BoA、デビュー20周年の想い&新曲に込めたファンへの感謝「歌手として誇りに思う」<「My Dear」インタビュー>(提供写真)

BoA、デビュー20周年の想い&新曲に込めたファンへの感謝「歌手として誇りに思う」<「My Dear」インタビュー>

2021.11.05 15:00

2021年にデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎えた歌手のBoA。20thプロジェクトの第一弾となる楽曲「My Dear」を自身の誕生日でもある11月5日にリリース。ずっと応援してくれていたファンへの感謝と信頼を表現した楽曲となっており、数々のHIT曲を思い出させるような言葉が散りばめられている。今回モデルプレスでは韓国にいるBoAへリモートでインタビューを実施。楽曲に込めた想いから、日本のファンへの感謝の気持ちを語った。

BoA、デビュー20周年「歌手として誇りに思う」

― 2001年5月30日、14歳という若さで日本デビューしました。日本でデビューすることが決まったときのことを覚えていますか?

BoA:「あ、行くんだ?」というライトな感じでした。若かったからこそ、日本デビューとか海外に行くっていうことを一大事に感じられなくて。今、たとえば「アメリカに行きます」って言われたらプレッシャーもあるし、いろんなことを考え始めるけど、当時はシンプルに考えてましたね。

― 嬉しさはありましたか?

BoA:嬉しいというより、当時は今みたいに日本語が話せなかったから「言葉をどうしよう…」って。それまで日本語の勉強はしてましたけど、大至急、授業の時間を増やしました。

― 当時の日本の印象はいかがですか?

BoA:日本は派手な場所だなって思いました。渋谷のスクランブル交差点とか、海外ではあまり見られない風景じゃないですか。あと、若い子の外見も当時はみんな肌が黒くて金髪だったから。ヤマンバギャルとか、ガングロとか。「なんか私、白いかも…」って思っていました(笑)。

― (笑)。それから2003年にはファーストツアーとなる「BoA FIRST LIVE TOUR 2003~VALENTI~」を行いました。最終公演は国立代々木競技場第一体育館という大きな会場でしたが、そのときのことを覚えていますか?

BoA:実はあまり覚えていないんです。初めてのツアーだったからパフォーマンスすることに精一杯で、目の前の光景の記憶が無くて。それが悲しいんです。たまにその時の映像を観ると、「うわ、すごい!なんでこれを覚えてないのかな」って残念に思います。

― では逆に日本での音楽活動で印象に残っている楽曲はありますか?

BoA:「LISTEN TO MY HEART」ですね。初めてオリコン上位(5位)に入った曲なので、驚いたし、すごく嬉しかった思い出があります。あと、最近すごく思うのは「メリクリ」です。もう15年以上前の曲だけど、いまだに冬になると街で流れるっていう話を聞くとありがたいなって。

― 「メリクリ」はBoAさんにとって、どのような存在の曲ですか?

BoA:もともと好きな曲だし、きれいな曲だな、素敵な歌詞だなと思っていました。そんな「メリクリ」がみなさんから愛してもらって、こんなに長い期間聴いてもらえることはすごく嬉しいです。外国の歌手が歌った日本語の曲が、日本の冬の定番曲になったわけじゃないですか。自分が生まれていない国で、その季節になるとその歌手の曲が街中で流れるっていうのは、歌手として誇りに思います。

― 日本の音楽活動で、特に印象に残っているMVはありますか?

BoA:これも「メリクリ」ですね。途中で降ってくる雪は「CGでしょ?」って言われるんですけど、本当の雪なんです。その年の初雪で、奇跡のように突然降り出したんです。MV自体もきれいで思い出深いんですけど、撮影の翌日の朝、部屋の窓から見えた風景が本当にきれいでした。誰もまだ踏んでない、足跡の付いてない白い雪。あの風景はいまだに思い出します。

― 本当に奇跡のようですね!MVは海外でも撮影されていますが、特に覚えているロケ地はありますか?

BoA:苦労したという意味で覚えているのは「KEY OF HEART」です。ロサンゼルスで撮ったんですけど、砂漠の上をヒールブーツで踊るのは本当に大変です。もう膝が痛くて(笑)。あのMVを見ると大変だったなぁって思い出しますね(笑)。

― (笑)。10周年以降は、「Only One」を始め、ご自身で作詞作曲する機会が増えました。曲作りで意識していることを教えてください。

BoA:曲調や歌詞など、“みなさんが求めるBoA”はスタッフさん側で作れると思うんです。だからこそ自分が書く曲に関しては、自分が今やりたい曲調、伝えたいことを書くようにしてます。だからギャップはあると思うけど、そこに一番プライオリティ(優先度)を置いてやっています。

― 作詞を行うときに一番気をつけていることは?

BoA:ストーリーの流れです。みなさんが曲を聴いて、自分の経験と重ねられる曲になって欲しいなと思いながら書いています。

BoA、ライブへの想い語る

BoA(提供写真)
BoA(提供写真)
― 2006年に始まった「BoA THE LIVE」というライブシリーズは、ブランド化してBoAさんの代名詞といえるライブになりました。BoAさんにとってライブとは、どのようなものですか?

