King ＆ Prince平野紫耀、橋本環奈に「ドキッとしました」初共演エピソードを語る＜「かぐや様は告らせたい」インタビュー＞

「かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～」

2015年6月より「週刊ヤングジャンプ」で連載を開始した、赤坂アカ氏の同名漫画を実写化した今作は、人気の高い作品として、単行本は累計部数750万部を突破。今年1月～3月に地上波放送されたアニメ（毎日放送、TOKYO MXほか）では、アニメファンからも絶大な支持を得た。

努力型の天才生徒会会長・白銀御行（平野紫耀）と、大財閥の令嬢で文武両道の生徒会副会長・四宮かぐや（橋本環奈）という、天才であるが故に恋愛にとても不器用でピュアな2人が、相手に「告らせる」ことだけを追い求めた“恋愛頭脳戦”を描く。

“クール役”オファー続く平野紫耀「どう差が出るのか」

2018年に公開された『honey』『ういらぶ。』に続いて、今作が3度目の主演映画となる平野は、役を演じることに対し「最近ようやく楽しさがわかってきた感じはあります。事前に考えている時間や、いざ演じてみて『相手はこう来るんだ。じゃあ俺も変えなきゃ』みたいに後から考える時間も楽しい」と笑顔で話す。これまでも恋愛に不器用でクールな役どころが多かったが「僕、そんなにクールに見えますか？クールな役とかドSな役が多いんですけど、嫌な奴に思われてるのかな…（笑）」と本人は実際の自身とは異なるキャラクターのオファーが続くことに不思議な様子で、違いをどう表現するか悩んだよう。

「インする前に、台本をもらった時からどうしようかなと考えました。観た人の意見を聞かないとわからないですけど、衣装を着て、髪型を変えて、現場に入れば違ってくるのかな、と思って撮影に挑みました。僕はお芝居の経験が豊富なわけではないし、引き出しも多いわけではないので、白銀になりきってどう差が出るのか、やってみようと思いました」。

撮影前の具体的な“演技プラン”は「全然作らない」という平野。理由は「演技プランを作ったとしても、現場で変わった時が怖いので、なるべく重要なシーン以外はセリフを覚えていくだけにして、現場で動いてみて変えていくという感じ」と臨機応変に対応するためのもの。セリフを覚える早さについては「体調によりますね。本当に覚えられない時は、4行くらいのセリフでも3時間くらいかけても覚えられないんですよ。読めば読むほどわけがわからなくなっちゃってダメなんですけど、調子が良い時はスラスラと覚えて、早い時は一週間ないくらいで台本を全部覚えたこともありました」と明かした。

人見知り・平野紫耀流“仲良くなる方法”とは

“座長”という肩書への意識は「何もないです（笑）。たまに差し入れしようかなとか思うくらいで…むしろ座長らしいことができないので、みんなでひとつのものを一緒になって楽しめたらいいなと思っています。だから現場に入った時はなるべく早く仲良くなりたい」と語る。主演だからといって気張らず、先頭を切るのではなく、あくまでも一出演者として自然体で現場に立つスタイルのようだ。

平野流の共演者と“仲良くなる方法”を聞くと「それがないんですよね。僕は人見知りなので、仲良くなろうと思って喋りかけても、すぐ会話がとまるんですよ。『好きなアーティストさんいるの？』『○○だよ』『そうなんだ』『……』みたいな感じで、まったく続かないんです（笑）。意識して喋るとうまくいかないですね。人見知りというのが僕の中では壁になっています」と人見知りは未だに克服できず。「ふと喋るときのほうが、すぐに仲良くなれますね。いつも気づけば仲良くなってる」と意識しないで話すことで、距離を縮めているという。

とはいえ、今作では佐藤二朗や佐野勇斗など、平野と同じ愛知県出身の共演者が多く「愛知トークでめちゃくちゃ盛り上がりましたね」と笑顔を見せた平野。「二朗さんは地元が近くて、急に距離が縮まりました」というが、「誰一人名古屋弁が出ないっていう…（笑）」とオチを語った。

