宇野昌磨の弟・樹も夢中!今、注目株なホッケーの魅力に迫る<インタビュー>
2019.03.28 17:15
男子フィギュア・宇野昌磨選手を兄に持ち、世界トップクラスのアスリートを間近で見てきた宇野樹さん。自身はホッケーに打ち込み、愛知県代表の経験もある実力者なんです。今回モデルプレスは、ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」の試合観戦に密着!アジア王者が魅せた迫力ある試合に「すごい!」と熱視線を送る宇野さんにインタビューを行いました。
目次
ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」の試合を観戦!
3月17日に東京・駒沢オリンピック公園で行われた「ホッケーチャレンジマッチ 2019」のエキシビションマッチ。メジャースポーツと比べて知名度のあまりない競技ながら、昨年行われた大会でアジア王者となった女子日本代表「さくらジャパン」(※プロフィール参照)と、代表入りを狙うU21女子ジュニアの試合に、多くの観客が詰めかけました。
ホッケーは、選手がスティックでボールを操り、ドリブルやパスをしながらゴールを狙うのが基本ルール。フィールド中を選手が駆け回り、何度も攻守が切り替わるスピーディーな試合展開の中、さくらジャパンは早々に2点を先制!
日本ではまだまだ馴染みのないホッケー競技ですが、宇野さんに試合を楽しむポイントを尋ねると「ペナルティーコーナーに注目するといいと思います」とアドバイス。
ペナルティーコーナーは、サッカーのペナルティーキックのように、ゴール前のシュートゾーン内で守備側の選手が反則をすると、攻撃側に有利なセットプレーが与えられること。ゴール前での駆け引きは見どころで、勝敗の行方を左右することがあるんだそう。
中学からホッケーを始め、高校1年生で愛知県代表として国体にも出場した宇野さんも、日本代表の試合に「男子はスピートが速くて、女子は技術がすごいんです。誰も止まらず、ずっと走り続けていて、部活とは全然違います(笑)」と、圧倒された様子。
4クオーター(各15分)で行われる試合を、真剣な眼差しで見入っていました。
その後、チャレンジマッチはさくらジャパンが7-2で勝利!
歓喜に沸く中、さくらジャパンのDF内藤夏紀選手、FW永井友理選手、MF永井葉月選手、GK景山恵選手が、宇野さんのインタビューに答えてくれました。
宇野樹×「さくらジャパン」対談インタビュー
宇野:おめでとうございます!試合を振り返っていかがでしたか?内藤:立ち上がりから先制できて、いい形で試合に入ることができました。最後の第4クオーターは、あまり納得のいくゲームではなかったんですけど、自分たちの強みをしっかり出すことができたことは、よかったと思います。
宇野:シュートが打たれた時は、選手がこぼれ球を素早くクリアして、フォローし合っているのが印象的でした。
永井(友):そうですね。キーパーが体を張って止めてくれてるので、その後のクリア、守ってからの攻めは意識してます。
宇野:試合では激しい攻防を繰り広げていますが、普段のさくらジャパンはどのような雰囲気なんですか?
内藤:コートの中では激しく選手がぶつかりますし、檄が飛ぶこともあるんですけど、普段は明るくて元気。今の代表監督、アンソニーがとてもフランクな人で、チームの雰囲気を明るくしてくれるので、みんなもいい雰囲気の中で練習できています。
“食”を通じて生まれるチームの絆
宇野:みなさん本当に仲がいいんですね。キッコーマンの動画でもお弁当を食べているシーンが和気あいあいとしていて、印象的でした。景山:普段からあの雰囲気のまんまです(笑)。
内藤:いっぱい食べたね、あのときは(笑)。
宇野:チームとして、みんなでごはんを食べる時間は大切ですか?
永井(葉):そうですね。代表チームのときは、1ヶ月に1回みんなで食事会をしたりしています。ホッケーの話だけじゃなく、いろんな話をすることによって、距離が縮まるんですよね。おかげでさくらジャパンも、すごく仲のいいチームだと思います。
景山:そうそう。絆を深めることは大事ですね。確実にチームの力になっています。
宇野:普段の「食」で、何か意識していることはありますか?
景山:一応アスリートなので、糖分や脂質を摂りすぎないようにしてますね。宇野さんは?
宇野:いつも好きなもの食べています(笑)。海外遠征も多いと思うのですが、食事はどうされているんですか?
永井(友):最近はお米を持っていくことが多くなりました。やっぱり長期の海外遠征になると、ごはんが合わないこともありますし。だから塩昆布とか、ごはんのお供は持っていきます!先日キッコーマンの「サクサクしょうゆ」という、美味しいごはんのお供に出会ったので、今度から持っていきたいなと思ってます。
人生で1番印象的なゴールは?
宇野:僕もホッケーをやっているんですが、聞いてみたかったことがあって…。今までで一番印象的だったプレーはありますか?永井(友):私は高校生の時と、だいぶ遡るんですけど…(笑)。普段は全然スライディングしないんですが、そのときキャプテンっていうこともあって。試合の最後、先にゴールを決めたほうが勝つ、ゴールデンゴールになったときに、ヘッドスライディングして手を伸ばしたら、当たってゴールしました。
宇野:すごいです!
