レコ大新人賞のUNIONEってどんなグループ?驚きの挑戦で実力証明<モデルプレスインタビュー>
2017.12.20 18:36
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「第59回輝く!日本レコード大賞」にて新人賞を受賞した5人組ボーカルユニット・UNIONE(ユニオネ)。華々しくデビューを飾ったのは2016年夏。着実にファンを増やし、経験を積むとともに、その実力を日本レコード大賞新人賞という栄えある賞の受賞で証明した。今回のインタビューでは、レコ大新人賞受賞の心境はもちろん、12月30日にTBS系で生放送される同番組出演への意気込み、メジャーデビューからこの日までの歩みを振り返ってもらった。
目次
レコ大新人賞の「UNIONE」って?
彼らはバンドのように楽器を弾くわけでもなく、ダンスボーカルグループのように踊るわけでもなく、持ち前の歌唱力のみで勝負している5人組。全員がメインボーカルを張れる実力を有しているが、もともと友達だった5人組でメジャーデビュー前より、ストリートライブやライブハウスを中心に活動してきた。紆余曲折あったデビュー前を経て、2016年7月にシングル「One Sided Love」でソニーミュージックよりメジャーデビュー。すでに5枚のシングルをリリースするとともに、さまざまなステージに立っている。
レコ大新人賞にUNIONEは?心境を直撃
― 「第59回輝く!日本レコード大賞」新人賞受賞、おめでとうございます。受賞を聞いたときの心境を教えてください。JIN:僕達も受賞が発表される前日に「レコ大新人賞の受賞が決まりました。おめでとうございます」とスタッフの方から伝えていただき「え?」と驚いて何も言えなかったです。
SAM:ちょうどその時、レコーディングの場だったのですが、レコーディングに集中できないくらいに嬉しかったです(笑)ですが、喜びが力になり、いっそうレコーディングに力が入りました!
JIN:たぶん、いつもより早く終わったよね(笑)まぁ、もちろん初めて聞いたときも嬉しかったですが、本当に実感が湧くのは12月30日、授賞式のステージに立ってからなのかなと思います。
SAM:30日が近づくに連れて、緊張が増してきます。
ISSY:「自分たちの歌を届けるまで」と心に決めていますが、緊張しそうです…。たくさんの方に見ていただけるなかなかない機会なので。1人でも多く方にUNIONEを知ってもらえるように一生懸命パフォーマンスしたいと思っています。
YUUKI:レコード大賞は誰もが知る賞栄えある賞。この賞に恥じないパフォーマンスをして、応援してくださっている方はもちろん、まだUNIONEを知らない方にも「いいな」と思ってもらえるようにがんばりたいです。
YUTA:新人賞は今しか獲れない賞。今回は僕達を含め、4組が新人賞を受賞していますが、その1組に選ばれたということは、いろんな意味があると思います。その意味をちゃんと自分の中で受け止め、全力でパフォーマンスしたいと思っています。UNIONEを知らない方には「こんなグループがいるんだ」「応援したいな」と思っていただけるように、そして、今まで応援してくれたファン、家族やスタッフの方にも「UNIONEを応援していてよかったな」と思ってもらえるパフォーマンスができるようにがんばります。
― ご家族にも受賞を報告したかと思いますが、反応はいかがでしたか?
YUUKI:母には「歌手になってよかったね」と言ってもらいました。1つの親孝行ではないですが、親を安心させられることができたのかなって。
ISSY:僕は「あんた歌下手くそなんだからがんばって歌いなさい」と(笑)そんな感じで励ましてくれました。
一つの夢を叶え、大舞台へ…UNIONEが最優秀新人賞を狙う!
― 実はデビューのタイミングでのインタビューで「レコ大出演など年末のスケジュールを忙しくしたい」とお話しされていたみなさん。それが実現しましたね。SAM:デビュー前から年末はたくさんの音楽番組を見ていましたし、それらに出たいというのが夢でした。本当に幸せです。本番では、僕達の歌を届け「いいな」と思ってもらえたら嬉しいです。
― 憧れの大舞台に立つわけですが、期待と不安、どちらが大きいですか?
