<DearDream×KUROFUNEインタビュー>5次元の“エモさ”を改めて紐解く 「14人で成功させる」武道館への歩み
2018.09.30 10:00
views
5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!R」で活動するDearDreamとKUROFUNEが10月20日・21日、約3年間のプロジェクトを締めくくるFINAL STAGEを日本武道館で開催する。「武道館は14人で成功させるんだ」――この言葉に集約された、“5次元”という唯一無二の歩みを彼らの言葉とともに振り返る。<10000字超ロングインタビュー>
2016年5月にゲームアプリがスタート、同年10月~12月にはテレビアニメ1stシーズン、翌年10月~12月には2ndシーズンが放送された「ドリフェス!」プロジェクト。その中心となるユニット・DearDreamを担当する石原壮馬(as:天宮奏)、溝口琢矢(as:及川慎)、富田健太郎(as:佐々木純哉)、太田将熙(as:片桐いつき)、正木郁(as:沢村千弦)、ライバルユニット・KUROFUNEを担当する戸谷公人(as:風間圭吾)、株元英彰(as:黒石勇人)のキャスト7人が、実際にライブやイベントなどの活動を行うことから、2次元+3次元=“5次元アイドル応援プロジェクト”と称された。
今年1月~2月にかけては東京、福岡、大阪、愛知、神奈川の全国5都市を巡るDearDream初の全国ツアー「DearDream 1st LIVE TOUR 2018『ユメノコドウ』」を開催。“DearDreamのツアー決定”というアニメ2ndシーズンの11話から地続きになったストーリーはファンの感動を呼び、両ユニットが揃った最終公演のパシフィコ横浜 国立大ホールはまさしく“14人で叶えた”ステージに。約5000人の大歓声とともに大団円を迎えた。
― パシフィコ横浜でのツアーファイナルは、会場との一体感も含めて非常に感動的でした。その後7人で感想を話したりしましたか?
溝口:感想というか、やっぱりちょくちょく話題には出ます。第一に「楽しかった」という思いがありつつ、それ以上に「本当にできて良かったね」という安心感が、終わった直後は大きかったです。
富田:打ち上げはみんなでしっかりブチ上がったよね(笑)。
― (笑)。楽しそうですね!
富田:めっちゃ盛り上がります!やっぱり若い男が7人集まったら、てんやわんやな感じ。
石原:余興なんかもあったりして。
株元:お前ら(=富田&石原)2人でやってたよね。
戸谷:なんかコントみたいなの。
富田:そうそう。ライブ中のメンバーの失敗話をネタにして。
石原:メンバーイジり好きだから。
戸谷:俺、あんまりイジられなかったんだよなあ。
富田:え~?公人くんのことも結構イジりましたよ?!
― 石原さん&富田さんコンビは余興担当?
溝口:2人が勝手にやり始めるんです(笑)。
戸谷:急に始まるよね。
石原:当日、その場で考えます。
富田:「そろそろ行くか!」つって。
石原:「そろそろじゃね?」つって、2人でトイレ入って考えます(笑)。
太田:僕がトイレ行ったら、2人がめっちゃゴソゴソしてて。急にバッて逃げたから「こいつらマジで何やってんだ?!」って。
株元:怪しいよ(笑)。
一同:(笑)
株元:打ち上げではスタッフさん達と色々と語り合ったりしつつ、ライブに関しては各々で反省して、次のライブが始まるとなった時に「前回こうだったからこうしよう」という風に改めてみんなで話し合うことが多いです。
正木:僕もスタッフさんとじっくり話しました。ライブのこともそうだし、「本当はこういうことがやりたい」みたいなこともお互い打ち明けて。スタッフさんから「メンバーが実はどう思っているのか知りたい」っていう思いも聞けたので、パシフィコを経て、次に向けて話し合えたのは良かったです。
そんな楽しい思い出話が尽きないツアー最終公演の直後の3月上旬、武道館でのFINAL STAGE開催決定と、それに向けての新曲のリリースが発表された。KUROFUNEの3rdシングル「OVER THE SEVEN SEAS」が7月に、DearDreamの2ndアルバム「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」が8月にそれぞれリリース。いずれも新曲とソロ曲を含む盛りだくさんの曲数だが、舞台出演などでも多忙を極める7人のレコーディングは各々のスケジュールの合間を縫い、急ピッチで進められたという。
― 武道館が決まってからのレコーディングは、今までと違う感覚でしたか?
富田:僕は意外とリラックスして、いつも通りレコーディングに臨めました。最後だと思うと緊張とかするのかなって思ったんですけど、普通に楽しかったです(笑)。
石原:レコーディングはいつも全員バラバラなんですけど、今回は本当に短い期間で集中してたくさんの曲を収録しました。みんなはどんな感じだったの?
富田:俺は舞台の稽古前や稽古終わりにレコーディングしてもらってたから、移動中も家に帰ってからもずっと聴いてました。
― KUROFUNEのお2人はいかがでしたか?
株元:毎回、自分のキャラクターを意識しつつどんな風に歌おうか考えるんですけど、今回はやっぱり武道館というものが強く頭に残っていたので、2人の曲に関しては武道館をイメージしながらレコーディングしたのを覚えています。
戸谷:ソロ曲はそれぞれがどういうことをお客さんに伝えたいのかという思いが歌詞に含まれていたりします。そうやって各々が思うことを歌ったり、表現できる曲が作れたというのは一番大きいかなと思います。
― 「伝えたいこと」について是非詳しくお聞かせいただけますか?
戸谷:個人的には、KUROFUNE 2人の距離感です。武道館って大きい会場じゃないですか。だけど2人が近くでいられる空間をイメージして、僕が担当している風間圭吾は「僕」って言うんですけど、わざと「俺」って言ってみたり。圭吾と戸谷公人がシンクロするような感じにできたらと思いながら、それがちゃんと完成できたので、早く披露したいです。
― そういった思いは、レコーディング前に2人で共有したりするのですか?
戸谷:共有しようとは思っていなかったんですけど、株ちゃんが「圭吾に伝えたい」と言っていたことと、僕が伝えたいことが偶然リンクした部分もあって。
株元:レコーディングはいつも別々なので、話し合うこともないんですけど、だからこそ完成が楽しみなんですよね。2人の声が合わさったらどうなるんだろうっていう。完成したものを聴いてみて「こうなったんだ」と納得できるので、わざわざ事前に共有しなくても大丈夫なんです。
石原:7人全員で歌う曲とかは特に、一番最初にレコーディングする人はできあがるまでほとんど何も知らないし、後に続く人のお手本にもなるので、相当なプレッシャーですね(笑)。
DearDreamの新曲「GO TOMORROW!!!!!」は未来の輝きを信じるポジティブな歌詞が胸を打つ。YouTubeで公開されたMVには「ドリフェス!に出会えてよかった」「武道館で聴いたら絶対に泣いてしまう…」など、ファンの熱のこもったコメントが多数。またアルバム14曲目に収録された、DearDream &KUROFUNEで歌う 「ETERNAL BONDS」も武道館で響くのが楽しみなナンバーだ。
― 新曲もファンの皆さんの反応がすごく良いですね。
太田:そうですね。MVは1作目からずっと同じ監督が撮ってくださっているので、今回も僕らのことを色々と考えてくださり、次に向かって進んで行く感じや、真っ白で何も染まってないところに僕らの色が散りばめられるようなイメージで作っていただきました。僕も観ていてグッときたし、歌自体もすごく良いので、ファンの皆さんの気持ちがすごくわかります。
― 「ETERNAL BONDS」も武道館で歌うとしたら…
石原:エモいですね!
― 間違いないです!