永井(友):もう二度とないと思うくらいのゴールでしたね。逆に宇野さんはありますか?FWですよね?
宇野:そうですね…。高校1年の国体で、交代直前に仲間が打ってくれたボールが、敵に当たって浮いて、すっと打ったらそのままゴールしたことはありました。
一同:お~!すごい!
永井(友):以前、岐阜vs愛知ですごい試合されてましたよね?観ていて「あの上手い子、誰?」って聞いたら、宇野昌磨選手の弟さんだと教えられて驚いた!
永井(葉):話題になったよね。
宇野: ありがとうございます(照)。
声援を力に、世界の高みへ
宇野:では、試合前のルーティーンやモチベーションとなっているものを教えてください。景山:試合は会場や時間帯が毎回違うので、私は特にルーティーンはないんです。みなさん、どうですか?
内藤:私もないな~。でも会場に行くまで自分のテンションが上がる音楽を聴いて、心をリラックスさせています。
永井(友):いい気持ちで試合を迎えるにあたって、チームワークが大事になってくるので、チームの雰囲気づくりは意識してますね。
永井(葉):私は試合モードに入ると、ずっとモチベーションを保てるタイプ。そこからさらに上がる瞬間は、ベンチを見たときにチームメートがいたり、たくさんの人が応援来てくれているのを見たときですね。観客席を見て「今日はできる!」っていう気持ちになります。
宇野:大きな大会前など、プレッシャーを感じることはありますか?
永井(友):プレッシャーは感じるんですけど、今は自分たちにプラスになっていると思います。大きい大会を何度も経験したことが、いい経験になっていますね。
宇野:ホッケーはメジャースポーツと比べて、苦労も多いと思うのですが。
永井(葉):そうですね。すごくいい試合をしても、報道してもらえないことが多いです(笑)。ホッケーのよさを伝えたいのに、伝えられないもどかしさはあります。
宇野:僕も、もっと有名になればいいのにと思います。昨年アジア王者となって、チームには変化はありましたか?
内藤:あの大会で自信がつきましたね。今までは、チャンピオンを目指して辿り着けなかったので、優勝したときは全員が「このまま2020年もいける!」って思った瞬間だったと思います。チーム一丸となって「金メダル」が取れるよう、厳しくて嫌になるようなトレーニングもしています。アンソニーを信じて、1人1人レベルアップできるように頑張っていきたいです。
さくらジャパン「夢を叶える秘訣」
宇野:最後に、モデルプレス恒例の質問を。「夢を叶える秘訣」を教えてください。内藤:私は1日1日をコツコツやっていくタイプなんですが、少しずつでもレベルアップしていくことで夢に近づけると信じています。
永井(友):私は「努力」だと思っていて。長い競技人生で本当に嫌になって、逃げたくなったこともたくさんあったんですけど、そこで逃げると結果に残らないってすごく感じました。「努力」と、やるからには最後まで妥協しないことが、夢を叶える秘訣につながるかなって思います。
永井(葉):私は大きい目標を掲げるタイプで、個人として「世界で1番になりたい」。すごく大きな目標だと思うんですけど、今の代表は「金メダルを取りたい!」という気持ちもありますし、チームで金メダルを取りにいくなら、自分も世界一になれると思っています。あとは発信して行動していくことだと思います。
景山:私は自分のためじゃなく、人のために頑張れるタイプなので、まずは一緒にいるチームメートのために、自分がやることをしっかりやりたい。私のGKというポジションは信頼関係がないと成り立たないですし、チームに貢献できるプレーをしっかりして、夢を叶えていきたいです。
宇野:ありがとうございました!応援しています!
代表選手へのインタビューという大役に、始めは緊張の面持ちだった宇野さん。
実は観戦より「やるほうが好きです(笑)」とアスリート気質な一面ものぞかせ、その魅力は「やっぱりシュートですかね。決めると楽しいです!」と、ホッケー愛が溢れていました。
2020年への機運も高まり、ホッケー界にも期待が集まるのは確実。世界が熱狂する舞台で、さくらジャパンの笑顔が弾ける姿が待ち遠しいですね。(modelpress編集部)[PR]提供元:キッコーマン株式会社
※キッコーマンは、ホッケー日本代表さくらジャパン、サムライジャパンを応援しています。
宇野樹(うの・いつき)プロフィール
2002年1月8日生まれ、愛知県出身。宇野昌磨の実弟。グラウンドホッケーに励むかたわら、モデル活動やテレビ出演などさまざまな活動に打ち込む現役高校生。初の著書となる『兄・宇野昌磨 弟だけが知っている秘密の昌磨』(マガジンハウス)も話題。ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」プロフィール
「さくらジャパン」の愛称は、2007年全国から寄せられた案の中から、「親しまれ、愛され、気品と優しさを持つチームになれ」などの願いを込め、日本を代表する花「さくら」の名にちなみ決定した。2018年、アジア競技大会に5回目の出場にして念願の金メダルを獲得。関連記事
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