BoA:最近はライブに対する思い入れがすごく強くなってきました。特にこの2年間は、コロナ禍でライブが全然できてないから、ライブってすごく大事なものだなって。唯一、ファンのみなさんと私が同じ場所で同じ時間を過ごせる場所だから。以前は、ライブを仕事の一環と思っていたから、ライブをやるのは当たり前という感覚だったんです。でも、今は当たり前のことが当たり前じゃなくなってきた。これからもっともっとライブを大事にしていかなきゃって思いました。

― ライブを行うときに大切にしていることは?

BoA:セットリストのクオリティです。それがライブ自体のクオリティに繋がると思うから。セットリストを見て、私がつまらなさそうだなと思ったら、正直、ファンもつまらないと思うし。

― セットリストの作り方は変わってきましたか?

BoA:以前は、昔の曲を歌うのがそんなに好きじゃなかったんです。だけど、他のアーティストのライブに行ったときに自分が聴きたかったヒット曲を歌わないと「なんで!?」って思ったりするんですよ(笑)。きっと私のライブに来るファンのみなさんもそういう気持ちになっているんだろうなと思って。あまり歌っていなかった昔の曲とかをセットリストに入れるようにしています。

― 20周年を迎え、今のBoAさんが表現したいことや挑戦したいものは?

BoA:最近、韓国でダンス番組の審査員をしているんです。女性ダンサーたちがダンスでサバイバルしていく番組なんですけど、踊りに関してすごく良い影響をもらっています。なので、ダンス曲を出してみたいなって思っています。重いビートの曲でかっこよく踊る、ダンスをメインにした曲に挑戦してみたいです。

― コロナ禍のステイホーム中は、どのような過ごし方をされていましたか?

BoA:家で料理して食べていました。日本に行けないから、日本食を作って食べたりもしました。蕎麦が好きなので、蕎麦を茹でて、つゆとわさびを買って、大根をおろして食べました。あと去年は外でのランニングが増えました。韓国の漢江(ハンガン)という川の両サイドに公園があって、そこを毎日10キロメートル近くランニングしていました。でも走りすぎて、去年は体重がめちゃくちゃ減ったんです。痩せすぎも良くないから、今年は体重を増やすように努力しています。

― 音楽面で変化はありましたか?

BoA:私はもともとアンタクト(非接触)な生活だったから、人に会えないことに対する辛さはあまりないんです。マスクも喉のケアのためにいつもつけていたから、不自由に感じません。でも海外に行けないとか、ファンに会えないことからくるストレスで、自分で作る曲は結構ダークなものが多くなりました。自然とそういう影響が曲作りに表れていて、歌詞もわりと暗いものが増えましたね。

新曲「My Dear」に込められた想い

BoA(提供写真)
BoA(提供写真)
― 11月5日にリリースする新曲「My Dear」は約1年ぶりのリリースです。楽曲を聴いたとき、どう感じましたか?

BoA:シンプルで気軽に聞けるサウンドだなって思いました。でもメインのシンセが特徴的だから、耳に残る曲になっているんじゃないかなと思います。

― 歌詞に出てくる「My Dear」は何を指しているんですか?

BoA:自分を今まで支えてくれたファンのみなさんです。この曲はファンのみなさんに対する私からのメッセージソングなんです。もしもライブができていたら、20周年だからBoAというアーティストをもう1回、パフォーマーとして見てもらえる曲を出したかったんですけど、今はまだ家にいる時間が多いと思うから、ゆったり聴ける曲を出した方が、みなさんも癒されるんじゃないかなと思って、この曲を出すことにしたんです。

― 歌詞の中に、BoAさんの過去曲を連想させるワードも入っています。

BoA:「デニム」とか「Only One」とか「抱きしめて」とか、そういうところはファンのみなさんなら気付くと思います。あと、ファンだからこそ知っている私の性格が歌詞に表現できていると思うから、ファンのみなさんは聴きながらクスッと笑える感じもあるんじゃないかなと思います。

― 確かにBoAさんらしい歌詞だなと感じました。

BoA:歌詞でも表現しているんですが、難しい言葉を並べるというよりは素直に自分らしく感謝を伝えたいと思いました。ファンの皆さんは私の性格もご存じじゃないですか。この曲を聴くとBoAらしいと感じてもらえるかなって。話し方もサバサバしているし、そういった性格も伝わるかなと思います(笑)。

― (笑)。特にBoAさんの気持ちと歌詞がリンクしている部分はありますか?

