ラウール、木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ

木村文乃&Snow Manラウール、10分以上の長回しで「半分くらいアドリブ」撮影序盤で“相手に聞いておきたいこと”は?【「愛の、がっこう。」インタビュー後編】

2025.06.24 05:00

7月10日スタートの木曜劇場「愛の、がっこう。」(フジテレビ系/毎週木曜22時~22時54分※初回15分拡大)にて主演を務める女優・木村文乃(きむら・ふみの/37)と共演のSnow Manラウール(21)が、モデルプレスらのインタビューに応じた。後編では、2人が互いに伝えておきたいこと・聞いておきたいことなどを明かした。

木村文乃&ラウール、10分以上の長回しで「半分くらいアドリブ」

木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― 改めてお互いの印象を教えてください。

木村:お会いする前は、ダンススキルがすごくある方で才能の塊なんだろうなと思っていました。でも昨日初めて2人で長いシーンを撮影したときに、才能やキラキラしたものをたくさん持っているけど、それ以上にきちんと努力されている人なんだなと思いました。ところどころあるアドリブの瞬間に「めちゃくちゃ役に対して愛情があるんだな」と感じたんです。お芝居していて楽しくて。なので、まだ2人のシーンがそんなにないこの初期のうちに長いシーンを撮って関係を積み上げられたことが、今後すごく活きてくるんだろうなと思いました。

― ちなみにどんなアドリブだったのでしょうか?

ラウール:10分以上の長回しだったのですが、半分くらいアドリブでした。

木村:カヲルの過去がふとした瞬間に出てきたり。そういったときのアドリブは全力で拾いに行きたい、投げてもらった球をこぼしてなるものかと思っていました。そのキャッチボールができたことが楽しかったです。

ラウール:楽しかったですね。

木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― ラウールさんから見た木村さんの印象はいかがですか?

ラウール:非常に謙虚な方だなと思いました。常に温かさと人当たりの可愛らしさがぎゅっと詰まっていて。まだお会いして数回なんですが、とても落ち着く感覚があります。

― まだお互いの人となりはわかっていない部分がある感じですか?

ラウール:それはこれからですね。

木村:私はラウールさんがメンバーの方といるときみたいにニコニコ楽しくいられる環境にできればいいなと思っています(笑)。今回は共演の男性の方も多いから。

ラウール:確かに。ホストチームは面白そうな方たちがたくさんいますね(笑)。

木村:ね!わいわい賑やかな感じですよね。

木村文乃「愛とは?」に回答 ラウール「大人なアンサー」

味方良介、木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
味方良介、木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― お互いに、人を好きになるポイントや惹かれるところを教えてください。

木村:私は勝てないところがある相手に惹かれます。人を好きになるときの入口に「気になる」があって、その「気になる」を紐解いていったら「いつもここがあの人に勝てない」「なんで自分にはできないのにあの人にはできるんだろう」があるんです。そこを研究していくうちにどんどん気になっていっちゃって、気づいたら(好きになってる)…みたいなことがあります。

ラウール:…ユーモアですかね。突き抜けた発想を持っている人が好きですね。唯一無二な感じがして。

― お二人にとって愛とはなんですか?

木村:愛ってなんですかね…(笑)?難しいです。愛とエゴはすごく距離が近いから。自分は愛だと思っても、他の人からするとエゴに思えたり、その人は愛をあげている自覚はなく、ただ天真爛漫でいるだけだったり。

ラウール:大人なアンサーですね。

木村:(笑)。今回の作品でも、ラブストーリーだけど教師とホストという職業を通しての積み重ねがきちんと丁寧に描かれていて。お互いをちゃんと必要としていて、教え合えるような関係性になっている。自分の気持ちとの反発もありながら、喜びから愛に入っていくという形だと思うんです。例えば、「一緒にいて心地いい」「同じものを見て嬉しい」とか。そういうことの積み重ねの先に愛があるのかな?と思いますけど…どうですか(笑)?愛って一概に男女の間のことじゃないし、同性同士でも生まれることもあるし…。

ラウール:そうですね…。愛を持って仕事していきたいなと思います!

木村:正解の答えじゃないですか(笑)。

ラウール:(笑)。でも、なかなか難しいじゃないですか。自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃう場面も多くなってくると思いますし…ただ、僕は「愛知ってます!」という感じではないです。「愛ってなんだろう」と模索する年齢なのかなと思っています。

木村文乃&ラウールはともに“人見知り”

木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― お二人はまだお会いするのが数回目とのことですが、今のうちにお互いに伝えておきたいことがあれば教えてください。

木村:人見知りです(笑)!

ラウール:それは理解しています(笑)。

木村:あれ、バレてる?おかしいな…(笑)。

ラウール:はい、そこまではわかってます(笑)。

木村:じゃあ大丈夫です(笑)。

ラウール:僕も人見知りですけど…自分の性格は小出しにしていきたいですね(笑)。でも、駆け引きとかではなく、自由に動いてみようかなと思っています。木村さんにはいい意味で気を遣わないので、それが後々カヲルと愛実の関係性としても見やすくなってくるのかなと思います。なので「気を遣わずに話してみよう」という作戦を立てていたんです。

木村:じゃあ、明日からタメ口で(笑)!

