真剣佑、広瀬すずに抱く“信頼とホーム感”「すずちゃんで良かった」…一方でイケメン役に苦戦?「実はすごく難しいんです」<モデルプレスインタビュー>
2017.03.23 18:00
views
俳優の真剣佑(20)が、モデルプレスのインタビューに応じた。2017年「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞し、現在は公開中の広瀬すず主演の映画「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」に出演、ほか多数の作品が控えるなど、ブレイク中。今作では、注目を浴びるきっかけとなった映画「ちはやふる」に続き、広瀬と再共演を果たす。約2年半「一緒の時間が多かった」という広瀬との関係、役にまつわる恋愛観、そして役者としての今後…真剣佑に迫った。
青春感動サクセスストーリー
2009年3月、福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部が全米チアダンス選手権大会で優勝し、世間を騒がせた実話をもとに、女子高生たちと彼女たちを支えた一人の教師との絆の青春感動サクセスストーリーを描く今作。真剣佑は、広瀬演じるひかりがチアダンス部に入部するきっかけとなる、同級生の山下孝介役。密かに孝介に思いを寄せるひかり…2人の淡い恋愛模様も見どころとなる。
「イケメン役はすごく難しい」
― 広瀬さんとは、映画「ちはやふる」から続けての共演でしたね。真剣佑:また、すずちゃんと共演出来るということで嬉しかったんですけど、役柄的には不安でした。ひかりがすずちゃんで良かったなと思いながら、全部すずちゃんに頼りながら演じていました。
― 今回、不安な役だったというのは?
真剣佑:イケメンな役だったので。実は、イケメンの役はすごく難しいんです。やってみないとどうなるか分からないし、どう芝居するかっていうのが難しい。すずちゃんが居てくれたから、安心して芝居が出来ました。
― キラキライケメンでした。
真剣佑:本当ですか?良かったです。そういうお言葉を聞くと、自分に自信をつけたいなと思います。
広瀬すずと再共演!「誰にも負けない」こととは…?
― 広瀬さんが一緒だと心強いですか?真剣佑:はい!もう2年半の付き合いですし。「ちはやふる」の公開のときに今作品の共演が決まって、「次も一緒だね」って。「ちはやふる」のプロモーションが終わった後に「チア☆ダン」の撮影に入ったので、ずっと一緒でしたね。
― 「チア☆ダン」の撮影はいかがでしたか?
真剣佑:もちろん内容が違うので気持ち的には切り替わってたんですが、「ちはやふる」から続けて、また福井弁だったんですよ。言葉に関しては逆に安心しましたし、誰にも福井弁は負けたくないなって(笑)。
― 確かに続けてですね!
真剣佑:でも、ほかのキャストの方もとっても福井弁が上手で。すっごい努力したんだろうなって思いました。チアダンス部のメンバーだと、ダンスの練習もある中、大変なのにすごいなと。
― ご自身の福井弁は?
真剣佑:誰にも負けません!若手役者の中では、負けないです!!
― 「ちはやふる」「チア☆ダン」と2年近く福井弁の役を演じ、さらにこのあと「ちはやふる」の続編も。
真剣佑:ずっと福井弁、ずっと広瀬すず。ちょっと飽きてきた…っていうのは嘘で、楽しみにしています!ホーム感があります。
ブレザー派?学ラン派?
― 役柄とご自身で、重なる部分はありましたか?
真剣佑:一切なかったです。僕はアメリカの高校に通っていたので、そこから違うなと。あまり考えないようにしています。
― 以前、「学ランを着るのが新鮮だ」とおっしゃっていましたが、「チア☆ダン」ではブレザーで。
真剣佑:学生服って着る機会がなかったので、嬉しいですね。今回は、勉強も出来るし、サッカー部のエースだし、優等生っぽい役だったので、正統派な着こなしでした。メイクもそうですけど、制服を着るとその人物になっていくというか気持ちが入っていくので、とても大切です。
― 個人的にブレザーと学ランはどちらが好きですか?
真剣佑:ん~…どっちも好き!ブレザーはイケメンのイメージ。でも、やっぱりどっちも好きです。
“頑張っている女性”は「魅力的」
― 真剣佑さん演じる孝介は、広瀬さん演じるひかりからの恋心に気が付かない、恋愛に鈍感な役どころでしたね。2人の距離感には、青春の甘酸っぱさともどかしさがありました。真剣佑:2人は背中を押し合って、勇気付けられて頑張るような仲だったので、僕自身、観ていて途中はちょっと苦しいと感じました。
― ひかりのように何かに頑張っている女性はいかがですか?
真剣佑:魅力的ですね。何かに向かって頑張っている姿や夢中になっている姿は、「頑張れ!」って応援したくなります。
― 今、何かに向かって頑張っているモデルプレス読者にメッセージをお願いします!
