<欅坂46インタビュー>大胆ヘアカットが転機、石森虹花&土生瑞穂のイメチェン経緯を聞いた
2017.10.30 20:20
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欅坂46の石森虹花(いしもりにじか・20)と土生瑞穂(はぶみづほ・20)が5thシングル『風に吹かれても』(発売中)で初のフロントメンバーに抜てきされた。これまで思うように努力が報われなかった2人に訪れた転機、選抜発表で知らされた時は溢れる涙をおさえることはできなかった。「私はここ(3列目)に立ち続ける。じゃあここで役割を探そう」と前に行くことを少し諦めていた石森、大胆なヘアカットで「新しい自分を見せたい」と変わることを決意していた土生―――モデルプレスは2人に今の心境のほか、2人の関係性、美へのこだわりなどを聞いた。
目次
“3列目の主(ぬし)”石森虹花、初のフロントメンバーに…
― 今回、初のフロントメンバーに選ばれましたが、改めて心境をお聞かせください。石森:まったく予想していなかったので、それを聞いた時はすごくびっくりしました。一気に焦る気持ちが湧いてきて、どうしようどうしようってずっとプチパニック状態。嬉しいんだけど、受け入れられなくて、嘘だよね…?という気持ちでした。
― これまでずっと3列目でしたが、やはり精神的につらかったですか?
石森:そうですね、私の場合、一緒に3列目にいた子たちが全員、フロントに行っちゃったんですよ。でも私はずっと一人だけ3列目で。もしかしたら私はもう3列目の主になるのかもしれないって…(苦笑い)。「私はここに立ち続ける。じゃあここで役割を探そう」途中からショックというよりも、ある意味、そんな気持ちが定着していました。もちろん苦しかったですし、悩みました。でも気持ちを切り替えて頑張っていて、だからですかね、いきなりフロントメンバーに立たせていただけることになってプチパニックになってしまったのは。今、時間が経つにつれてどんどん嬉しくなってきています。頑張りたいです。
土生瑞穂の力になったメンバーの温かさ
― 土生さんはいかがですか?土生:私も発表された時は頭が真っ白になって、嬉しさよりも不安な気持ちの方が強かったです。でも選抜発表が終わった時に、メンバーのみんなが「頑張ってね」って言ってくれて。それがすごく励みになって、力になりました。もっと自分で発信していこうという意識も上がりましたね。これまで2列目や3列目で、みんなを後ろから支えていたんですけど、今回はフロントで一番目につくところだと思うので、欅坂46をもっとカッコ良く見せられるように、みんなの先頭に立って頑張りたいなって思います。
― 石森さんと土生さん、そして尾関梨香さんが初のフロントになりますが、3人でなにか話しましたか?
土生:選抜発表の直後に3人で集まって「頑張ろう!」って話をしました。
石森:それもありましたし、選抜発表が終わった瞬間に、メンバーがバーって来て「やっとフロントだね」と言ってくれて。喜んでもらえたことにすごく安心しましたし、受け入れてくれるメンバーで本当に良かったです。
“ヘアカット”が転機!?石森&土生のイメチェン経緯
― ここ数ヶ月の2人の大きな変化って、わかりやすいところで“髪型”だと思うんです。偶然かもしれませんが、2人とも髪を切ったことでフロントに選ばれました。石森&土生:(お互いに見合って)切ったね(笑)。
土生:私にとって大きな変化です。今までロングの印象がついていたと思いますが、良い意味でリセットされて、今までの自分とはまた違う自分を見せられている満足感もあって。それにすごく好評なので嬉しいです。
石森:私も切った方が良いとはやっぱり言われます。なんで切っちゃたの?という意見もいただきましたけどね(笑)。でも私自身、ずっと悩んでいて…。欅坂46の衣装って髪の毛が長いと重く見えると思うんです。なので髪を切って私もすごく気分が変わりました。
― そもそもなぜ髪を切ったんですか?きっかけはありましたか?
石森:私はツアーが始まる前に切ったんですけど、一つはアルバム、そしてツアーに向けて気持ちを切り替えたかった。でも『月曜日の朝、スカート切られた』のミュージックビデオが『サイレントマジョリティー』の時と同じ髪型にしなきゃいけないっていうのを聞いていたので、それまでは待って、撮り終えた3日後くらいに切りました。私ずっとロングで生きてきたんです。でもそれが自分に似合っているって思ったことはなくて、だからちょっといじってみたかった(笑)。もう一つの理由は好奇心ですね。そうしたらどんどん切っちゃって、最初は7センチ、そこから3センチ切って10センチになって、さらに5センチ切ったのでトータルで15センチ切りました。
― 土生さんはいかがですか?
