モデルプレスのインタビューに応じた竹内涼真(C)モデルプレス

“爽やか百貨店”竹内涼真、「ひよっこ」期待のイケメン枠も「王道とはちょっと違う」<モデルプレスインタビュー>

2017.06.10 05:00

俳優の竹内涼真(24)が、連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜/朝8:00~)第十週より登場。竹内にとって“朝ドラ”出演は今回が初。かねてより目標のひとつとして掲げてきた夢がひとつ叶う。モデルプレスでは、“朝ドラ”出演で本格ブレイクに期待のかかる竹内にインタビューを実施した。

念願の“朝ドラ”出演

竹内涼真/連続テレビ小説「ひよっこ」より(画像提供:NHK)
竹内涼真/連続テレビ小説「ひよっこ」より(画像提供:NHK)
女優の有村架純がヒロインをつとめる「ひよっこ」は、“金の卵”として茨城県から集団就職で上京したみね子(有村)が、慣れない都会での生活や突然のトラブルに巻き込まれながらも、殻を自ら破って成長していく物語。

竹内が演じるのは、みね子の隣に住む大企業の御曹司で大学生の島谷純一郎。みね子は、島谷のどことなく陰のある雰囲気が気になってしまう…という関係性だ。

竹内涼真(C)モデルプレス
出演には、「目標がひとつ叶いました。やっぱり親戚が喜びます。『仮面ライダードライブ』をやったときから、『次の目標は朝ドラです』って言っていたので、デビュー当時からずっとです。放送が始まって、『島谷くん』って役名で呼ばれるようになったら嬉しいです」と喜びをあらわに。

起用はオーディションで決定。実施されたのは約10ヶ月ほど前で、竹内が連続ドラマ「時をかける少女」(日本テレビ系)に出演していた頃だという。当時、今ほどの知名度はなく、まさに「これからくる」といったタイミングで、若手俳優のブレイク登竜門と呼ばれる“朝ドライケメン枠”に抜てきされた。

注目度急上昇で見た目にも変化

竹内涼真(C)モデルプレス
デビューのきっかけは、2013年、女性ファッション誌「mina」が主催した「minaカレ」のオーディションでグランプリを獲得したこと。2014年~2015年にかけて放送された「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日)でデビュー2年目ながら主役に選ばれ、その後、ドラマ「下町ロケット」(2015年、TBS)、映画「青空エール」(2016年)、「帝一の國」(2017年)など話題作に立て続けに出演し、注目度が急上昇した。

モデルプレスが竹内に初めてインタビューを実施したのは、2016年の3月。髪型や体型が大きく変化したわけではないが、その頃から比べると、顔立ちや雰囲気が確実に変わったように見える。

それは本人も「違いますね。自分でも分かります。基本的に女子っぽいので、変化が分かるんですよ」と自覚しているそうで、「色んなことが本当に効きやすくて、結構デリケートなんです。この間もオイルマッサージの券をいただいたので、行ったんですけど、もみ返しで次の日熱出ちゃって(笑)」とお茶目にエピソードを語るが、「『時かけ』のときくらいからかな?段々変わっていくのが分かりました」と変化を感じ始めたのが注目度の上昇と同時期とあり、もしかしたらよく聞く“見られると変わる”ということなのかもしれない。

“爽やか百貨店”竹内涼真は全方位ウケ?

竹内涼真(C)モデルプレス
変化は外見だけではなく、歓声の大きさにも如実に表れている。

「とても嬉しいことに、前と比べて歓声が大きくなったと感じています。うちわも増えて、やったーって!Twitterの反響とかも見てますよ。時間があるときに検索しながら、確認して『こういう反応なんだ』ってチェックすることがあります」。

年齢や出演してきた作品的にも、現在のファンの中心は10代、20代女性だが、人懐っこい笑顔と硬派な雰囲気は、老若男女問わず幅広い層に受け入れられる“全方位ウケ”タイプに思える。 “朝ドラ”や青春モノ、最新作なら「帝一の國」で演じた“誰からも好かれる”大鷹弾など、好青年役が見事なまでにハマっており、爽やかでいて全く嫌味がないその魅力は、本人が映画の舞台挨拶などで、自身のアピールポイントととして「爽やか百貨店」と表現している。

