日向坂46佐々木久美“TIF激怒事件”語る ファンの熱気底上げする“煽り”の意味<「3年目のデビュー」インタビュー>
日向坂46の初ドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」。加藤史帆(かとう・しほ/22)と佐々木久美(ささき・くみ/24)がモデルプレスのインタビューに応じ、けやき坂46(ひらがなけやき)時代からの2人の絆や、“TIF激怒事件”について語った。<インタビュー中編>
加藤史帆、けやき坂46時代は「久美にばかり相談していました」
― 加藤さんと佐々木さんは、けやき坂46加入当初から仲が良いですよね。加藤:そうですね!私は、今は自分から意見を言えるようになったんですけど、ひらがなけやき時代は思ったことをみんなに伝えるのが苦手で、(佐々木)久美にばかり相談していました。逆に、久美から相談されることはあまりなかったなぁ。
佐々木:そうだっけ(笑)?でも、くだらないことも喋るんですけど、「この先こうしたいよね」という話をすることが多かったです。
加藤:ホテルとか一緒の部屋になることが多いので、その時にグループの話になると、クサいことを言っちゃうよね(笑)。
― クサイこと(笑)。どんなお話しをしているのか気になります!
佐々木:私たちにとって身近な先輩が欅坂46さんだったので、どうしてもけやき坂46と比べちゃうことが多かったんです。なので、パフォーマンスや歌について「こういうとこがダメだよね、私たち」と話していました。
― その話し合いの成果は、しっかりけやき坂46時代からも証明していましたよね!当時は欅坂46さんと実力・知名度の差はまだまだあるというのが一般的な見方だったと思いますが、「欅共和国」などで爪痕を残しているのがわかりました。
加藤:え~!嬉しいです!「欅共和国」は2回出させていただいたことがあるんですけど、1回目と2回目では、ひらがなメンバーのタオルを持っているファンの方の数も歓声も500倍くらい違くて、感動しました。その時に「応援してくださる方が増えているんだな」と実感できて、ありがたかったです。
佐々木:そうだよね。1年目の時は、私たちのステージは欅坂46さんのステージの余興というか、おまけで出させていただいている気持ちだったし、パフォーマンスをしていても、「あぁ~ひらがなね」という感じで見ているファンの方が多い感じがしました。でも、全国アリーナツアー「真っ白なものは汚したくなる」の途中あたりから、歓声などで私たちを見てくれている方の数が増えたなというのが実感できて、すごくモチベーションになりました。
― 例えば「誰よりも高く跳べ!」の佐々木さんの煽りなども、いつもすごいなと思っています。あの掛け声もファンの熱気を底上げしていますよね。
佐々木:「欅共和国」の時は、めっちゃ気合い入りました(笑)。あの煽りは、最初は本当に自信がなくて、へなちょこな煽りをしてしまっていたんです…。でも、曲やパフォーマンスを伝えるためには、やっぱり私たちが楽しむのが1番だと思い始めてからは、恥とかも捨てて、自分が1番楽しむということを心掛けるようになりました。ファンの方に声を出して欲しいから、まずは自分が1番大きな声を出します!
佐々木久美“TIF激怒事件”当時の心境語る
― 佐々木さんといえば、ファンの中でも語り継がれているのが「TOKYO IDOL FESTIVAL2017(通称:TIF)」での“TIF激怒事件”ですよね。佐々木:そうですね。恥ずかしい(笑)。
― メンバーに怒るというのはすごく勇気のいることだったと思うのですが、それでも「言わなきゃ」と思ったのは何故ですか?