土生:私はずっと切りたいです、って言ってました(笑)。でも全国ツアーが終わったら切りたい願望がさらに上がってきて、そんな時に「GirlsAward」も近づいてきて、そこで新しい自分を見せたいって強く思ったんです。その時に今ならいけるかな、と思って「切っていいですか?」って聞いたら「いいよ」って返ってきたので、その当日に切りに行きました。
― 当日に?すごい行動力。
土生:その切りに行った時と「GirlsAward」の間に握手会があったんです。でもまだ髪の毛をお披露目したくなくて。フード被ったり、髪の毛を結んだり、とにかくバレないように頑張っていました(笑)。
「五人囃子」所属の2人…「青空とMARRY」にライバル意識
― 今回のシングルには2人も参加するユニット「五人囃子」(石森・織田奈那・齋藤冬優花・佐藤詩織・土生)の新曲『結局、じゃあねしか言えない』も収録されます。石森:すごく可愛らしい曲をいただきました。
― 振り付けのTAKAHIROさんもこの曲を絶賛していました。
石森:そうなんです。それが嬉しくて。振り付けもすごくて、5人それぞれの良いところをちゃんとピックアップしていただいているんです。
― 同じ5人組ユニットの「青空とMARRY」(志田愛佳・菅井友香・守屋茜・渡辺梨加・渡邉理佐)はやはり意識しますか?
土生:う~ん、ちょっと!(笑)
石森:え~?でも「青空とMARRY」はザ・可愛い系、私たちは少し大人っぽい感じなので、違ったジャンルなのかなとは思っています。
土生:確かに。でもちょっとはライバル意識を持っています(笑)。
石森:まぁちょっとは…(笑)。負けたくないね。
― 「五人囃子」の結束は固いですか?
石森:振り入れした時、みんなで自主練しよう!って決めて。部屋の鏡で練習しているのを送り合ったり、ツアーの時も楽屋でみんなで集まって練習したり、みんな意識が高くて、いつも真面目に取り組んでいます。
― 石森さんっておバカキャラになっちゃっていますが(笑)、でもダンスは覚えられるから全然おバカじゃないなって思うんです。
石森:ダンスは別物なんです(笑)。だって私、走れないです…運動できない(苦笑い)。
土生:運動とダンスって全然違うものらしくて。私はどっちもできない(苦笑い)。
石森:え、土生ちゃん踊れないっけ?でもどちらかと言うと運動の方ができないよね(笑)。
土生:本当に勉強も運動もダンスもなにもできない…。
石森:私もそうだ(笑)。でもダンスは体で覚えられる気がする。
土生:「五人囃子」のみんなって振りを覚えるのが早くて。だから余計に焦っちゃう。
石森:それはすごくわかる…。
― なんか暗い話になってしまいましたね(苦笑い)。
石森&土生:大丈夫です(笑)。その分、頑張ります!
欅坂46結成2年経過…お互いのことはどう見てる?
― 欅坂46が結成されて約2年が経ちましたが、お互いのことをどのように見ていますか?土生:ミュージックビデオのダンスシーンとかフォーメーションが隣のことが多いんです。虹花は表現力が本当にすごいから憧れの存在。ダンスが上手なので私が悪目立ちしないか、いつもそわそわしています(苦笑い)。
石森:いやいやいや(笑)。
土生:あと最近すごく積極的になったなって思います。一人でいることが多かったんですけど、今はメンバーとワイワイしていることが多くて。番組でも自分の出し方がわかっていて、羨ましいなって見ています。
石森:嬉しい、ちゃんと見てくれてる。
― 逆はいかがですか?
石森:良い意味で全体的に落ち着いたなって思います。土生ちゃんって落ち込むことも多かったし、でも逆にめっちゃ元気な時もあって波があった。あと最近すごく大人っぽくなったなって。髪を切ったのもあるのかもしれない。髪切ったのはやっぱり正解だよ!
土生:本当に?
石森:うん!あとダンスがめっちゃ上手くなった。動画を見ながらふーちゃん(齋藤冬優花)とも話していて。上から目線になっちゃうんだけど(笑)。
土生:上手い2人に言われて嬉しい。
石森:やっぱり土生ちゃんってスタイルが良くて高さがあるから、その分みんなと合わせるのが難しいんですよ。誰よりも低くしゃがまないといけないとか。そういうこともあって、でもそれを感じさせない、本当に頑張っているなって思います。
実は仲良しの2人!話すようになったきっかけは…
― お仕事でもプライベートでも、2人だけでの一番の思い出はなんですか?石森:私は『二人セゾン』のミュージックビデオの撮影の時!すごく長い空き時間があって、ご飯を食べに行ったんですけど、それが忘れられない。
土生:あの日ね。
石森:その時、私が超絶病み期でとにかくいっぱい話したんです。その日、3列目が一番朝が早くて、しかも撮影が早く終わっちゃったので、そこから次まで5、6時間あって。一旦出てリフレッシュしようってなったら、私が相談したり、お互いにこれから頑張ろうって言い合ったり、話が止まらなくなって。でもそこからかも、土生ちゃんといろんなことを話せるようになったのは。
土生:そうだね、あと私はやっぱりディズニー!
