<リトグリ「足跡」インタビュー>どんな中学生だった?変わった&変わらないメンバー明かす
2020.09.02 08:00
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9月2日に16枚目となるニューシングル「足跡」をリリースする女性5人組ボーカルグループ・Little Glee Monster(通称:リトグリ)がモデルプレスのインタビューに応じた。「NHK全国学校音楽コンクール」2020/2021中学校の部 課題曲となっている同曲にちなみ、今回は中学時代を振り返ってもらった。
リトグリの新曲「足跡」は「Nコン」課題曲
「Nコン」2020/2021中学校の部 課題曲となっている「足跡」は、メンバー自らが作詞を手掛け、先の見えない時代、変えられない今をもどかしく思う気持ちを、「『無駄なんてなかった』と思える日がくる」と、彼女たちの想いを込めた楽曲となっている。「Nコン」の今年の開催は中止となったが、2021年も引き続き課題曲として歌い継がれる予定。カップリングには、リトグリの真骨頂ともいえるグループとハーモニーがふんだんに詰まった「Be My Baby」、メンバーがこの時代に伝えたいメッセージを込めて選曲しカバーした、Marvin Gayeの名曲「AIN’T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」のほか、NHK東京児童合唱団とコラボレーションした「足跡」の合唱バージョンも収録されている。
リトグリ「足跡」詞に込めた想い
― 「足跡」はどのような曲なのでしょうか?MAYU:NHKさんから「Nコン」の課題曲をというお話をいただいてから、歌詞を5人それぞれがワンコーラス考えて、それを集めてスタッフさんとともに話し合いながら制作しました。今の学生のみなさんよりはちょっと先に学生生活を終えた先輩として、伝えられるメッセージがあるのかなと思って、リアルさがある歌詞にしています。
― 今回はみなさんが歌詞を考えたということで、お気に入りの歌詞や、思いを強く込めた歌詞はありますか?
manaka:「強い風を割いて進むあの人にも きっとあるはずさ涙の跡が」という歌詞は、私たちが尊敬している方たちにもきっと苦しい日々があったり、リトグリを応援してくださっているファンのみなさんにもそういう日々があるのかなと。今もそういう日々なのかなと、この一言から伝わればいいなと思っています。
アサヒ:「限界なんて誰にも 決められるものじゃない」は、日々限界はないけれど自分で作ってしまうことってあると思うんです。頑張れる限り限界はないので、私たちもできる限り頑張りたいですし、みんなにも頑張ってほしいなと思っています。
かれん:「続いてく岐路 信じたその扉 小さな一歩で開いて」というところです。この歌詞は、この1曲を通して学生の子たちや今不安を持っている人の一歩を踏み出せるきっかけになれればいいなという思いを込めました。
芹奈:「誰かもわからぬ声に 僕の声が消されぬよう 口ずさむその音色 力に変えていく」というところですが、今全く見知らぬ人の声も簡単に届いてしまうというか、簡単に広まっていく時代だと思います。そういう声にも耳を傾けて、自分を信じて歩いてほしいという想いを込めているので、そこは強い気持ちで歌っています。
MAYU:「戻れぬ日々を今日も歩き続ける 今しか見えない景色の中で」というところなんですけど、学生生活ってあっという間に終わってしまいますし、人生の中で一度しか経験できません。その中で今しか見えない景色っていろいろあると思います。もちろん悩みとか不安とかが多い時期ではあると思うんですけど、そこにすべてを奪われるのはすごくもったいないと思います。楽しかったことや嬉しかったことの景色を自分の中に焼き付けてほしいなと思ったので、私はこの部分が好きです。
― カップリング「Be My Baby」は、「足跡」とは違った明るい曲調だなと思ったのですが、どのような曲なのでしょうか?
MAYU:作曲家の方が、画面を通しても声が見えたり、声が聞こえたりするけれど、大切な人たちに早く会いたいという気持ちを込めて作ってくださいました。それって私たちとファンのみなさんにも当てはまると思います。ライブで楽しめる曲なので、早くみんなとライブで盛り上がりたいです!
― Marvin Gayeの名曲をカバーした「AIN’T NO MOUNTTAIN HIGH ENOUGH」も収録されていますが、なぜこの曲をカバーしたのでしょうか?
