モデルプレスのインタビューに応じた田中道子 (C)モデルプレス

田中道子、美脚フル活用でドSキャラ「極めたい」 中島健人の言葉に刺激も…女優としての転機、涙の過去とは?<モデルプレスインタビュー>

2018.10.12 07:00

ミス・ワールド2013の日本代表をきっかけに、雑誌やグラビア、バラエティー番組で活躍し、最近ではNHK大河ドラマ『西郷どん』(NHK)、フジテレビ系月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』など、女優としての成長が目覚ましい田中道子(29)。新たに挑むのは、Sexy Zoneの中島健人が主演を務める日本テレビ系新土曜ドラマ『ドロ刑-警視庁捜査三課-』(10月13日スタート/毎週土曜よる10時~ ※初回15分拡大)。スラリとした9頭身のスタイルと美貌をフルに活かし、科捜研に務める“美脚研究員” 霞沙織(かすみ・さおり)役を演じる。モデルプレスのインタビューでは、本作への思いや撮影現場の様子から、最近の活躍について思うところ、今後の展望についてまで、たっぷりと語ってくれた。【前編】

田中道子、新ドラマで美脚を最大限に活かす

― 『ドロ刑-警視庁捜査三課-』で演じるのはちょっと強気な“美脚研究員”ということで。最初に役柄を聞いたときはどう思いましたか?

田中:霞は基本的にツンケンしているクールなキャラなんですが、どこかおっちょこちょいな一面もあって親しみやすさも持っている女性です。こうした強めなキャラクターを演じられるのは嬉しくて、お話をいただいたときは素直に喜びました。

― ちょっとSっ気のあるような役どころが好きなんですか?

田中:女優を始めた頃から強気な女性の役をいただくことが多くて、最初はルックスからキツく見られがちというのがコンプレックスでもあったんですけど、女優のお仕事を始めたらそれが味になっている、個性なんだと感じることができるようになったんです。「すごくハマっているね」といった言葉をいただけるのが嬉しくて。いつかは王道な癒し系の女の子の役にも挑戦したいんですが(笑)、今は強めなキャラクターを極めたいなと思っています。

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
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― ドラマでは美脚を披露するシーンも多いそうですね。

田中:はい。ミニスカートの上から白衣を着て脚を出していることが多いんですけど、「美脚が武器」という役柄は正直恥ずかしさもあるんです(笑)。私でいいのかな、と。「9頭身」というフレーズをよく言っていただけるんですが、この世界に入るまで自分では脚がチャームポイントだとは思っていなかったので…。グラビアでも脚を全面に出すカットをやらせていただいたり、今回の美脚研究員という役もいただいたり、少しずつ自信が持てるようになってきたところです。

田中道子の美脚の秘訣

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
― 今回のために脚のケアで気をつけていることはありますか?

田中:そうですね。もともと脚は気をつけているんですが、暇さえあればマッサージをしてむくみをとるようにしています。

― 具体的にはどんなことを?

田中:お風呂に入っているときや寝る前、撮影前、それからテレビを見ながらだったり、脚をよく伸ばすストレッチをしたり、特に膝下のむくみを取るようにしています。でも意識しているのはストイックになりすぎないこと。しっかりボディケアの時間をとるというより、歯を磨きながらスクワットをしたり、ちょっとした時間に取り入れられる運動を積み重ねていくことが多いです。

田中道子、中島健人・中村倫也らとの撮影現場の様子は?

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
― 中村倫也さん演じる“極度の脚フェチ”皇子山隆俊の視線をシカトする霞…という、2人の関係性もおもしろそうです。

田中:皇子山に対してはかなりドSな部分が出てくると思います。白衣の隙間から見える脚を皇子山がじっと見ているようなシーンもあるので(笑)、上品に見えるような脚の組み替え方を研究して中村さんを悩殺できたらと思っています(笑)。中村さんは最初の撮影から皇子山のドM感を出してくださったので、すごくやりやすくて、いい空気で撮影できているなと思います。

― 最初からすでに関係性ができあがっていたんですね。

田中:すごく居心地のいい現場をつくってくださっているおかげですね。私はゲーム好きなんですけど、中村さんの方からゲームの話をしてくださったり、みなさん自然体な方なので私も現場にすぐに溶け込めた感じがします。そういったみなさんの現場での姿勢や居方も見習いたいなと思いました。

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
― ドラマの公式SNSを見ていても和やかな現場の雰囲気が伝わってきます。現場ではどなたがムードメーカーに?

田中:やっぱり中島健人さんだと思います。最初の顔合わせの時も、冗談を言ってなごませてくれたり、かと思いきや「このドラマは今までで一番のドラマにしたい」とおっしゃっていて、改めて気合いを入れさせてくれたり。キャストもスタッフもその言葉ですごく士気が高まったと思います。遠藤(憲一)さんとのタッグもナチュラルで、お二人でツッコミをし合ったりと甥っ子とおじさんのような関係性が素敵だなと思っています。

“女優・田中道子”の転機 米倉涼子からもらった言葉とは

― 今年に入ってからは特にドラマ出演が続いて、女優としての活動の幅が広がったのではないかなと思います。ご自身ではどのように感じていますか?

