小関裕太「真っすぐに、スマートに」成長を語る プライベートQ&Aで恋愛観も モデルプレスインタビュー
2015.10.23 18:00
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俳優の小関裕太(20)がモデルプレスのインタビューに応じた。「ごめんね青春!」(TBS系/14年)や「ホテルコンシェルジュ」(同/15年)などの連続ドラマのほか、今年8月には20歳を記念して制作された主演映画『Drawing Days』が公開。来年1月から主演ミュージカル「DNA-SHARAKU」も控える彼に、この1年を振り返ってもらいながら、プライベートにまつわる様々な質問も投げかけてみた。
インタビューが行われたのは、小関ができたてほやほやの『Drawing Days』DVD(11月13日発売)を手にしたその日。神奈川県三浦市を舞台に、夢を心に秘めた19歳の青年・夏生(小関)と夫に先立たれた60歳の婦人・佳乃(根岸季衣)の奇妙な共同生活を描いた同作は、元々今年6月に行われた「小関裕太 20th Birth Dayスペシャルイベント」での上映を目的に制作されたが、好評を受けて8月に東京、名古屋、大阪での劇場公開が実現。小関自ら制作段階から関わった思い入れのある作品の魅力が全国へと波及した。
小関:あの…素晴らしいです(笑)。(DVDのスペシャルフォト集をめくりながら)この部屋(=佳乃の夫のアトリエ)、明治時代から残っている部屋で。
― 素敵ですね。
小関:ロケ地の神奈川県の三崎にある家で、他の部屋は最近作られたみたいなんですけど、この部屋だけ明治時代の建物なんですよ。ここだけ残って、アトリエになって。
― ジャケットのデザインも可愛いですね。
小関:このタイトルは僕が書きました。全体のデザインは夏生が劇中で実際に使っていた油絵のバッグをそのまま。…このDVD、触り心地いいんですよ。
― あ、本当だ!これは手にとらないとわからない(笑)。
小関:触り心地のいい、新感覚DVD(笑)。
― 最初はバースデーイベント目的で制作されたものでしたけど、日本全国で公開されて。
小関:東京と大阪と名古屋で。また機会があったらやりたいですね。アメリカにいる友達とかにも観てもらったりしたんです。
― アメリカにお友達がいらっしゃるんですね。
小関:はい。結構、みんなアメリカに旅立つんですよ。向こうの大学に行ったりだとか。
― 海外で『Drawing Days』を見るとまた違うかもしれませんね。
小関:かもしれない。やっぱり日本っぽいから、懐かしくなるかも。
― 本当にそうですね。日本の良さが出てる。
小関:たくさんの人に観てもらえるといいなぁ。
― 20歳を迎え、『Drawing Days』の公開もあり、様々な活躍の場があった1年でしたよね。
小関:今年は20歳になったことが自分の中ではすごく大きくて、あとは色々な新しい出会いもありとても充実していました。映画を作ったことも、ドラマに出たことも、色んな人に出会うってことも、全てひっくるめて。あと初めてのニューヨーク1人旅も。とにかく新鮮なものに触れ合って、それがどんどん体に染み込んでいった実感があったから。とにかく楽しんでいた1年だと思います。
― 成長できたな、という部分は?
小関:全て(笑)。
― 全てが身になった?
小関:うーん、すごく真っすぐになった気がします。曲げずに真っすぐ行く、っていうことができるようになった気がします。それはすごい成長かもしれない。
― 自分を信じられるようになった?
小関:自分を信じることもそうだし、周りを信じることもそう。だから余計なことを考えず、真っすぐ進むっていうことができるようになった気がします。
― なるほど。
小関:部屋がきれいになったりとか(笑)。
― 汚かったんですか(笑)?
小関:はい、汚かったです。余分なものは全部捨てました。
― 断捨離?
