モデルプレスの取材に応じたハン・スンヨン(C)モデルプレス

<ハン・スンヨン インタビュー>KARAとソロ活動…1番辛かったこと、楽しかったこと、これまでを振り返る ファンミーティングで涙を流した理由は?

2018.08.30 12:30

韓国のガールズグループ「KARA」出身のハン・スンヨン(30)が、ソロ活動をスタートしてから2年が経った。モデルプレスでは、7月に品川プリンスホテルにて行われたファンイベント「2018 fanSY HOME PARTY IN JAPAN」のために来日した彼女にインタビューを行い、環境の変化や今の夢、マイブームなど様々な話を聞いた。

ハン・スンヨン、ファンミーティングでの涙の理由

― ではまず、ファンミーティングの感想からお伺いしたいです。

スンヨン:最近は日本に来るたびに、毎回久しぶりという感覚になってしまい、ファンの皆さんには申し訳なく思っています。ですが、皆さんがとても盛り上がってくれて本当にありがたいですし、私も来るたびに「次は何を新しくやろうかな」と色々考えることができるので、毎回楽しみにしているんです。今回はまだ公開されていない新曲「すれ違いの時間」を披露しました!

― ファンの方からはどんな反響がありましたか?

スンヨン:知りません(笑)。というのは冗談ですが、日本のお客さんは、基本的に初めて何かを見た時や聴いた時に、とても静かに見たり聴いたりしてくださるんです。「良くないのかな?」と誤解してしまうことも(笑)。でもInstagramなどで「良かったよ」というメッセージも多くて嬉しかったです。

― タイムカプセルの鍵を持っている方が会場に来ていると分かった時には涙を流されていましたね。

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
スンヨン:はい。1年前のファンミでタイムカプセルの鍵をかけて「1年後に鍵を持って来てください」と約束したんです。ですが実際、1年後に私がファンミをできるかどうかも分からないし、その方が来るかも確かではない。それなのにその人が鍵を大事に持っていてくれて、しかも本人は入院しているから友達が来た、という信じられない話も!感動して涙が溢れました。

「来年また会いましょう」「次のファンミやイベントでまた皆さんと会いたいです」ということって、約束とは言え挨拶のような感覚じゃないですか。なのに、実際に目の前で約束が守れたことがとても嬉しかったです。

― ファンの方からの愛情を感じますね。

スンヨン:そうですね。最近は歌手としてステージに立つよりも、ドラマの撮影が多いんです。歌手活動が多かった頃には、日本のファンの皆さんが韓国の音楽番組に来て応援してくださったのですが、最近はそういう機会も少ないので、ドラマの撮影現場に来てくださっていて。ドラマの撮影現場や日程は公式的に出してない情報じゃないですか。だから毎日通うしかないのに…。本当に、そこまで思って頂けて、ありがたいです。

グループ活動とソロ活動…これまでを振り返る

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
― KARAとしてグループでも活動されていましたが、ソロ活動になって1番の違いは何ですか?

スンヨン:もともと私はグループの時から、選曲も行っていましたし、多くのパートを歌っていたので、音楽的にはそれほど違いありません。ただしソロでは、1曲を最初から最後まで1人でやり切らなくてはいけないので、力の配分に注意しています。

― 精神的に何か違うことはありますか?

スンヨン:ソロの方が気は楽です(笑)。グループだと自分の苦手なパートを引き受けることもあって、それが負担になったり、曲の雰囲気を壊すかもしれないという不安感があったり…。その点、ソロだと自分が歌える曲や、やりたい曲を選べば良いですし、リラックスしてできます。

― では、これまでの活動で1番辛かったことは何ですか?

スンヨン:これまで本当に大変なことが色々ありました。でも1番、辛かったことは当然、7~8年間いた事務所から出ていったことです。あの時期は、人を信じることも難しかったですし、知らない方々と一から改めてお仕事を始める精神的な負担もありました。また女優としても、何の期待もされていない時期でしたので、演技の現場に大きな不安や緊張もあり大変でした。それでも、毎年毎年お仕事を積み重ねていったので、今では大丈夫だと思います。

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
― 今日もずっと日本語でインタビューに応えてくださっていますが、日本でもスンヨンさんのお芝居は見られますか?

スンヨン:日本語で演技をするのはちょっと難しいかな(笑)。ジヨン(知英)は本当にすごいと思います。この前、ミュージカル「スウィート・チャリティ」を観に行ったんです。流暢な日本語で演技をしていて本当にすごかった。日本に来て時間がある時に会ったり、色々活動について聞いたりしていますが、すごく大人になったなぁって(笑)。

― 逆に、これまでの活動の中で1番楽しかったことをあげるとしたら何でしょうか?

スンヨン:1番嬉しい時はツアーが終わる時間です。最後の公演が1番楽しいし、1番盛り上がる日なので。それに「これが終わったら食堂に行って、たくさん食べよう」とか「これが終わったら家でいっぱい寝よう」といった楽しみもあります(笑)。とにかく達成感を強く感じる日です。

日本の活動で言うと、初めてのロケ撮影です。USJや公園、ボウリング場などに行って色々なものを食べたし、色々と面白いことをしました。あれは本当に楽しかった!