正木:武道館で披露するからこそ、その一瞬に全ての想いを込めたいなと思っています。7人にしかできないことをお見せしたいです。
― 武道館公演の準備はどれくらい進んでいますか?
溝口:まさに今、セットリストの打ち合わせをしているところです。なんとなく骨組みというか、やる曲は決まった状態なんですけど、まだもうちょっと話し合いは続くと思います。
― 7人で話し合う中で、特に印象的だったことは?
溝口:「14人」というワードが結構出ました。それは今回のライブをやるにあたって、僕らだけではなく周りの方もすごく意識してくださっている部分です。3次元の僕ら7人だけではなく、2次元のキャラクターたちと一緒にという意味で「この武道館は14人で成功させるんだ」という共通の意志があって。ひとつひとつ「意志に反してないかな?」と確認しながら話し合いが進んでいます。
戸谷:最初と最後の曲が一番…ね!(笑)
一同:そうそうそう!
― 迷いどころですか。
石原:始まりと終わりはやっぱり悩みましたよね。
富田:それだけで何時間しゃべったことか!「ドリフェス!」の曲っていっぱいありますけど、全部が大切なので、決して雑に扱えない。だから「うわっ、難しっ!」ってめっちゃなります(笑)。曲順の全てが意味を持つので、話し合えば話し合うほど「あっ、これは無理だあ~」ってなりましたね。
一同:(笑)
石原:今回はアルバムを出させてもらったぶん、本当に新曲が多いんですよ。1stライブ(=『Real Dream』2017年5月4日@Zepp DiverCity TOKYO)の次が全国ツアーで、その間はそんなに新曲が増えてなかったのでセットリストを決めるのもそこまで難しくなかったんですけど、今回は新曲をどう並べるのかがめちゃめちゃ時間がかかって…。ソロ曲も今までにない要素だったりするので。
― かつ、思い入れのある曲もたくさんあるし…
石原:そうなんですよ!
富田:もう、無限大すぎて!
戸谷:時間があれば全曲やりたいけどね。
太田:ほんとですよね!やりたい!
― 武道館公演を発表して以降、ライブ配信の「ドリフェス!部」も毎回Twitterでトレンド入りする反響ですね。ファンの皆さんの想いの高まりが現れていると思います。
太田:ちょっとずつ進めてきたことが、ちょっとずつ花開いて、色んな方に知ってもらえたというのは実感します。純粋に僕らは今を楽しみながら「ドリフェス!部」など色々なことに取り組んでいるので、それをたくさんの方に楽しんでもらえているという実感はあります。
正木:最近はナンジャタウンで「ドリフェス!」のコラボがありましたけど、そういう場所にたくさんの方が何度も足を運んでくれたり、地方からわざわざ来てくれたりするのを見ると、僕らと一緒に「ドリフェス!」を楽しんでもらえているなと感じます。こうやって僕らが活動をしてコラボができるのも、足を運んでくださる方がいるからこそなので、それを目の当たりにするとすごく嬉しいですし、「ドリフェス!は僕らだけじゃないんだな」と強く思います。
戸谷:そうだね。あとは業界関係者の方との間で、ふと「最近何やってるの?」という話になった時に、「ドリフェス!」と言うと「あっ、知ってる知ってる!」となるのはすごく嬉しいです。「ここまで浸透してるんだ」と実感できる出来事のひとつです。
DearDreamとKUROFUNE がアイドルとして高みを目指すアニメ「ドリフェス!」&「ドリフェス!R」は、7人のキャラクターそれぞれが抱える葛藤や、友情のぶつかり合い、挫折といった青春のリアルを情熱的に描きながら、その先には必ずキラキラと輝く夢の舞台が待っているというストーリーが胸を熱くさせた。それを当時、声優や歌唱活動経験のなかった若手俳優たちが演じ、キャラクターと共に成長してきたのだが、「2次元と3次元は常にライバルで、互いの先を目指さなければならない」という、独立しつつも共鳴し合う“5次元”という概念こそが、同プロジェクトが“エモい”最大の理由と言えるだろう。そんな活動を振り返ってもらうと、2次元のキャラクターとの関わり方や、ステージでの表現の仕方にはそれぞれ微妙な違いもある。
― “5次元”という概念は、最初からスムーズに受け入れられましたか?
溝口:最初はやっぱり僕がいて、キャラクターがいてっていう別々の感覚だったと思います。でも自分の好きな食べ物とか、これが好き、あれが嫌いっていうのをアンケートに書いて、それがどんどんキャラクターに反映されていったりする中で、徐々に徐々に“寄ってきてくれた”という感じ。でもこれは7人それぞれじゃないかな?
石原:アプリやアニメが始まる前のイベントに出ていた段階では、そんなにキャラクターの関係性を強く意識してなかったんですよ。役を演じるということと同じで。だけどストーリーが描かれるようになったことで段々と寄っていくっていうか、より身近だなっていう風に感じるようになって。
戸谷:ていうか「5次元って何!?」って最初は思ったもんね(笑)。
一同:(笑)
太田:急に変わったんですよね。ある日ライブイベントに出ていて、楽屋に戻ったら「5次元」って書いた紙が置いてあって。「えっ、変わった!」みたいな(笑)。でも今となっては、本当に「5次元」という言葉がふさわしいなと。
株元:僕はアプリのアフレコから入って、ずっとキャラクターと向き合う中で、自分が3次元で出る時も「どっちのほうがいいんだろう?」と葛藤しながらやってきました。だからずっと一緒にいたっていう感覚のほうがデカいですね。勇人がいなかったら3次元の僕も存在しない。だから「14人」というのは一番大事なところで。武道館に来てくれる人の中には、アニメしか観たことがなくて「でも最後だから観に行こう」っていう人もいると思うんです。その人達にもわかってもらえるように、最後は言葉でちゃんと伝えてあげないとなと思っています。
― 村野佑太監督がアフレコの裏話などを明かす“サンクスイラスト”を見ると、5次元というプロジェクトがどう形作られてきたのかがよくわかりますよね。
富田:確かに。僕らはいつも「こんなとこまで見られてる~!」って思いながら(笑)。
正木:サンクスイラストって数ヶ月前くらいの出来事なんですけど、すごい細かいところまで見てくださって。
溝口:監督に「メモしてるんですか?」って聞いたことがあるんですよ。あまりに細かいから。そしたら「いや、なんか覚えてるんだよね」って言われました。自然に出てくるって。
― 例えばモーションキャプチャによるライブシーンは感動ものですが、それ以外の細かいところに至るまで監督をはじめとするスタッフの皆さんとすごく密にコミュニケーションをとりながら丁寧に構築された“5次元”なんだなと。
太田:そうですね。すごくたくさんの方が関わっているプロジェクトなんですけど、僕らとの距離はすごく近いと思います。スタッフさんともご飯によく行きますし。
戸谷:愛がハンパないからね。
― その愛を返さなければ、という思いで成長してきた感覚?
富田:それは確実にありますね。それまでは個人で舞台とかに出演していたのが、こうやっていつも一緒に行動するようになって。それで「1人じゃない」って感覚というか、いつも誰かに支えられているみたいな感覚が、もちろん7人にはあるし、同じようにスタッフさんとの間にもあって。「ずっとついてきてくれる」っていう安心感は最初から感じていましたね。「これは普通じゃないぞ。これに慣れたらダメだ、自分!」みたいな。すごく優しくて、愛に溢れているからこそ、それに甘えたらダメだなと。
― 改めて、皆さんにとってキャラクターはどんな存在ですか?