小関:「だんしゃり」?あっ、なんか聞いたことあります。初めて使うけど、ずばり断捨離です(笑)。
― たくさんのモノはいらない、という心境になったんですか?
小関:うん、スマートが一番。スマートかっこいい!って思いました。服もそうだし、スマートにまとまってるのが素敵だなって。服がスマートで素敵だったら、生き方もスマートなほうがかっこいいのかなって。時間の使い方も。全部につながって、ちょっと今ハマってます。
― いいですね、スッキリして。
小関:そう、スッキリしました。
― それを踏まえて、来年はどういう1年にしたいですか?
小関:来年はスマートに…いや嘘です、“来年も”になっちゃう(笑)。ちょっとやりたいことが、いくつかあったりして。もちろんチャレンジをしつつ、その中でちゃんと残せるものを残していきたいなって思いますね。
― 具体的に思い描いていることは?
小関:舞台もそうだし、ドラマとか、素敵な作品の中で、素敵な存在になれる人でありたいなって思います、来年は。作品作りの他にもチャレンジをたくさんするけど、作品の中では今できることを全て費やせるように、真っすぐに行きたいなって思いますね。
― 急ですけど、10年後はどうなっていると思いますか?
小関:30歳?三十路…。
― もしかしたら、ご結婚されているかも?
小関:そうですよね。
― ○歳で結婚したい!という願望はありますか?
小関:うーん…あんまりないなぁ。20代で結婚するのもいいなって思いますけど、40歳までには…って感じですかね。
― 10年後は…
小関:イギリスでスーツを着て、「ちょっと仕事に行ってくる」って言えるような人になっていたい(笑)。
― 英国紳士ですか?!
小関:はい(笑)。仕事でイギリスにいるんですよ。ホテルなのか、自分のアパートなのかわからないですけど。起きて「ちょっと今日はキメよう」って思いながらスーツを着て、「じゃあちょっと仕事行ってくる」って…誰に言うんだろ?!そこからだ(笑)。
― 伴侶ですかね(笑)。
小関:伴侶(笑)!いるかもしれないし、いなかったら普通に家に「行ってきます」って…(笑)。
― 家に(笑)。
小関:ちょっとスーツ着て、イギリスを歩いている男になりたいです。
― 日本じゃなかったことにビックリしました(笑)。
小関:あはは(笑)。イギリスでも、ってことです。
― そういう場所が日本以外にもあればいいな、と。
小関:そう、日本だけじゃなくて世界にも広がってるっていう。イギリスがいいなぁ。まだ行ったことないんです。行ってみたい。
― 10年後には是非。
小関:30歳はイギリスで歩いてます(笑)。そういえば最近はスペイン語を少しだけ勉強してて。今度舞台「DNA-SHARAKU」で共演するナオト・インティライミさんと話したんです。
― スペイン語!それは何がきっかけで?
小関:共演した方がたまたまスペイン語を話せて…というのがきっかけでした。待ち時間に「ちょっと教えて~」って教えてもらったら意外とハマって。世界の言語の中で、英語とスペイン語は結構どこでも使うんですよ。だから英語も勉強してますし、スペイン語もいいなって。
― すごいですね…!
小関:そういえばナオトさんもスペイン語を話す方だ!と思って、この間初対面の時に「Hola!」って(笑)。まだ口外できるほど喋れないですけど…。「喋れるんですよ~」なんて言ったら、ナオトさんがペラペラペラーって話すから「あっ、ちょっとわかんないです」ってなっちゃいましたもん(笑)。
― でも自己紹介くらいだったら…
小関:はい。「こんにちは、元気ですか?」「はい、元気です」だけ(笑)。
― それだけできたらもうOK(笑)。
小関:これから、ですね(笑)。
小関:マスクをつけること!夏の時期から、乾燥と花粉にやられてるんですよ。マスクをつけると、保湿されるなって(笑)。
― 常につけているんですか?
