SixTONES松村北斗、新境地で手応え実感「自分を良い方向に変えてくれた」 森七菜の芝居に感化<「ライアー×ライアー」インタビュー>
2021.02.19 07:00
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2月19日全国公開の映画『ライアー×ライアー』で、女優の森七菜とW主演を務めるSixTONESの松村北斗(まつむら・ほくと/25)に、モデルプレスがインタビュー。今、俳優として勢いに乗る松村に、新境地となった今作を通じて得たものや、撮影エピソードなどを聞いた。
原作は、累計発行部数190万部を突破し、2012年度「このマンガがすごい!オンナ編」にランクイン、2015年には第39回講談社漫画賞・少女部門にもノミネートされた金田一蓮十郎の人気コミック『ライアー×ライアー』(講談社「KCデザート」刊)。「私×義理の弟×JK姿の私」という不思議な三角関係にヒヤヒヤしながらも、爆笑&胸キュンしてしまう新感覚のラブストーリーを映画化。
松村はギャルJK姿の義姉・高槻湊を別人の野口みなだと信じてベタ惚れしてしまい、“女癖の悪いクール系モテ男”の顔と、“とことん一途な甘々男子”の顔を演じ分け、そのツンとデレのギャップで全女子を沼に突き落とす高槻透、森は“潔癖症の地味系女子大生・湊”と、“JK&ギャルメイク・みな”として透に一目惚れされてしまうキャラクターを演じる。ほか、小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)らが出演する。
松村:原作自体は、この映画のお話をいただいてから知ったので、「僕がこの透を演じるんだ」と思いながら読みはじめたのですが、「この作品を実写化するならどこをとっても面白いな」「僕が大間違いをしなければ面白くなる」というような説得力がある漫画だと感じました。
僕は今まで少女漫画にたくさんふれてきたわけではないのですが、いくつか読んできて自分が思う少女漫画のイメージがある中で、この作品はそのイメージと少し違うものでした。後々原作者の金田一先生とお話ししたら、もともとギャグ漫画を描かれていた方で、いろいろな過去や経緯をお伺いして、人柄にふれてみて、すごく合点がいきました。
― 原作のキャラクターをご自身の役にどう生かすか意識した点はありますか?
松村:原作はすごくヒントになりました。でも原作から脚本化され、さらに自分が演じることで、平面から立体に変わる変化が絶対に生まれるので、その変化も意識しようと思って演じました。役作りのところでどこまで踏襲しようか意識していたかはわからないのですが、やっぱり原作ファンの方にも楽しんでほしいし、自分を含むキャスト全員が原作を好きになって撮影に入ったので、随所で「あのシーンの同じ動きを使おう」という意識が個々にあったと思います。実際に現場でも「こういう動き、原作でもあったよね」というような会話が繰り広げられていて、原作を反映できたのではないかと思います。
― 湊の前とみなの前とでは異なる二面性のある役ですが、ここまで明確な別の顔を演じることは、大変だったのではないでしょうか。
松村:透が別の顔で湊とみなに接する理由を台本でしっかり理解していたので、そこまで複雑だとは思いませんでした。どちらの透も素直な気持ちと反応であることは間違いないので、思ったより演じやすく、特別に超えなきゃいけない壁のようなものは意外となかったです。透の中にある感情をどれくらい表に出すのか、加減を調整した部分はありました。
― どちらの透を演じている時が楽しかったですか?
松村:両方楽しかったです。透が明るい気持ちになるのはみなといる時の方が多いので、みなといる時かもしれませんが、僕としてはお芝居している時間が楽しかったので、どちらも楽しく演じることができました。
― 実際に出来上がった作品を観ていかがでしたか?
松村:松村北斗個人の評価は難しいですが、作品としてはすごく面白かったです。笑って、見入って、何よりエンドロールがすごく素敵でした。何の消化不良もなく満足して観終えることができたからこそ、エンドロールがより良く見えて、最後の瞬間まで面白かったと感じました。
松村:僕はもともとこの曲がすごく好きだったのですが、本当に良いタイミングで流れますよね(笑)。エンドロールがすごく良いし、曲も良いので、泣けてきちゃって。
僕実は、今回主題歌に起用されたことが嬉しくて、本編を観る前に先にエンドロールを観て、それだけで感動していたのですが、いざ本編を観たら本編がすごく良くて、「なんで俺エンドロールだけ先に見ちゃったんだろう…」と反省しました(笑)。本編が素晴らしいからこそ、最後に観るべきエンドロールでした。
― (笑)。演じていてやりがいを感じたシーンや印象深かったシーンはありますか?