竹内涼真(C)モデルプレス
しかし、本音では「自分では、爽やかって分からないんです」と、多少の違和感もあるようで、「そのイメージは嬉しいですけど、自分のことは爽やかじゃないと思っています。理由が何も思い浮かばないですね…舞台挨拶で『爽やかな役ですね』とか聞かれることも多いんですけど、考えて考えて『爽やか百貨店です!』って返事しました(笑)。(菅田将暉ら)『帝一の國』のメンバーとかは『本当は、そんな爽やかじゃないよ』って思ってると思いますよ(笑)」と分析。

俳優である以上、演じた役柄のイメージがその人本人に投影されることはよくある。「だから、役選びも大事だなって思います。“爽やか”って思ってもらえる役を選んでくれてるのは、今のチーフマネージャーさんのおかげなので、感謝です」と現状を冷静にとらえ、「僕は僕に出来ることを全力でやるだけなんです」と真っ直ぐだった。

「ひよっこ」島谷は“ただのイケメン”じゃない!?

竹内涼真(C)モデルプレス
デビューから約4年。順調に見えるキャリアの裏で、竹内が実感する“夢を叶える秘訣”は「自分がこうなりたいって思うイメージを浮かべて、そうなるって決めること」。

「もしも今後、壁にぶち当たることがあったら、今のやり方をどうするか考えますけど、まだぶち当たっていないので」と続けた彼に、“壁にぶち当たっていない”=自身のキャリアが順調である証拠か、と尋ねると「実際に順調かというより、僕の中で“順調で行こう”って決めてるからです」と返ってきた。

それは、自分を“信じる力”。「僕は悩まないんですよ。悩んでる時間って止まってる時間だから、悩むことを無理やりにでもやめて、自分が決めた道を信じて進んでいくんです。高校生のとき、サッカーをやっていた頃、悩み過ぎて失敗しているので反面教師ですね。ポジティブな人って、自然と前に進んでいるんですよね。『ラストコップ』で唐沢寿明さんと共演させていただいて、なおさらそう思うようになりました。小さいことを気にしない。僕、影響されてますもん。あの生き方はかっこいいです。唐沢さんとご一緒できたことは、財産になりました」。

竹内涼真/連続テレビ小説「ひよっこ」より(画像提供:NHK)
竹内涼真/連続テレビ小説「ひよっこ」より(画像提供:NHK)
大切な宝物がひとつ増え、それを抱えて次のステージへ。「ひよっこ」では「自分の中で、新しい役柄」に挑戦する。“イケメン枠”として出演発表時から大きな期待が寄せられていたが、どうやら一癖も二癖もありそうな予感…「多分、王道とはちょっと違います(笑)。変わっているから面白いんです。皆さんが思っている“イケメン”ではないですけど、楽しみにしていてください」。

(modelpress編集部)

竹内涼真(たけうち・りょうま)プロフィール

竹内涼真(C)モデルプレス
1993年4月26日生まれ、東京都出身。2013年、「minaカレ」オーディションでグランプリを受賞。2014年、「仮面ライダードライブ」で泊進ノ介役を務め人気を博す。主な出演作に『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(15)、「下町ロケット」(15)、「スミカスミレ 45歳若返った女」(16)、「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(16)、「時をかける少女」(16)、『青空エール』(16)、『ラストコップ THE MOVIE』(17)、『帝一の國』(17)などがある。