YUUKI:全っ然、期待です!もちろん不安もありますが、そんなことは言ってられないので。
ISSY:新人賞をいただけたことも嬉しく、喜びましたが、ここまできたらやっぱり最優秀新人賞を狙いたいです。新人賞で満足するのではなく、最優秀新人賞を獲るために、どんなパフォーマンスしたらいいのかをみんなで考えているところです。
UNIONEが語る“僕らの強み”
― 「レコード大賞」では、UNIONEの歌を多くの人に届けられる機会にもなるかと思いますが、改めてUNIONEの魅力や強みを教えてください。JIN:やはり、全員がメインボーカルを張れる歌唱力を持っているグループだということ。そして、メンバー一人ひとりにキャッチコピーがあり、キャラクターも、音楽のルーツも、違います。もともと友達として集まった5人の声が合わさったとき、それぞれが持っている個性のある声がより際立つので、それが最大の武器です。楽器も弾かなければ、決まった振り付けもない。声だけで勝負しているので、そこが僕達の最大の強みかと思います。
YUTA:歌で勝負をするというのは、デビュー当時からずっと言ってきたことです。結成当初はファンも少ない状態からのスタートでしたが、それでもブレずに、自分達の歌の力を信じてここまでやってきました。そうしてファンも少しずつ増えてきて、ツアーができるようになり、今回もレコード大賞新人賞をいただくことができました。目に見えてUNIONEを応援してくれる人が増えてきたことは、今の僕達にとってもすごく自信になっています。歌だけで勝負というのは間違っていなかったんだなと感じています。
UNIONE、デビューからこれまでの軌跡
― デビューからこれまで、シングルのリリースにライブといろんなことがあったかと思いますが、印象に残っている出来事や自信に繋がったこと、意識が変わった瞬間を教えてください。JIN:やっぱり少しずつ、ファンが増えていったことは嬉しく思います。どうしたら僕達の音楽の良さが伝わるのだろうと試行錯誤してきたので、曲のカバーや路上ライブをきっかけに応援してくれる方が増えて「UNIONEの音楽でなきゃダメ」と思っていただけるのは幸せです。これからも僕達の音楽を届けていきたいですし、音楽でファンと深い関係になれるアーティストを目指していきたいです。
YUUKI:実は今年、体調を崩して1ヶ月くらい歌えなくなってしまった時期があったんです。そのとき、代わりに自分のパートを歌ってくれたり、メンバーがいる強みというか「この5人でよかった」と改めて感じました。ずっとこの5人で歌っていきたいとも思いましたし、歌でファンへの恩返しをしていきたいと思いました。
SAM:感動したのは美空ひばりさんの生誕祭。生誕80周年の記念コンサートで東京ドームに立たせていただいたことは忘れられません。有名なアーティストさんたちと一緒に歌を歌わせていただいき、もっとUNIONEにしか歌えない音楽や、UNIONEにしか出せない魅力をたくさんの人に見せたいという新たな夢も見つかりました。
ISSY:日本武道館でワンマンライブをするというのが一つの夢なのですが、先日、武道館でライブをさせていただく機会があり、その雰囲気を感じられることができました。絶対にUNIONEの5人で武道館を埋めたいという気持ちがさらに強くなりました。
YUTA:東京ドームや武道館のステージに立ったとき、イヤモニなしで歌いきったことはみんなにとって大きな自信になったんじゃないかな。大きなステージで歌うという経験がなかったこともありますが、イヤモニを使わず、歌ったんです。大きな会場ほど、やまびこのように音が響くので、リズムをとるためにイヤモニが重要になってくるのですが、イヤモニなしでステージに立ったことは挑戦でした。最初はスタッフさんにも心配されたのですが、いつも通り歌えて「これまでやってきたことが身についている」と実感できました。
SAM:インストアライブなど年間200本近くのライブをしてきて、中には音響機材が整っていない会場でのライブもありました。そんな経験が武者修行となり、その成果を東京ドームや武道館で発揮できたかと思います。
YUTA:もちろん、ほかにもイヤモニを使わず歌うアーティストさんもいるかと思います。ただ、イヤモニがあったほうが歌いやすいのも確か。それに頼らず歌えたことは自信につながりました。
YUUKI:スタジアムでも4つのスピーカーを頼りに歌ったことがあります。そのときスタッフさんに「経験をいっぱい積んでいる分、それが体に染み付いている」と言っていただきました。これまでの経験が生きているんだと感じましたね。
― では、デビューしてみて「大変だな」と感じたことは?