小関:はい。あとマスクによって気分変わるなって思いました。シャープなマスクしてるときはちょっとかっこいい気分になるんですよ(笑)。覆われるタイプのやつは、なんかゆったり気分になる。
― ゆったり気分(笑)。
小関:マスクによって感情が変わるんだって思いました。
― 最近、布とかおしゃれなデザインのものがありますよね。
小関:ありますね!あと、絹もありますよね。こだわりは…ないです(笑)。スマートというか、かっこいいのが好き(笑)。でも最近よくある黒いの、あれはちょっとつける自信ないですね。白くて、かっこいいやつ。それか、バンダナをつけてみたいなってちょっと思いました。バンダナをマスク代わりに。
― それは目立っちゃいそう(笑)。
小関:確かに(笑)。でもわかんないですよ、数ヶ月後には普通になってるかもしれない(笑)。やってみよ。マスクの先をゆく。それかバンダナじゃなくて…風呂敷…じゃない…
― 手ぬぐいですか?
小関:手ぬぐい!手ぬぐい好きなんですよ。浅草で買ったり、人からもらったりするので、それを使ってもいいかなって。保湿もできるし、タオルにも使えるし。
― 万能ですね(笑)。続いては<最近、胸キュンしたこと>。
小関:胸キュンかぁ…。この間、雑誌の企画で猫を触ったんですよ。猫って、僕初めて触ったんですよね。20歳にして。その時に「あっ、実は初めてだ」って気づいて。
― それは珍しい!
小関:単純に触る機会がなくて。猫は自分が興味を示すものにしか近寄らない性格で、こっちが「おいで、おいで」とかやると逃げてっちゃうじゃないですか。ちょっと“ツンデレ”というか。ツンツンしてるんですよ。犬は逆にすごい寄ってくる。僕は犬と一緒に過ごしてきたから、改めて「犬ってなつっこいな、可愛いな」って思って。
― 逆に犬に胸キュンしたという。
小関:今までは普通だったんですよ。家に帰ったら寄ってくるとか、抱っこして寝ちゃうとか。それが普通だったんだけど、猫と出会ったことによって「あっ、犬って可愛いんだ!」って思って。それからなんか余計に可愛くなりました。
― 猫派にはならず。
小関:そうですね。ちょっと自由なのは僕に合わなかったです(笑)。なんだろうな、僕が自由だから、相手には自由でいてほしくない(笑)。
― それは女子のタイプにも言えるかもしれない。
小関:かもしれないです(笑)。その時思いましたもん、女子は猫気質よりも犬っぽい人だなって(笑)。
― 続いては<最近ゲットしたお気に入りのアイテム>。
小関:高橋歩さんの「SHOUT69 狂え!叫べ!強く、響け。」という本を手に入れました。エッセイと写真集の間みたいな。おしゃれで、色味がいいんです。絵もご本人が描いていて。旅が好きな方で、自由人で、その自由っぷりが書いてあるんですけど、それに刺激を受けました。
― 小関さんも旅がお好きだから。
小関:そうです。例えば、「夢は夢中の中にある」っていう言葉。これは歩さんの言葉ではないんですけど…そういう感じの、ちょっと「なるほど」っていう、自分の力になる言葉がぼん!と載ってるんですよ。すごいいいんです。僕の教科書みたいなものです。
― では<最近怒ったこと>はありますか?
小関:すっご~い急いでるのに、道で横に広がって、楽しそうに話している若者たち(笑)。
― 若者たち(笑)。
小関:位置関係が見える人が少ないなって、最近思って。年齢に限らず。
― 電車とかもそうですよね。
小関:「もうちょっとそっち行ってくれたら、みんな均等になるのに」って。僕は舞台をやってるから…舞台って、位置関係が大事じゃないですか。お客さんからすると「あれ、近すぎるんじゃない?」っていうのがやっぱり一番気になるポイントだったりするんですよ。そういうのを勝手に体が覚えてるから、「今、後ろにあの人いる」とか、そういうのがすごい見える。見えるから、余計に求めちゃう(笑)。
― なるほど。<最近泣いたこと>はいかがですか?