【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. “ブレーク到来”竹内涼真の人気が上昇した2つの理由
    “ブレーク到来”竹内涼真の人気が上昇した2つの理由
    モデルプレス
  2. 竹内涼真が人の往来の激しい場所で小銭をばら撒き、朝ドラと偶然のシンクロ「今度から気をつけて!」
    竹内涼真が人の往来の激しい場所で小銭をばら撒き、朝ドラと偶然のシンクロ「今度から気をつけて!」
    モデルプレス
  3. 竹内涼真がいよいよ登場!「ひよっこ」予告ですでに話題に
    竹内涼真がいよいよ登場!「ひよっこ」予告ですでに話題に
    モデルプレス
  4. どの竹内涼真にする?妄想そそる姿が全女子悶絶必至「お家に迎えたい」「私を殺す気?」
    どの竹内涼真にする?妄想そそる姿が全女子悶絶必至「お家に迎えたい」「私を殺す気?」
    モデルプレス
  5. 竹内涼真は国民の彼氏であり、国民のお兄ちゃんである説が濃厚に
    竹内涼真は国民の彼氏であり、国民のお兄ちゃんである説が濃厚に
    モデルプレス
  6. 竹内涼真の猫耳姿が破壊力抜群!可愛さに胸キュン
    竹内涼真の猫耳姿が破壊力抜群!可愛さに胸キュン
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. 島崎遥香、“転職した”20代振り返る AKB48時代から変わらぬマインド「高望みはしてこなかった」<モデルプレスインタビュー>
    島崎遥香、“転職した”20代振り返る AKB48時代から変わらぬマインド「高望みはしてこなかった」<モデルプレスインタビュー>
    モデルプレス
  2. ME:I・KEIKO、MOMONAとのデビュー前の約束「その瞬間がすごく宝物」ボーカルレッスン経て新たな目標も<「MIRAI」ソロインタビューVol.8>
    ME:I・KEIKO、MOMONAとのデビュー前の約束「その瞬間がすごく宝物」ボーカルレッスン経て新たな目標も<「MIRAI」ソロインタビューVol.8>
    モデルプレス
  3. ゆきぽよ、美人妹ゆみちぃの芸能界デビューに本音 喧嘩事情も明かす<モデルプレスインタビュー>
    ゆきぽよ、美人妹ゆみちぃの芸能界デビューに本音 喧嘩事情も明かす<モデルプレスインタビュー>
    モデルプレス
  4. <白浜朱莉インタビュー>札幌コレクション初出演で堂々ウォーキング 注目モデルの夢を叶える秘訣とは?
    【PR】<白浜朱莉インタビュー>札幌コレクション初出演で堂々ウォーキング 注目モデルの夢を叶える秘訣とは?
    株式会社JKM MUSIC
  5. ME:I・SUZU、10代半ばで単身渡韓を決断できた理由 “何も未来が見えなかった”時期経て辿り着いた今「神様はどこかで見てくれているのかな」<「MIRAI」ソロインタビューVol.7>
    ME:I・SUZU、10代半ばで単身渡韓を決断できた理由 “何も未来が見えなかった”時期経て辿り着いた今「神様はどこかで見てくれているのかな」<「MIRAI」ソロインタビューVol.7>
    モデルプレス
  6. FANTASTICS瀬口黎弥、休養期間に勇気づけられたメンバー&ファンからのメッセージ “1番刺さる言葉”をくれる人物とは<モデルプレスインタビュー>
    FANTASTICS瀬口黎弥、休養期間に勇気づけられたメンバー&ファンからのメッセージ “1番刺さる言葉”をくれる人物とは<モデルプレスインタビュー>
    モデルプレス
  7. “話題作多数出演”山田愛奈、陰のある役にもやりがい 蒼井優からも刺激「ずっと憧れだった」<「春になれ!」インタビュー>
    “話題作多数出演”山田愛奈、陰のある役にもやりがい 蒼井優からも刺激「ずっと憧れだった」<「春になれ!」インタビュー>
    モデルプレス
  8. ME:I・RAN、結成後のグループのターニングポイント明かす「正直に話し合った」<「MIRAI」ソロインタビューVol.6>
    ME:I・RAN、結成後のグループのターニングポイント明かす「正直に話し合った」<「MIRAI」ソロインタビューVol.6>
    モデルプレス
  9. Snow Man向井康二、監督一同唸ったアドリブ・俳優としての凄みとは―関西ジュニアぶり共演のプロデューサーが語る<「リビングの松永さん」萩原崇PインタビューVo.2>
    Snow Man向井康二、監督一同唸ったアドリブ・俳優としての凄みとは―関西ジュニアぶり共演のプロデューサーが語る<「リビングの松永さん」萩原崇PインタビューVo.2>
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事