石森:ディズニー楽しかったね。
土生:ディズニーシーに双子コーデで行ったんです。洋服も靴もバッグも一緒に買いに行って全部揃えて。靴とかは今も履いています。
石森虹花の“美髪へのこだわり”がすごかった!
― モデルプレスには美容に興味のある読者が非常に多いんですけど、日頃から意識していることはありますか?石森:私は髪の毛に気を使っていて、月に3回は絶対にトリートメントに行きます。美容室大好き人間で、昨日も行ってきました。髪を巻いたり、アレンジもあまりしない、基本的に髪を痛めたくないので、アイロンとかも160度以上には上げないって決めています。欅坂46に入ってから毎日アイロンを使うようになって、髪の色が茶色くなってきた時があったので焦ってルールを決めました。ほかにも乾燥させないようにこだわりがあって。朝起きたらすぐにオイルを塗って10分くらい放置してから冷風で乾かすんです。それからもう一度オイルを付けて15分ほど栄養を閉じ込めてから寝るようにしています。
― すごすぎて言葉を失っています。その綺麗な髪にはそんな努力があるんですね。
石森:髪の毛のことだけはちゃんとやっています(笑)。染めたこともないので、今はちょっとそれを大切にしたいなって思っています。
土生瑞穂が毎日心がけているのは…
― 土生さんはどんなことを心がけていますか?土生:私はすごく乾燥肌なので、乾燥しない努力をしていて。加湿器は夏もつけていましたし、お風呂に入ったあとはちゃんとパックをしてから寝ます。
― もう1年半前ですが「GirlsAward」で初めてインタビューさせていただいた時より、明らかにお肌が綺麗になっているような。
土生:本当ですか?
石森:うん、私もそう思う。
土生:嬉しい。私すごく荒れやすくて、以前はけっこう悩むことも多かったんです。
石森:化粧水以外にもミストタイプのを持ち歩いていたり、徹底しているよね。
土生:うん、あと化粧はお仕事が終わったらなるべくすぐ落とすようにしています。
石森&土生の「夢を叶える秘訣」
― 最後に2人が夢を叶えるために必要だと思うことを教えてください。石森:私けっこうアイドルに向いてないって言われることが多くて。アイドルに憧れていた時から、周りにアイドルじゃないんじゃない?って言われていたし、『欅って、書けない?』でも亜門虹彦さんの心理テストでアイドルに向いてないって言われて、けっこう引きずっていたんです(苦笑い)。やっぱり私はアイドルに向いていないのかな、だからずっと3列目なのかなって。でもお仕事って向いているからやるものなの?って考えた時にそうではないなって思ったんです。向いているからやるってこともあると思うけど、私は好きだからやっているんです。できるできないじゃない、好きだからやり続ける。夢に向かえば、周りからいろいろと言われることはあると思うけど、結局は自分次第で、自分の意思をどこまで曲げずにいられるか、好きだから頑張る、っていう気持ちを持ち続けられるかだと思います。
土生:私は継続することかなって。なんでも一日で成功することってないと思うんです。やっぱり目指しているものがあったら、毎日の積み重ねが大きいものになっていく。例えば足を細くしたい、肌を綺麗にしたい、そういうものも日々コツコツやっていくことで叶っていくので、絶対に諦めないで続けることが大切だと思います。あとは頑張った自分をきちんと褒めてあげることです。
― ありがとうございました。
インタビューメモ/共通点の多い石森&土生コンビ
2人によると、石森&土生の2ショット取材は以外と珍しいそう。でも同い年で誕生日はちょうど2ヶ月違い(※石森が5月7日、土生が7月7日)、血液型は共にA型、20歳になって髪を切ってフロントメンバー入り…と共通点がいっぱい。プライベートでは2人で遊ぶことも多いようで、土生は「虹花がオススメのカフェをいっぱい知っているので連れて行ってもらっています」とにっこり。お互いにメイクも大好きで情報も共有し合っているとか。苦楽を共にしてきた2人が同じタイミングで初フロントに選ばれるとか胸熱なこの展開…石森&土生コンビが2017年の欅坂46をさらに盛り上げること間違いなし!(modelpress編集部)石森虹花(いしもり・にじか)プロフィール
生年月日:1997年5月7日/星座:おうし座/身長:162cm/出身地:宮城/血液型:A型土生瑞穂(はぶ・みづほ)プロフィール
生年月日:1997年7月7日/星座:かに座/身長:171cm/出身地:東京/血液型:A型
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