「ニンニンジャー」西川俊介、「よく怒られていた」から増した輝き―ライバルに負けない“強さ”とは モデルプレスインタビュー
2016.09.04 07:00
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俳優の西川俊介(22)が、モデルプレスのインタビューに応じた。2013年、「第26回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞。その後「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のアカニンジャー(伊賀崎天晴)で、知名度が上昇。2016年6月には舞台「APHΣ REBELLION ~アレス・レベリオン~」で主演を務め、朗読劇「僕とあいつの関ヶ原」(7月)、舞台「天球儀」(8月)と着実に経験値を積み、9月27日からは今年4本目の舞台「THE面接」に挑む。今回は、一歩ずつ俳優としてキャリアを重ねる彼の内に秘めた思いと、見据えている未来像に迫った。
俳優の実力が試される「THE面接」
若者の思いやユーモアを交えながら訴えかけることに定評のある樫田正剛氏が、大手イベント会社の最終面接試験に挑む男女を描いた同作。舞台セットが椅子のみのため、俳優の実力・役者魂・底力が試される。過去の公演には、EXILE USA、黒木啓司、劇団EXILEメンバーなどが出演していたことも。1994年の初演から22年経った今でも、観客を引き込んでいる。
舞台出演が続く“今”思うこと
― 今回の舞台「THE面接」に臨む心境をお聞かせください。西川:舞台上には椅子しかなくて、純粋に役者の実力、役者魂が試されるのですごく鍛えられると思います。「面接」が題材なので、入試や就活を控えている方にも観て欲しいです。
― つい先日も別の舞台(「天球儀」)にご出演していましたよね。 舞台への出演が続く今は、ご自身の俳優人生の中でどのような時期だと捉えていますか?
西川:毎月こうして舞台に出させていただいているのは本当に嬉しいです。それぞれの舞台で、演出の方が自分に求めていることとか、指導してくださることが違います。なので、1つひとつの舞台が、演技面で成長できる機会になっていると思います。
―「ニンニンジャー」で映像作品に1年間携わっていらっしゃいましたが、今回のような舞台作品では勝手が違うこともあったのでは?
西川:ドラマなどはカット割りとかもあって、画面に映るか映らないがありますけど、舞台だといつお客さんに見られているのかわからないので、セリフ以外のところのお芝居の部分でも、勉強になっています。
『ニンニンジャー』の反響は?
― 今年2月まで『ニンニンジャー』が放送されていましたが、周囲の反響はいかがでしたか?西川:ブログとかTwitterのフォロワーが増えたっていうのも大きくてありがたいです。今まで芸能活動を反対していた、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さんとかも「頑張れ」って言ってくれますし、友達が「観てた!」って言ってくれたのも嬉しいですね。街を歩いていて声をかけられることはないですが(笑)。
― 西川さんのSNSを拝見すると『ニンニンジャー』出演者の皆さんとは作品が終わった今も仲が良さそうですが
西川:そうですね。それぞれ舞台とかで出てるんですけど、お花を送ったりとか、観に行ったり、観に来てくれたり…。仲間であり、戦友であり。お互いを意識しつつ、いい仲だと思います。
同世代のライバルに負けない“強さ”
― 今回の舞台は、「生き残れ!究極の面接ストーリー」というキャッチコピーが目を引きますが、『ニンニンジャー』の戦友たちも含めて、同世代の俳優さんが多い中で西川さん自身が生き残るために「これだけは誰にも負けない!」という強みやアピールポイントは何ですか?西川:メンタルの強さというか、折れない心。『ニンニンジャー』の時によく怒られていたんですけど、カメラマンの方とかに「そうやって逃げずに来るところがお前はいいな」って褒めていただけたので、それが強みです。9年間野球をやっていた時も監督にめちゃめちゃ怒られてたんですけど(笑)、怒られた時は「なんで怒られているんだろう?」ってまずは考えて、後々「ここが悪かったんだ」って1人になった時に整理して、結構自主練してました。「足腰がまだ弱いから、走りに行こう」、「バッティングが最近調子悪いから、素振りしてホームを固めて、バッティングセンターで流す練習をしてみよう」とか。怒られても感情的にならないタイプなので、後々1人で考えた時に振り返って改善策を実行します。
西川俊介が見据える未来とは
― 今後、チャレンジしてみたいことは?西川:英語をやりたいなと思っています。やっぱり英語が出来ると世界が広がりますし、若い方と差がつけられるところでもあると思うので、気になっているところです。海外に出た時に舞台挨拶とかで英語ペラペラ喋ってたら「おっ!」ってカッコいいじゃないですか!あとは、『ニンニンジャー』でもやらせていただいたんですけど、アクションをもっと深く追求して、ゆくゆくは大河ドラマで披露出来たらいいなって思います。
― 仕事面とは反対に、プライベートでは何かやってみたいことはありますか?
西川:今、ペン習字をやっているところです。ドラマとかに出ても、自分で字を書くことがあるので、字が綺麗な方が印象もいいですし、「こういうのも出来るんだ」っていうギャップが欲しいなと思います。
― 先ほどの英語をやっていきたい想いにも通じますね。
西川:そうですね、幅広く出来るようになりたいです。あとは『ニンニンジャー』でバカキャラが定着しちゃったかもしれないので(笑)、そういうのを払拭して「西川俊介すげーな」って思ってもらえるようになりたいです!
― では、目標にしている俳優さんは?
西川:事務所の先輩の渡辺謙さん。アクションもされていますし「かっこいいな」って憧れます。華のある主演が出来る俳優になることが目標です。
夢を叶える秘訣は?
― これから俳優としての幅を広げて“成りたい自分”に近づくために、西川さん自身が思う「夢を叶える秘訣」を教えて下さい。西川:やっぱり諦めないで努力することが夢を叶える近道なんじゃないかなって思います。僕は「ジュノンボーイコンテスト」で1回落ちてるんです。でも、見てる人は見てくれているので、努力が自分にはわからないところで実を結ぶこともあると思います。それに、努力すれば自分に自信がつきますし、自信がついたら「この夢を叶えてみようかなって」って思えるようになる。自分も「ジュノン受けよう!」って思ったので、努力をして自信をつけることが大事だと思います。
― ありがとうございました。
22歳の好青年・西川俊介から目が離せない
1つひとつの質問に対し、受け売りではない“自分の言葉”で丁寧に答える姿は正真正銘の好青年。素直さに、そして実直に努力を重ねて花開くその時まで西川俊介から目が離せない。(modelpress編集部)
生年月日:1994年4月4日
出身地:群馬県
身長:178cm
特技:野球(9年間)・バスケットボール・柔道(初段)
趣味:スノーボード
2013年、「第26代ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞。KTV・CX系ドラマ「GTO」(2015)への出演を経て、EX「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のアカニンジャー/伊賀崎天晴役で初主演を務める。2016年1月には、ファースト写真集「DIAMOND」 (主婦と生活社)発売。同年、6月の主演舞台「ARHΣ REBELLION ~アレス・レベリオン~」からはじまり、朗読劇「僕とあいつの関ヶ原(7月)、舞台「天球儀」(8月)と舞台出演を重ね、9月27日から幕を開ける「THE面接」に出演する。
方南ぐみ企画公演「THE面接」公演概要
公演期間:2016年9月27日(火)~10月2日(日)劇場:俳優座劇場
作・演出:樫田正剛
出演:麻生夏子、伊藤麻実子、スンヒョク(Apeace)、瀬下尚人、武田航平、西川俊介、水谷あつし、宮田悟志(五十音順)
チケット販売:9月3日よりスタート
【Not Sponsored 記事】
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