富田:刺激し合えるライバルです。だから僕は、ライブやファンミーティングをやる時はあえて“自分”を出すようにしていました。純哉の根っこの部分はすごく尊敬しているけど、そこに寄せるんじゃなくて、自分の良さもしっかり出す。「俺と純哉は違う」っていう思いを逆に持つことで、成長し合えるという関係は常にあったかなと。
― その“自分を出す”分量もまた人それぞれですよね。
溝口:僕は多分初めてのライブの時は、何もわからずキャッキャキャッキャしていたと思うし、まず歌って踊ることに慣れていなかったので、そもそも前向きな印象を持っていなかったんですよ。そういう中でアイドルを目指している及川慎というキャラクターと一心同体になった時、自分と真逆すぎて、ある意味尊敬の域にいたんですよね。まず声色から違うし。そんなところからスタートしたので、僕はパフォーマンスにおいては彼に寄せていったというか、「寄せていきたい」と思いました。僕の理想がキレイなものになっていったのは、及川慎という人間が一緒にいたからっていうのは絶対にあります。
正木:色々なところで言わせていただいているんですけど、僕にとって千弦は芸能界につなげてくれた存在です。個性的な見た目で声が高い千弦に、自分ではわからないですけど、共通するものを見出していただけたことで、僕はこの業界に入って活動を始めることができました(※)。千弦がいなかったら、こういう素敵な経験をさせていただくことはなかったと思うので、すごく感謝すると同時に、僕はアニメ好きの1人として、千弦をすごくかわいらしくて魅力的な男の子だと思うので、パフォーマンスにおいては積極的に千弦を出していきたいなとも思います。根っこの部分はそんなに似ていないと思うけれど、共通する部分は見ている方に感じていただけたら一番なのかなと思っています。
(※)正木は同プロジェクトをきっかけに芸能界入りした唯一のメンバー。
― 今でも思い出される、グッとくるシーンやセリフはありますか?
石原:奏と純哉で言い合うシーン(1stシーズン10話)の「だったら行くなよ!」というセリフかな。
富田:俺は2ndシーズンの1話、5人でいる時に「このままじゃダメだ!俺たち甘えてた」と言うシーンは、ちょうど自分たちの環境ともリンクする瞬間でした。「今一度、気を引き締めよう」と同じ気持ちになっていましたね。
太田:僕は1stシーズンの8話で、いつきが「勝手に決めないでください、俺は俺のなりたい俺になるんです!」と自分の意志を示したシーン。学業とアイドルの道で悩んでいる時に、純哉から「お前の選ぶ道はわかってる」と言われて、それは「お前は学業をとるだろ」という意味だったんですけど、それで火がついて「俺はアイドルになる覚悟がある。どちらも100%でやる」という覚悟を表す大切なシーンでした。いつきはそれまでほかのメンバーよりもローテンションだったので、僕もどうやっていつきをよく見せるかということに悩んでいた時期で。監督とお話をする中で「8話で一気に変わるから」と言われて、僕自身も火がつきました。そこからいつきに対しての気持ちも変わったので、ターニングポイントだったと思います。
― ではライブで、それぞれ個人的に思い出深い“マイベストパフォーマンス”を挙げるとしたら? “ベスト”には様々な意味合いがあるとは思いますが。
溝口:僕は全国ツアーの「Symmetric love」です。その中にセリフがあるんですけど、それを場所ごとにちゃんと変えようねっていう話をチラッとされてしまって(笑)。僕はそれが意外とプレッシャーだったんですけど、変えることはできたので、僕の中ではベストです。毎公演ベストを尽くしましたけど、ツアー最終日がベストでした。自分で言うのは変だけど(笑)。
戸谷:……常にベスト!
― 確かにそうですね!
富田:名言でた!(笑)
戸谷:でもやっぱりバトルライブ(=『BATTLE LIVE KUROFUNE vs DearDream』2018年2月3日・4日@なかのZERO大ホール)ですかね。
株元:僕もバトルライブ。その中でも「Future Voyager」を2人で歌った時。あれはどのライブと比べても一番思い出深いです。あとは、一番最初に「ドリフェス!」としてハンサムライブ(=アミューズの若手俳優によるイベント『HANDSOME FESTIVAL 2016』)に出た時。初めて自分がステージに立った時のあの感覚は今でも覚えています。
― 緊張しましたか?
株元:緊張しましたよ。めちゃくちゃ緊張しました!
戸谷:初めてがTOKYO DOME CITY HALLですからね(笑)。
株元:「ハンサムも出たことないし…」って(笑)。でも逆にあれだけ広い会場だと、緊張も振り切れるというか、「よくわからないけどとりあえず楽しもう」と思いましたね。
溝口:「ユレルMIDNIGHT」やりましたよね。なつかし~!
石原:僕はツアーファイナルのパシフィコで、「Paradeが生まれる」を歌った時にペンライトで虹を作ったのはすごく印象に残っています。スタッフさんに撮ってもらった写真もきれいだったし、ファンの皆さんも「良かった」と言ってくれて。今は自動で色が変わるペンライトも多いけど、あんな風に客席に呼びかけるっていうアナログなやり方できれいな景色を作れたのは感動でした。みんな協力的で、優しいなあと思って。
富田:俺は……ライブのMCでめっちゃウケた時。
正木:どこや!どのシーンや!
富田:ん~、結構あるから覚えてないな~。
一同:(笑)
正木:MCじゃないかもしれないけど、「ファンミーティング03」(2017年9月)だったかな…トミーの1人パートで、めっちゃウケた時あったじゃん。あれは?
富田:そうだね、ベストパフォーマンスはそれ。お芝居パートで、全公演日替わりのご当地ネタを自分で考えました。誰かに強要されるわけでもなく、自らハードルを上げて(笑)。やり切りましたね。僕がライブをやっていて一番楽しいのは、周りが笑ってくれることなので。ダンスとかでカッコよく見せられないぶん、別のところで盛り上げたいという気持ちから来ているんですけど、やっぱり気合いが入ります。
正木:僕は一番いいパフォーマンスという意味での“ベスト”ではないかもしれないんですが、すごく記憶に残っているのは、2016年のサンシャイン池袋の噴水広場でのライブです。人前で歌って踊るのが2回目くらいで、まだどれだけの方が来ていただけるのかもわからない中、めちゃめちゃ深夜練もして、短い期間で何曲も振り入れして。リリースイベントなのにものすごい曲数をやったので、上の階までたくさんの方が待っていてくださっているのを見た時は感動しました。
溝口:30分しか持ち時間がないのに、12曲ぐらい詰め込んだよね。
正木:それこそ裏でKUROFUNEが待っててくれて、タオルやペットボトルを持って来てくれたりとかして。
戸谷:5人が帰ってきた時の顔の色味がおかしかった(笑)。
一同:(爆笑)
戸谷:真っ白になってたから「ヤバ!これ超キツいんだろうな」と思った。
富田:それでKUROFUNEはその後、颯爽とMCをして帰るっていう(笑)。まだその時デビュー前で、曲がなかったので。
太田:僕はグループとしては、去年出演した「ORE!!SUMMER」(2017年7月@富士急ハイランド・コニファーフォレスト)というライブイベントでの「PLEASURE FLAG」。お客さんの熱量もそうですし、前日に色々と話した中での気合いの入れ方がハンパなかったので、後で映像を見ても確かにクオリティが高いなと思いました。個人としてはツアーファイナルのパシフィコでの「You are my RIVAL」(=太田&正木のW-MaSKatで歌唱)。この曲は毎回セトリに入っていたので、5都市をまわる中で、毎回映像を見直して「ここダメだな」って思ったところを全部良くしていこうというのをやって。それがパシフィコでの落ちサビに現れたなと思うんです。自分で聴いてもちゃんと魂がこもっているし、ノッてるなと。個人的にはすごくクオリティが高い歌唱になったと感じました。
