赤楚衛二、錦戸亮との初対面で思わず感動 「リベンジに燃えるタイプ?」に回答<「Re:リベンジ-欲望の果てに-」インタビュー>
2024.04.08 06:00
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赤楚衛二(あかそ・えいじ/30)が主演を務めるフジテレビ系木曜劇場「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(毎週木曜よる10時~※初回15分拡大)が4月11日に放送開始。このほど初共演を果たす錦戸亮(にしきど・りょう/39)とモデルプレスらの合同取材に応じ、お互いの印象や役どころ、“リベンジ”にちなんだ質問に答えてくれた。
赤楚衛二、錦戸亮と初共演の「Re:リベンジ-欲望の果てに-」
本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの「野心」と「復讐心」が入り乱れ、人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンス。フジテレビ系連続ドラマの主演を務めるのは本作が初となる赤楚が演じるのは、日本屈指の巨大病院「天堂記念病院」の理事長の息子・天堂海斗(てんどう・かいと)。巨大病院の権力争いに巻き込まれ、人生が少しずつ狂い始めるという役柄で新境地に挑む。
錦戸は、海斗の父親が経営する巨大病院「天堂記念病院」へ新しく赴任してくる優秀な医師・大友郁弥(おおとも・ふみや)役。錦戸が同局系ドラマに出演するのは、2019年1月に放送された月9「トレース~科捜研の男~」以来、実に5年ぶりとなる。
赤楚衛二、錦戸亮との初対面で感動「本物だった」
― 最初に出演オファーを受けたときの心境を教えて下さい。赤楚:木10は以前「SUPER RICH」という作品をやらせて頂いて、その枠にまた出させて頂けることが本当に嬉しいなと思いますし、何より今回復讐劇ということで僕の好きなテーマでもあるので全力で役を生きたいと思います。
錦戸:久しぶりでちょっとそわそわしたところはあったんですけど、またこうやって呼んで頂けることが嬉しいので精一杯自分ができることができたらと思います。
― お互いの印象を教えて下さい。
赤楚:すごくフラットで優しいと思います。…あとは本当に素敵ですよね。
錦戸:いやいやいや(照)。
赤楚:すみません、僕は小学校のときからテレビで観ていた方なのでそういうテンションで帰り道マネージャーさんに、「うわ~本物でしたね」と言っちゃいました(笑)。
一同:(笑)
錦戸:今の受け答えとかドラマの番宣とかしているとしっかりしているなと思いましたし、めちゃめちゃ優しいですし柔らかい方です。あと、楽屋の前とか通ると「名前かっこいいな」と思いますね(笑)。これから役を通してだったらバチバチする部分もあると思うんですけど、僕も穏やかに過ごしたいので仲良く和気あいあいとできればと思います。
― 赤楚さんから「テレビで観ていた」と聞いていかがですか?
錦戸:まあまあ…出ていましたけど(笑)。僕も赤楚くんをテレビで観ていたので、一緒にやると決まってからネットで赤楚くんのニュースが出てきたらタップして読むようになっていました(笑)。
赤楚衛二「Re:リベンジ-欲望の果てに-」の見どころは?錦戸亮「きっちり翻弄していきたい」
― 台本を読まれての感想は?赤楚:本当に展開が早くて、次はどうなるんだろうというソワソワ感があって、あっという間に読みました。あとは人のちょっとした醜さというか欲望が多く見える本だったので、続きもすごく気になるし、こんなに一気に情報が来る本は初めてでした。僕自身が演じる海斗は、欲望をちゃんと持っていてそこから欲望の種類が変わっていくんですけど、そこが非常に丁寧に描かれていて共感もしやすかったですし、何よりこれを演じるのかという楽しみがありました。
錦戸:スピーディーに色々なことがバンバン進んでいくので観ている人も気付ける人は気付けるかもしれないですし、色々な種明かしもありながら進んでいくので、忙しいドラマだなと思います。現時点では途中まで台本を読んだんですけど、最後にどうなるかはまだ明確には教えて貰っていなくて、新しい欲望が芽生えて目的が変わっていくかもしれないですし、そこは面白くなれば良いなと思っています。役について、最初の方は読めないというか、郁弥自身は正直「この人は何考えているんだろう?」という感じでずっと進んでいくんですけど、やっぱりドラマは色々なことが起こりますから、進んでいったら人も変わっているでしょうし、誰が変わらないで誰が変わるかは分からないです。
― これからお芝居をする上で楽しみにしていることは?