小関:『最強のふたり』っていう、僕の大好きな映画があって。それを久々に観たら泣きました。五体不満足なお金持ちと、彼を補助する嫌われ者の話なんですけど。2人の掛け合いがいいんですよね。五体不満足を全く気にしないで、もうずっとふざけ続けてる。そのファンキーさと、「気にしないでくれるんだ」っていうことさえも考えない、幸せそうな存在がいいなぁと胸を打たれて。ちょっと涙をぽろりと流しました。
― 感動した作品は何度も観返しますよね。
小関:はい、何度も。
― では最後に。<21歳になる前にやっておきたいこと>を教えてください。
小関:いや~、あっという間だろうな。20歳になってから1ヶ月が早いんですよ。もう年末ですよ。とにかく急いで色んなことしたいんですけど…やっぱり、イギリスに行きたいです。
― アメリカに行ったので、次はイギリスへ。
小関:はい、とりあえず行ってみたいです。1人でイギリスを旅したい。
― 30歳へ向けて(笑)?
小関:はい(笑)。向こうで仕事をする時へ向けて、モチベーションになれば(笑)。
今、気になることをいきいきと語ってくれた小関さん。興味のアンテナは海をも飛び越えて、グングンと広がっている様子。モデルプレスでは舞台「DNA-SHARAKU」について語ったインタビューも後日公開予定。お楽しみに!(modelpress編集部)
本編約86分 + 特典映像約95分
初回数量限定生産 豪華スペシャル版パッケージ
【特典映像】
撮影メイキング集(45分)
バースデイイベント/公開初日舞台挨拶集(50分)
【キャスト】
小関裕太/古館寛治/須藤理彩/根岸季衣
【スタッフ】
監督・脚本:原桂之介
<ストーリー>
社長と従業員が一人だけの、古びた街の電器店「マツダ電気商会」で働く浦瀬夏生(小関裕太)のもとへ、九州の母親から1本の電話がかかる。それは弟が国立大学に合格したという知らせであった。弟の合格を喜びつつも歯切れの悪い夏生。母親は夏生が一流電気会社で社長の片腕として働いていると勘違いしているが、本当のことを言い出せずにいた。 昭和の香りが残るキッチンで古めかしいトースターを覗きこむ一組の男女。「マツダ電気商会」の社長の昭治(古舘寛治)と、倉持佳乃(根岸季衣)である。トースターの修理を依頼された昭治は、帰りがけ仏壇に手を合わせる。佳乃の夫は半年前に亡くなったばかりだったが、絵を描いてるばかりで面白くなかったからせいせいしたと佳乃は強がる。 夏生の狭いアパート。その床にところ狭しと並べられた画材…。地元の工業高校を卒業し、東京で一人暮らしをしている夏生には親にも社長の昭治にも話していなかったが、絵を描く趣味があった。給料をほとんど画材購入に使ってしまい貯金がない夏生は、家賃の更新と弟の合格祝いを買うため給料を前借りしたいと昭治に申し出る。うちの給料は高くないが、贅沢しなければ少しは貯められたはずだとあやしむ昭治。 ある日、修理した古いトースターを届けに行った昭治は、佳乃が「ルームシェアをする」と言い出して、娘のひかり(須藤理彩)と言い争いになっているのを耳にする。「最適任者を知ってます」と去っていった昭治が連れてきたのは、夏生だった。 いよいよ佳乃の“ルームメイト”として越して来た夏生は、佳乃に倉持家を案内されるが、唯一通されない部屋があった。そこは佳乃の夫が使っていたアトリエだという。 気になる夏生だが、佳乃が取ってくれた出前の寿司を2人で囲み、2人暮らしのルールを決め、とにもかくにも60歳と19歳の奇妙なルームシェアが始まったのだった…。
真っすぐに、スマートになれた1年
― (DVDをしみじみと見つめる小関に)いかがですか?小関:あの…素晴らしいです(笑)。(DVDのスペシャルフォト集をめくりながら)この部屋(=佳乃の夫のアトリエ)、明治時代から残っている部屋で。
