モデルプレスのインタビューに応じた入山法子(C)モデルプレス

「きみはペット」スミレ役・入山法子、“モモ”志尊淳とのお風呂シーンで「関係性が完成した」 モデルプレスインタビュー

2017.02.04 10:00

女優の入山法子(31)が、モデルプレスのインタビューに応じた。入山は、2月6日から放送開始されるフジテレビ新ドラマ「きみはペット」(毎週月曜初回26:35~よりスタート/FOD:2月5日20:00~毎週2話ずつ先行配信スタート)に主演。累計発行部数420万部を記録した小川彌生氏の人気コミック「きみはペット」を、14年ぶりにドラマ化した同作。入山が“スミレ”を、W主演の志尊淳が“モモ”を演じる。

「きみはペット」14年ぶりドラマ化

(C)小川彌生/講談社 c2016「きみはペット」製作委員会
(C)小川彌生/講談社 c2016「きみはペット」製作委員会
同作は、「キャリアウーマンがペットとして美少年」を飼うという新しい同居スタイルを描いた物語。高学歴で容姿端麗のキャリアウーマン・巌谷澄麗(スミレ/入山)と、ペットとして同居を始めるイケメン男子・合田武志(モモ/志尊)を中心に、ちょっぴり大人のピュアラブストーリーを紡ぎ出す。

2003年には初めて日本でドラマ化され、2011年には韓国で映画化された。

“モモ”志尊淳とのお風呂シーンで「関係性が完成した」

入山法子(C)モデルプレス
― 完成した映像を観た感想を教えてください。

入山:客観的に観られなかったです(笑)。今、一番緊張してるんです。お話をいただいたときは、本当に嬉しくて「よーし、やるぞ!」って意気込んで、撮影中は無我夢中で駆け抜けて、終わったときは充実感と達成感と喪失感があって、全部出し切って…。そんな作品が出来上がって、ソワソワドキドキしています。

― 元々、原作はご覧になっていましたか?

入山:私、漫画が大好きだったので、スミレ役をいただいたときは、本当に嬉しくて!原作の読者の方も、ドラマや映画ファンの方も、皆さんの中にスミレのイメージがあると思うんですけど、私の中では本当は弱いのに外に出るときは仮面を被って武装してる可愛くてギャップのある女性という印象だったんです。応援したくなる人だなと思うし、そこを意識して演じていました。

入山法子(ヘアメイク:MAKI、今関梨華(P-cott)スタイリスト:阿井真里)/(C)モデルプレス
入山法子(ヘアメイク:MAKI、今関梨華(P-cott)スタイリスト:阿井真里)/(C)モデルプレス
― ご自身と重なる部分はありましたか?

入山:結構ありました。20代の頃は、かっこ良く見られたいとか、本心を言わずその場が丸く収まるならそれでいいとか、そういう部分が結構あって。それで、家では「あーーー!!!」ってなるっていう(笑)。スミレもそういうところがあるので、共感するし、似てるなって思います。不器用で難儀で、でも愛おしい存在です。

― 現場では、アドリブが多かったとか?

入山:そうなんです。「台本は8割、いや5割でいいよ」って言われて。現場で感じる空気や、相手を目の前にしてその場で出て来たことを、出してほしいって言われていたので、アドリブ満載でやらせていただきました。志尊くんとのシーンは、どこがアドリブか覚えてないくらいです。

― まず“人間のペットがいる”という状態が現実離れしていますが、映像で観るとリアリティを感じました。それもアドリブが活きていたからでしょうか?

入山:そうですね、ずっとアドリブでいられるくらいの関係性だったのは大きいと思います。スミレとモモの関係は、撮影が始まってわりとすぐ出来上がったんですけど、1つ鮮明に覚えているのが、1話で私が彼に「モモ」って名前をつけるシーン。お風呂で彼の頭を洗ってあげるシーンで、「君の名前はモモ」って言ってカットがかかった瞬間に、志尊くんと「モモになったね」って話をしたんです。そのときに、「関係性が完成した」って感じました。そのあとは、志尊くんがモモにしか見えなかったので、裸を見てもドキドキしなかったです。志尊くんは、ずっとモモでいてくれました。

もしも「ペットが落ちてたら?」

入山法子(C)モデルプレス
― 実際、自分がスミレと同じ状況になったら、どうしますか?

入山:ペットが落ちてたら?警察呼んじゃう(笑)。あ~でも、怖くて呼べるかな。

― とりあえず、動揺しますよね(笑)。

入山:だと思います(笑)。スミレに共感出来る部分は多かったんですけど、やっぱり飼い主にはなれないかな。

― 途中、スミレは完全に“飼い主”になっていましたね。

入山:蓮實(滋人)先輩(竹財輝之助)と付き合えたことで、先輩しか愛してないんですよ。だから、モモは完全にペットに。

― 前半はモモとの胸キュンシーンが印象的でしたが、後半になるにつれて、蓮實先輩との三角関係が…。

入山:後半はしんどかったですね…。色んな登場人物の感情に飲み込まれながら、成長していくので。特にスミレは優柔不断なんです。決められないし、大好きだから嫌われたくない。ずっと不安を抱えて、迷って…という時期が長いので、そこが一番しんどかったです。スミレの心に寄り添うほど、私も引っ張られて、蓮實先輩の顔を見るだけで切なくなる時期もありました。

― 役に感情が引っ張られるタイプですか?

入山:今回が初めてでした。それだけの思いを持って挑んだ作品だなと思います。

“夢を叶える秘訣”は?

入山法子(C)モデルプレス
― では、最後になりますが、“夢を叶える秘訣”を教えてください。

入山:諦めないこと、シンプルに。「なんで上手くいかないんだろう?」とか、「向いてないんじゃないかな?」とか、「やめちゃおうかな?」とかあると思うんですけど、諦めなければ、いつかは叶うと思います。私は今回、「きみはペット」という作品に出会えたことでひとつ、夢が叶いました。夢があれば、努力してない人はいないと思うんです。努力を続ければ、いつかチャンスが回ってくると思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

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入山法子(いりやまのりこ)プロフィール

入山法子(C)モデルプレス
生年月日:1985年8月1日
出身地:埼玉県
血液型:A
身長:168cm

モデル、女優として、ドラマ・映画・CMと幅広く活躍中。2月6日より、フジテレビでドラマ「きみはペット」が毎週月曜放送。

ドラマ「きみはペット」

(C)小川彌生/講談社 c2016「きみはペット」製作委員会
(C)小川彌生/講談社 c2016「きみはペット」製作委員会
出演者:入山法子 志尊淳/竹財輝之助 柳ゆり菜 野呂佳代 志田友美 ほか
エピソード数:16話

<あらすじ>
大手新聞社に勤める新聞記者・巌谷澄麗(スミレ)は、容姿端麗、高学歴という才色兼備のキャリアウーマン。でも、本当は繊細で恋愛に不器用。スミレが失恋した上に左遷という人生のどん底にいたある日、ダンボールに入った美しい青年・合田武志と出会う。

かつての愛犬“モモ”に似ている彼を“ペット”として一緒に暮らし始めたスミレは、次第に彼との時間に心癒されていく。そんな頃、初恋の人・蓮實滋人と新聞社で再会し…。
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