赤楚:絡んでいるシーンは対立していくのでヒリヒリ感みたいなものはすごく楽しみです。
錦戸:楽しみというかきっちり翻弄していきたいというのもあります。海斗が郁弥に色々なことをしてもかわしていくみたいなことが結構あるので、いつかそれができなくなるときもあるかもしれないですし、そうなってきたらもしかしたら大きい声のセリフがあるかもしれないじゃないですか。そういうのが来ても楽しいなと思っています。
― テレビで観ていた相手の錦戸さんのライバル役はいかがですか?
赤楚:僕自身だったら、郁弥は何枚も上手だと思うので、ひょいひょいかわされてしまうんじゃないかと思うんですけど、海斗自身がクレバーなところもあるので本当に必死に食らいついて行けたらと思っています。
赤楚衛二&錦戸亮、それぞれの役作りとは
― 役柄に対して、職業でもキャラクター性でもどちらでも役作りで力を入れていることは?赤楚:職業はちょっと難しいんですけど、今回キャラクター自身もすごく良い変化をしてくるので、野心もそうですし男女の方もそうですし、そういうところの移り変わりを楽しんで貰えるようになるべく最初の方はフラットにして、そこからどうやって変化させていこうかなと考えています。先のことを考えて逆算していくよりも、そのときどうなっていくかを楽しんでいこうと思って準備はあえてし過ぎないようにしています。
錦戸:すごく腕の良い優秀な医者の役でテクニカルなところはテキパキできるようにしっかりやろうと思いますけど、それ以外はそんなに役作りは意識していないです。準備しすぎて家で鏡の前で練習してきた感が出るのも嫌で、考えずにセリフだけ覚えて現場でなんとかなるやろの精神でずっときたので、最低限のセリフだけは覚えてあとはやり取りしていくところもあるでしょうし、準備としてはいつでもどっちにも動けるような柔軟性が欲しいなと思っています。
赤楚衛二、奮い立たせられた親からの言葉
― テーマにちなみ、2人はリベンジに燃えるタイプですか?赤楚:ものによりますね~(笑)。大体のことは忘れて楽しく生きたいと思うんですけど、意外と憎しみとか怒りとか、その負の感情も原動力になるので、一概に全部楽しく忘れちゃおうともならないです。一番近いところで言うと親に「ハタチ(20歳)になったらちゃんと家を出ていけ」と言われたので、ちゃんとハタチで出ていって「絶対に戻らないぞ」という気持ちで頑張っています。そこは全然憎しみとかではないですけど、奮い立たせています。
錦戸:リベンジして勝てそうやったらチャレンジするかもしれないですけど、絶対無理やろなと思ったら挑まないです。勝てない相手は山程いますから、やっぱり年を取ったらそういう中で生きていくのも上手になってきますし、見なくて良いものは見なくなる。そっちの方が自分が楽にいられると思います。
錦戸亮、5年ぶりフジテレビで久々の再会も
― 錦戸さんは久々の現場での再会などはありましたか?錦戸:湾岸スタジオの4階がめっちゃ改装されていたので「なんやこれ」と思いましたし、食堂の横のファミリーマートもなかったですし、それだけ久しぶりに来られたことはもちろん嬉しいなという気持ちがあります。昨日色々な人に会って「トレース〜科捜研の男〜」(2019)のプロデューサー、監督や「ラスト・フレンズ」のスタッフもそれぞれに皆偉くなっていましたね(笑)。「ラスト・フレンズ」なんて15、16年前なので久しぶりやなという感覚でした。
― 最後に赤楚さんから視聴者に向けてメッセージをお願いします。
赤楚:このドラマのタイトルが「Re:リベンジ-欲望の果てに-」とあるように、度を超えた欲望を持ってしまったときにどうなってしまうのかというところがテーマで、キャラクター全員にちゃんとあるのでぜひ毎週木曜日を楽しんで欲しいなと思いますし、僕も頑張りたいです。
インタビューこぼれ話
和気あいあいと始まった合同取材。海斗が記者役ということにちなみ、お互いに知りたいことを質問し合うよう促され、突然の振りに赤楚が悩んでいると、錦戸が「2人(のときに)聞きますよ(笑)」とフォローする場面も。最終的に赤楚は出身地と好きな食べ物を錦戸に質問していた。(modelpress編集部)「Re:リベンジ-欲望の果てに-」第1話あらすじ
日本屈指の巨大病院・天堂記念病院。その理事長・天堂智信(光石研)の息子である天堂海斗(赤楚衛二)は病院や父を嫌悪し、新栄出版で働いていた。海斗が恋人・朝比奈陽月(芳根京子)にプロポーズしようとしていた夜、智信が倒れたと連絡が入る。ためらいながらも病院へと向かう海斗。智信の病室に入ると、そこには叔母であり院長の天堂市子(余貴美子)、その息子・天堂佑馬(青木柚)、外科部長の鮎川賢二(梶原善)が立っていた。苦々しい顔になる海斗。深夜、海斗は智信の秘書・高村実(利重剛)から、新病棟のプロジェクトの話を聞かされる。智信は海斗を病院理事に就任させ、そのプロジェクトを任せたいと考えていたのだ。強く拒絶する海斗。