BoA:「瞳に映った 私はきっと 強いヒトでしょう」 という歌詞があるんですけど、私は結構強い人って思われているけど、実は強くなるために頑張っています。「そばにいてほしい」とか「知っていてほしい」という歌詞も、強そうに見えるけど本当は強くない自分が表現されていてすごく気に入りました。過去の曲のワードも散りばめられているから、ファンの方も歌詞を見てふと思い出すこともあると思います。「My Dear」が色んな時代のBoAにリンクしている曲だなと感じます。

― 20年間を振り返るような楽曲でもあるんですね。

BoA:そうですね。自分自身もそうですけどファンの方もこれまでの20年間を振り返りながら聴いてもらえたら嬉しいですね。

― 確かに友人がカラオケで「VALENTI」を歌っている頃を思い出しました!

BoA:嬉しいです!リアルタイムで聴いてくれていた方にはBoAの曲が思い出に残っていると、周りの方から聞くことがあります。「昔を振り返るとBoAの曲が思い出のどこかにある」って言われた時はすごく嬉しかったし、これからもそういった思い出を作っていきたいなと思いました。

― 「My Dear」も20周年の頃を思い出す楽曲になるかもしれないですね。

BoA:そうですね。30周年の時には「My Dear」を聴きながら振り返れると嬉しいです。

コロナ禍で感じた当たり前の大切さ

BoA(提供写真)
BoA(提供写真)
― 今はコロナ禍でアーティストとして辛い時期が続いていると思います。アーティストとしてコロナ禍になり改めて気付いたことはありますか?

BoA:ライブのありがたさです。当時も思ってはいましたが、ライブってすごくありがたいことだったんだなと改めて感じました。当たり前のようにライブができていたけど、その当たり前なことが貴重なことになった。アーティストさんたちそれぞれ、ライブへかける気持ちも変わってくるんじゃないかなって思います。まず目の前にファンの方がいてほしい。

― 声を出せなくても、目の前にいてくれたら違いますよね。

BoA:できれば声も出してもらいたい(笑)!マスクが外せる時期ってくるんですかね。

― マスクすることも当たり前になって、外す時期がくるのが想像できないですね。

BoA:想像できないし、コロナが終わる時期が来るのかもわからない。周りの方に聞いたんですけど、今日本ではお酒が外で飲めないんですよね?

― 東京では緊急事態宣言が出ており、ほとんどのお店がアルコールの提供を自粛しています。(9月末取材)

BoA:えー!やっぱり日本といったら生ビールですよね。ラーメンには瓶ビールがなくちゃ!

― (笑)。日本にきたらラーメンを食べたい?

BoA:ラーメンと油そばを食べたいです!日本の友達が油そばの写真を送ってきて喧嘩になりそうでした(笑)。「こんな写真送ってくるなー!」って。

― 好きな時に好きなものが食べられていた頃も貴重だと感じますね。

BoA:日常が貴重に思うなんて想像してなかったですよね。まさかパンデミックの時期に自分が生きているなんて。とにかく早くライブをやって、ばんばん踊りたいです。

― 日本のファンも待っていると思います。

BoA:最後に飛行機に乗ったのが2020年1月なので、日本には2年も行っていないんです。こんなに日本に行っていないのはデビューしてから初めて。オリンピックで色々変わったとも聞くので、日本でライブするのが楽しみです!

BoAが描く夢とは?

BoA(提供写真)
BoA(提供写真)
― BoAとしてアーティストデビューした当時、明確な目標などはありましたか?

BoA:目標は設定して動くタイプではなかったんです。リアリティを大事にする現実的な人間なんですよ。今やることを完璧にクリアしたい。でも活動していく中で色んな変化があって、自分で曲を作るなんて思っていませんでした。それからプロデュースをするようにもなって、今なんてオーディション番組の審査員もさせてもらっていて、想像したこともなかったです。

― “今”を大切にしているんですね。

BoA:その瞬間瞬間を大事にして、それが積み重なって今のBoAになっています。人間って一年一年考えや雰囲気、見た目も変わるじゃないですか。そんな変わっていく自分に向き合って色んな仕事をしてきたから、今があると思います。

― モデルプレスの読者の中にはアーティストを目指している方もいると思います。アーティストになる上で大切にすべことを教えていただけますか?

BoA:誰かに憧れて真似をするより、自分が伝えたいことや、自分が見せたいテーマを伝えることを大切にしてほしい。昔はちゃんとトレーニングしてデビューしたり、レコード会社を通してデビューする流れが多かったんです。でも今はSNSやサウンドクラウドで自分の作品をアップロードできる時代になったから、選択肢が増えてきましたよね。

― 昔の当たり前も今では当たり前ではなくなってきていますね。

BoA:はい。自分が表現したいことがあるなら待っていないで、未練が残らないくらいに表現して欲しいと思います。

― 最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

BoA:20周年、支えて下さってありがとうございます。コロナ禍であまり活動できないから、アニバーサリーイヤーという実感があまりないんですけど、これで活動が終わりじゃないし、ひとつの通過点としてこれからも頑張っていくので応援宜しくお願いします!コロナ禍をみなさんで乗り越えて、また元気な姿で日本で会いましょう!早く日本に行きたいです!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)[PR]提供元:エイベックス株式会社

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