かれん:コロナの影響でライブなどができなくなって、いろんな行動が制限されている中で、自分たちにできることってなんだろうと考えたときに、manakaがカバー動画をYouTubeに投稿したいって提案してくれたんです。どの曲にしようかと話し合っていたときに、「High Enough」の歌詞が今の状況にピッタリだと思ったので、今回歌うことになりました。
リトグリ、どんな中学生だった?
― 今回の新曲は「Nコン」中学校の部の課題曲ということで、みなさんがどんな中学生だったのか、教えてください。manaka:上京してきた私たち4人(芹奈、アサヒ、MAYU、manaka)は最初、寮に住んでいたので、同じ中学校に毎日一緒に通っていました。私が最後に卒業したので、どんどんみんなと帰れなくなってしまって、寂しかったなと思いました。
― manakaさんは中学校の丸3年間、リトグリの活動と中学生を両立したんですか?
manaka:そうですね。同級生は「よく寝ていた子」って思っていると思います(笑)。それくらい成長期だったのか、すごく眠たくて、ノートを必死にとっていたんですけど、気がついたら、ぐちゃぐちゃの線だらけになっていたのが思い出深いです(笑)
― ほかのみなさんはいかがですか?
アサヒ:同じ中学校に通っていたので、4人で朝集まって向かっていたのですが、お仕事のときとは違うリュックだったのが、楽しかったです。
かれん:今、4人が同じ中学校だったという話を聞いて、そういえばmanakaの卒業式を見に行ったことを思い出しました!
全員:えっ!?
かれん:メンバーみんなで行こうって言っていたのに…
manaka:かれん来てくれたんだっけ!?
かれん:行った!行った!私行きました!
manaka:アサヒが来てくれたのは知っていたけど、かれんも来てくれていたの!?今、初めて知った~!めっちゃ嬉しい!
かれん:全員で見に行こうって話をしていたけど、来られないメンバーもいて。2階から親みたいな気持ちで、manakaが卒業証書を受け取る姿を見ていました。
manaka:かれんが来てくれていたなんて、まさかの5年越しで知りました(笑)
かれん:そのとき(卒業式)会っていないもんね!終わったら帰っちゃったからね(笑)
― 芹奈さんとMAYUさんは、どんな中学生でしたか?
芹奈:学校が終わって、みんなで帰る時間がすごく楽しかったです。行きの時間も楽しかったんですけど、帰りの時間は今日学校でなにがあったのか話しながら帰っていたので、楽しかったなって。私が1番最初に卒業しちゃったので、manakaが言っていたように、逆に私は高校生になったとき、寂しかったです。みんなで一緒に帰りながら、いろいろ話したいなと思っていました。
MAYU:最近、成人式を機に同級生と会うようになったのですが、「怖かった」って言われます(笑)。「いつも怒っているのかなと思ってた」って(笑)。「足跡」の歌詞じゃないですけど、寂しさとかがあって、それを学校では見せたくないから、強がってて、自分を大きく見せて自分を守っていたのか、それでふてぶてしい態度になっていたのかなと。今会うと「今の方が全然話しやすいね」って言われます。あと、給食が大好きでした!東京の学校の給食がおいしくて、給食を楽しみに通っていました(笑)
リトグリ、中学時代から変わったメンバー&変わらないメンバーは?
― 中学時代と比較して、変わったメンバー・変わらないメンバーはいますか?芹奈:manakaが変わったなと思います(笑)
manaka:わたし~!?
芹奈:いたずらをしなくなった(笑)
全員:確かに(笑)
manaka:MAYUとは違った意味で尖っていたのかも(笑)。MAYUは怖い感じだったんですけど、私はすごくやんちゃだったんですよ!メンバーにいたずらとか、本当にくだらないことばかりやっていた悪ガキでした(笑)
芹奈:今思うと可愛い(笑)。今はそれがなくなってしまって、寂しいなって気持ちがあります。
manaka:私はかれんが変わったなって思います。初めて会ったとき、中学生だったのですが、かれんは本当にお嬢様みたいな、静かで優雅でおしとやかなイメージでしたが、高校生になって、なにかが割れて弾けたような(笑)。そういう意味ですごく変わったなって思います。
芹奈:そうそう弾けた瞬間があった(笑)
manaka:メンバーの中で唯一わかりやすく、なにかから脱皮したような(笑)
― そうなんですね(笑)。かれんさんは変わったなと思うメンバーはいますか?