陽月は心臓病を患っている妹・朝比奈美咲(白山乃愛)の面倒を見ながら、天堂記念病院で看護師として働いていた。陽月の病棟へ、新任の医師・大友郁弥(錦戸亮)がやって来る。以前の病院では多くの実績を残した心臓血管外科の名医だという。
一方、海斗は智信の意識が戻ったと連絡を受けるが、その表情は晴れない。同僚である木下紗耶(見上愛)に、智信について話す海斗。婿養子ながら理事長まで上り詰めた智信は、海斗の母親が死んだ後、その椅子を守るために変わってしまった。そんな父親を見て病院から離れることにしたんだと、海斗は語った。そして、海斗の出版社を訪ねてきた市子は、智信は次の理事長選で勝つために海斗を利用していると話し、遠回しに海斗に病院へ戻って来ないように牽制する。うんざりする海斗。
陽月から「私との将来を真剣に考えるなら、海斗のお父さんにも会わせてほしい」と言われた海斗は、意を決して病院へと赴く。病室では智信の容態が急変し、郁弥が緊急の処置をしていた。智信の容態がようやく落ち着き、海斗に挨拶する郁弥。その時、智信は目を覚ますが…。そして、海斗の運命が、大きく動き出す―。
赤楚衛二(あかそ・えいじ/30)プロフィール
1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2017年9月にテレビ朝日系「仮面ライダービルド」に出演し、2020年、主演を務めたテレビ東京系ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」をきっかけにブレイク。主な出演作は映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020)、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(2021)、『決戦は日曜日』(2022)、ドラマ「彼女はキレイだった」(2021)、「SUPER RICH」(2021)、「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」Season1(2022)、「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」(2022)、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」(2022~2023)、「風間公親-教場0-」(2023)、「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(2023)、「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ系)など。4月11日スタートのフジテレビ系木曜劇場「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(毎週木曜よる10時~※初回15分拡大)で同局系初主演を務める。映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の公開を7月26日に、映画『六人の嘘つきな大学生』の公開を11月22日に控える。錦戸亮(にしきど・りょう/39)プロフィール
1984年11月3日生まれ、大阪府出身。2003年、NHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」で朝ドラ初出演。主な出演作は映画『県庁おもてなし課』(2013)、『抱きしめたい -真実の物語-』(2014)、『羊の木』(2018)、『コットンテール』(2024)、ドラマ「がんばっていきまっしょい」(2005)、「1リットルの涙」(2005)、「アテンションプリーズ」シリーズ(2006~2008)、「ラスト・フレンズ」(2008)、「流星の絆」(2008)、「ジョーカー 許されざる捜査官」(2010)、「全開ガール」(2011)、「ごめんね青春!」(2014)、「サムライせんせい」(2015)、「ウチの夫は仕事ができない」(2017)、「西郷どん」(2018)、「離婚しようよ」(2023)、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(2024)、「不適切にもほどがある!」(2024)など。俳優業のほか、2019年からシンガーソングライターとして活動している。
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