AKB48矢作萌夏、新センターの陰の努力 「自信がなかった」過去から変われた理由【写真集「自分図鑑」インタビュー後編】
2019.07.31 07:00
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1st写真集「自分図鑑」(白夜書房)を8月7日に発売するAKB48チームKの矢作萌夏(やはぎ・もえか/17)がモデルプレスのインタビューに応じた。“怪物級の逸材”と呼ばれる彼女の素顔に迫った、“すち”ワールド全開のインタビュー後編。<後編>
矢作萌夏、ストイックな素顔とは
─ AKB48の中で次世代エースとして期待されている現状についてはどう思われていますか?矢作:すごく嬉しいです。頑張ります、ハート(笑)。
─ (笑)。秋元康プロデューサーも帯で「何も考えていないように見えて、実はしっかり考えている」と書いてらっしゃるんですけど、本当にその通りだなと。ふわふわしているけど裏ではすごく努力されているように感じるんですが。
矢作:えー、全然そんなことないです、照れちゃう(笑)。どうだろう?“吸収しまくっちゃう人間”みたいな。気づかない内に吸収できているんだと思います。今までお笑い番組とか見ていて吸収していたことが、AKB48に入って役立っているんだなと。
─ お笑い?
矢作:バラエティ番組って学ぶことありますよね?…あれ?
─ (笑)。「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」も前回2位で、パフォーマンスもかなり努力をされていると思うんですが、具体的にはどんなことをされていますか?
矢作:ダンスに関しては先輩のダンスを見て学びました。みるきーさん(元NMB48渡辺美優紀)の卒業コンサートの映像を観まくりました。あと歌は昔からずっと一人で歌っていたのでそれが生かされているのかなと嬉しかったです。
─ 「AKBINGO!」で見たんですが、寝る前に歌う習慣は昔から?
矢作:それが日課でした。お姉ちゃん(矢作有紀奈・2018年11月にSKE48を卒業)といつも歌っていて、それが変だなんて思ってなかったです。皆しているのかと思っていました(笑)。
矢作萌夏、先輩に言われて嬉しかった言葉
─ パフォーマンスの面で、振り返って辛かったのはいつですか?矢作:「アイドル修業中」公演の合宿です。あとは入る前のドラフト3期生の合宿は、AKB48に入ることができるのかという不安もあったので大変でした。
─ 表現力はどうやって磨いていますか?
矢作:それが分からないんです。「研究しよう!」と思うと分からなくなっちゃうので、知らない内に脳のどこかで吸収して頑張っているんだと思います(笑)。
─ 先輩に言われて嬉しかった言葉は何かありますか?
矢作:いっぱいあります。「萌ちゃんが頑張るんだよ」って言われると嬉しいです。
─ 期待されるという意味で。今いる先輩とよく話すのは誰ですか?
矢作:一緒にバカどんちゃん騒ぎするのはHKT48の田中美久ちゃん。仲良しだった高橋朱里ちゃんと指原莉乃さんが卒業してしまって。最近、先輩では、岡田奈々さんと一緒にいる時間が多いです。
─ 岡田さんとは真面目な話もされるんですか?
矢作:しないです(笑)。奈々さんの頭の中は真面目なんですけど、私に合わせてくれていると思います。
矢作萌夏、コミュ力の高さの理由は?
─ 矢作さんといえば物怖じしないでどんどん先輩にも話しかけにいくことで知られていますが、そのコミュニケーション能力の高さは元々ですか?矢作:AKB48に入ってから初めて言われるようになりました。すごく人見知りで人前に立つのも苦手だったのに、入ってからこうなっちゃいました。
─ 何かきっかけがあったんですか?
矢作:先輩が卒業されていなくなっちゃうのが怖いので、色々聞いて修行しなきゃと思ったからです。研究生のときは先輩には話しかけない方がいいのかなと勝手に思っていて、ゆきりん(柏木由紀)さんとせっかく公演をやらせて頂いているのに、自分が引っ込んじゃったので、お話できなくてチャンスを逃しちゃったな、もったいないなと思ったんです。そこからいっぱい引っ付くようになりました。
矢作萌夏の“夢を叶える秘訣”
─ 今後グループをどう引っ張っていきたいですか?矢作:AKB48グループをあまり知らない方も取り込んでいけるような可愛い妹系JK枠でいたいです。あと1年しかない…(笑)!
