竹内愛紗・板垣瑞生・武田玲奈・ゆうたろう、全員初共演で印象に変化は? “16歳”を振り返る<「シックスティーン症候群」インタビュー>
2020.06.19 13:00
views
6月19日よりスタートのFOD制作ドラマ『シックスティーン症候群』(毎週金曜日最新話配信/全8話)で主演を務める竹内愛紗(たけうち・あいさ/18)、共演の板垣瑞生(いたがき・みずき/19)、武田玲奈(たけだ・れな/22)、ゆうたろう(22)による、4ショットインタビュー。いま注目の若手キャストが、今作にまつわる様々なエピソードについて語った。
竹内愛紗主演ドラマ「シックスティーン症候群」
今作は、ティーンから絶大なる支持を得ている小夏による同名漫画が原作。竹内演じる主人公の東息吹(あずま・いぶき)は、ビジュアルも中身も男らしいイケメン女子で、学校では“王子”と呼ばれている高校1年生。スポーツ万能で優しく、女子のファンも多い息吹は、とある事件をきっかけに、見た目も女の子らしく、学校で“姫”と呼ばれている幼なじみの織田沢めい(おたざわ・めい)を自分が守ると決め、常にめいと行動を共にしている。そんな2人の前に浅田睦巳(あさだ・むつみ)というチャラ男が現れ、最初はゲーム感覚で息吹に興味を示してくる。さらに、櫻井直(さくらい・なお)という、男の子なのに、小さく可愛らしい同級生まで現れて、三角関係から四角関係に発展していくストーリー。一見ちゃらちゃらしたイケメンで、最初はゲーム感覚で2人に近づくものの、次第に息吹を本気で好きになっていく浅田睦巳役に板垣、見た目も可愛く女の子らしい、男勝りな息吹とは正反対で“姫”と呼ばれている織田沢めい役に武田、体が小さく顔が可愛いため、女子生徒からからかわれがちで、常に凛としてかっこいい息吹に憧れている櫻井直役をゆうたろうが演じる。
全員初共演 共演前との印象の変化は
― 皆さん共演するのは初めてとのことですが、共演する前と共演してからでは印象は変わりましたか?竹内:はい!
ゆうたろう:僕は、ここ(竹内)だけは変わってないです。
竹内:え!?(笑)
ゆうたろう:これまで映像を通して見ていた時は、ふわふわしているイメージだったんですが、そのままでした。
板垣:僕は映画『十二人の死にたい子どもたち』を観ていたから、もっと重たいイメージがあった。今となっては、重さなんてまったく感じないけど(笑)
ゆうたろう:重さのカケラもない(笑)
武田:こんな天然だとは…って感じだよね。
竹内:天然じゃないです~!みんな攻めてくる~。
板垣&ゆうたろう:攻めてないよ。
武田:褒め言葉だよ!
竹内:私は最初、瑞生くんの役柄がチャラチャラしているのもあって、フレンドリーなイメージだったんですけど、間違えて瑞生くんの台本を見てしまった時に、すごくたくさん役作りのメモ書きをしていて、真面目なんだなぁと思って、印象が変わりました。
板垣:じゃあそれを見なかったら、ずっとチャラいイメージのままだったってこと?(笑)
ゆうたろう:そういうことだね(笑)
全員:(笑)
竹内:ゆうたろうくんは、すごい天然だと思っていたんです。キャンディーが好きで、お菓子が好きで、裁縫します!みたいなイメージがあったんですけど、そんなことはなく、芯があってしっかりしているなと思いました。
武田:裁縫(笑)
竹内:玲奈ちゃんは、最初はクールでちょっと怖いイメージがあったんですけど、全然そんなことなくて、優しいお姉さんでした。
武田:私は、愛紗ちゃんと瑞生くんが、めちゃくちゃ他人のことを見ているなという印象でした。めちゃくちゃ見てるよね?
板垣:そんなに見てるかな?見てないと思うけど…
武田:いや、見てる。
竹内:見てます!髪の毛とか直してる時に、前髪の1本を見てます!私はそれを見ました!