平野紫耀は“告りたい”派「好きな人ならいける自信がある」

平野自身は“告りたい”派だというが、今作を通してもその気持ちは変わることはなかった。

「好きなら好きとストレートに伝えたいタイプだと思うので、自分が想像する中ではそんなにもどかしくはならないです。女の子に慣れているわけではないですけど、不器用ではないんじゃないかなと思います。人見知りですけど、好きな人ならいける自信があるので。だからそんなに不器用なほうではないんじゃないかな、という願いを込めて、そう言っておきます（笑）。たとえば、網と虫かごを持っていて、クワガタがそこにいるのに捕まえない意味がわからないというか、誰かにとられる前に、逃げる前に捕まえないと！というか、それだけ好きなのに捕まえない理由がない」。

“恋煩い”になってしまう状況にも共感はできず「そのくらい熱中する恋をしてみたいな、と思います」と羨んだ。

平野紫耀、橋本環奈に「ドキッとしました」

初共演のヒロイン・橋本環奈演じるかぐやは、平野の目にどう映っているのか。「計算高い女の子はどちらかと言うと苦手。僕は感情で動きたいタイプなんです。『今これがしたい』『じゃあやろう』、『今あそこに行きたい』『じゃあ行こう』というやりとりが理想的なんですけど、『今行っても微妙じゃない？』『今行ってもこれから雨降るよ』と言うような人は、お付き合いしてもたぶん続かないんじゃないかなと思います。お互い感情同士で好きになれる人がいいな」とかぐやとは違った理想の女性像を告白。

一方で「可愛くて気高いところは、男性としてポイントになっていると思います。届きそうで届かない、ずっと追いかけたくなっちゃうような女性は魅力的」とかぐやの良さも語り、橋本が演じることによってより際立っていたという。「甘える心の声の面と、キリッとしている表向きの面。そのギャップを演じるのがすごく上手で、得意だなと思いました。そこは引っ張っていただいたなと思います」。

劇中では、かぐやが白銀をベッドに呼ぶという大胆なシーンも。「最初、呼び方がこう（手の甲が上）だったんですけど、途中からこう（手のひらが上）なって、その時はドキッとしましたね。急にドラゴンボールみたいな、カンフー感が…（笑）。あれだけつき離された後に積極的になられると、男はたぶんドキッとするんじゃないかなと思います」と撮影を振り返った。（modelpress編集部）

「かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～」

公開日：2019年9月6日（金）
原作：「かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～」（赤坂アカ／集英社・週刊ヤングジャンプ連載中）
企画プロデュース：平野隆
脚本：徳永友一
監督：河合勇人
出演：平野紫耀（King ＆ Prince）、橋本環奈、佐野勇斗（M!LK）、池間夏海、浅川梨奈、堀田真由、ゆうたろう、高嶋政宏、佐藤二朗
配給：東宝（株）

＜STORY＞

恋愛は戦―。「告白した方が負け」なのである！！天才たちの恋愛頭脳戦ここに開幕！！

将来を期待されたエリートたちが集う私立・秀知院学園。頭脳明晰・全国模試上位常連の生徒会会長・白銀御行（平野紫耀）と、文武両道で美貌の持ち主・大財閥の娘である生徒会副会長・四宮かぐや（橋本環奈）は互いに惹かれ合っていた。しかし、高すぎるプライドが邪魔して、告白することが出来ずに、半年が経過――。

素直になれないまま、いつしか自分から告白することが「負け」という呪縛にスライドしてしまった二人は「いかにして相手に告白させるか」だけを考えるようになっていた。

天才だから…天才であるが故に、恋愛にとっても不器用でピュアな二人による、相手に「告らせる」ことだけを追い求めた命がけ（！？）の超高度な恋愛頭脳戦！果たして勝敗は！？そして2人の初恋の行方は―？

平野紫耀（ひらの・しょう）プロフィール

1997年1月29日生まれ。愛知県出身。2012年に関西ジャニーズJr.として活動を開始。その後、Mr.King vs Mr.Princeが結成され、Mr.KINGのメンバーに選出。2014年、「SHARK」（日本テレビ）でテレビドラマ初主演を飾る。2016年の舞台「ジャニーズ・フューチャー・ワールド from帝劇to博多」では座長を務め、福岡・博多座の最年少座長記録を塗り替えた。

2018年3月『honey』で映画初主演を飾り、同年4月期放送のドラマ「花のち晴れ～花男Next Season～」（TBS）の出演も大きな話題に。続く5月にはKing & Princeとして「シンデレラガール」でCDデビューを果たした。同年11月には映画『ういらぶ。』が公開され、デビュー後初の映画主演作に。2019年9月6日公開の映画『かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～』で自身3度目の映画主演となる。