ラウール:いやいや、タメ口まではいかないですけど(笑)!最低限礼儀は守りつつ…。

木村:クランクアップ間近にまた取材していただいたら「あのあと、こんなことがあったんです!!」となっているかも(笑)。

ラウール:カヲルが愛実に怒られるように、木村さんに怒られるくらいの間柄になっていれば面白いですね(笑)。

木村文乃「姉弟みたいな感じでいられたら」理想の関係性

ラウール、木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
ラウール、木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― 逆に、今のうちにお互いに聞いておきたいことはありますか?

ラウール:僕、思いついたことあります。朝派か夜派か聞いていいですか(笑)?結構大事かなと思うんです。

木村:完全に朝派です。

ラウール:えー!そうなんですね!

木村:(ラウールの反応を見て)だめだ(笑)!合わないぞ、これ(笑)。

ラウール:いやいや!朝派だろうなとは思っていたんですけど…いいですね。

木村:(笑)。ということは、ラウールさんは夜派ですか?

ラウール:僕も朝派かもしれないです。夜よりは朝だと思います。でも、夜派の人が結構多いイメージなので、朝話しかけるときなど結構気を遣ってしまうんです。実は僕は朝すごい元気で頭もフル回転なんですが、そのテンションで夜派の人と話して「なんすか?」となると怖いので(笑)。木村さんが朝派だと聞いて安心しました。

木村:きっと私がメイク中寝てるからそう思ったんですよね(笑)?

ラウール:いやいやいや!全然!

木村:すごく静かにしていただいているんだろうなと…(笑)。

ラウール「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
ラウール「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― 次からは、朝も話しかけられそうですか?

ラウール:そうですね。朝からマシンガントークで(笑)。

木村:いやいや、絶対喋らないでしょ(笑)。ちなみに、メイク中に寝るのは目つむったらそうなっちゃうだけなんです。疲れているとか眠いとかではないので、お気にせず、朝の支度時間を快活に過ごしていただいて大丈夫です。

ラウール:ありがとうございます(笑)。

― では、お互いに気が合いそうですか?

ラウール:気が合うというか、本当に落ち着く。これには非常に僕は助かっております。

木村:今回の愛実とカヲルの関係も、ラブラブというより常に爽やかな風が吹いているみたいな感じだと思っているので、日頃から姉弟みたいな感じでいられたらなと思っています。なので、落ち着くと言ってもらえて「第一歩クリア!」という感じで嬉しいです。

木村文乃&ラウール、視聴者へメッセージ

木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
― 最後にドラマを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

ラウール:立場や年齢の違いなど同じ人間でも環境によってできた差や凸凹があって、それに向き合っていく時間があればあるほど反発があって、苦しさもあると思います。でも、僕は周りからの意見というのは気にしなくていいと思ってしまうタイプ。そんなことを考えながら観てもいいし、「いや無理でしょう」「やめときなよ」と思いながら観るのもまたひとつ楽しみなのかなと思います。肯定・否定のどちらの面でも楽しめる、そんな様々な見方があるドラマになっています。

木村:誰もが持っている、自分が一番見せたくなかったボロボロな瞬間や傷ついたときを全部さらけ出して、一番欲しかったものを手に入れるお話だと思っています。観てくださる方みなさんの心に触れて、明日も元気になってもらえるような作品なので、木曜の22時はちょっと疲れている時間かと思いますが、「明日またちょっと頑張ろうかな」と思えるような追い風を吹かせていけたらいいなと考えています。ぜひよろしくお願いします。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

木村文乃(きむら・ふみの)プロフィール

木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
木村文乃「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
1987年10月19日生まれ。東京都出身。2006年、映画「アダン」のオーディションでヒロイン役に抜擢されデビュー。近年の主な出演作に、ドラマ&映画シリーズ「七人の秘書」(テレビ朝日/2020・2022)、大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK/2020)、ドラマ「宙わたる教室」(NHK/2024)「スカイキャッスル」(テレビ朝日/2024)など。待機作としてドラマ「看守の流儀」(テレビ朝日/6月21日よる9時~)、映画「でっちあげ〜殺人教師と呼ばれた男」(6月27日公開)「てっぺんの向こうにあなたがいる」(10月31日公開)がある。

ラウール プロフィール

ラウール「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
ラウール「愛の、がっこう。」(C)フジテレビ
2003年6月27日生まれ、東京都出身。2020年1月22日、Snow ManとしてCDデビュー。2021年「ハニーレモンソーダ」で映画単独初主演、2022年には映画「おそ松さん」でグループとして主演を務め、2024年には「赤羽骨子のボディガード」でも主演を飾った。モデルとしては、2023年「ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto POUR HOMME)」2023-24年秋冬コレクションでパリコレに出演。
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