【Zoomインタビュー】松岡広大&小関裕太、自宅から語った“笑顔を届ける”使命感
俳優の松岡広大(22)の冠ラジオ番組「松岡広大のDressing Park」(JFN PARKにて、隔週日曜22:00~ストリーミング配信)に、同じアミューズ所属で公私ともに親交の深い小関裕太(24)がゲスト出演する。新型コロナウイルスの影響により、それぞれの自宅からZoom経由でリモート収録を実施。モデルプレスは収録後、そのままZoomをつなぐ形で2人にインタビューを行い、このコロナ禍で抱く率直な思いを尋ねた。
Zoomが接続された瞬間、「同じ色の服だ!」と偶然の一致に笑い合う一幕もありつつ、出会った頃の印象からお互いに影響を受けていること、最新のプライベート情報に至るまで、仲睦まじいトークに花を咲かせた。
小関のゲスト出演回は5月3日、17日の2回にわたりオンエアされる。
「こういう時期だからこそ、どんどん発信したほうが楽しい時間が生まれるんじゃないかなって」(小関)
― リモートでのラジオ収録はいかがでしたか?松岡:自宅にいながらも、こうやって意思疎通は図れるんだなと思いました。最初は面と向かって話すことができないのが不安だったんですけど、思ったより自然にできたなという印象です。ちょっとだけ難しいところもありましたが、今の技術力に驚きました。
小関:普段ラジオブースで収録となると、ブースの向こうにマネージャーさんや番組のプロデューサーさんなどスタッフの方々がいるので、収録中もどこか(スタッフの存在を)意識することはあったんですね。でも今回は収録している場所が家ということで、アットホームな2人だけの空間。色んな意味で本当のことを話せちゃうという感じがしました。
― テレビ番組もリモート収録が増えてきましたね。
小関:そうですね。それが当たり前になってきつつあるので、少しずつ対応していくのも僕たちの術なんじゃないかと感じます。
― 自宅での時間はどのように過ごされていますか?
松岡:今は本当に人と会っていないので、こうやってオンラインで会話できるようなアプリを使って裕太と連絡を取り合ったり、人の顔を見ながら電話をしています。人と話さないと心が乾いてしまうような気がして。身体は元気だけど、精神が痩せ細っていくような感覚があるので、人と話して情報共有し合うことが非常に大事だなと。SNSの文章だけでなく、顔を見て、声を聞くということを意識してやっています。
小関:僕もです。よく電話をするようになりました。広大もそうだし、鈴木貴之くんとか、あとは海外の友達とも話すようになりましたね。
― 以前インスタライブでもお話されていましたが、お2人で何か企てていることがあるとか。
小関:こういう時期だからこそ、自分たち個人でものづくりするだけじゃなくて、どんどん発信していったほうが楽しい時間が生まれるんじゃないかなって。そういうチャンスでもあると思うので、その上で「何ができるんだろうね」という話をしています。
松岡:今色々考えていることは、僕たちにとっても試験的というか。何が正しいのかわからないし、求められていることかどうか、誰にどう打ち出すかを分析するのも難しいんですけど、僕たちのフィールドであるエンターテインメントで何か楽しいことができればと思っています。
― それぞれのInstagramアカウントに加えて、ハンサムライブの公式Instagramも開設され、コラボ生配信で多くのファンの方々を楽しませています。
小関:身近な人が地方を飛び回る仕事をしているんですけど、今こんな状況で急遽仕事がなくなったりすると、自分の住んでいる場所じゃない地域でこもりきりになってしまうこともあるみたいで。そこでの楽しみといえば自ずとSNSやテレビになるので、インスタライブのような生配信が本当に力になっているそうなんです。僕がそんな時間を作れるんだったら、少しでも多く作りたいなと思いました。
ハンサムのインスタライブも、最初はみんなが僕のアカウントの配信に遊びに来たのがきっかけだったんですけど、広大やスタッフの皆さんに話してみたら「こういう風にしたらいいんじゃない」と具体的なアイデアをくれて。
松岡:「みんなでなんかやりたいよね」って何気なくつぶやいたんですけど、そこから速やかにあの形になって、結構ビックリしました。
「エンタメを死なせないように、僕たちのような若い世代が持ち上げていかなければ」(松岡)
― このような状況下で、エンタメの役割や価値を改めて考えることはありましたか?今の率直な思いをお聞かせください。小関:僕は今ドラマ(テレビ東京系『行列の女神〜らーめん才遊記〜』)が放送されているんですけど、広大も含め、身近な役者さんの舞台が中止や延期になることを聞くたびにすごく胸を痛めています。そんな中で「何ができるんだろう」と日々考えているんですけど、今回のリモート収録のように発信の仕方がだいぶ変わっていくのを肌で感じているので、多分この機会に限らず、今後はそれが当たり前になっていくのかなと。
こうやって家を映すのが当たり前になると思ったので、家をもっとおしゃれにするというのも、皆さんに楽しみを提供する一つの手段になるかもしれません(笑)。