― 素敵ですね。
小関:ロケ地の神奈川県の三崎にある家で、他の部屋は最近作られたみたいなんですけど、この部屋だけ明治時代の建物なんですよ。ここだけ残って、アトリエになって。
― ジャケットのデザインも可愛いですね。
小関:このタイトルは僕が書きました。全体のデザインは夏生が劇中で実際に使っていた油絵のバッグをそのまま。…このDVD、触り心地いいんですよ。
― あ、本当だ!これは手にとらないとわからない(笑)。
小関:触り心地のいい、新感覚DVD(笑)。
― 最初はバースデーイベント目的で制作されたものでしたけど、日本全国で公開されて。
小関:東京と大阪と名古屋で。また機会があったらやりたいですね。アメリカにいる友達とかにも観てもらったりしたんです。
― アメリカにお友達がいらっしゃるんですね。
小関:はい。結構、みんなアメリカに旅立つんですよ。向こうの大学に行ったりだとか。
― 海外で『Drawing Days』を見るとまた違うかもしれませんね。
小関:かもしれない。やっぱり日本っぽいから、懐かしくなるかも。
― 本当にそうですね。日本の良さが出てる。
小関:たくさんの人に観てもらえるといいなぁ。
― 20歳を迎え、『Drawing Days』の公開もあり、様々な活躍の場があった1年でしたよね。
小関:今年は20歳になったことが自分の中ではすごく大きくて、あとは色々な新しい出会いもありとても充実していました。映画を作ったことも、ドラマに出たことも、色んな人に出会うってことも、全てひっくるめて。あと初めてのニューヨーク1人旅も。とにかく新鮮なものに触れ合って、それがどんどん体に染み込んでいった実感があったから。とにかく楽しんでいた1年だと思います。
― 成長できたな、という部分は?
小関:全て(笑)。
― 全てが身になった?
小関:うーん、すごく真っすぐになった気がします。曲げずに真っすぐ行く、っていうことができるようになった気がします。それはすごい成長かもしれない。
― 自分を信じられるようになった?
小関:自分を信じることもそうだし、周りを信じることもそう。だから余計なことを考えず、真っすぐ進むっていうことができるようになった気がします。
― なるほど。
小関:部屋がきれいになったりとか(笑)。
― 汚かったんですか(笑)?
小関:はい、汚かったです。余分なものは全部捨てました。
― 断捨離?
小関:「だんしゃり」?あっ、なんか聞いたことあります。初めて使うけど、ずばり断捨離です(笑)。
― たくさんのモノはいらない、という心境になったんですか?
小関:うん、スマートが一番。スマートかっこいい!って思いました。服もそうだし、スマートにまとまってるのが素敵だなって。服がスマートで素敵だったら、生き方もスマートなほうがかっこいいのかなって。時間の使い方も。全部につながって、ちょっと今ハマってます。
― いいですね、スッキリして。
小関:そう、スッキリしました。
― それを踏まえて、来年はどういう1年にしたいですか?
小関:来年はスマートに…いや嘘です、“来年も”になっちゃう(笑)。ちょっとやりたいことが、いくつかあったりして。もちろんチャレンジをしつつ、その中でちゃんと残せるものを残していきたいなって思いますね。
― 具体的に思い描いていることは?
小関:舞台もそうだし、ドラマとか、素敵な作品の中で、素敵な存在になれる人でありたいなって思います、来年は。作品作りの他にもチャレンジをたくさんするけど、作品の中では今できることを全て費やせるように、真っすぐに行きたいなって思いますね。
― 急ですけど、10年後はどうなっていると思いますか?