正木:僕もそれは覚えています。将熙とリハーサルを重ねるごとに、どんどん細かいところまで言い合って。目線も「ここはちゃんとお客さんを見よう」という風にずっと話し合いました。2人だからこそ言えたよね。
― 外部イベントでは先日行われた「アニサマ」(=『Animelo Summer Live 2018 "OK!"』2018年8月24日@さいたまスーパーアリーナ)も非常に盛り上がりましたよね。
太田:Twitterのトレンドにも入ったみたいで。嬉しいですね。
溝口:次の日起きて見たらまだトレンドにあった。
富田:めっちゃ楽しかったです…!それこそ、あの景色はマジで忘れられない。あの3万人の景色は…ちょっと衝撃でしたね。
正木:過去最大に男性のお客さんからの声が強かったです。今まで女性ファンの皆さんの声援が多かったので、あんなに「オイ!オイ!」という声が強いライブはなかったっていうくらい。僕らの「もっともっと上に行こう」という気持ちもありましたし、「アニサマ」で男性の笑顔がたくさん見られたのは嬉しかったです。
― そういった方々が武道館に来てくださると嬉しいですね。
太田:そうですね。男性の方は、男性アイドルのライブには行きにくいと思うかもしれませんが、僕らもまず男性なので…
一同:(笑)
太田:気にせずに、ちょっとでも興味を持っていただけたら本当に来てほしいです。
富田:でもマジでちょっとずつ男の人増えてきたよね。めっちゃ嬉しい。
戸谷:まあ男性も“KUROFUNEの女”っていうくくりにはなりますけど。
一同:あはは!(爆笑)
溝口:性別を超えるんだ。
戸谷:KUROFUNEに関してはそうです(笑)。
溝口:男性の声援をいただけたことで、今の方向を続けていこうという自信になりました。そもそも女性ウケを狙った振り付けというわけでもないですし。僕らは単純に曲を楽しんでいるだけなので、これからも貫き通していきたいなとは思いました。
太田:僕らは始めから、どんな方にも「いいな」と思ってもらえるものを目指してきました。7人それぞれ違う個性を持っているので、それを色々な方に見てもらったことで、ちょっとずつお客さんの層も広まったのかなという風に思います。
― では最後に、それぞれ武道館にかける意気込みをお聞かせください。
富田:今まで3年間やってきた思い出や、僕たちが培った絆、ファンの皆さんが胸に秘めている思いを、武道館で全部爆発させて、一生忘れない景色を一緒に作りたいです。僕らも頑張るので、是非楽しみにしていてください。
戸谷:各々伝えたいことはたくさんあると思うんですけど、それをパフォーマンスで伝えたいという思いと、何よりもステージ上の14人と客席、全員が楽しめるのが一番いいと思っています。全員で力を合わせてリハを頑張って、本番はとにかく楽しむ!だから友達や家族を誘ってぜひ来てください。そう伝えたいです。
太田:武道館はここまでずっと支えてくれたファンのみんなと、僕ら14人の夢でもありました。そんな場所に僕らがファンのみんなを連れて来られたし、逆に連れてきてもらったという気持ちがあります。本当に支え合ってきたプロジェクトだし、そんな中でライブができるというのは本当に幸せなことなので、まずはそれを噛み締めながら、大好きな歌と踊りについて改めてもう一度考え直した上でステージに立ちたいと思っています。感謝は色々な伝え方があると思いますが、僕はやっぱり武道館にはアーティストとして立ち、しっかりと良いパフォーマンスを届けたい。熱のこもった歌と踊りで、皆さんに色々な感謝の気持ちを届けられたらと思っています。
溝口:本当に今、将熙が言ったことに同感で、感謝って色々な伝え方があると思うんですけど、僕はこの2日間で感謝を思いっきりぶつけたい。いや、爆発させたいと思っています。そのためには自分が大きなチャレンジをしないといけない。ソロ曲や新曲もこんなにたくさん用意していただき、チャレンジの場は多いにあるので、皆さんの顔を想像しつつ、練習に励みたいと思っています。練習は簡単なことではありませんが、それがFINAL STAGEにどうつながるかをちゃんと想像して、ひとつひとつ乗り越えていきたい。当日はただただ楽しむだけだなと思っています。さっき話に出ましたが、男性とか女性とか、全然関係ないと思うので、単純にライブを楽しみに来ていただきたいですし、僕らも楽しみたいです。
正木:まず武道館でライブをできるということが、言葉で表すと“サイコー超えてる”ってことだなと思っています。僕らもできるとは思っていませんでしたし、何よりもたくさんの方が来てくれるってことになって、追加公演も決まったので、すごくありがたい気持ちでいっぱいです。僕らはその感謝の気持ちと、アーティストとしてしっかりとしたパフォーマンスを見せていきたいと思っているので、とにかく楽しみにしてもらえたら嬉しいです。僕は「ドリフェス!」から全てがスタートしたので、今までで一番、自分に負けない瞬間にしないとダメだと思っています。期待して待っていてもらえたら嬉しいです。
株元:みんなが言ったように、当日はとにかくパフォーマンスもトークも、多くのお客さんを前にして楽しめたらいいなと思っています。色々な想いがありつつ、根本には「来てよかった、楽しかった」って純粋に思ってもらえるライブにしたいという気持ちがあります。僕は年に1回のドリームフェスティバルが2日間、武道館で行われるという感覚で挑みたいなと思っているし、それが集大成にふさわしいはずなので、自分たちの言葉を聞きにきてくれたら嬉しいです。
石原:間違いなく言えるのは、この3年間の集大成になるということ。最大限できることを備えて、これまでの感謝を届けるつもりでいます。とは言え、毎度のことですが本番になってみないとどんなライブになるかは分かりません。楽しむのみです。武道館に来てくれる方々にも、最大限楽しむ気持ちだけは持ってきてもらえればと思います。前にも後にもない一度きりのこのライブ、悔いなく全てを出し尽くしましょう!
舞台の地方公演などもあり多忙な中、7人が揃った貴重な1日の数時間。取材を終えると、またそれぞれ稽古や収録など、休む間もなく別々の目的地へと向かっていった。去り際に「こうやってそれぞれのお仕事があるのは、嬉しいことですね」とつぶやいた戸谷。そんな彼らの明るい未来へとつながるステージを、是非とも武道館で見届けてほしい。(modelpress編集部)
2018年10月20日(土)※追加公演
開場16時/開演17時
2018年10月21日(日)※完売、ただいま見切れ席販売中。
開場16時/開演17時
【会場】
日本武道館
【出演】
<DearDream>
石原壮馬(as:天宮奏)、溝口琢矢(as:及川慎)、富田健太郎(as:佐々木純哉)、太田将熙(as:片桐いつき)、正木郁(as:沢村千弦)
<KUROFUNE>
戸谷公人(as:風間圭吾)、株元英彰(as:黒石勇人)
今年1月~2月にかけては東京、福岡、大阪、愛知、神奈川の全国5都市を巡るDearDream初の全国ツアー「DearDream 1st LIVE TOUR 2018『ユメノコドウ』」を開催。“DearDreamのツアー決定”というアニメ2ndシーズンの11話から地続きになったストーリーはファンの感動を呼び、両ユニットが揃った最終公演のパシフィコ横浜 国立大ホールはまさしく“14人で叶えた”ステージに。約5000人の大歓声とともに大団円を迎えた。
― パシフィコ横浜でのツアーファイナルは、会場との一体感も含めて非常に感動的でした。その後7人で感想を話したりしましたか?
溝口:感想というか、やっぱりちょくちょく話題には出ます。第一に「楽しかった」という思いがありつつ、それ以上に「本当にできて良かったね」という安心感が、終わった直後は大きかったです。
富田:打ち上げはみんなでしっかりブチ上がったよね(笑)。
― (笑)。楽しそうですね!