松村:演じた僕が答えるとすごく偏った話になってしまうのですが、午前中にひとつ大変なシーン、午後からもひとつ大変なシーン、その間に他のシーン、というような、丸一日撮影が大変な日があったんです。予告にも使われているのですが、透とみなが泣きながら抱き合っているシーンで、そこさえ乗り越えられればというくらい、演じる側としては複雑で一筋縄ではいかないシーンでした。
あと個人的にすごく好きなのは、家の前で透と湊が小競り合いをしているシーンです。あのシーンはすごく2人の関係性や人間性を感じて、日常が現れるので良いなと思います。他にも、透のマンションの部屋の中や、外の廊下でのシーンは“ゴールデンタイム”のようで、すごく好きです(笑)。
松村:しめ、それ各所で言っているみたいなんですよね(笑)。
― (笑)。七五三掛さんは後から現場に入ったので、松村さんに輪の中に入れてもらえて助けられたとお話ししていたのですが、同期の七五三掛さんとの共演はいかがでしたか?
松村:よく言うな~って思います(笑)。そんなことを言うと、しめもすごく謙虚な人なので、そうやって僕を持ち上げて言ってくれるのですが、そもそも僕としめがどういう関係かと言うと、オーディションの時に隣で、ペアだったんです。その頃から困った時はなんとなくお互いに助け合っていました。
しめは当時もともとダンスを少しやっていて振り覚えが早かったので、僕はオーディションの時にはしめに振りを教わっていたんです。その頃は「七五三掛」という名前が読めなかったのですが(笑)、「ごめん、振り教えてもらっていい?」と僕から話しかけて。なので、当時からやっていることは変わらないんです。しめが振りを先に知っていたから教わっていたし、僕はこの現場を先に知っていたから教えてあげたというだけのことで、“やっと恩を返せたな”という感じです。本当は、いつかダンスで返そうと思っていたのですが、Travis Japanがどんどん進化していくので、びっくりです(笑)。
― すごいですよね(笑)。では、ダンスというかたちではなく、お芝居というかたちで恩返しができたということでしょうか。
松村:そうですね。形は変わってしまいましたが、返せて良かったです。SixTONESもダンス曲をやるのですが、全体を通して「すごい踊ったな~」と思う分量が、Travis Japanだとイントロで終わる分量なんですよね(笑)。本当にすごいな、といつも思いながら見ています。
― 七五三掛さんとは唯一の同期で、今回親友という設定でしたが、演じてみていかがでしたか?
松村:楽しかったです。親友役と考えた時に、僕とその場で出る声色や会話のテンポがより自然なほうがいいんだろうなと思っていたので、共演者の方やスタッフさんも交えて話して、コミュニケーションをたくさんとりながらの撮影でした。
松村:森さんのお芝居の変化はもちろんなのですが、衣装やメイクによって人ってこんなに変わるんだなと思いました。先程、透の湊とみなへの演じ分けについてお話しましたが、振り返れば森さんの湊とみなとしてのお芝居に完全に委ねていたというか、透からすれば湊とみなは別人だったので、そこに委ねれば全く違う人として接していられるくらい違和感がなく、これがギャップなんだと感じました。
― 共演シーンで森さんのお芝居に影響や刺激を受けた瞬間はありますか?