小関:30歳?三十路…。
― もしかしたら、ご結婚されているかも?
小関:そうですよね。
― ○歳で結婚したい!という願望はありますか?
小関:うーん…あんまりないなぁ。20代で結婚するのもいいなって思いますけど、40歳までには…って感じですかね。
― 10年後は…
小関:イギリスでスーツを着て、「ちょっと仕事に行ってくる」って言えるような人になっていたい(笑)。
― 英国紳士ですか?!
小関:はい(笑)。仕事でイギリスにいるんですよ。ホテルなのか、自分のアパートなのかわからないですけど。起きて「ちょっと今日はキメよう」って思いながらスーツを着て、「じゃあちょっと仕事行ってくる」って…誰に言うんだろ?!そこからだ(笑)。
― 伴侶ですかね(笑)。
小関:伴侶(笑)!いるかもしれないし、いなかったら普通に家に「行ってきます」って…(笑)。
― 家に(笑)。
小関:ちょっとスーツ着て、イギリスを歩いている男になりたいです。
― 日本じゃなかったことにビックリしました(笑)。
小関:あはは(笑)。イギリスでも、ってことです。
― そういう場所が日本以外にもあればいいな、と。
小関:そう、日本だけじゃなくて世界にも広がってるっていう。イギリスがいいなぁ。まだ行ったことないんです。行ってみたい。
― 10年後には是非。
小関:30歳はイギリスで歩いてます(笑)。そういえば最近はスペイン語を少しだけ勉強してて。今度舞台「DNA-SHARAKU」で共演するナオト・インティライミさんと話したんです。
― スペイン語!それは何がきっかけで?
小関:共演した方がたまたまスペイン語を話せて…というのがきっかけでした。待ち時間に「ちょっと教えて~」って教えてもらったら意外とハマって。世界の言語の中で、英語とスペイン語は結構どこでも使うんですよ。だから英語も勉強してますし、スペイン語もいいなって。
― すごいですね…!
小関:そういえばナオトさんもスペイン語を話す方だ!と思って、この間初対面の時に「Hola!」って(笑)。まだ口外できるほど喋れないですけど…。「喋れるんですよ~」なんて言ったら、ナオトさんがペラペラペラーって話すから「あっ、ちょっとわかんないです」ってなっちゃいましたもん(笑)。
― でも自己紹介くらいだったら…
小関:はい。「こんにちは、元気ですか?」「はい、元気です」だけ(笑)。
― それだけできたらもうOK(笑)。
小関:これから、ですね(笑)。
プライベートQ&A 恋愛観もチラリ
― 最近のプライベートについてお聞きします。まずは<今のマイブーム>から。小関:マスクをつけること!夏の時期から、乾燥と花粉にやられてるんですよ。マスクをつけると、保湿されるなって(笑)。
― 常につけているんですか?
小関:はい。あとマスクによって気分変わるなって思いました。シャープなマスクしてるときはちょっとかっこいい気分になるんですよ(笑)。覆われるタイプのやつは、なんかゆったり気分になる。
― ゆったり気分(笑)。
小関:マスクによって感情が変わるんだって思いました。
― 最近、布とかおしゃれなデザインのものがありますよね。
小関:ありますね!あと、絹もありますよね。こだわりは…ないです(笑)。スマートというか、かっこいいのが好き(笑)。でも最近よくある黒いの、あれはちょっとつける自信ないですね。白くて、かっこいいやつ。それか、バンダナをつけてみたいなってちょっと思いました。バンダナをマスク代わりに。
― それは目立っちゃいそう(笑)。
小関:確かに(笑)。でもわかんないですよ、数ヶ月後には普通になってるかもしれない(笑)。やってみよ。マスクの先をゆく。それかバンダナじゃなくて…風呂敷…じゃない…
― 手ぬぐいですか?
