をしてもできなかったと思うんですけど、キスをしてくれたときに確実に感情が動いたなという感覚が自分の中でもあったのでそこがスタートかなと思っています。あとはもちろん優しい部分がありますし、女の子への気配りもすごくできていたし、かといって完璧すぎないというか人間味がちょっと見える部分があったのでそういうところに惹かれました。
― あのキスシーンは結構スタジオでは唐突というか「なんでここ?」というツッコミを受けていましたが、藤原さんご本人はびっくりされましたか?
藤原:あの前にちょっと会話があっていきなりゼロからキスをされたわけではないんですけど、キスする前までは本当に「これで終わりなんだな」と思っていたのでびっくりはしました。でも嬉しい気持ちの方が大きかったですね。
― キスをされることは予想してなかったですか?
藤原:してなかったです。他の人とのデートでしていることは知っていたんですけど。自分でも何でああなったんだろうなと不思議なくらい、あのときすごく気まずい雰囲気じゃなかったですか(笑)?(物理的に)変な距離もあって、「もう行こっか」と言われていつもハグしてバイバイだったので今回もハグして帰ると思っていたところをキスしてくれて。最初の方に黄さんが「女の子と物理的な距離をしっかり縮めていきたい、そうやって選んでいきたい」と言っていたので、キスとか黄さんからのアクションは全部受け入れよう、決めていたんです。だから視聴者の方は「(キスを)すぐ受け入れてるじゃん」と多分思ったと思うんですけど(笑)、それは決めていたからでした。その考えは理解していたし、全部受け入れて恋愛をしていきたいなと思っていたので。
藤原望未、黄皓のキス事件への心境
― キスというと3、4話でキスやお泊りの件が問題になって※女性陣は疑心暗鬼になっていましたが、藤原さんはどういう心境でしたか?※3話で黄はインフルエンサーの桑原茉萌(くわばら・まほ)と、マツエクサロン経営者の中野綾香(なかの・あやか)とそれぞれ2ショットデートでキス、さらに中野とお泊りデートしたことが明るみになり、黄に嘘をつかれたと思い込んだ桑原が発端で女性陣が疑心暗鬼に。桑原は自ら旅を去った。
藤原:私はグループデートに行っていた方なので、女の子の間で起こっていたリアルな空気感があんまり分かっていなくて、(問題になっていたことも)本当かどうか分からなかったので正直そのことに関しては何も思わなかったです。あれで本気で怒れた子ってシンディ(桑原)とか休井ちゃんとかその時点で2ショットデートに行って恋に落ちてる子なんですよ。でも私はまだそこまで行けていなくて「黄さんこっち見て!」という状態で、嫉妬できる立場じゃなかったので、「そういうこともあるでしょ」というか…リアルな世界だったら全然起こり得ることだし、それがあの関係だから可視化されていただけという印象でした。もちろん黄さんのことを信じたいという気持ちもあって「全然それも全部受け入れるよ」というスタンスでいたので、女の子があんなにキレている状況にこれからどうなるんだろうという不安はありました。
― 黄さんはあのとき結構凹んでいましたよね。
藤原:凹んでいました?…凹んでいたか(笑)。あの後のカクテルパーティーのときは、もっと私も黄さんのことを知りたいし知って欲しいという焦りが結構あったのでハグしてほっぺにキスをしました。「信じてるよ」という想いを言葉でも伝えたけどちゃんと行動で示したいなと思ってしました。
藤原望未、一番ライバル視していた女性は?「一番負けたくなかった」
― 全体を通して一番ライバル視していた女性は?藤原:うーん、休井ちゃんかな。旅中は「ライバルです」と口に出して言いたくはなかったんですけど、どう頑張っても休井ちゃんには勝てないなというのが自分の中であって、それが自分でもわかっていました。恋愛って結局相手の好み次第な部分も大きいじゃないですか?本当に休井ちゃんみたいな子がタイプだったら私は無理だろうなと思っていたので、そういった意味では一番負けたくないし、でも勝てないんだろうなと思っていた相手かな。でも最終的に一番感じたのはライバルと言うか一番の敵は自分だったなと。…最後に元彼が忘れられなかったのも自分の心の弱さだし、それを忘れたくて忘れるつもりでこの旅に参加してたのに振り切れなかった自分が本当に弱いなと思うし、何で振り切れなかったのかなと考えることは今でもあります。
藤原望未、元恋人への気持ちを気づいた瞬間・正直に伝えた理由