全員:(笑)
板垣:あぁ~、多分、すぐボーっとしちゃうんだよね。何かを見ながら違うことを考えていて、すぐ違う世界に行っちゃう(笑)
武田:他人を見たまま違う世界に(笑)
板垣:不思議だね(笑)
ゆうたろう:変わり者じゃん!
竹内:変人!
板垣:誰が変人や!
「悩んでいた」「葛藤していた」自身の“シックスティーン”を振り返る
― 16歳の役を演じられましたが、皆さんは実際にどんな16歳でしたか?ゆうたろう:僕はまだ芸能活動を始める前で、学校は行かずに大阪で接客業のアルバイトをしていました。人間関係でいろいろ悩んでいた時期ではありましたが、そこで人見知りも克服できたので、接客業をやってよかったなと思いました。
板垣:僕は16歳の頃、暗かったし人見知りだったと思います。同い年の人と仕事をすることがあまりなかったので、どうやって喋ったらいいんだろう、と思っていました。中学校の同級生は幼馴染だったから普通に喋ってたけど、高校では最初に失敗して、結構大変でした。
全員:(笑)
竹内:私は14歳でスカウトしていただいて、15歳から上京して、高校に通いながら仕事を始めたので、16歳の頃はいろいろ考えていた時期でした。仕事も不安だったし、仕事で勉強もついていけなくなったりして、親にも会いたくて、おうちに帰りたくて、まさに「シックスティーン症候群」と同じように葛藤していました。
板垣:(保護者のような目で見守る)
竹内:いつもパパみたいな目で見てくるんですよ。年齢1個しか変わらないのに。
板垣:もう娘ですね。
竹内:(笑)
武田:私はまだ芸能界に入る前で、普通の学生だったので、女の子3人くらいでいつも一緒に行動していました。でも学校の中の人間関係でいろいろ悩んだりはしましたね。
役柄に感じた思い 共感する?しない?
― 今回の役柄が、皆さんそれぞれ特徴的なキャラクターだと思うのですが、共感する部分や、逆に「自分だったらこうするのに」というような、役に対して感じたことはありますか?竹内:私は小・中学生の頃、友達によく相談されて、間に入ってしまうことが多かったので、浅田くんとめいちゃんとの三角関係は、まさに息吹ちゃんの立ち位置にいたような気がします。
板垣:僕はショートカットの人が好きだったので、そういう意味でいったら役に近かったなと思います。
竹内:確かに、私が役作りで髪をばっさり切った時も、「似合う」って褒めてくれたよね。
武田:私がめいちゃんと共通するところは、女友達に彼氏ができたら、やっぱり彼氏を優先させちゃうから、そこにちょっと嫉妬して、寂しいな、と思うところかなぁ。
全員:あ~わかる。
ゆうたろう:僕は見た目が一番似てるかな、と思っています。原作を見た時に、僕に近しいなと思って、だから僕に声をかけてもらえたのかなと思いました。でも中身はあそこまでこじれてないですね(笑)。僕の役は一番厄介者だと思っています。直くんは顔がキレイだから、女の子にも勘違いさせちゃうし、男の子からもモテそうな顔立ちなので、そういう部分では少し似てると思いつつ、中身はわりと真逆。直くんは「好き好き好き!好きです!」っていう行動力がすごいけど、僕はそういうのができない。考えすぎちゃって何もできないタイプなので、そういうところがうらやましいし、息吹ちゃんとめいちゃんの間で揺れ動くところも、自分があまり2人の間で揺れ動くことがなかったので、友達としての好きなのか、恋愛としての好きなのか、ただの憧れなのか、その感情を出して演じるのが難しかったですね。
― 最後に、主演の竹内さんから、ドラマの見どころをお願いします。
竹内:4人それぞれの、16歳ならではの悩みや葛藤が繊細に描かれています。わかりやすいシーンで言うと、自分のスマホの動画で本音を語っているシーンがあるんですけど、そこを見てもらうと、「だからこうなったんだ」「だからそういう行動をしたんだ」というのがわかると思うので、そこに注目して見ていただけたらなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
竹内愛紗(たけうち・あいさ)プロフィール
生年月日:2001年10月31日出身地:福島県
血液型:AB型
身長:164cm
好きな食べ物:苺、オムライス、キャベツの千切り
趣味:乗馬、音楽鑑賞
特技:トロンボーン(全国大会出場・県選抜)
