乃木坂46渡辺みり愛、初水着＆ランジェリー撮影で“マシュマロボディ”にこだわり メンバーからもアドバイス＜1st写真集「消極的な華やかさ」インタビュー前編＞

自身初となる本写真集は、東京都出身の渡辺が幼い頃を過ごした第2の故郷、北海道・富良野での撮影に加え、等身大の21歳の顔をのぞかせる都会での姿も収録。

水着・ランジェリー姿の撮影にも初挑戦し、透明感溢れるピュアな表情から、大人の色気をのぞかせる瞬間まで、乃木坂46として8年間活動してきた彼女の、少女と大人の狭間で揺れる“等身大の今”が詰まった一冊となっている。

渡辺みり愛、卒業記念写真集で初の水着＆ランジェリー撮影に挑戦

― 初の写真集発売おめでとうございます！発売が決定した時の率直な心境をお聞かせください。

渡辺：写真集を発売することはずっと夢だったのですが「私はきっと、写真集を出せないまま卒業するんだろうな」と心の中で思っていたので、お話をいただいたときはすごく嬉しかったです。自分がおばあちゃんになったときに「乃木坂46としてアイドルをやっていたんだな」と思える写真集にしたいと思ったので、あまり人の目を気にせず自分の好きなものにしようと思って制作しました。

― 写真集のテーマやコンセプトはご自身で設定されたのですか？

渡辺：スタッフさんからは「みり愛が好きなような写真集にしていいんだよ」と言ってもらえたのですが、タイトルの「消極的な華やかさ」というように私は自分で意見を出すことが苦手なので、細かい設定は周りの方におまかせしました。完成版を見て、私の素直になりきれないような素の部分までしっかり出せているなと思ったので、皆さんにも「リアル彼女感」を感じてもらえたら嬉しいなと思います。

― 周りの方が渡辺さんの魅力を引き出してくれたのですね。衣装なども周りの方におまかせしたのですか？

渡辺：私は首が詰まっている服より、肌が出ている服の方がキレイに見えるなと思っていたので、衣装は自分の理想もお伝えしながら一緒に選んだんです。メンバーからもよく「ミニスカートやショートパンツが似合う」と言われていたので、そういった身近な人からの意見も参考にしていました。

― メンバーの皆さんも意見をくれたのですね。今回、渡辺さんは初めて水着とランジェリーの撮影をされたということですが、心境はいかがでしたか？

渡辺：私は最後に水着を着たのが学生時代のスクール水着というくらい、プライベートで水着を着る機会がないので、最初は水着やランジェリー姿で撮影することに対して少し抵抗がありました。でも、いざ撮影になると自分の中のモードが切り替わって、予想以上に楽しんで撮影することができて…。水着撮影の合間には、プールの中でキャッキャと走り回っていたくらい、リラックスして臨むことができました。

― 色々な水着やランジェリーを着ていますが、渡辺さんお気に入りの衣装はありましたか？

渡辺：大人っぽい緑色の水着と、花柄のおしゃれな水着がお気に入りです。色々な水着を着た中で、私は大人っぽすぎず、子どもっぽすぎない水着が好きなんだなと感じました。

渡辺みり愛、撮影に向けてボディメイク “真っ白素肌”の秘訣は？

― 撮影前にボディメイクはしましたか？

渡辺：メンバーから「みり愛は鍛えたボディより、ふわっとしたマシュマロのようなボディの方がファンの方も喜ぶと思うよ。だからあんまり鍛えないで！むしろ太っていいんだよ！」と言われていたので、厳しいトレーニングなどはしていませんでした。特に一期生の和田まあやさんや、同期の伊藤純奈からは「ぜったいにお前は腹筋をつけるな」と言われていたんです（笑）。

でも、親からよく「少しはプロ意識を持ちなさい」と怒られているほど、私は普段あまり美容にこだわりがないので、せっかくの特別な機会に何もしないのもどうなんだろうと思い、撮影に向けて普段よりは美容を意識した生活を心がけていました。