YUUKI:身だしなみに気をつけなきゃいけないことです。近所のコンビニに朝、ヒゲボーボーで行ったら声をかけられたことがあって(苦笑)そういったところもしっかりしなきゃと思いました(笑)
SAM:僕も似ているんですけど、体重管理です(苦笑)あと肌荒れをしないように自己管理が大変だなぁと…(笑)前は好きなものを好きなときに食べていたのですが、今は日常生活にも気をつけています。
JIN:ほとんどメンバーと一緒にいるので、お互いの悪い部分が見えてきたというか…。家族のようになりすぎてきたので、もうちょっと気を使い合おう(笑)
UNIONEが感じる課題と夢を叶える秘訣
― これからの目標や課題に感じていることを教えてください。ISSY:今年、東京・名古屋・大阪・静岡とツアーで回ったのですが、もっと東北や九州まで、いろんなところに行きたいです。レコード大賞で新人賞という名誉ある賞をいただけて、12月30日に1人でも多くの人にUNIONEを知ってもらえるように全力でパフォーマンスして、UNIONEのかっこいいところ、歌がうまいところを見せたいなと思っています。
YUUKI:やはり多くの人に僕達の歌を知ってもらうことです。僕達の一番の魅力である歌を届けられるように、まずはもっと歌を磨くことも必要です。全国どこでもワンマンライブができるようにならないと国民的なアーティストにはなれないと思うので、認知してもらって、もっとファンを増やしていきたいです。
SAM:課題は、UNIONEの音楽の幅を広げることです。僕達5人は、それぞれルーツも、好きなジャンルも違います。だからこそ「UNIONEはこんな音楽もできるんだぞ」というところを見せていきたいです。音楽の振り幅を広げていけるようがんばります。
― 最後に、みなさんが大切にしている夢を叶える秘訣をお願いします。
SAM:自分に自信を持つことが大切です。歌手だったら自分の歌を信じる。自分自身を信じ続ければ、夢は叶うと思います。
YUTA:やっぱり諦めないことです。僕自身、音楽をずっと続けてきて、実は自分が一番やりたいこと、好きなことを続けるのは大変だなと感じていて…。周りから見たら、就職もせず、進学もせず、好きなことをやっていて羨ましいというのもあるのでしょうけど、やってみていえることは、好きなことを続けるためにはいろんな苦労や犠牲もあるということ。僕自身、一度は音楽を離れたことがあるのですが、それでも諦めずにやってきたからこそ、デビューという夢が叶い、東京ドームや武道館で歌って、今回レコ大新人賞を受賞することができました。どんどん夢が大きくなっているのは、やっぱり諦めないでやってきたからだと思います。きっとこの先も、いろんな悩みやいろんな壁、挫折もあると思いますが、とにかく諦めないでやっていこうと思っています。
JIN:YUTAが言ったように諦めないこと、そしてしがみつくことが大切です。夢を追いかける中で、きっと「やめたい」と思うことも、挫折しそうになるときもあると思います。でも、大きいステージに立ってたくさんの人に音楽を届けていきたいという夢を5人それぞれがずっと持ち、イメージしてきたから夢を掴むことができたんだと思います。そして、少しずつ目標を達成していますが、僕達にはもっともっと大きな夢があります。それを達成していくために、これからも音楽、歌にしがみついて、夢を叶えていきたいです。
― ありがとうございました。
レコード大賞新人賞という名誉ある賞に輝いた彼らは、喜びと期待でいっぱい。そして、口を揃えて「最優秀新人賞を狙う」と力強く語る姿が印象的だった。大舞台を前に緊張や不安もあるはずだが、現状に満足せず、貪欲に高みを目指す。
デビューから1年半。濃厚な日々を過ごしてきたであろう彼ら。撮影では、スタッフから「デビュー時のインタビューよりも表情の硬さが取れた」という声も上がり、プロとしての成長を見せた。
インタビューで出てきたイヤモニなしでステージに立ったエピソードは、何より彼らの実力を物語る。それを自信に変え、12月30日、どんな歌声を多くのファン、視聴者に届けてくれるのか期待したい。(modelpress編集部)
UNIONE(ユニオネ)プロフィール
もともと友人同士だった5人が2015年12月14日にグループ結成。「歌の力だけで勝負できるグループになる」と決意する。メンバー全員がメインボーカルという圧倒的歌唱力がYouTube動画で話題になる。2016年7月27 日に結成8カ月というスピードでシングル「One Sided Love」でメジャーデビュー。ワンマンライブは開催されるたびに即完売。2018年春までに東京で2000人規模のライブを開催する。ステージを駆け回るパワフルなパフォーマンスと静寂の中、涙を誘うバラードが話題を呼んでいる。
2017年の「第59回輝く!日本レコード大賞」では新人賞を受賞した。
UNIONE 1stアルバム
2018年2月28日発売
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