元新選組リアン榊原徹士、栄光と挫折を告白 「泣きながら歩いた」吉本坂46加入までのどん底
2019.10.09 07:00
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5人組アイドルユニットとして一世を風靡し、2014年に解散した新選組リアンが、10月14日に一夜限りの復活ライブを開催。元メンバーで、現在は秋元康氏プロデュースの吉本坂46に所属する榊原徹士(さかきばら・てつじ/29)が、新選組リアン時代からの“栄光”と“挫折”、そして解散後5年ぶりに迎えるライブへの思いを語った。
2009年、日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」から誕生した新選組リアン。大学生2518人からオーディションで選ばれた榊原ほか、森公平、関義哉、山口純、國定拓弥の5人で結成された。「男道」でデビューを飾り、一躍トップアイドルへと躍進。テレビや舞台などさまざまな場面で活躍するも、2014年に解散しメンバーはそれぞれの道を歩むこととなった。
その後、榊原は俳優として活動し「宇宙戦隊キュウレンジャー」(2017年/テレビ朝日系)などに出演。2018年に吉本坂46のオーディションに合格し、現在は若手メンバーで構成されるチームREDに在籍する。
榊原:大学生の時に友人と思い出の一貫として受けたオーディションで合格して、デビューライブでは、信じられない数の人がいてビビリました!(笑)普通の大学生がいきなりゴールデン出演、人気者になってしまったので当時はみんなバグって天狗になってました(笑)。最初に夢を見てしまって、そこから状況が変わり自分たちで道を探さなきゃいけなくなった時、結果的にそれぞれ目指すものが明確にあるなら解散した方が良くない?という話に至りました。でも、メンバー同士でギスギスした感じではなかったです。
― その後個人で活動されていた期間、メンバーとの交流はされていましたか?
榊原:中には会っているメンバーもいると思いますが、僕は復活ライブの打ち合わせで5年ぶりに会いました。みんなが幸せになって、頑張った先で合流すればいいと思っていたんです。何か辛いことがあった期間が長いほど、会ったときいっぱいしゃべれることがあると思って、僕は意図的に連絡を取りませんでした。
― 再会した時のメンバーの様子はいかがでしたか?
榊原:今回久しぶりに会うと、みんな大人になったなあと思って。19歳前後でデビューして、全員30歳ぐらいになっているので不思議な感じです(笑)。グループとしても当時とは違う面があって、5年という空白の間にも待ってくれていたファンがいると思うので、プロとしてやらないといけないという気持ちがあります。あと、メンバーの國定はびっくりするくらい変わらないです(笑)。細くなったくらいで、ホンマに30歳なの?と驚きました。
― メンバーのほかにも、新選組リアンとして「クイズ!ヘキサゴン」(フジテレビ系)などに出演していた時の共演者の方との関係は続いていましたか?
榊原:最初にお世話をしてくれたのは(山田)親太朗さんでした。「ご飯行こうよ」「舞台観に行かない?」と誘ってくれてうれしかったです。親太朗さんと森くんは、今でもむっちゃ仲良いですよ。「キューレンジャー」が始まってからは、スザンヌさんがお子さんと一緒に大阪までライブツアーに来てくださいました。続けてやることが大事やなって思いましたね。
― そして、俳優として個人での活動を開始。“1人”になったうえでの心境の変化を教えてください。
榊原:僕個人の名前と新選組リアンという名前では圧倒的に認知度が違い、1人だとこんなものかと思いました。お芝居の道を選びましたが、僕は誰もが通る道を通ってきてないし、レッスンを受けることもなくここまできてしまったので、これが本当の下積みなんだと感じて辛かったです。当時は、仕事もなくアルバイトしなければ生活できない状況で、「マジで何しているのだろう」と泣きそうでした。
― アルバイト生活も経験されたのですね。具体的にその当時のことを聞かせてください。
榊原:金銭的に困って、月の27日間は朝6時30分から夜11時までサラダ屋でバイトでした。その生活を長いこと続け、メンタルがおかしくなりそうで「何で俺はここにいるんだろう」「東京にバイトしにきたわけじゃないのに…」という感じでした。
榊原:そうです。稽古に行く分、バイトに行けずにお金に困って、余計メンタルがやられました。食いつなぐことはできましたが、25、6歳の時、通勤ラッシュの中、渋谷駅から宮益坂の方のバイト先まで延々と泣きながら歩いたのを覚えています。分からないけど涙が出てきて、自分の中ではどん底でした。
榊原:30歳までに良いものに巡り会わなければ辞めるつもりでしたが、親父から「1個嘘をつけば、信用を取り戻すのに3年かかる」と言われて、僕は嘘をついたわけではないけれど、新選組リアンという恵まれたデビューをさせてもらって下積みがなかった分、自分の名前で俳優としてやっていくのに、今は辛くてもやるべきことをやらないといけないなという思いでした。戦隊系のオーディションは年齢的に26歳あたりが最後だと言われていた頃、「宇宙戦隊キュウレンジャー」に受かったことで、「自分は間違ってなかったかも」と思えました。
榊原:吉本坂に入ったときが一番多く声を頂けました。「またアイドルをやってくれて嬉しい」「キラキラした榊原徹士が見られる」というメッセージをもらって、ファンの方に喜んでもらえたので良かったです。
― 同じ“アイドルグループ”ですが新選組リアン時代との違いはありますか?
