レコ大最優秀新人賞・西内まりや“2年目のジンクス”打破へ「プレッシャーはない」心境を赤裸々に語る
2015.01.28 12:10
views
モデルで女優の西内まりや(21)がモデルプレスのインタビューに応じた。昨年8月、シングル『LOVE EVOLUTION』で歌手デビュー。新人らしからぬ歌唱力とパフォーマンス力が話題を呼び、その勢いのまま『第56回 輝く!日本レコード大賞』で最優秀新人賞を獲得した。迎えた2015年、彼女の真価が問われる。
夢見ていた“歌手”の舞台で掴んだ栄誉
ステージで名前を呼ばれた瞬間、大粒の涙を流し「お母さん、獲ったよ!」と歓喜する姿はとても印象的だった。年が明けて西内は「それまで頑張ってきたこと、培ってきたものが結果になった。これだけでは満足してられないっていう気持ちもありますが、全力で走ってきた自分を少しは褒めてあげたいなって」と笑顔を見せる。福岡から上京して8年、モデル、女優としての地位を確立しつつも、かねてから夢見ていた歌手の道が拓かれることはなかった。それでも腐ることなくボイスレッスンに励んだ。念願の歌手デビュー。そして4ヶ月後、それまでの努力は生涯一度の栄誉を手にすることで報われた。
“2年目のジンクス”打破へ
しかし一方で、女性ファッション誌『Seventeen』のトップモデル、そしてドラマでも主演を務めるほどの売れっ子女優、その“ティーンのカリスマ”が歌手デビューするとなれば、おのずと注目は集まった。「私自身、今年が大事だと思っていて、それにまだまだ全然満足していないです。西内まりやが歌手として仕事をしていく上で、モデルのまりやが歌っているから、女優のまりやが歌っているから好きって言われていてはダメ。まりやの音楽を好きって言ってもらえるように、ちゃんと心に届くような音楽を歌いたいですし、そこに対しては今年一年、もっと自分と向き合って、自分の個性を理解して、追求していきたい。その先に進化があると思っています」。
“2年目のジンクス”―――彼女には杞憂に終わるかもしれない。レコ大最優秀新人賞を受賞し、世間の見る目は確実に変わる。「次はどんなものを見せてくれるのだろう」という大きな期待へ。しかし西内は「プレッシャーはない」と力強く話す。
「プレッシャーを感じていたら何もできないなって思うんです。とにかくひたすらに自分の信じる道を歩んでいく。自分に出来ることをやって、それが共感してもらえたら一番いい形になるのかなって。あと自分自身、楽しむことは絶対に忘れたくないです」。
“新たな歌手像”の確立へ
ダンス、ピアノ、ギター…彼女の引き出しの多さも、これまでにない新しい“歌手像”の誕生を予感させる。「ダンスしている姿も楽器をしている姿も見せたいのが本音。いろんなことに興味があって、そのすべてにチャレンジしてきたのがこれまでだったら、今年はそれを極めていきたい。たとえばシングルの曲を自分で作詞作曲、それをピアノやギターで弾き語りなんてことができたらいいですね」。
そんな西内が放つ2ndシングル『7 WONDERS』は、デジタルサウンドにロックを融合したミディアムナンバー。“女性の恋愛に対する複雑な心情”がテーマで、デビューシングル『LOVE EVOLUTION』とはガラッと雰囲気が変わる。
「この曲は前回に比べて歌の幅がすごく広くて、最初に聴いた時は歌うのに技術のいる曲だなって感じました。深みのあるサウンドで世界観も壮大、自分の表現力ですべてが決まってしまう、まだ自分にはハードルが高いというプレッシャーもありましたが、精一杯歌わせていただいています」。
「2016年、東京ドームライブ」
彼女がストイックであることはファンなら誰もが知っている事実。よりたくさんの人に届く歌声を響かせるために「一日5分でもいいのでスタジオに行って発声、自分の歌声を録音して研究、感性を磨くことに毎日没頭しています」とのこと。さらに睡眠時は喉ケアのためにマスクを着用、さらに乾燥させないように口閉じテープもつける徹底ぶりだ。彼女は上京してから“未来日記”をつける。夢を描きながら自分と向き合うノート。そこには「2014年、歌手デビュー」と記してあった。「一つひとつ叶っています」と嬉しそうに話す西内が見据えるのは「2016年、東京ドームライブ」。もちろんこれも未来日記に記されている。レコ大最優秀新人賞に輝いた直後、尊敬する母からは「次は“レコード大賞”だね」とはっぱをかけられた。
「目標は高く、今年は時間があるだけとにかく前に前に進んでいくつもり。“歌手”西内まりやに色をつけて、みんなが見たことない西内まりやをいっぱい出していきます!」―――力強く語る彼女に再び感じる。“2年目のジンクス”は杞憂に終わりそうだと。(modelpress編集部)
■西内まりや(にしうち・まりや)プロフィール
生年月日:1993年12月24日
出身地:福岡県
身長:170cm
血液型:A型
2007年7月より、ローティーン向けファッション雑誌『ニコラ』(新潮社)の専属モデル(ニコモ)としてモデルデビュー。現在は『Seventeen』 (集英社)のモデルを中心に、女優としても活躍。2013年8月には『山田くんと7人の魔女』(フジテレビ系)で地上波連続ドラマ初主演。2014年は『Smoking Gun~決定的証拠~』(フジテレビ系/4月期)でヒロインを演じた。現在フジテレビ系音楽番組『音楽の時間~MUSIC HOUR~』(毎週金曜 午後11:00)にMCとしてレギュラー出演中。秋にはヒロインを務める映画『レインツリーの国』の公開も控える。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
蒔田彩珠、三代目JSB岩田剛典を思わず“がんちゃん”呼び「子供の頃からずっと…」互いの印象明かす【「DOCTOR PRICE」インタビュー】モデルプレス
-
三代目JSB岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること 揺るぎない“自分軸”とは「後悔しない人生を」【「DOCTOR PRICE」インタビュー】モデルプレス
-
朝ドラ「あんぱん」鳴海唯、涙のヒロインオーディション秘話「人生を変えたい」奇跡的な縁と覚悟から巡り合った琴子役への想いとは【インタビュー】モデルプレス
-
矢吹奈子、坂本昌行と稽古中の"行動一致"「ちょうど同じこと考えてて…」初歌合わせで見せた抜群コンビネーション【「ブラック・ジャック」インタビュー後編】モデルプレス
-
矢吹奈子、初ミュージカル歌唱で感じた不安 HKT48・IZ*ONE時代との違い語る「息の吸い方から学びました」【「ブラック・ジャック」インタビュー前編】モデルプレス
-
キスマイ藤ヶ谷太輔&横尾渉、互いの素を感じた瞬間とは “わたたい”昔から変わらぬ関係性と深くなったもの【インタビュー】モデルプレス
-
上田竜也、悲しみも“正解に辿り着くためのもの” 諦めず続けて良かったことは「やっぱりこの仕事」【「この声が届くまで」インタビュー】モデルプレス
-
上田竜也「決断は間違いではなかった」今語る執筆再開の真意 初小説にグループ活動のリアル反映【「この声が届くまで」インタビュー】モデルプレス
-
木村文乃&Snow Manラウール、10分以上の長回しで「半分くらいアドリブ」撮影序盤で“相手に聞いておきたいこと”は?【「愛の、がっこう。」インタビュー後編】モデルプレス