松村:言ってしまえば、ずっと刺激を受けていました。僕は正直現場に入ってみないとその時の環境がわからないので「こういうふうにしよう」というプランを事前にあまり考えないのですが、泣きのシーンなどで透の心情が複雑に揺れ動く中、どうしても理性的なところが働いて、お芝居の中で想いが突き抜けた瞬間があったんです。それは森さんのお芝居にすごく引っ張られていたと思うので、今でもはっきりと覚えています。
― ご自身としても手応えを感じたのでしょうか。
松村:自分の手応えと言って良いのかはわからないですが、今こうして答えているということは、自分でも手応えに感じているのかもしれません。それくらい頑張れたような気がします。
松村:正直なところ、これまで自分があまりふれてこなかったような作風で、台本を見てもびっくりするようなト書きがあったり「キュン」という言葉があったりして、自分が演じたこともなければ目の前で繰り広げられたこともないので、最初は衝撃的でした。
でも、この撮影の後に別のドラマの現場に入った時、本の読み方やドライ(※リハーサル)でお芝居をして、今までとかなり変わったことに気がついたんです。それがすごく自分にしっくり来ているというか、今までよりも楽しいと感じることができていて、それはきっとこの映画を経たからこそなんだろうなと思いました。作風も、共演者の方も、耶雲監督も、何もかもが初めてで、全く自分の知らない世界に閉じ込められて熱くなるということは人を変えますね。『ライアー×ライアー』は、自分を良い方向に変えてくれました。
― 素敵なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
出演:松村北斗(SixTONES)、森七菜、小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)/板橋駿谷、竹井亮介、相田翔子
原作:金田一蓮十郎『ライアー×ライアー』(講談社「KCデザート」刊)
監督:耶雲哉治
脚本:徳永友一
音楽:遠藤浩二
主題歌:「僕が僕じゃないみたいだ」SixTONES(Sony Music Labels)
製作:『ライアー×ライアー』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、ROBOT
配給:アスミック・エース
(C)2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
ある日、親友・真樹の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出た湊は、偶然にも透に遭遇……!湊はとっさに別人のJK“みな”だとウソをつき、それを信じた透は“みな”にまさかの猛アプローチをかけてきたー!すぐに正体を明かすつもりが、見たこともない健気で一途な透の姿に、真実を言いづらくなった湊は、“みな”として透と付き合うことになってしまう。
別れるタイミングをうかがう湊だが、「付き合ってくれて本当に嬉しいよ」と笑う透を見て、不覚にもキュンとして……!?そんな時、大学のサークル交流会で再会した幼馴染の烏丸からも告白!?ウソから始まった前代未聞の【2人なのに三角関係】は、ライバルの登場でさらに複雑化!湊のウソはバレる?バレない?そしてラストに明かされる、もう1つの≪ウソ≫とは!?
松村はギャルJK姿の義姉・高槻湊を別人の野口みなだと信じてベタ惚れしてしまい、“女癖の悪いクール系モテ男”の顔と、“とことん一途な甘々男子”の顔を演じ分け、そのツンとデレのギャップで全女子を沼に突き落とす高槻透、森は“潔癖症の地味系女子大生・湊”と、“JK&ギャルメイク・みな”として透に一目惚れされてしまうキャラクターを演じる。ほか、小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)らが出演する。
松村北斗「僕が大間違いをしなければ面白くなる」 新境地に決意
― 今作はコミック原作ということで、原作ファンの方も多くいらっしゃると思うのですが、それを実写化として演じることについての心境をお聞かせください。松村:原作自体は、この映画のお話をいただいてから知ったので、「僕がこの透を演じるんだ」と思いながら読みはじめたのですが、「この作品を実写化するならどこをとっても面白いな」「僕が大間違いをしなければ面白くなる」というような説得力がある漫画だと感じました。
僕は今まで少女漫画にたくさんふれてきたわけではないのですが、いくつか読んできて自分が思う少女漫画のイメージがある中で、この作品はそのイメージと少し違うものでした。後々原作者の金田一先生とお話ししたら、もともとギャグ漫画を描かれていた方で、いろいろな過去や経緯をお伺いして、人柄にふれてみて、すごく合点がいきました。
― 原作のキャラクターをご自身の役にどう生かすか意識した点はありますか?
松村:原作はすごくヒントになりました。でも原作から脚本化され、さらに自分が演じることで、平面から立体に変わる変化が絶対に生まれるので、その変化も意識しようと思って演じました。役作りのところでどこまで踏襲しようか意識していたかはわからないのですが、やっぱり原作ファンの方にも楽しんでほしいし、自分を含むキャスト全員が原作を好きになって撮影に入ったので、随所で「あのシーンの同じ動きを使おう」という意識が個々にあったと思います。実際に現場でも「こういう動き、原作でもあったよね」というような会話が繰り広げられていて、原作を反映できたのではないかと思います。
― 湊の前とみなの前とでは異なる二面性のある役ですが、ここまで明確な別の顔を演じることは、大変だったのではないでしょうか。
松村:透が別の顔で湊とみなに接する理由を台本でしっかり理解していたので、そこまで複雑だとは思いませんでした。どちらの透も素直な気持ちと反応であることは間違いないので、思ったより演じやすく、特別に超えなきゃいけない壁のようなものは意外となかったです。透の中にある感情をどれくらい表に出すのか、加減を調整した部分はありました。
― どちらの透を演じている時が楽しかったですか?
松村:両方楽しかったです。透が明るい気持ちになるのはみなといる時の方が多いので、みなといる時かもしれませんが、僕としてはお芝居している時間が楽しかったので、どちらも楽しく演じることができました。
― 実際に出来上がった作品を観ていかがでしたか?