ハン・スンヨン、今の夢は?夢を叶える秘訣も

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
― 今、考えている夢を教えてください。

スンヨン:韓国では“信じて見る俳優”という言葉があります。「この俳優が出ているから絶対に見よう」と思わせるような人のことを言うのですが、私もそういった女優になりたいです。「スンヨンが出演するドラマは必ず面白い」「スンヨンが演じるキャラクターは必ず胸に来る」といった言葉を聞きたいです。元々、小学生の時から女優になりたくて、小さい頃に子役として活動したこともありました。その後は歌手になり、そして今、戻ってきたという感じです。私としては夢が叶ったと思います。

― ではそんなスンヨンさんが考える、夢を叶える秘訣とは何でしょうか。

スンヨン:私の座右の銘は「信じる通りに流れる」です。願うだけではなく、信じればもっと夢は強くなります。私はそう思っていたので、中学生の時から自分が夢で決めたことは大体叶えてきました。

オーディションを受けて歌手になって、歌手になって成功して、外国に来て東京ドームまでやって、そんな中で演技のお仕事も頂くことができた。そして今は女優としてどんどん進んでいる最中。なので、自分としては、夢を全部叶えてきたと思います。その原動力となったのが信じる力。「なりたいな」と願うだけではなく「私は絶対になる」と信じて、道を探していくことが秘訣でしょうか。頑張ってね(笑)。

それに今はキャリアウーマンとしてだけでなく、安定的な家庭を夢に見ることもあります(笑)。40歳くらいまでには結婚もしたいです。

もっと聞きたい!ハン・スンヨンに迫る

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
― 全然体型が変わりませんが、スタイルキープ法を教えてください。

スンヨン:いやいや…アイドルの時より太りました(笑)。でも最近はあんまり短いスカートを着る機会も無いし、良いかな(笑)。今はただ細いよりも、健康で元気な体を作るために、一生懸命運動してます。

― どんな運動をしているんですか?

スンヨン:1週間に3回以上は、ジムに行ってパーソナルトレーニングを受けています。頑張って走って足に筋肉がつきすぎるのも嫌なので、サイクルマシンを長時間やったり、ウエイトトレーニングをしたりしています。そんなに重いものは持ち上げられませんが。

― 美容面で何か気にしているところはありますか?

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
スンヨン:食事です。あまり小麦粉は摂らないようにして、鶏胸肉と野菜を多く摂っています。

― 最近のマイブームは何ですか?

スンヨン:香水にハマっています。今までは、関心がなかったのに最近知ってしまって(笑)。最近だけでも5個ぐらい買っちゃいました。特に「JO MALONE LONDON(ジョー マローン ロンドン)」のものが好き!甘い系よりも爽やかな香りが好きです。

― どうしてハマったんですか?

スンヨン:人の誕生日プレゼントを買いに行った時に自分も買い始めたという悲しいお話です…(笑)。あんなに高いと思わなかったの…(笑)。

― (笑)。コレクションはどのくらいあるんですか?

スンヨン:15~20個くらいだと思います。プレゼントして頂くことも多くて嬉しいです。

― では、最近起きた事件を教えてください。

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
スンヨン:最近、韓国で新しいドラマの撮影がスタートしたのですが、相手役がシン・ヒョンスさんだったこと。シン・ヒョンスさんは、「青春時代」でも共演した方だったので、3年連続で夏に一緒の作品をすることになって、本当にびっくり!あれは事件でした(笑)。3年目なので、もう昔から友達だったような気がします。

― 今回の来日では何か楽しみにしていたことはありますか?

スンヨン:今回は3日間の来日だったので、時間が厳しくて…。普段良く使う日用品を買うために、時間を全部使っちゃいました(笑)。

― どんなもの買ったんですか?

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
スンヨン:大きな箱入りの使い切りマスクや、すき焼きのタレ、お母さんが大好きな味噌も…。

― 実用的なものですね(笑)。

スンヨン:はい(笑)。特にマスクは、あのような箱に入ってティッシュのように使えるものは韓国で少なくて珍しいんです。最近では、薬局に行くとひどいホコリ用の高いマスクもありますが、使い捨てが珍しい!種類も多いですしね。あとは、ユンケルやキューピーコーワゴールドなど疲労回復剤もゲットしました。

― なるほど。お食事は何を食べましたか?