─ では、矢作さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。
矢作:自信を持って諦めないことかなと思います。私もオーディションに落ちた経験があるので、自分に自信がすごくなかったんです。引っ込み思案だったし、なので自信をつけようと思って根拠のない自信をつけるようになったら良い感じに(笑)。なので、騙されたと思って根拠のない自信をつけてみて下さい!
─ 意外です。それは加入したとき?
矢作:一度オーディションに落ちて諦めかけたときですね。そこからちょっとずつ。自信がないのは他人に分かっちゃうし、自信がある人は可愛いと思うので、「自分すごいな」と常に褒めるのはどうでしょうか。以上、萌ちゃん相談室でした(笑)。
─ ちなみに、今回写真集を出して1つの目標も叶ったと思うんですが、次の目標は?
矢作:今やりたいことは、第2弾すちコン(ソロコンサート)です。あとはもっと可愛くなって“萌ちゃんすちすちマン”を増やしたいと思います!
─ ありがとうございました。
<編集後記>
写真撮影中に撮ったデータを見せる度に「可愛い~」と笑顔に。堂々と自分に「可愛い」と言えるのはカッコいいし、自分がどう見えるかを追求するストイックな姿勢が、内から溢れ出る自信に繋がり、アイドルとしての彼女をより輝かせているのだろう。不思議な言動には何度も驚かされたが、いるだけでその場の空気が変わる吸引力とも言うべき魅力は、アイドルとして強い武器。末恐ろしい17歳の快進撃はまだまだ始まったばかりだ。(modelpress編集部)
矢作萌夏1st写真集「自分図鑑」
世界有数のリゾート地であるインドネシア・バリ島で、熊谷貫氏が撮影。初めての海撮影やプール、緑あふれる絶景スポット、ナイトマーケットなど、16歳(撮影当時)の彼女のみずみずしい魅力が満載となっている。表紙で使用した写真は通常版・セブンネットショッピング限定版とともに、本人が「初めての写真集で叶えたかった」シチュエーション(花風呂)・衣装(制服)でのカットを採用。本編では3泊4日で行われたバリ島でのロケ撮影のほか、今年4月に開催された春フェスでの独占密着ステージショット、舞台裏ショットも収録。1冊を通して、一人の女の子、そしてアイドルとして日々更新し続ける彼女の「今」を切り取ったメモリアルな仕上がりに。
また、本人が現地で撮影した「萌ちゃんカメラ」と同行スタッフ撮影のオフショットによって構成されたページは、本人の手書きコメントともに絵日記風に掲載。収録インタビューは彼女史上最長となっており、撮影秘話や彼女の幼少期から現在を振り返ったロングインタビューになっている。
なお、秋元康総合プロデューサーから寄せられた帯コメントは「矢作萌夏は、何も考えていないようで、実はしっかり考えているのだ。賢い子どもが、冷静に大人を見るように…。自分のことさえ、客観的に観察している」。
矢作萌夏(やはぎ・もえか)プロフィール
2002年7月5日生まれ、埼玉県出身。AKB48 16期生のセレクションで落選したが、そのキュートなルックスが注目を集め、「第3回AKB48グループ ドラフト会議」では三次審査の時点で動画配信サービスのポイントランキングでぶっちぎりの1位に。会議本番では1巡目でAKB48の3チームから指名を受け、抽選の結果チームKに配属された。2019年4月より、フジテレビ系番組「ミライ☆モンスター」(毎週日曜11時15分)に新MCとして出演している。清涼感溢れる歌声、憑依型のパフォーマンス、天性のアイドル力、自己プロデュース力など、そのポテンシャルの高さで次世代エースとして期待されている。口ぐせは「すち(“好き”の意味)」。・ AKB48 56th シングル「サステナブル」(9月18日発売)
・7月よりNHK大阪ホールを皮切りに、約4年ぶりとなるAKB48単独全国ツアー「AKB48全国ツアー 2019 ~楽しいばかりがAKB!~』を開催中。
・「AKB48 矢作萌夏ソロコンサート~みんなまとめてすちにさせちゃうぞ~」は「AKB48グループ映像倉庫」にて配信中。
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