松村:松村北斗個人の評価は難しいですが、作品としてはすごく面白かったです。笑って、見入って、何よりエンドロールがすごく素敵でした。何の消化不良もなく満足して観終えることができたからこそ、エンドロールがより良く見えて、最後の瞬間まで面白かったと感じました。
松村北斗、主題歌が好きすぎて先にエンドロールを鑑賞し“反省”
― エンドロールではSixTONESにとって映画初の主題歌も起用されていますね。松村:僕はもともとこの曲がすごく好きだったのですが、本当に良いタイミングで流れますよね(笑)。エンドロールがすごく良いし、曲も良いので、泣けてきちゃって。
僕実は、今回主題歌に起用されたことが嬉しくて、本編を観る前に先にエンドロールを観て、それだけで感動していたのですが、いざ本編を観たら本編がすごく良くて、「なんで俺エンドロールだけ先に見ちゃったんだろう…」と反省しました(笑)。本編が素晴らしいからこそ、最後に観るべきエンドロールでした。
― (笑)。演じていてやりがいを感じたシーンや印象深かったシーンはありますか?
松村:演じた僕が答えるとすごく偏った話になってしまうのですが、午前中にひとつ大変なシーン、午後からもひとつ大変なシーン、その間に他のシーン、というような、丸一日撮影が大変な日があったんです。予告にも使われているのですが、透とみなが泣きながら抱き合っているシーンで、そこさえ乗り越えられればというくらい、演じる側としては複雑で一筋縄ではいかないシーンでした。
あと個人的にすごく好きなのは、家の前で透と湊が小競り合いをしているシーンです。あのシーンはすごく2人の関係性や人間性を感じて、日常が現れるので良いなと思います。他にも、透のマンションの部屋の中や、外の廊下でのシーンは“ゴールデンタイム”のようで、すごく好きです(笑)。
松村北斗、同期・七五三掛龍也と映画初共演 オーディション時の恩を「やっと返せた」
― 以前、七五三掛さんにもインタビューさせていただいたのですが、松村さんの現場での振る舞いがすごく勉強になったとお話ししていました。松村:しめ、それ各所で言っているみたいなんですよね(笑)。
― (笑)。七五三掛さんは後から現場に入ったので、松村さんに輪の中に入れてもらえて助けられたとお話ししていたのですが、同期の七五三掛さんとの共演はいかがでしたか?
松村:よく言うな~って思います(笑)。そんなことを言うと、しめもすごく謙虚な人なので、そうやって僕を持ち上げて言ってくれるのですが、そもそも僕としめがどういう関係かと言うと、オーディションの時に隣で、ペアだったんです。その頃から困った時はなんとなくお互いに助け合っていました。
しめは当時もともとダンスを少しやっていて振り覚えが早かったので、僕はオーディションの時にはしめに振りを教わっていたんです。その頃は「七五三掛」という名前が読めなかったのですが(笑)、「ごめん、振り教えてもらっていい?」と僕から話しかけて。なので、当時からやっていることは変わらないんです。しめが振りを先に知っていたから教わっていたし、僕はこの現場を先に知っていたから教えてあげたというだけのことで、“やっと恩を返せたな”という感じです。本当は、いつかダンスで返そうと思っていたのですが、Travis Japanがどんどん進化していくので、びっくりです(笑)。
― すごいですよね(笑)。では、ダンスというかたちではなく、お芝居というかたちで恩返しができたということでしょうか。
松村:そうですね。形は変わってしまいましたが、返せて良かったです。SixTONESもダンス曲をやるのですが、全体を通して「すごい踊ったな~」と思う分量が、Travis Japanだとイントロで終わる分量なんですよね(笑)。本当にすごいな、といつも思いながら見ています。
― 七五三掛さんとは唯一の同期で、今回親友という設定でしたが、演じてみていかがでしたか?
松村:楽しかったです。親友役と考えた時に、僕とその場で出る声色や会話のテンポがより自然なほうがいいんだろうなと思っていたので、共演者の方やスタッフさんも交えて話して、コミュニケーションをたくさんとりながらの撮影でした。
松村北斗、森七菜との共演で刺激
― 潔癖症で地味系メイクの女子大生とギャルメイクの女子高生を演じた森さんのギャップを実際に現場で見ていかがでしたか?松村:森さんのお芝居の変化はもちろんなのですが、衣装やメイクによって人ってこんなに変わるんだなと思いました。先程、透の湊とみなへの演じ分けについてお話しましたが、振り返れば森さんの湊とみなとしてのお芝居に完全に委ねていたというか、透からすれば湊とみなは別人だったので、そこに委ねれば全く違う人として接していられるくらい違和感がなく、これがギャップなんだと感じました。
― 共演シーンで森さんのお芝居に影響や刺激を受けた瞬間はありますか?