榊原:少し大人になっただけで、特段中身は変わりません。守るものが減り、飾る必要がなくなって、最初は怖くてしゃべることも得意じゃなかったけどいまは普通に喋れます。
― 新選組リアンでの経験も踏まえ、吉本坂46での目標を聞かせてください。
榊原:NHK紅白歌合戦を本気で目指しています。乃木坂46さん、欅坂46さんはドームツアーとかを成功させていて、それを男女混合、いろんな職種の人でやったらもっとエンターテインメントなんじゃないかっていう感覚です。チームREDとしても選抜の下にいるユニットなので、成り上がって選抜メンバーに勝ちたいです。
榊原:何に自信がある、何に自信がないのかを理解して夢と現実を合致させることが大切です。好きなことを伸ばせば、夢は叶いやすくなると思います。一方で現実的な話をすると、周りの人がいるからがんばれているので、その人をないがしろにしてはいけません。周りの人の顔や名前を覚ることや、感謝の気持ちを常に持つこと。あとは、自分の運を信じてほしいですね。
― 最後に、間近に迫る新選組リアンの復活ライブに向けて、意気込みを教えてください。
榊原:下手なことはできないし、記憶に残らないと意味がないです。荒削りでも「久しぶりに楽しかった」と思ってもらえる1日にしたいと思います。5年ぶりに会う人もいらっしゃると思うので、楽しみにしてもらえるとうれしいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
会場:東京・山野ホール(東京都渋谷区代々木1丁目53−1)
時間:
1回目公演/開場13:00/開演13:30/終演15:00(予定)
2回目公演/開場17:00/開演17:30/終演19:00(予定)
当日券も販売予定
身長:172cm
体重:65kg
血液型:O型
出身地:愛知県豊田市
特技:英語、ダンス、歌、ラップ
その後、榊原は俳優として活動し「宇宙戦隊キュウレンジャー」(2017年/テレビ朝日系)などに出演。2018年に吉本坂46のオーディションに合格し、現在は若手メンバーで構成されるチームREDに在籍する。
新選組リアン解散後の“空白の5年間”語る メンバーと連絡を断った理由
― デビューイベントで8000人を集客、3本のレギュラー番組を抱えるなど脚光を浴びた新選組リアンが解散した時、メンバーの皆さんはどのような様子でしたか?榊原:大学生の時に友人と思い出の一貫として受けたオーディションで合格して、デビューライブでは、信じられない数の人がいてビビリました!(笑)普通の大学生がいきなりゴールデン出演、人気者になってしまったので当時はみんなバグって天狗になってました(笑)。最初に夢を見てしまって、そこから状況が変わり自分たちで道を探さなきゃいけなくなった時、結果的にそれぞれ目指すものが明確にあるなら解散した方が良くない?という話に至りました。でも、メンバー同士でギスギスした感じではなかったです。
― その後個人で活動されていた期間、メンバーとの交流はされていましたか?
榊原:中には会っているメンバーもいると思いますが、僕は復活ライブの打ち合わせで5年ぶりに会いました。みんなが幸せになって、頑張った先で合流すればいいと思っていたんです。何か辛いことがあった期間が長いほど、会ったときいっぱいしゃべれることがあると思って、僕は意図的に連絡を取りませんでした。
― 再会した時のメンバーの様子はいかがでしたか?
榊原:今回久しぶりに会うと、みんな大人になったなあと思って。19歳前後でデビューして、全員30歳ぐらいになっているので不思議な感じです(笑)。グループとしても当時とは違う面があって、5年という空白の間にも待ってくれていたファンがいると思うので、プロとしてやらないといけないという気持ちがあります。あと、メンバーの國定はびっくりするくらい変わらないです(笑)。細くなったくらいで、ホンマに30歳なの?と驚きました。
― メンバーのほかにも、新選組リアンとして「クイズ!ヘキサゴン」(フジテレビ系)などに出演していた時の共演者の方との関係は続いていましたか?