松岡:僕自身、公演が中止になったという現実を受け入れなければならず、怒りや不満のようなやりきれない気持ちをどこにぶつけていいかわかりませんでした。自分で消化することも難しくて。
前向きに考えなければと思いつつ、身にしみて感じたのは、日常的に行われていた舞台や撮影が、実際は日常的なものではなかったということです。人前に出るということは、改めて特別なことであって、そこに付加価値がある。至極当然に提供されるわけではないこと、そして改めて一つ一つの稽古やリハーサルへの取り組み方、重みを考えるきっかけになりました。
同時に、人が発信するものや言葉には大きな力があると、この数週間で感じたので、エンタメを死なせないように、僕たちのような若い世代が持ち上げていかなければと思っています。僕にはすごく近くに小関裕太という親愛なる存在がいるので、本当に色々と考えていきたいです。
― 最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。
小関:大変な時期ですが、新しいことを見つけられるチャンスでもあると思っています。僕たちにとっての“楽しい時間”は、医療従事者の方や運送業者の方など、今も働いてくださっている方々がいるからこそ成り立っている部分があるので、そういう方々への感謝の気持ちを持ちつつ、自分自身にできる時間の過ごし方、今の発信の仕方をたくさん考えていけたらと。
「楽しい時間を作る」と言うとおこがましいかもしれませんが、皆さんが笑顔になれるように、僕自身楽しみながら今を過ごせたらいいなと思います。ぜひ、お家で楽しい時間を過ごしましょう。
松岡:僕自身、今のこの現状を考えた時に、まだ頭の片隅には「なぜこんなことになってしまったんだろう」とか「どうやったらみんなが幸せになるんだろう」とか、色んなことが頭に渦巻いて、押しつぶされそうな時があります。
でもそれと同時に、僕たちはこういう職業だからこそ、皆さんが笑顔になれることを届けるという真価を発揮する時なのかなと、使命感も感じています。だからこれから先、舞台や映像をはじめ、様々な芸術で、また皆さんの心を温かくさせたい。今、笑いたい時に笑えなかったりすることもあると思うんですけど、思い切り笑えるような瞬間をまた僕らで作っていきたいし、僕個人でも考えられることがあったらやっていきたいと思います。
僕も辛い時期があったんですけど、辛い時は辛いって言っていいし、落ち込んでもいいと思うんです。我慢する必要はなく、笑いたい時に笑えばそれでいいと思います。今はしっかりと自分に向き合う時間でもありますし、その結果現実と向き合えば、きっといい方向に向かうと信じています。色んな情報を吟味して、しっかりと生きていきましょう。
(modelpress編集部)
松岡広大(まつおか・こうだい)プロフィール
生年月日:1997年8月9日出身地:東京都
2009年にアミューズのオーディションに合格。以降、ドラマ「特命戦隊ゴーバスターズ」(2012)、「ベイビーステップ」(2017)、「ファイブ」(2017)、舞台「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」(2013-2014)、ライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」(主演/2015-2017・2019)、劇団☆新感線「髑髏城の七人 Season月」(2017-2018)などで活躍。近年の話題作にテレビドラマ・映画「兄友」(2018)、映画「引っ越し大名!」(2019)「いなくなれ、群青」(2019)、舞台「恐るべき子供たち」(2019)、「ねじまき鳥クロニクル」(2020)など。NHK Eテレ「ボキャブライダー onTV」(月曜午前5時45分~5時50分)に出演中。
小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール
生年月日:1995年6月8日出身地:東京都
NHK「天才てれびくんMAX」(2006-2008)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。その後、舞台「ミュージカル・テニスの王子様」(2011-2012)、「FROGS」(2013)、ドラマ「ごめんね青春!」(2014)、「恋がヘタでも生きてます」(2017)、「半分、青い。」(2018)、「来世ではちゃんとします」(2020)、映画「覆面系ノイズ」(2017)、「曇天に笑う」(2018)、「わたしに××しなさい!」(W主演/2018)、「春待つ僕ら」(2018)、「シグナル100」(2020)などに出演。現在、ドラマ「行列の女神〜らーめん才遊記〜」(テレビ東京系、月曜よる10時)に出演中。7月からは3年ぶりのミュージカル「四月は君の噓」の出演を控える。
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