富田:めっちゃ盛り上がります!やっぱり若い男が7人集まったら、てんやわんやな感じ。
石原:余興なんかもあったりして。
株元:お前ら(=富田&石原)2人でやってたよね。
戸谷:なんかコントみたいなの。
富田:そうそう。ライブ中のメンバーの失敗話をネタにして。
石原:メンバーイジり好きだから。
戸谷:俺、あんまりイジられなかったんだよなあ。
富田:え~?公人くんのことも結構イジりましたよ?!
― 石原さん&富田さんコンビは余興担当?
溝口:2人が勝手にやり始めるんです(笑)。
戸谷:急に始まるよね。
石原:当日、その場で考えます。
富田:「そろそろ行くか!」つって。
石原:「そろそろじゃね?」つって、2人でトイレ入って考えます(笑)。
太田:僕がトイレ行ったら、2人がめっちゃゴソゴソしてて。急にバッて逃げたから「こいつらマジで何やってんだ?!」って。
株元:怪しいよ(笑)。
一同:(笑)
株元:打ち上げではスタッフさん達と色々と語り合ったりしつつ、ライブに関しては各々で反省して、次のライブが始まるとなった時に「前回こうだったからこうしよう」という風に改めてみんなで話し合うことが多いです。
正木:僕もスタッフさんとじっくり話しました。ライブのこともそうだし、「本当はこういうことがやりたい」みたいなこともお互い打ち明けて。スタッフさんから「メンバーが実はどう思っているのか知りたい」っていう思いも聞けたので、パシフィコを経て、次に向けて話し合えたのは良かったです。
そんな楽しい思い出話が尽きないツアー最終公演の直後の3月上旬、武道館でのFINAL STAGE開催決定と、それに向けての新曲のリリースが発表された。KUROFUNEの3rdシングル「OVER THE SEVEN SEAS」が7月に、DearDreamの2ndアルバム「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」が8月にそれぞれリリース。いずれも新曲とソロ曲を含む盛りだくさんの曲数だが、舞台出演などでも多忙を極める7人のレコーディングは各々のスケジュールの合間を縫い、急ピッチで進められたという。
― 武道館が決まってからのレコーディングは、今までと違う感覚でしたか?
富田:僕は意外とリラックスして、いつも通りレコーディングに臨めました。最後だと思うと緊張とかするのかなって思ったんですけど、普通に楽しかったです(笑)。
石原:レコーディングはいつも全員バラバラなんですけど、今回は本当に短い期間で集中してたくさんの曲を収録しました。みんなはどんな感じだったの?
富田:俺は舞台の稽古前や稽古終わりにレコーディングしてもらってたから、移動中も家に帰ってからもずっと聴いてました。
― KUROFUNEのお2人はいかがでしたか?
株元:毎回、自分のキャラクターを意識しつつどんな風に歌おうか考えるんですけど、今回はやっぱり武道館というものが強く頭に残っていたので、2人の曲に関しては武道館をイメージしながらレコーディングしたのを覚えています。
戸谷:ソロ曲はそれぞれがどういうことをお客さんに伝えたいのかという思いが歌詞に含まれていたりします。そうやって各々が思うことを歌ったり、表現できる曲が作れたというのは一番大きいかなと思います。
― 「伝えたいこと」について是非詳しくお聞かせいただけますか?
戸谷:個人的には、KUROFUNE 2人の距離感です。武道館って大きい会場じゃないですか。だけど2人が近くでいられる空間をイメージして、僕が担当している風間圭吾は「僕」って言うんですけど、わざと「俺」って言ってみたり。圭吾と戸谷公人がシンクロするような感じにできたらと思いながら、それがちゃんと完成できたので、早く披露したいです。
― そういった思いは、レコーディング前に2人で共有したりするのですか?
戸谷:共有しようとは思っていなかったんですけど、株ちゃんが「圭吾に伝えたい」と言っていたことと、僕が伝えたいことが偶然リンクした部分もあって。
株元:レコーディングはいつも別々なので、話し合うこともないんですけど、だからこそ完成が楽しみなんですよね。2人の声が合わさったらどうなるんだろうっていう。完成したものを聴いてみて「こうなったんだ」と納得できるので、わざわざ事前に共有しなくても大丈夫なんです。
石原:7人全員で歌う曲とかは特に、一番最初にレコーディングする人はできあがるまでほとんど何も知らないし、後に続く人のお手本にもなるので、相当なプレッシャーですね(笑)。
DearDreamの新曲「GO TOMORROW!!!!!」は未来の輝きを信じるポジティブな歌詞が胸を打つ。YouTubeで公開されたMVには「ドリフェス!に出会えてよかった」「武道館で聴いたら絶対に泣いてしまう…」など、ファンの熱のこもったコメントが多数。またアルバム14曲目に収録された、DearDream &KUROFUNEで歌う 「ETERNAL BONDS」も武道館で響くのが楽しみなナンバーだ。
― 新曲もファンの皆さんの反応がすごく良いですね。
太田:そうですね。MVは1作目からずっと同じ監督が撮ってくださっているので、今回も僕らのことを色々と考えてくださり、次に向かって進んで行く感じや、真っ白で何も染まってないところに僕らの色が散りばめられるようなイメージで作っていただきました。僕も観ていてグッときたし、歌自体もすごく良いので、ファンの皆さんの気持ちがすごくわかります。
― 「ETERNAL BONDS」も武道館で歌うとしたら…
石原:エモいですね!
― 間違いないです!
正木:武道館で披露するからこそ、その一瞬に全ての想いを込めたいなと思っています。7人にしかできないことをお見せしたいです。
― 武道館公演の準備はどれくらい進んでいますか?
溝口:まさに今、セットリストの打ち合わせをしているところです。なんとなく骨組みというか、やる曲は決まった状態なんですけど、まだもうちょっと話し合いは続くと思います。
― 7人で話し合う中で、特に印象的だったことは?
溝口:「14人」というワードが結構出ました。それは今回のライブをやるにあたって、僕らだけではなく周りの方もすごく意識してくださっている部分です。3次元の僕ら7人だけではなく、2次元のキャラクターたちと一緒にという意味で「この武道館は14人で成功させるんだ」という共通の意志があって。ひとつひとつ「意志に反してないかな?」と確認しながら話し合いが進んでいます。
戸谷:最初と最後の曲が一番…ね!(笑)
一同:そうそうそう!
― 迷いどころですか。
石原:始まりと終わりはやっぱり悩みましたよね。
富田:それだけで何時間しゃべったことか!「ドリフェス!」の曲っていっぱいありますけど、全部が大切なので、決して雑に扱えない。だから「うわっ、難しっ!」ってめっちゃなります(笑)。曲順の全てが意味を持つので、話し合えば話し合うほど「あっ、これは無理だあ~」ってなりましたね。
一同:(笑)
石原:今回はアルバムを出させてもらったぶん、本当に新曲が多いんですよ。1stライブ(=『Real Dream』2017年5月4日@Zepp DiverCity TOKYO)の次が全国ツアーで、その間はそんなに新曲が増えてなかったのでセットリストを決めるのもそこまで難しくなかったんですけど、今回は新曲をどう並べるのかがめちゃめちゃ時間がかかって…。ソロ曲も今までにない要素だったりするので。
― かつ、思い入れのある曲もたくさんあるし…
石原:そうなんですよ!
富田:もう、無限大すぎて!
戸谷:時間があれば全曲やりたいけどね。
太田:ほんとですよね!やりたい!