小関:手ぬぐい!手ぬぐい好きなんですよ。浅草で買ったり、人からもらったりするので、それを使ってもいいかなって。保湿もできるし、タオルにも使えるし。
― 万能ですね(笑)。続いては<最近、胸キュンしたこと>。
小関:胸キュンかぁ…。この間、雑誌の企画で猫を触ったんですよ。猫って、僕初めて触ったんですよね。20歳にして。その時に「あっ、実は初めてだ」って気づいて。
― それは珍しい!
小関:単純に触る機会がなくて。猫は自分が興味を示すものにしか近寄らない性格で、こっちが「おいで、おいで」とかやると逃げてっちゃうじゃないですか。ちょっと“ツンデレ”というか。ツンツンしてるんですよ。犬は逆にすごい寄ってくる。僕は犬と一緒に過ごしてきたから、改めて「犬ってなつっこいな、可愛いな」って思って。
― 逆に犬に胸キュンしたという。
小関:今までは普通だったんですよ。家に帰ったら寄ってくるとか、抱っこして寝ちゃうとか。それが普通だったんだけど、猫と出会ったことによって「あっ、犬って可愛いんだ!」って思って。それからなんか余計に可愛くなりました。
― 猫派にはならず。
小関:そうですね。ちょっと自由なのは僕に合わなかったです(笑)。なんだろうな、僕が自由だから、相手には自由でいてほしくない(笑)。
― それは女子のタイプにも言えるかもしれない。
小関:かもしれないです(笑)。その時思いましたもん、女子は猫気質よりも犬っぽい人だなって(笑)。
― 続いては<最近ゲットしたお気に入りのアイテム>。
小関:高橋歩さんの「SHOUT69 狂え!叫べ!強く、響け。」という本を手に入れました。エッセイと写真集の間みたいな。おしゃれで、色味がいいんです。絵もご本人が描いていて。旅が好きな方で、自由人で、その自由っぷりが書いてあるんですけど、それに刺激を受けました。
― 小関さんも旅がお好きだから。
小関:そうです。例えば、「夢は夢中の中にある」っていう言葉。これは歩さんの言葉ではないんですけど…そういう感じの、ちょっと「なるほど」っていう、自分の力になる言葉がぼん!と載ってるんですよ。すごいいいんです。僕の教科書みたいなものです。
― では<最近怒ったこと>はありますか?
小関:すっご~い急いでるのに、道で横に広がって、楽しそうに話している若者たち(笑)。
― 若者たち(笑)。
小関:位置関係が見える人が少ないなって、最近思って。年齢に限らず。
― 電車とかもそうですよね。
小関:「もうちょっとそっち行ってくれたら、みんな均等になるのに」って。僕は舞台をやってるから…舞台って、位置関係が大事じゃないですか。お客さんからすると「あれ、近すぎるんじゃない?」っていうのがやっぱり一番気になるポイントだったりするんですよ。そういうのを勝手に体が覚えてるから、「今、後ろにあの人いる」とか、そういうのがすごい見える。見えるから、余計に求めちゃう(笑)。
― なるほど。<最近泣いたこと>はいかがですか?
小関:『最強のふたり』っていう、僕の大好きな映画があって。それを久々に観たら泣きました。五体不満足なお金持ちと、彼を補助する嫌われ者の話なんですけど。2人の掛け合いがいいんですよね。五体不満足を全く気にしないで、もうずっとふざけ続けてる。そのファンキーさと、「気にしないでくれるんだ」っていうことさえも考えない、幸せそうな存在がいいなぁと胸を打たれて。ちょっと涙をぽろりと流しました。
― 感動した作品は何度も観返しますよね。
小関:はい、何度も。
― では最後に。<21歳になる前にやっておきたいこと>を教えてください。
小関:いや~、あっという間だろうな。20歳になってから1ヶ月が早いんですよ。もう年末ですよ。とにかく急いで色んなことしたいんですけど…やっぱり、イギリスに行きたいです。
― アメリカに行ったので、次はイギリスへ。
小関:はい、とりあえず行ってみたいです。1人でイギリスを旅したい。
― 30歳へ向けて(笑)?