かれん:アサヒかな。だって、こんなに高い位置(耳の上あたり)でツインテールしてて、変なことを言っていた(笑)
芹奈:ツインテールしなくなったね(笑)
アサヒ:私も変に尖っていたね(笑)
manaka:今よりもっと不思議ちゃんでしたね。 “アサヒワールド”を持っていた(笑)
― 逆に変わらないメンバーはいますか?
芹奈:manakaの偏食とか(笑)。昔から一定期間なんですけど、manakaは例えばアボカドにハマったら、ずっとアボカドばかり食べているみたいな(笑)。今もそれは変わってないなと思います。
manaka:好きなものを1つ見つけたら、毎日食べ続けないと嫌というのがあって…。私は、アサヒが昔から朝が強いのは変わらないなって思います。
全員:そうだね!
manaka:集合場所にはいつも1番乗りでいるんです。
MAYU:目的地に向かってて、アサヒがちょっと前にいるのを見つけると、よし今日勝ったって思う(笑)。アサヒと同じ時間に着いたってことが嬉しくなるんです!
― アサヒさんは朝が強いという自覚は!?
アサヒ:中学生のときはそんなことなかった気がするんですけど…
芹奈:でも中学のときは寝坊が多かった気がする(笑)
リトグリからファンにメッセージ
― 最後にファンにメッセージをお願いします。manaka:今回のシングルは、今の状況に刺さるような歌詞だと思うので、是非多くの方に聴いてもらいたいですし、ライブで絶対2曲とも歌える日が来ると思うので、それまでに完璧に覚えていただけたらなと思います。
アサヒ:今、会うことはなかなか難しいですが、私たちもみんなに会えるために頑張っていくので、みなさんもリトグリの曲をたくさん聴いて、元気になってほしいなと思います。
かれん:直接会って一緒にみなさんとなにかをするのは、今は難しいかもしれませんが、来年はツアーをやりたいと思うので、来年まで耐えていただいて、今を乗り越えていきましょう!
芹奈:私たちもみなさんのことが恋しいので、早く会える日が来るまで、お互い耐えましょう!今回は楽曲だけでなく、ジャケット写真も楽しい内容になっています。一人一人別のカメラマンに撮影していただいたので、それぞれの色が出ていると思うので、そちらも楽しんでいただけたらなと思います。
MAYU:本当にこの期間を通して、音楽の偉大さをより感じましたし、来年の楽しみが増えたというポジティブな考えも生まれました。本当だったら、年明けにリリースしたアルバムの曲をみなさんの前で披露する予定だったのですが、まだ披露できていない曲も多いので、それらを聴いて楽しみにしておいてもらいたいです!
― 今回もたくさんのお話ありがとうございました!
(modelpress編集部)
リトグリのみなさんからモデルプレス読者にメッセージ💘中学時代の思い出を語ってくれたインタビュー記事もチェック‼️🐾#LittleGleeMonster #リトグリ_足跡 @LittleGleeMonst
— モデルプレス (@modelpress) 2020年9月2日
▼記事はこちらhttps://t.co/4jKBG5P1KC pic.twitter.com/JZZAmiPEPk
Little Glee Monster(リトル グリー モンスター)プロフィール
研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残すことをテーマに結成された女性ボーカルグループ。力強い歌声と高度なアカペラをも歌いこなす透き通ったハーモニーを武器に、2014年「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。2017年には自身初の日本武道館単独公演のほか、世界的アーティストのEarth, Wind & FireやAriana Grandeのジャパン公演でサポートアクトを務め、2018年には「世界はあなたに笑いかけている」のリリースのほか、自身初のアジアツアーを成功させるなど日本国内にとどまらない活躍を続けた。
さらに、2019年は2万5千人を動員した日本武道館公演2Days公演のほか、全国ツアー「Little Glee Monster 5th Celebration Tour 2019 ~MONSTER GROOVE PARTY~」を開催、9月リリースのシングル「ECHO」で「NHKラグビーテーマソング」を担当。12月にはEarth, Wind & Fireとのコラボ曲「I Feel The Light featuring Earth, Wind & Fire」をリリース。3年連続でNHK「紅白歌合戦」を果たした。
2020年2月には5枚目となるアルバム「BRIGHT NEW WORLD」をリリース。9月2日には「NHK全国学校音楽コンクール」(通称“Nコン”)中学生の部課題曲「足跡」をシングルとしてリリースする。
【Not Sponsored 記事】
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