― 武道館公演を発表して以降、ライブ配信の「ドリフェス!部」も毎回Twitterでトレンド入りする反響ですね。ファンの皆さんの想いの高まりが現れていると思います。
太田:ちょっとずつ進めてきたことが、ちょっとずつ花開いて、色んな方に知ってもらえたというのは実感します。純粋に僕らは今を楽しみながら「ドリフェス!部」など色々なことに取り組んでいるので、それをたくさんの方に楽しんでもらえているという実感はあります。
正木:最近はナンジャタウンで「ドリフェス!」のコラボがありましたけど、そういう場所にたくさんの方が何度も足を運んでくれたり、地方からわざわざ来てくれたりするのを見ると、僕らと一緒に「ドリフェス!」を楽しんでもらえているなと感じます。こうやって僕らが活動をしてコラボができるのも、足を運んでくださる方がいるからこそなので、それを目の当たりにするとすごく嬉しいですし、「ドリフェス!は僕らだけじゃないんだな」と強く思います。
戸谷:そうだね。あとは業界関係者の方との間で、ふと「最近何やってるの?」という話になった時に、「ドリフェス!」と言うと「あっ、知ってる知ってる!」となるのはすごく嬉しいです。「ここまで浸透してるんだ」と実感できる出来事のひとつです。
DearDreamとKUROFUNE がアイドルとして高みを目指すアニメ「ドリフェス!」&「ドリフェス!R」は、7人のキャラクターそれぞれが抱える葛藤や、友情のぶつかり合い、挫折といった青春のリアルを情熱的に描きながら、その先には必ずキラキラと輝く夢の舞台が待っているというストーリーが胸を熱くさせた。それを当時、声優や歌唱活動経験のなかった若手俳優たちが演じ、キャラクターと共に成長してきたのだが、「2次元と3次元は常にライバルで、互いの先を目指さなければならない」という、独立しつつも共鳴し合う“5次元”という概念こそが、同プロジェクトが“エモい”最大の理由と言えるだろう。そんな活動を振り返ってもらうと、2次元のキャラクターとの関わり方や、ステージでの表現の仕方にはそれぞれ微妙な違いもある。
― “5次元”という概念は、最初からスムーズに受け入れられましたか?
溝口:最初はやっぱり僕がいて、キャラクターがいてっていう別々の感覚だったと思います。でも自分の好きな食べ物とか、これが好き、あれが嫌いっていうのをアンケートに書いて、それがどんどんキャラクターに反映されていったりする中で、徐々に徐々に“寄ってきてくれた”という感じ。でもこれは7人それぞれじゃないかな?
石原:アプリやアニメが始まる前のイベントに出ていた段階では、そんなにキャラクターの関係性を強く意識してなかったんですよ。役を演じるということと同じで。だけどストーリーが描かれるようになったことで段々と寄っていくっていうか、より身近だなっていう風に感じるようになって。
戸谷:ていうか「5次元って何!?」って最初は思ったもんね(笑)。
一同:(笑)
太田:急に変わったんですよね。ある日ライブイベントに出ていて、楽屋に戻ったら「5次元」って書いた紙が置いてあって。「えっ、変わった!」みたいな(笑)。でも今となっては、本当に「5次元」という言葉がふさわしいなと。
株元:僕はアプリのアフレコから入って、ずっとキャラクターと向き合う中で、自分が3次元で出る時も「どっちのほうがいいんだろう?」と葛藤しながらやってきました。だからずっと一緒にいたっていう感覚のほうがデカいですね。勇人がいなかったら3次元の僕も存在しない。だから「14人」というのは一番大事なところで。武道館に来てくれる人の中には、アニメしか観たことがなくて「でも最後だから観に行こう」っていう人もいると思うんです。その人達にもわかってもらえるように、最後は言葉でちゃんと伝えてあげないとなと思っています。
― 村野佑太監督がアフレコの裏話などを明かす“サンクスイラスト”を見ると、5次元というプロジェクトがどう形作られてきたのかがよくわかりますよね。
【ドリフェス!R】
— 【公式】ドリフェス! (@dfes_official) 2018年7月27日
村野監督のサンクスイラストも再ツイート!
次回は8/20(月)20:00より!
「ドリフェス!R」は第9話と第10話をお届けします。
アイドルって何?本当のアイドルって?…アイドルという概念を実存とすべく直球勝負で向き合う彼らにエールを!!#dfes #ドリフェス部 #ドリフェスR pic.twitter.com/2a5mYgqrjo
正木:サンクスイラストって数ヶ月前くらいの出来事なんですけど、すごい細かいところまで見てくださって。
溝口:監督に「メモしてるんですか?」って聞いたことがあるんですよ。あまりに細かいから。そしたら「いや、なんか覚えてるんだよね」って言われました。自然に出てくるって。
― 例えばモーションキャプチャによるライブシーンは感動ものですが、それ以外の細かいところに至るまで監督をはじめとするスタッフの皆さんとすごく密にコミュニケーションをとりながら丁寧に構築された“5次元”なんだなと。
太田:そうですね。すごくたくさんの方が関わっているプロジェクトなんですけど、僕らとの距離はすごく近いと思います。スタッフさんともご飯によく行きますし。
戸谷:愛がハンパないからね。
― その愛を返さなければ、という思いで成長してきた感覚?
富田:それは確実にありますね。それまでは個人で舞台とかに出演していたのが、こうやっていつも一緒に行動するようになって。それで「1人じゃない」って感覚というか、いつも誰かに支えられているみたいな感覚が、もちろん7人にはあるし、同じようにスタッフさんとの間にもあって。「ずっとついてきてくれる」っていう安心感は最初から感じていましたね。「これは普通じゃないぞ。これに慣れたらダメだ、自分!」みたいな。すごく優しくて、愛に溢れているからこそ、それに甘えたらダメだなと。
― 改めて、皆さんにとってキャラクターはどんな存在ですか?
富田:刺激し合えるライバルです。だから僕は、ライブやファンミーティングをやる時はあえて“自分”を出すようにしていました。純哉の根っこの部分はすごく尊敬しているけど、そこに寄せるんじゃなくて、自分の良さもしっかり出す。「俺と純哉は違う」っていう思いを逆に持つことで、成長し合えるという関係は常にあったかなと。
― その“自分を出す”分量もまた人それぞれですよね。
溝口:僕は多分初めてのライブの時は、何もわからずキャッキャキャッキャしていたと思うし、まず歌って踊ることに慣れていなかったので、そもそも前向きな印象を持っていなかったんですよ。そういう中でアイドルを目指している及川慎というキャラクターと一心同体になった時、自分と真逆すぎて、ある意味尊敬の域にいたんですよね。まず声色から違うし。そんなところからスタートしたので、僕はパフォーマンスにおいては彼に寄せていったというか、「寄せていきたい」と思いました。僕の理想がキレイなものになっていったのは、及川慎という人間が一緒にいたからっていうのは絶対にあります。
正木:色々なところで言わせていただいているんですけど、僕にとって千弦は芸能界につなげてくれた存在です。個性的な見た目で声が高い千弦に、自分ではわからないですけど、共通するものを見出していただけたことで、僕はこの業界に入って活動を始めることができました(※)。千弦がいなかったら、こういう素敵な経験をさせていただくことはなかったと思うので、すごく感謝すると同時に、僕はアニメ好きの1人として、千弦をすごくかわいらしくて魅力的な男の子だと思うので、パフォーマンスにおいては積極的に千弦を出していきたいなとも思います。根っこの部分はそんなに似ていないと思うけれど、共通する部分は見ている方に感じていただけたら一番なのかなと思っています。
(※)正木は同プロジェクトをきっかけに芸能界入りした唯一のメンバー。
― 今でも思い出される、グッとくるシーンやセリフはありますか?