小関:はい(笑)。向こうで仕事をする時へ向けて、モチベーションになれば(笑)。
今、気になることをいきいきと語ってくれた小関さん。興味のアンテナは海をも飛び越えて、グングンと広がっている様子。モデルプレスでは舞台「DNA-SHARAKU」について語ったインタビューも後日公開予定。お楽しみに!(modelpress編集部)
映画『Drawing Days』DVD
発売日:2015年11月13日本編約86分 + 特典映像約95分
初回数量限定生産 豪華スペシャル版パッケージ
【特典映像】
撮影メイキング集(45分)
バースデイイベント/公開初日舞台挨拶集(50分)
【キャスト】
小関裕太/古館寛治/須藤理彩/根岸季衣
【スタッフ】
監督・脚本:原桂之介
<ストーリー>
社長と従業員が一人だけの、古びた街の電器店「マツダ電気商会」で働く浦瀬夏生(小関裕太)のもとへ、九州の母親から1本の電話がかかる。それは弟が国立大学に合格したという知らせであった。弟の合格を喜びつつも歯切れの悪い夏生。母親は夏生が一流電気会社で社長の片腕として働いていると勘違いしているが、本当のことを言い出せずにいた。 昭和の香りが残るキッチンで古めかしいトースターを覗きこむ一組の男女。「マツダ電気商会」の社長の昭治(古舘寛治)と、倉持佳乃(根岸季衣)である。トースターの修理を依頼された昭治は、帰りがけ仏壇に手を合わせる。佳乃の夫は半年前に亡くなったばかりだったが、絵を描いてるばかりで面白くなかったからせいせいしたと佳乃は強がる。 夏生の狭いアパート。その床にところ狭しと並べられた画材…。地元の工業高校を卒業し、東京で一人暮らしをしている夏生には親にも社長の昭治にも話していなかったが、絵を描く趣味があった。給料をほとんど画材購入に使ってしまい貯金がない夏生は、家賃の更新と弟の合格祝いを買うため給料を前借りしたいと昭治に申し出る。うちの給料は高くないが、贅沢しなければ少しは貯められたはずだとあやしむ昭治。 ある日、修理した古いトースターを届けに行った昭治は、佳乃が「ルームシェアをする」と言い出して、娘のひかり(須藤理彩)と言い争いになっているのを耳にする。「最適任者を知ってます」と去っていった昭治が連れてきたのは、夏生だった。 いよいよ佳乃の“ルームメイト”として越して来た夏生は、佳乃に倉持家を案内されるが、唯一通されない部屋があった。そこは佳乃の夫が使っていたアトリエだという。 気になる夏生だが、佳乃が取ってくれた出前の寿司を2人で囲み、2人暮らしのルールを決め、とにもかくにも60歳と19歳の奇妙なルームシェアが始まったのだった…。
小関裕太(こせきゆうた)プロフィール
1995年6月8日生まれ。東京都出身。NHK「天才てれびくんMAX」(06~08年)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。その後、舞台「ミュージカル・テニスの王子様」(11~12年)や舞台「FROGS」(13年)、ドラマ「ビターブラッド」(フジテレビ系/14年)、「ごめんね青春!」(TBS系/14年)、「ホテルコンシェルジュ」(TBS系/15年)などに出演。ファースト写真集「ゆうたび。」(ワニブックス)が発売中。他に、映画『空と海のあいだ』(14年12月)、映画『あしたになれば。』(主演/15年3月)、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞 大賞受賞作品「化石の微笑み」(EX/15年)など。ナオト・インティライミとW主演のミュージカル「DNA-SHARAKU」が2016年1月10日より新国立劇場中劇場ほか地方にて上演。
【Not Sponsored 記事】
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