真剣佑:どんな形でも頑張っている人は魅力的です。「チア☆ダン」は笑いあり、感動あり、背中を押してくれる作品なので、笑いながら泣かせる自信があります。誰かを応援する気持ち、応援されて頑張る気持ち、色んなことに共感してもらえると思うので、この作品が背中を押すきっかけになれば…。
“夢を叶える秘訣”は?
― 「第40回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞されるなど、ご活躍されていますが、今後挑戦したい役柄や作品は?真剣佑:巡り合わせだと思っているので、具体的なものはないです。役者は監督さんや脚本との出会いが全てですし、いい出会いがあれば良いなと思っています。今は目の前の役を愛して、理解して、演じていきたいです。
― 真剣佑さんが考える「夢を叶える秘訣」は何ですか?
真剣佑:僕は15歳の頃に観た映画で、夢をいただいて役者になりたいなと思いました。でも、最終的に夢を掴めるなら、きっかけなんて何でもいいと思いますし、そのきっかけを探すことから始めて、それに向かって日々努力していくことが大事だと思います。「夢は叶う」っていうけど、努力しないと叶わないと思いますし、ゴールに向かって頑張ることが必要だと思っています。
― ゴールに向かう中で、心が折れそうになる瞬間はありますか?
真剣佑:毎回ブチ折られてます。「チア☆ダン」の現場でも、完成した映画を観たときも。
― そんなときは、どのようにして乗り越えていますか?
真剣佑:何も考えないです。僕は監督に頼っていますが、監督に慰めてもらうことは出来ないので、「この失敗を活かして次も頑張ろう」「次は結果を出そう」と思っています。
― 今の夢を教えてください。
真剣佑:「本物の役者」になりたいです。僕もまだ全然ゴールは見えてないですし、「本物の役者」って何か分かってないですし、一生かけて探していきたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
真剣佑(まっけんゆう)プロフィール
1996年11月16日生まれ。ロサンゼルス出身で、2014年より日本での活動をスタート。2016年、映画「ちはやふる」(上の句・下の句)やTBS系ドラマ「仰げば尊し」で注目を浴びる。「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。2017年は、「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」が公開中のほか、「ピーチガール」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の公開が控える。映画「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」(公開中)
監督:河合勇人(「映画 鈴木先生」「俺物語!!」)脚本:林民夫(「永遠の0」「予告犯」)
キャスト:広瀬すず/中条あやみ 山崎紘菜 富田望生 福原遥/真剣佑 柳ゆり菜 健太郎 南乃彩希/天海祐希
<ストーリー>
県立福井中央高校に入学した友永ひかり(広瀬すず)は、中学からの同級生でサッカー部の孝介(真剣佑)を応援したいためだけにチアダンス部へ入部する。
しかし、彼女を待ち受けていたのは、顧問の女教師・早乙女薫子(天海祐希)による、「目標は全米大会制覇!おでこ出し絶対!恋愛禁止!」という超厳しいスパルタ指導…
ポンコツチアダンス部が“全米大会制覇”に向かって走り出す!!フツーの女子高生たちの夢への挑戦が今、始まる――。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
「レコ大」企画賞受賞のAyumu Imazu、世界中で続々カバーされた「Obsessed」で得た自信 夢を叶える秘訣は「周りと比べずに自分の道で進んで行くこと」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
【新グループMYERA独占インタビュー】5人のキャラクターを深堀り アーティスト目指したきっかけも告白モデルプレス
-
【フジコーズ対談】藤本理子×友恵温香、1周年ライブを振り返って …リーダーとしてメンバー&後輩に伝えたいこと<モデルプレスインタビュー>モデルプレス
-
マツコ会議にも出演で話題の一生友子“令和のカリスマJK”が語るメイクのポイント・夢を叶える秘訣とはモデルプレス
-
浅川梨奈「おむすび」で朝ドラ初出演「誰しもが出たいと思う場所」撮影現場で驚いたこと明かす【インタビュー】モデルプレス
-
松たか子「ロンバケ」出演を後押しした言葉「人生の分かれ道だった」当時の心境赤裸々に語る【「スロウトレイン」インタビュー後編】モデルプレス
-
松たか子、多部未華子・松坂桃李・星野源との共演裏側明かす「最高の妹と弟」「安心感がありました」【「スロウトレイン」インタビュー前編】モデルプレス
-
木村拓哉「避けて通るのは違う」“飲食業界のリアル”重要視した理由 役と向き合い視座に変化【SPドラマ「グランメゾン東京」インタビュー】モデルプレス
-
佐野勇斗、夢の朝ドラ出演で「鳥肌が立った」瞬間 ファン層拡大で“今までにない経験”も【「おむすび」インタビューvol.3】モデルプレス