田中:女優を始めてからのこの2年、いろいろな現場を経験させていただけて本当にありがたいことだなと思っているんですが、正直まだ全然満足はしていなくて…。作品を重ねるにつれて日々ステップアップしているというか、自分がどんどん変わっていくのがすごくわかるので、今はその変化を楽しみながら自分がどこまで成長できるかを自分に期待しているところです。

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
― とくに大きな成長を感じられた作品や、転機になったポイントはありましたか?

田中:女優デビュー作の「ドクターX」では全くうまくいかずに泣いたこともありましたし、すごい方々ばかりの中にどう入っていいのかわからずにいた部分もありました。ご一緒した事務所の先輩の米倉涼子さんからは「わからないことがあったら、怖がらずになんでも聞いたほうがいい。怖がって足踏みするのはすごくもったいないよ」とおっしゃっていただいたんですが、もっと先輩方にお話を聞かせてもらえばよかったなと後悔が残る現場でもありました。だから次の現場からは自分からもっとみなさんとの距離を縮めようと、なるべく撮影の合間も控室に戻らずに前室に残ってコミュニケーションをとるようにしていました。

そういった積み重ねで、お芝居のときの呼吸やテンポがわかるようになって、アドリブにも対応できるようになったりもして。女優のお仕事は人とコミュニケーションを取るのが仕事なんだなと思っています。「ドクターX」で心残りだったものや米倉さんの言葉が今の自分にもつながっていると思います。

― この2年で周りの環境も大きく変わったのではないでしょうか?

田中:そうですね。いろいろな場面でいいものも悪いものも含め、反響をいただくようになったなと思います。だけど周りの声に左右されすぎず、自分の持っているもので勝負したいなという気持ちはあります。デビュー前にミスコンに出場したとき、理想像に近づくために自分の個性を消していた部分があったんですけど、やっぱり自分らしくいたいなと。どんなお仕事に対してもまずは自分の意志をブレずに持っていようと思っています。

― 女優としてだけでなく、バラエティーなど多方面で活躍されている田中さんにとって20代最後の年でもありますが、今後の活動についてはどのように考えていますか?

田中:今は日々、変化を楽しんでいるところです。バラエティーやリポーターのお仕事などいろいろやらせていただく中で、やったことのないような新しいお仕事に出会えるときが一番心が震えます。すごく緊張もするし、胃痛に悩まされるここ数年だったんですけど、振り返るとどれも本当に楽しかったなと。私にとっては20代最後の1年。この世界に入ったのが26歳と遅かったので、自分の中では年齢を負い目に感じたり、もっと早くやっておけばよかったと思うこともあるんですが、就活をしたり普通の女の子として経験したことが今、バラエティーやドラマでも活かせているような気がします。なので30代に向けても変に焦ることなく、前向きになんでも挑戦していきたいと思っています。

田中道子の“夢を叶える秘訣”

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス
― では最後に、夢に向かって頑張るモデルプレス読者に向け、“夢を叶える秘訣”のアドバイスをお願いします。

田中:スカウトでたまたま声をかけて頂いて芸能界デビューが決まったんですが、その前からミスコンを何度も受けていたり、田舎に住んでいた頃からいつでもお仕事ができるよう、自堕落な生活はしないように意識していたり、私の場合は常に用意周到に準備してきました。だから幸運なことにスカウトしていただいたときには、私はその転がってきたチャンスを掴むだけだったんです。何回も転がってくるわけではないチャンスがやってきたときに、それを掴む準備が出来ていないと、すごくもったいない。だから仕事でもプライベートでもなりたい自分になるためにはたくさんの準備をしておくことが大事だと思います。

― 田中さんの今の夢は何ですか?

田中:一つは、アクション女優になるとことです。小さい頃から今も変わらない夢で、アクションのレッスンを受けたり、今年二輪の免許を取ったりと、いつチャンスが来てもいいように準備中です。すぐに夢につながらなかったとしても、免許をとったおかげでバイク雑誌の表紙を飾らせていただいたり、現場でバイクの話で盛り上がったり、一つを得ることでそれがいくつにも広がっているなと感じているので、いつか一番の目標であったアクションのお仕事にも活かせたらいいなと思っています。

― 素敵なお話、ありがとうございました。

※後日配信の【後編】ではスタイルキープの秘訣などを紹介。

(modelpress編集部)

田中道子 (C)モデルプレス
田中道子 (C)モデルプレス

田中道子(たなか・みちこ)プロフィール

生年月日:1989年8月24日生まれ
出身:静岡県
身長:172cm
サイズ:B80 W58 H83 血液型=O型

ミス・ワールド2013の日本代表。バラエティー番組やモデル、グラビアなどで活躍する一方、2016年にはドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~ 4』(テレビ朝日)で女優デビュー。その後『貴族探偵』(フジテレビ)、大河ドラマ『西郷どん』(NHK、毎週日曜20:00~)などに出演し、10月13日よりスタートの日本テレビ系新土曜ドラマ『ドロ刑-警視庁捜査三課-』で霞沙織役を演じる。
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