石原:奏と純哉で言い合うシーン(1stシーズン10話)の「だったら行くなよ!」というセリフかな。
富田:俺は2ndシーズンの1話、5人でいる時に「このままじゃダメだ!俺たち甘えてた」と言うシーンは、ちょうど自分たちの環境ともリンクする瞬間でした。「今一度、気を引き締めよう」と同じ気持ちになっていましたね。
太田:僕は1stシーズンの8話で、いつきが「勝手に決めないでください、俺は俺のなりたい俺になるんです!」と自分の意志を示したシーン。学業とアイドルの道で悩んでいる時に、純哉から「お前の選ぶ道はわかってる」と言われて、それは「お前は学業をとるだろ」という意味だったんですけど、それで火がついて「俺はアイドルになる覚悟がある。どちらも100%でやる」という覚悟を表す大切なシーンでした。いつきはそれまでほかのメンバーよりもローテンションだったので、僕もどうやっていつきをよく見せるかということに悩んでいた時期で。監督とお話をする中で「8話で一気に変わるから」と言われて、僕自身も火がつきました。そこからいつきに対しての気持ちも変わったので、ターニングポイントだったと思います。
― ではライブで、それぞれ個人的に思い出深い“マイベストパフォーマンス”を挙げるとしたら? “ベスト”には様々な意味合いがあるとは思いますが。
溝口:僕は全国ツアーの「Symmetric love」です。その中にセリフがあるんですけど、それを場所ごとにちゃんと変えようねっていう話をチラッとされてしまって(笑)。僕はそれが意外とプレッシャーだったんですけど、変えることはできたので、僕の中ではベストです。毎公演ベストを尽くしましたけど、ツアー最終日がベストでした。自分で言うのは変だけど(笑)。
戸谷:……常にベスト!
― 確かにそうですね!
富田:名言でた!(笑)
戸谷:でもやっぱりバトルライブ(=『BATTLE LIVE KUROFUNE vs DearDream』2018年2月3日・4日@なかのZERO大ホール)ですかね。
株元:僕もバトルライブ。その中でも「Future Voyager」を2人で歌った時。あれはどのライブと比べても一番思い出深いです。あとは、一番最初に「ドリフェス!」としてハンサムライブ(=アミューズの若手俳優によるイベント『HANDSOME FESTIVAL 2016』)に出た時。初めて自分がステージに立った時のあの感覚は今でも覚えています。
― 緊張しましたか?
株元:緊張しましたよ。めちゃくちゃ緊張しました!
戸谷:初めてがTOKYO DOME CITY HALLですからね(笑)。
株元:「ハンサムも出たことないし…」って(笑)。でも逆にあれだけ広い会場だと、緊張も振り切れるというか、「よくわからないけどとりあえず楽しもう」と思いましたね。
溝口:「ユレルMIDNIGHT」やりましたよね。なつかし~!
石原:僕はツアーファイナルのパシフィコで、「Paradeが生まれる」を歌った時にペンライトで虹を作ったのはすごく印象に残っています。スタッフさんに撮ってもらった写真もきれいだったし、ファンの皆さんも「良かった」と言ってくれて。今は自動で色が変わるペンライトも多いけど、あんな風に客席に呼びかけるっていうアナログなやり方できれいな景色を作れたのは感動でした。みんな協力的で、優しいなあと思って。
富田:俺は……ライブのMCでめっちゃウケた時。
正木:どこや!どのシーンや!
富田:ん~、結構あるから覚えてないな~。
一同:(笑)
正木:MCじゃないかもしれないけど、「ファンミーティング03」(2017年9月)だったかな…トミーの1人パートで、めっちゃウケた時あったじゃん。あれは?
富田:そうだね、ベストパフォーマンスはそれ。お芝居パートで、全公演日替わりのご当地ネタを自分で考えました。誰かに強要されるわけでもなく、自らハードルを上げて(笑)。やり切りましたね。僕がライブをやっていて一番楽しいのは、周りが笑ってくれることなので。ダンスとかでカッコよく見せられないぶん、別のところで盛り上げたいという気持ちから来ているんですけど、やっぱり気合いが入ります。
正木:僕は一番いいパフォーマンスという意味での“ベスト”ではないかもしれないんですが、すごく記憶に残っているのは、2016年のサンシャイン池袋の噴水広場でのライブです。人前で歌って踊るのが2回目くらいで、まだどれだけの方が来ていただけるのかもわからない中、めちゃめちゃ深夜練もして、短い期間で何曲も振り入れして。リリースイベントなのにものすごい曲数をやったので、上の階までたくさんの方が待っていてくださっているのを見た時は感動しました。
溝口:30分しか持ち時間がないのに、12曲ぐらい詰め込んだよね。
正木:それこそ裏でKUROFUNEが待っててくれて、タオルやペットボトルを持って来てくれたりとかして。
戸谷:5人が帰ってきた時の顔の色味がおかしかった(笑)。
一同:(爆笑)
戸谷:真っ白になってたから「ヤバ!これ超キツいんだろうな」と思った。
富田:それでKUROFUNEはその後、颯爽とMCをして帰るっていう(笑)。まだその時デビュー前で、曲がなかったので。
太田:僕はグループとしては、去年出演した「ORE!!SUMMER」(2017年7月@富士急ハイランド・コニファーフォレスト)というライブイベントでの「PLEASURE FLAG」。お客さんの熱量もそうですし、前日に色々と話した中での気合いの入れ方がハンパなかったので、後で映像を見ても確かにクオリティが高いなと思いました。個人としてはツアーファイナルのパシフィコでの「You are my RIVAL」(=太田&正木のW-MaSKatで歌唱)。この曲は毎回セトリに入っていたので、5都市をまわる中で、毎回映像を見直して「ここダメだな」って思ったところを全部良くしていこうというのをやって。それがパシフィコでの落ちサビに現れたなと思うんです。自分で聴いてもちゃんと魂がこもっているし、ノッてるなと。個人的にはすごくクオリティが高い歌唱になったと感じました。
正木:僕もそれは覚えています。将熙とリハーサルを重ねるごとに、どんどん細かいところまで言い合って。目線も「ここはちゃんとお客さんを見よう」という風にずっと話し合いました。2人だからこそ言えたよね。
― 外部イベントでは先日行われた「アニサマ」(=『Animelo Summer Live 2018 "OK!"』2018年8月24日@さいたまスーパーアリーナ)も非常に盛り上がりましたよね。
太田:Twitterのトレンドにも入ったみたいで。嬉しいですね。
溝口:次の日起きて見たらまだトレンドにあった。
富田:めっちゃ楽しかったです…!それこそ、あの景色はマジで忘れられない。あの3万人の景色は…ちょっと衝撃でしたね。
正木:過去最大に男性のお客さんからの声が強かったです。今まで女性ファンの皆さんの声援が多かったので、あんなに「オイ!オイ!」という声が強いライブはなかったっていうくらい。僕らの「もっともっと上に行こう」という気持ちもありましたし、「アニサマ」で男性の笑顔がたくさん見られたのは嬉しかったです。
― そういった方々が武道館に来てくださると嬉しいですね。
太田:そうですね。男性の方は、男性アイドルのライブには行きにくいと思うかもしれませんが、僕らもまず男性なので…
一同:(笑)
太田:気にせずに、ちょっとでも興味を持っていただけたら本当に来てほしいです。
富田:でもマジでちょっとずつ男の人増えてきたよね。めっちゃ嬉しい。
戸谷:まあ男性も“KUROFUNEの女”っていうくくりにはなりますけど。
一同:あはは!(爆笑)
溝口:性別を超えるんだ。
戸谷:KUROFUNEに関してはそうです(笑)。
溝口:男性の声援をいただけたことで、今の方向を続けていこうという自信になりました。そもそも女性ウケを狙った振り付けというわけでもないですし。僕らは単純に曲を楽しんでいるだけなので、これからも貫き通していきたいなとは思いました。