佐々木:当時は自分たちのライブもなかったし、欅坂46さんのステージにちょこっとだけでも出させていただくだけでもありがたい状況だったのに、パフォーマンスでミスをしても反省していない人が多くて、満足のいくステージにできなかったことが悲しくて、不甲斐なくて…。
ステージから楽屋までバスに乗って帰っていたんですけど、何か言うか、言わないかすっごく悩んでいて…。でも「このままだったらけやき坂46は変わらないな」と思いながら楽屋に帰ったら、ちょうど私たちだけしかいない時だったので、意を決して伝えました。
― グループの今後のためにも、勇気を出したのですね。
加藤:あの激怒がなかったら、ずっとたるんでいたと思います。私も当時は、「自分が間違えなかったからいいや」という考えをしてしまっていたのですが、あの時久美が怒ってくれたから、意識がさらに変わりました。久美は、まだキャプテンになっていなかった頃からグループ全体のことをしっかり考えていたので、言われたことはすごく身に沁みましたし、本当にありがたかったです。
― あの時の涙の訴えが響いた?
加藤:私も、ヘラヘラしちゃっていたのですごく反省しました。映像でも伝わってくると思うんですけど、現場ではもっと心臓がクッとなるような空気になって…。
佐々木:恥ずかしい(笑)!まさかあの時の映像が残っているなんて思っていなかったので、驚きました。ファンの方からその話が出ることも多くて、今思うと恥ずかしいです…。
佐々木久美&加藤史帆が語る“返事”の大切さ
― エピソードからも、佐々木さんはキャプテン就任前からグループ全体を引っ張っていたんだなと感じますね。キャプテン就任後も番組などで「返事をしようね」とグループの空気を引き締めることもあって、さすがだなと。佐々木:返事はクセなんです!学生時代は吹奏楽部だったのですが、すごく厳しくて、返事をしなかっただけで「帰れ!」と言われるような感じだったので、「~してください」と言われたら反射的に「はい!」と返事をすることがカラダに染み込んでいます。でもとしちゃんもそうだよね?
加藤:私も学生時代はテニス部だったので、返事はカラダに染み込んでいます。でも、私はこもっていて届きにくい声なので、部活でも「お前、返事してねーだろ」と言われて、テニスをさせてもらえない日々がありました(苦笑い)。
― そうなんですね。でも佐々木さんや加藤さんを筆頭に、大きな声で返事をすることでグループ全体の空気もすごく良くなっている気がします。
佐々木:グループ全体が体育会系な感じですよね。やっぱり返事は大切だなと思うので、返事ができていない子にもやって欲しいなという気持ちで、私がまず大きい声で返事をすることは心がけています。
― ありがとうございます。
(modelpress編集部)
輝きと苦悩が交錯する日向坂46の記録
2015年に長濱ねる(現在は卒業)の欅坂46への追加加入を機に発足が発表され、「けやき坂46(ひらがなけやき)」として結成されたグループ。2019年2月に「日向坂46」へと改名し、1stシングル「キュン」が発売初週で47万枚を売り上げるなど華々しいデビューを飾った。先輩グループ・欅坂46の存在感に圧倒されながら、自分たちのアイデンティティを模索し続けたけやき坂46としての3年間。改名という大きな変化をきっかけに、最大風速で2度目のスタートを切った日向坂46。
映画では、そんな日向坂46のデビュー1年目に完全密着。日々拡大するグループの人気の裏側に隠れたメンバー1人ひとりの苦悩。自分たちだけの名前を手に入れてからもなお、常に危機感を持ち、日向坂46としての魅力を探し求める姿を描く。
加藤史帆(かとう・しほ)プロフィール
生年月日:1998年2月2日/星座:みずがめ座/身長:160cm/出身地:東京都/血液型:A型/女性ファッション誌「CanCam」専属モデル。ラジオ番組「レコメン!」(文化放送/月~木曜・午後10時00分~深夜2時00分)の火曜日パーソナリティとして出演中。佐々木久美(ささき・くみ)プロフィール
生年月日:1996年1月22日/出身:千葉県/身長:167.5cm/星座:みずがめ座/血液型:O型/日向坂46のキャプテン。女性ファッション誌「Ray」専属モデル。熱狂的な巨人ファンで知られており、2019年には念願叶って、高本彩花とともに巨人戦で試合前始球式を行った。もっと詳しくみる
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