榊原:最初にお世話をしてくれたのは(山田)親太朗さんでした。「ご飯行こうよ」「舞台観に行かない?」と誘ってくれてうれしかったです。親太朗さんと森くんは、今でもむっちゃ仲良いですよ。「キューレンジャー」が始まってからは、スザンヌさんがお子さんと一緒に大阪までライブツアーに来てくださいました。続けてやることが大事やなって思いましたね。
榊原徹士「これが本当の下積み」壁に直面した過去
― そして、俳優として個人での活動を開始。“1人”になったうえでの心境の変化を教えてください。
榊原:僕個人の名前と新選組リアンという名前では圧倒的に認知度が違い、1人だとこんなものかと思いました。お芝居の道を選びましたが、僕は誰もが通る道を通ってきてないし、レッスンを受けることもなくここまできてしまったので、これが本当の下積みなんだと感じて辛かったです。当時は、仕事もなくアルバイトしなければ生活できない状況で、「マジで何しているのだろう」と泣きそうでした。
― アルバイト生活も経験されたのですね。具体的にその当時のことを聞かせてください。
榊原:金銭的に困って、月の27日間は朝6時30分から夜11時までサラダ屋でバイトでした。その生活を長いこと続け、メンタルがおかしくなりそうで「何で俺はここにいるんだろう」「東京にバイトしにきたわけじゃないのに…」という感じでした。
榊原徹士、新選組リアン解散後のどん底「泣きながら歩いた」
― その中で俳優としての稽古や仕事も両立していたのですか?榊原:そうです。稽古に行く分、バイトに行けずにお金に困って、余計メンタルがやられました。食いつなぐことはできましたが、25、6歳の時、通勤ラッシュの中、渋谷駅から宮益坂の方のバイト先まで延々と泣きながら歩いたのを覚えています。分からないけど涙が出てきて、自分の中ではどん底でした。
榊原徹士“挫折”を乗り越えたメンタリティー
― かなり苦しい経験ですね。その局面をどのように乗り越えたか教えてください。榊原:30歳までに良いものに巡り会わなければ辞めるつもりでしたが、親父から「1個嘘をつけば、信用を取り戻すのに3年かかる」と言われて、僕は嘘をついたわけではないけれど、新選組リアンという恵まれたデビューをさせてもらって下積みがなかった分、自分の名前で俳優としてやっていくのに、今は辛くてもやるべきことをやらないといけないなという思いでした。戦隊系のオーディションは年齢的に26歳あたりが最後だと言われていた頃、「宇宙戦隊キュウレンジャー」に受かったことで、「自分は間違ってなかったかも」と思えました。
榊原徹士、吉本坂46合格で再起の“アイドル活動”へ
― そして、2018年に吉本坂46に合格。再び“アイドルグループ”として注目されるポジションになりました。ファンの反響はいかがでしたか?榊原:吉本坂に入ったときが一番多く声を頂けました。「またアイドルをやってくれて嬉しい」「キラキラした榊原徹士が見られる」というメッセージをもらって、ファンの方に喜んでもらえたので良かったです。
― 同じ“アイドルグループ”ですが新選組リアン時代との違いはありますか?
榊原:少し大人になっただけで、特段中身は変わりません。守るものが減り、飾る必要がなくなって、最初は怖くてしゃべることも得意じゃなかったけどいまは普通に喋れます。
― 新選組リアンでの経験も踏まえ、吉本坂46での目標を聞かせてください。
榊原:NHK紅白歌合戦を本気で目指しています。乃木坂46さん、欅坂46さんはドームツアーとかを成功させていて、それを男女混合、いろんな職種の人でやったらもっとエンターテインメントなんじゃないかっていう感覚です。チームREDとしても選抜の下にいるユニットなので、成り上がって選抜メンバーに勝ちたいです。
“栄光”と“挫折”を経た榊原徹士の「夢を叶える秘訣」とは
― では、いま夢に向かって頑張っている読者たちに榊原さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。榊原:何に自信がある、何に自信がないのかを理解して夢と現実を合致させることが大切です。好きなことを伸ばせば、夢は叶いやすくなると思います。一方で現実的な話をすると、周りの人がいるからがんばれているので、その人をないがしろにしてはいけません。周りの人の顔や名前を覚ることや、感謝の気持ちを常に持つこと。あとは、自分の運を信じてほしいですね。
― 最後に、間近に迫る新選組リアンの復活ライブに向けて、意気込みを教えてください。
榊原:下手なことはできないし、記憶に残らないと意味がないです。荒削りでも「久しぶりに楽しかった」と思ってもらえる1日にしたいと思います。5年ぶりに会う人もいらっしゃると思うので、楽しみにしてもらえるとうれしいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
元 #新選組リアン #榊原徹士 さんからモデルプレス読者にメッセージ💖
— モデルプレス (@modelpress) 2019年10月8日
「延々と泣きながら歩いた」どん底の過去を赤裸々告白😢#吉本坂46 加入にファンの反応は?✨新選組リアン“一夜限りの復活ライブ”へ意気込みも🔥
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新選組リアン デビュー10周年記念1日限定復活ライブ「令和男道」開催概要
日程:10月14日(月・祝)会場:東京・山野ホール(東京都渋谷区代々木1丁目53−1)
時間:
1回目公演/開場13:00/開演13:30/終演15:00(予定)
2回目公演/開場17:00/開演17:30/終演19:00(予定)
当日券も販売予定
榊原徹士(さかきばら・てつじ)プロフィール
生年月日:1989年12月6日身長:172cm
体重:65kg
血液型:O型
出身地:愛知県豊田市
特技:英語、ダンス、歌、ラップ
【Not Sponsored 記事】
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