太田:僕らは始めから、どんな方にも「いいな」と思ってもらえるものを目指してきました。7人それぞれ違う個性を持っているので、それを色々な方に見てもらったことで、ちょっとずつお客さんの層も広まったのかなという風に思います。
― では最後に、それぞれ武道館にかける意気込みをお聞かせください。
富田:今まで3年間やってきた思い出や、僕たちが培った絆、ファンの皆さんが胸に秘めている思いを、武道館で全部爆発させて、一生忘れない景色を一緒に作りたいです。僕らも頑張るので、是非楽しみにしていてください。
戸谷:各々伝えたいことはたくさんあると思うんですけど、それをパフォーマンスで伝えたいという思いと、何よりもステージ上の14人と客席、全員が楽しめるのが一番いいと思っています。全員で力を合わせてリハを頑張って、本番はとにかく楽しむ!だから友達や家族を誘ってぜひ来てください。そう伝えたいです。
太田:武道館はここまでずっと支えてくれたファンのみんなと、僕ら14人の夢でもありました。そんな場所に僕らがファンのみんなを連れて来られたし、逆に連れてきてもらったという気持ちがあります。本当に支え合ってきたプロジェクトだし、そんな中でライブができるというのは本当に幸せなことなので、まずはそれを噛み締めながら、大好きな歌と踊りについて改めてもう一度考え直した上でステージに立ちたいと思っています。感謝は色々な伝え方があると思いますが、僕はやっぱり武道館にはアーティストとして立ち、しっかりと良いパフォーマンスを届けたい。熱のこもった歌と踊りで、皆さんに色々な感謝の気持ちを届けられたらと思っています。
溝口:本当に今、将熙が言ったことに同感で、感謝って色々な伝え方があると思うんですけど、僕はこの2日間で感謝を思いっきりぶつけたい。いや、爆発させたいと思っています。そのためには自分が大きなチャレンジをしないといけない。ソロ曲や新曲もこんなにたくさん用意していただき、チャレンジの場は多いにあるので、皆さんの顔を想像しつつ、練習に励みたいと思っています。練習は簡単なことではありませんが、それがFINAL STAGEにどうつながるかをちゃんと想像して、ひとつひとつ乗り越えていきたい。当日はただただ楽しむだけだなと思っています。さっき話に出ましたが、男性とか女性とか、全然関係ないと思うので、単純にライブを楽しみに来ていただきたいですし、僕らも楽しみたいです。
正木:まず武道館でライブをできるということが、言葉で表すと“サイコー超えてる”ってことだなと思っています。僕らもできるとは思っていませんでしたし、何よりもたくさんの方が来てくれるってことになって、追加公演も決まったので、すごくありがたい気持ちでいっぱいです。僕らはその感謝の気持ちと、アーティストとしてしっかりとしたパフォーマンスを見せていきたいと思っているので、とにかく楽しみにしてもらえたら嬉しいです。僕は「ドリフェス!」から全てがスタートしたので、今までで一番、自分に負けない瞬間にしないとダメだと思っています。期待して待っていてもらえたら嬉しいです。
株元:みんなが言ったように、当日はとにかくパフォーマンスもトークも、多くのお客さんを前にして楽しめたらいいなと思っています。色々な想いがありつつ、根本には「来てよかった、楽しかった」って純粋に思ってもらえるライブにしたいという気持ちがあります。僕は年に1回のドリームフェスティバルが2日間、武道館で行われるという感覚で挑みたいなと思っているし、それが集大成にふさわしいはずなので、自分たちの言葉を聞きにきてくれたら嬉しいです。
石原:間違いなく言えるのは、この3年間の集大成になるということ。最大限できることを備えて、これまでの感謝を届けるつもりでいます。とは言え、毎度のことですが本番になってみないとどんなライブになるかは分かりません。楽しむのみです。武道館に来てくれる方々にも、最大限楽しむ気持ちだけは持ってきてもらえればと思います。前にも後にもない一度きりのこのライブ、悔いなく全てを出し尽くしましょう!
舞台の地方公演などもあり多忙な中、7人が揃った貴重な1日の数時間。取材を終えると、またそれぞれ稽古や収録など、休む間もなく別々の目的地へと向かっていった。去り際に「こうやってそれぞれのお仕事があるのは、嬉しいことですね」とつぶやいた戸谷。そんな彼らの明るい未来へとつながるステージを、是非とも武道館で見届けてほしい。(modelpress編集部)
ドリフェス!Presents FINAL STAGE at NIPPON BUDOKAN「ALL FOR TOMORROW!!!!!!!」
【日程】2018年10月20日(土)※追加公演
開場16時/開演17時
2018年10月21日(日)※完売、ただいま見切れ席販売中。
開場16時/開演17時
【会場】
日本武道館
【出演】
<DearDream>
石原壮馬(as:天宮奏)、溝口琢矢(as:及川慎)、富田健太郎(as:佐々木純哉)、太田将熙(as:片桐いつき)、正木郁(as:沢村千弦)
<KUROFUNE>
戸谷公人(as:風間圭吾)、株元英彰(as:黒石勇人)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
“ファン依存”告白の太田将熙に株元英彰「アイドルみたい」 劇プレ1年ぶり本公演開幕<ディペンデントデイ~7人の依存症~>モデルプレス
-
「ドリフェス!R」DearDream・KUROFUNE、武道館ファイナル公演日決定<コメント到着>モデルプレス
-
「ドリフェス!R」DearDream・KUROFUNE、武道館ファイナルライブ開催を発表モデルプレス
-
DearDream、初全国ツアーを笑顔で完走 センター石原壮馬、ロングMCで語ったドリフェス!プロジェクトの愛、仲間からの愛<ライブレポ・セットリスト>モデルプレス
-
KUROFUNEがDearDreamを迎え撃つ 生バンド従え熱気ほとばしるBATTLE LIVE<ライブレポ・セットリスト>モデルプレス
-
DearDream、バレンタインの思い出トーク白熱 “ベストなチョコの渡し方”に結論出る「こうすれば男子はイチコロだから!」モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【PR】ハシヤスメ・アツコ、グループ時代からの習慣でQOL向上 美白だけじゃない“トラネキサム酸”の作用とは第一三共ヘルスケア株式会社
-
日向坂46濱岸ひより、休業期間“毎日のように一緒にいてくれた”存在「なかったらきっと復帰していなかった 」【「もしも」インタビュー後編】モデルプレス
-
畑芽育“4人の弟たち”と絆生まれた24年夏 白熱シーン秘話も【インタビュー後編】モデルプレス
-
「うち弟」5人が実際に“きょうだい”だったら? 畑芽育・作間龍斗・那須雄登・織山尚大・内田煌音の意外な一面明らかに【インタビュー前編】モデルプレス
-
日向坂46濱岸ひより、ボディメイクの理想像は渡邉理佐 1st写真集までの準備に迫る【「もしも」インタビュー前編】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、入所前の夢を“有言実行” 現在掲げる大きな目標とは「この世界にこれからも存在し続けられるように」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、声優初挑戦で夢のディズニー作品 “兄弟の絆”演じて思うこと「存在の大きさという部分にすごく共感」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Mrs. GREEN APPLE、大森元貴の突発性難聴発症当時もツアー続けた理由 決断の裏に3人の絆「なおさら頑張るしかないでしょう」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“アイドル役”で見えた景色「ステージに立つことはもうないと思っていました」<【推しの子】インタビュー後編>モデルプレス