― その心残りは(女性陣の)実家訪問の前、日本に帰ってからの間に気づいたんでしょうか?藤原:そうですね。2ショットデートのときに黄さんと結婚とかリアルな話をしていてあの空気感になっていたじゃないですか?それまでは「こっち見て!こっち見て!」とすごく追いかけている気持ちが強かったんですけど、デートでちゃんと喋ったときに「『すごく好きになって欲しい』と思っていたけど自分の気持ちがそこまで追いつけていないかもしれない」と思ってしまったんです。それでキスをした後にサプライズローズをもらったのでキスをしたから渡させちゃったのかな、というモヤモヤもあって。その後会いたくても会えない期間が長かったのでモヤモヤがずっと残ったまま進んで帰ってきてから一人で色々なことを考えて考えて…でも会えるわけでもないし連絡を取れるわけでもないので考えても判断材料が何も増えないままで考えすぎた結果だったのかなと思います。
― それで黄さんに正直に伝えることを決心されたんですね。
藤原:言うと決めたのは、坂東(工)さんと女の子3人で「いよいよ実家に行きます」という話をしていたときに、坂東さんが「今の心境はどうですか?」と聞いて下さったんですけど、諒ちゃん(秋倉)も休井ちゃんも本当に目をキラキラさせながら「楽しみです」と答えていたのに対して私は心からそう言えなくてそのときに「こんな中途半端な気持ちで2人と一緒にいちゃいけないのかもしれないな」と思って、黄さんに気持ちを正直に言おうと決めました。
― 黄さんに何かが足りなかったのか、時間が足りなかったのか…
藤原:時間だと思っています。でも時間がないのは分かっていたので自分が弱かったことが一番です。
― 始まる前はその方(元恋人)のことは忘れている意識だったんでしょうか?
藤原:そうですね。人としてすごく惹かれていたのでそういう面で気持ちは変わっていなかったんですが、それを吹っ切るためにというか次に進みたいなと思って参加していたので参加前は全然そんな迷いはなかったです。
― よりを戻したい、とかそういうことではなくて時間が足りなくてまだ忘れられていないという感覚?
藤原:吹っ切れているつもりだったんですけど、無意識に比べている自分がいて比べている時点で私吹っ切れていないんだなというのに気付かされて、その気持ちのまま黄さんのご両親に会わせてもらうのにすごく罪悪感があって、女の子2人にも失礼だなという気持ちも少なからずありました。
― あの話を黄さんにしたときはもう選ばれない覚悟をしていましたか?
藤原:そうですね。選ばれないかなとは思っていたし、でもちょっと選んで欲しいなという気持ちもどこかにはあったかな…。
― 選ばれたら藤原さんの黄さんへの気持ちも変わっていたのでしょうか?
藤原:「それでも」と選んでくれたら変わったのかもしれないですけど、タラレバなのでちょっとわからないです。
藤原望未「自分の気持ちに正直に進んできた」
― 改めて配信を目前にした今の心境を教えて下さい(インタビューは配信前)。藤原:不安ももちろんあるんですけど、楽しみです。自分の気持ちに正直に進んできたという自信はあるので、色々言われるんだろうな、とか良い印象を持たない人が多いかもしれないという不安ももちろんあるんですけど、それがあったとしても今までの自分よりは確実に進んでる証拠だと思うのですごく楽しみですし、CMとか予告が流れていると単純に視聴者目線でワクワクします。
― ありがとうございました。
※女性陣との関係や、最後に選ばれた女性への想いも聞いたインタビュー後編に続く(19日19時配信予定)。モデルプレスでは最後まで残った2位女性へのロングインタビューも公開予定。
(modelpress編集部)
藤原望未(ふじはら・のぞみ)プロフィール
鍼灸師/神奈川「バチェラー・ジャパン」シーズン4
Amazon Prime Videoにて独占配信中話数:全10話
第1話-第8話 独占配信中
12月16日22時 第9話-第10話
予告編URL:https://youtu.be/QCHxLn6BSLM
製作:Amazon
コピーライト:(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited
番組URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN5Q19K
【Not Sponsored 記事】
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