― 準備期間中には、どんなボディメイクをしていたのですか？

渡辺：ダンベルを買って、お腹や腕を鍛える１０分間の筋トレを自宅で毎日していました。ですが、準備期間中にアンダーライブがあって、レッスン後やライブ後はあまり気にせずにご飯を食べてしまって…。自宅でのゆるい筋トレだけでは理想のボディを作れなかったので、結局、撮影の3日前くらいに焦って最終調整をしたんです。

私はむくみやすい体質なので、直前に無理のない範囲で「プチ断食」を行ってコンディションを整えていたのですが、スープやおかゆで体を戻したことで、むくみが解消して見た目も少しスッキリすることができました。

― 撮影間際まで準備を重ねていたのですね。真っ白で思わず触れたくなるような“もっちり素肌”も印象的でしたが、スキンケアで意識していたことはありますか？

渡辺：私は元々肌が強いので、普段からあまり肌荒れはしないのですが、撮影前はより一層キレイな肌を保てるように、家にいても日焼け止めを塗ったり、赤ちゃんでも使える低刺激の化粧水を塗ったりして肌荒れ対策をしていました。顔以外の保湿には、むくみや脂肪燃焼効果があるオイルを使っていて、脚や足首を手でゴリゴリとマッサージをしながら塗ることで脚痩せ効果も狙っていたんです。

これまではあまり美意識が高くなくて、知識も少なかったのですが、写真集に向けて知らなかった知識をたくさん得ることができました。私は普段全く体重計に乗らないのですが、撮影期間はその分毎日ホテルの鏡で全身を見て、むくんでいると感じたら湯船にお湯をはって長めにお風呂に入るなどの対策をしていました。

― ご自身の姿を改めてよく見る期間にもなったのですね。改めて自分を見つめ直してみて、お気に入りのボディパーツは発見できましたか？

渡辺：私は10代の頃に少しぷくっとしていたので鎖骨が埋もれていたのですが、最近になってやっと鎖骨が出てきたので、デコルテラインや首筋が好きになりました。20歳を超えて筋トレやマッサージをするようになった効果もあると思うので、これからも続けていきたいです。

渡辺みり愛の夢を叶える秘訣

― ソロ写真集の発売という1つの夢を叶えた渡辺さんが今思う、夢を叶える秘訣を教えてください。

渡辺：夢は心にとめておくより行動に起こすことが大切だと思います。私も「写真集発売」という夢をずっと持っていたのですが、「自分から願望を伝えて発売するのではなく、声をかけてもらって発売した方がかっこいいかも」という高いプライドを持っていた時期があって、長い期間その気持ちを伝えることができなかったんです。でも、あるときの生配信中に勇気を出して「写真集を出したい」という意志を発信したら、今回の写真集発売に繋がりました。

若い頃は私のようにプライドが邪魔をしてしまう方がいると思うのですが、夢を叶える近道は行動することだと思います。下積み時代が長かった私でも夢を叶えることができたので、私の活動を通して若い方に少しでも勇気を与えられたら嬉しいです。

― 行動を起こすことで夢が現実的になるのですね。最後に、現在夢や目標に向かって頑張っている読者の方にメッセージをお願いします！

渡辺：「人間は諦めが大事」という意見もありますが、私は諦めないでやったことの方が成功したので、今悩んでいたり辛いことがあったりしても、頑張って進んでほしいです。1つの夢にたどり着くまでには、きっと何通りもの道があると思うので、迷ったときは視点を変えて、たとえ遠回りだとしても違う方向から進んでみると、意外と成功することだってあります。自分に合う道を探しながら、1つ1つ掴んでいけば大丈夫だと思うので、諦めずに頑張ってください！

（modelpress編集部）

渡辺みり愛（わたなべ・みりあ）プロフィール

1999年11月1日生まれ、東京都出身。O型。身長 153cm。乃木坂46の2期生最年少メンバーながら落ち着いた雰囲気も兼ね備え、ア ンダーグループを支えるバランサー的存在。2017年発売の乃木坂46の17thシングル 「インフルエンサー」のカップリング曲「風船は生きている」にて初のアンダーセンターを務める。その後、2019年発売の23rdシングル「Sing Out！」で初の選抜入りを果たすなど、着実に人気と経験を積み重ねてきた。歌唱力、ダンスのスキルはグループ随一。2021年5月、27枚目シングル「ごめんねFingers crossed」の活動をもって卒業することを発表した。