スンヨン:肉と肉と肉(笑)。牛タンが美味しかったです。あとはスープカレーも食べました。

― ありがとうございました。

笑顔のスンヨンに癒やされる…

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
「最近では、時間を作って日本語の勉強をすることはありません。辞書や通訳のアプリでわからない単語を調べるくらいです」というスンヨンさんでしたが、インタビューはすべて日本語で実施。途中、ジョークも交えながら、楽しそうに応えてくれました。この日は仕事のため、インタビューの直後に空港に向かうハードぶりでしたが笑顔を絶やさず、むしろスタッフが元気をもらうほど。また日本のファンと会えることを楽しみにされていました!(modelpress編集部)

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス

ハン・スンヨン プロフィール

ハン・スンヨン(C)モデルプレス
ハン・スンヨン(C)モデルプレス
生年月日: 1988年7月24日 身長:160cm
韓国ガールズグループKARAメンバーとして、2007年~2015年まで活動。その後はソロとして女優業を中心に活動。

投稿が見つかりません

【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. KARAハン・スンヨン、ソロ活動でもダンスに意欲 空港でのハプニングとは?
    KARAハン・スンヨン、ソロ活動でもダンスに意欲 空港でのハプニングとは?
    モデルプレス
  2. 元KARAスンヨン、キュートなマリオに!「おちゃめで可愛い」「癒された」の声
    元KARAスンヨン、キュートなマリオに!「おちゃめで可愛い」「癒された」の声
    モデルプレス
  3. 元KARAハン・スンヨン、“お初”の試みを発表 5年間の活動を振り返る
    元KARAハン・スンヨン、“お初”の試みを発表 5年間の活動を振り返る
    モデルプレス
  4. 事務所契約終了のKARAスンヨン、新展開を公式発表 激動の9年間、ファンへの思いを告白
    事務所契約終了のKARAスンヨン、新展開を公式発表 激動の9年間、ファンへの思いを告白
    モデルプレス
  5. KARA、ジャパン・ツアー完走にメンバーが涙 ファンも号泣 
    KARA、ジャパン・ツアー完走にメンバーが涙 ファンも号泣 
    モデルプレス
  6. KARA、人気絶頂のさなかになぜ?日韓のファンの反応はいかに
    KARA、人気絶頂のさなかになぜ?日韓のファンの反応はいかに
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. 横山裕、人生に悔いなし「明日死んでもいいと思って生きてる」揺るぎない信念とSUPER EIGHTとの絆【「私の夫と結婚して」インタビュー】
    横山裕、人生に悔いなし「明日死んでもいいと思って生きてる」揺るぎない信念とSUPER EIGHTとの絆【「私の夫と結婚して」インタビュー】
    モデルプレス
  2. 「誘拐の日」プロデューサー、多言語操る子役・永尾柚乃に感嘆 Snow Man深澤辰哉の起用理由も明かす「ご本人のお人柄と全く逆」
    「誘拐の日」プロデューサー、多言語操る子役・永尾柚乃に感嘆 Snow Man深澤辰哉の起用理由も明かす「ご本人のお人柄と全く逆」
    モデルプレス
  3. 磯村勇斗、“再共演”稲垣吾郎の新たな一面に驚き「より好きになりました」ヒロイン堀田真由との印象深いシーンも明かす【「僕達はまだその星の校則を知らない」インタビュー】
    磯村勇斗、“再共演”稲垣吾郎の新たな一面に驚き「より好きになりました」ヒロイン堀田真由との印象深いシーンも明かす【「僕達はまだその星の校則を知らない」インタビュー】
    モデルプレス
  4. 磯村勇斗「想像していなかった」俳優人生の転機に強い思い 生徒の心情に共感する理由とは【「僕達はまだその星の校則を知らない」インタビュー】
    磯村勇斗「想像していなかった」俳優人生の転機に強い思い 生徒の心情に共感する理由とは【「僕達はまだその星の校則を知らない」インタビュー】
    モデルプレス
  5. 長濱ねる、日向坂46“ひな誕祭”サプライズ出演秘話 オファー時の不安と同期への思い「久美ちゃんが望んでくれているなら」【2nd写真集インタビュー】
    長濱ねる、日向坂46“ひな誕祭”サプライズ出演秘話 オファー時の不安と同期への思い「久美ちゃんが望んでくれているなら」【2nd写真集インタビュー】
    モデルプレス
  6. 「K-1 GIRLS 2025」櫻木はる、“白石麻衣”きっかけでアイドル活動の過去 今後の展望明かす【「K-1 GIRLS 2025 × ミスモデルプレス オーディション」インタビュー】
    「K-1 GIRLS 2025」櫻木はる、“白石麻衣”きっかけでアイドル活動の過去 今後の展望明かす【「K-1 GIRLS 2025 × ミスモデルプレス オーディション」インタビュー】
    モデルプレス
  7. 長濱ねる“バブみボディ”の秘密 ジム・ピラティス・肌管理…「1st写真集より痩せすぎない」ボディメイク術【2nd写真集インタビュー】
    長濱ねる“バブみボディ”の秘密 ジム・ピラティス・肌管理…「1st写真集より痩せすぎない」ボディメイク術【2nd写真集インタビュー】
    モデルプレス
  8. 【「ちはやふる」齋藤潤インタビュー】「最初はすごく悩んだ」現場での焦りと不安が安心感に変わった理由
    【「ちはやふる」齋藤潤インタビュー】「最初はすごく悩んだ」現場での焦りと不安が安心感に変わった理由
    モデルプレス
  9. エルフ、代々木第二体育館で“史上初の試み” さらなる夢は「東京ドーム」次回開催に意欲も【インタビュー】
    エルフ、代々木第二体育館で“史上初の試み” さらなる夢は「東京ドーム」次回開催に意欲も【インタビュー】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事