松村:言ってしまえば、ずっと刺激を受けていました。僕は正直現場に入ってみないとその時の環境がわからないので「こういうふうにしよう」というプランを事前にあまり考えないのですが、泣きのシーンなどで透の心情が複雑に揺れ動く中、どうしても理性的なところが働いて、お芝居の中で想いが突き抜けた瞬間があったんです。それは森さんのお芝居にすごく引っ張られていたと思うので、今でもはっきりと覚えています。
― ご自身としても手応えを感じたのでしょうか。
松村:自分の手応えと言って良いのかはわからないですが、今こうして答えているということは、自分でも手応えに感じているのかもしれません。それくらい頑張れたような気がします。
松村北斗「ライアー×ライアー」は「自分を良い方向に変えてくれた」
― 監督やプロデューサーも、泣きのシーンはすごく素晴らしかったと話していました。大変な撮影を乗り越えて、すごく充実した現場だったのではないかと思うのですが、松村さんがこの作品で得たものは何ですか?松村:正直なところ、これまで自分があまりふれてこなかったような作風で、台本を見てもびっくりするようなト書きがあったり「キュン」という言葉があったりして、自分が演じたこともなければ目の前で繰り広げられたこともないので、最初は衝撃的でした。
でも、この撮影の後に別のドラマの現場に入った時、本の読み方やドライ(※リハーサル)でお芝居をして、今までとかなり変わったことに気がついたんです。それがすごく自分にしっくり来ているというか、今までよりも楽しいと感じることができていて、それはきっとこの映画を経たからこそなんだろうなと思いました。作風も、共演者の方も、耶雲監督も、何もかもが初めてで、全く自分の知らない世界に閉じ込められて熱くなるということは人を変えますね。『ライアー×ライアー』は、自分を良い方向に変えてくれました。
― 素敵なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
映画「ライアー×ライアー」
2月19日(金)全国公開出演:松村北斗(SixTONES)、森七菜、小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)/板橋駿谷、竹井亮介、相田翔子
原作:金田一蓮十郎『ライアー×ライアー』(講談社「KCデザート」刊)
監督:耶雲哉治
脚本:徳永友一
音楽:遠藤浩二
主題歌:「僕が僕じゃないみたいだ」SixTONES(Sony Music Labels)
製作:『ライアー×ライアー』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、ROBOT
配給:アスミック・エース
(C)2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
ストーリー
恋愛経験ゼロの地味女子大生・湊は、両親の再婚で義理の弟になった同い年の透と同居中。超無愛想だけどイケメンで女癖の悪い透が原因で、2人の仲はギクシャク、お互いに冷たい態度を取り合っている。ある日、親友・真樹の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出た湊は、偶然にも透に遭遇……!湊はとっさに別人のJK“みな”だとウソをつき、それを信じた透は“みな”にまさかの猛アプローチをかけてきたー!すぐに正体を明かすつもりが、見たこともない健気で一途な透の姿に、真実を言いづらくなった湊は、“みな”として透と付き合うことになってしまう。
別れるタイミングをうかがう湊だが、「付き合ってくれて本当に嬉しいよ」と笑う透を見て、不覚にもキュンとして……!?そんな時、大学のサークル交流会で再会した幼馴染の烏丸からも告白!?ウソから始まった前代未聞の【2人なのに三角関係】は、ライバルの登場でさらに複雑化!湊のウソはバレる?バレない?そしてラストに明かされる、もう1つの≪ウソ≫とは!?
松村北斗(まつむら・ほくと)プロフィール
1995年6月18日生まれ。静岡県出身。2009年2月15日、ジャニーズ事務所に入所。2012年4月、ドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ)で俳優デビュー。続く『黒の女教師』(TBS)では出演2作目にして生徒役の“一番手”、準主役に大抜擢。その後、『Piece』(日本テレビ)で3クール連続ドラマ出演を果たす。2012年10月『劇場版 私立バカレア高校』で映画初出演。2020年1月22日、SixTONESとしてCDデビュー。現在放送中のドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ/毎週土曜よる10時)に出演中。2021年度後期NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出演することが決定している。
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