2016年にスカウトされ、2017年、事務所の先輩にあたる桐谷美玲が出演する「Y!mobile」のCMで共演しデビュー。デビューからわずか3ヶ月で「週刊ヤングジャンプ」の表紙に起用される。同年10月、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『明日の約束』でテレビドラマ初出演を果たし、12月には映画『リベンジgirl』でスクリーンデビューを飾った。6月27日スタートの日本テレビ系ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」に出演。
板垣瑞生(いたがき・みずき)プロフィール
生年月日:2000年10月25日出身地:東京都
趣味:映画鑑賞、ゲーム、読書
特技:乗馬、殺陣、サッカー、水泳、マラソン
10歳の頃にスカウトされ芸能界入りし、2014年、映画『闇金ウシジマくん Part2』で映画デビュー。2015年公開の映画『ソロモンの偽証』では、1万人が参加したオーディションで準主役・神原和彦役に選ばれ、謎の美少年として注目を集める。またこの演技が評価され、日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2019年公開の映画『初恋ロスタイム』で映画初主演を飾るなど、2019年だけで5本の話題映画に出演。
武田玲奈(たけだ・れな)プロフィール
生年月日:1997年7月27日血液型:B型
出身地:福島県
趣味:アニメ・映画鑑賞
特技:ルービックキューブ
雑誌「Popteen」レギュラーモデルとして芸能活動をスタート。2015年3月公開の映画『暗殺教室』で女優デビューを果たす。2016年の「non-no」6月号より専属モデルに加入。2018年放送のドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』、映画『人狼ゲーム インフェルノ』で初の単独主演を果たした。3rdフォトブック「タビレナtrip3」(東京ニュース通信社刊)が好評発売中。
ゆうたろうプロフィール
生年月日:1998年6月3日出身地:広島県
身長:166cm
趣味・特技:カメラ、ファッション
2016年、ショップ店員から“可愛すぎる美少年”モデルとして芸能界デビュー。2017年からドラマや舞台で精力的に俳優活動を行う。2018年、映画『3D彼女 リアルガール』でスクリーンデビューを果たし、その後もフジテレビ系月9ドラマ『シャーロック』にレギュラーキャストして大抜擢され、映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』や『殺さない彼と死なない彼女』、Netflixオリジナルシリーズ『FOLLOWERS』など話題作に多数出演している。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【渡邊渚インタビュー】夢を叶える秘訣について ―― 「自分で自分を諦めないでほしい」自身が諦めなくてよかったと実感する瞬間<Vol.5>モデルプレス
-
【渡邊渚インタビュー】挑戦したいのは「メイク&ファッション」社会復帰後に見つけた目標<Vol.4>モデルプレス
-
【渡邊渚インタビュー】苦しみに直面してまで世に届けたかったこと フォトエッセイ執筆の真意<Vol.3>モデルプレス
-
【渡邊渚インタビュー】誹謗中傷への本音「見えない人の暴力的な言葉に自分を左右されたくない」PTSDを乗り越えられた一言とは<Vol.2>モデルプレス
-
【渡邊渚インタビュー】精神疾患で突きつけられた偏見、トラウマと向き合う治療の辛さ「1番嫌なところを永遠に何度も何度も」<Vol.1>モデルプレス
-
【乃木坂46与田祐希 卒業前インタビュー】16歳から8年半在籍 3年前に訪れた「心の変化」モデルプレス
-
【与田祐希 卒業前インタビュー】昔は苦手なことから逃げてばかりだった、でも乃木坂46からは逃げなかったモデルプレス
-
ISSEI、不安・挫折との向き合い方「TOBE」所属は滝沢社長からの言葉が後押しに「とにかく前を向き続けて進んでいく」<モデルプレスインタビュー>モデルプレス
-
Snow Man目黒蓮&M!LK佐野勇斗、個人活動の根源に共通点 信頼と共感が育んだバディの絆とは【劇場版「トリリオンゲーム」インタビュー】モデルプレス