モデルプレスのインタビューに応じたたこやきレインボー(C)モデルプレス

新しい“たこやきレインボー”誕生!先輩・ももクロに負けないところも語り合う<モデルプレスインタビュー>

2018.03.01 18:00

ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこと数々の人気アイドルグループを世に送り出したスターダストプロモーションに所属する関西出身の5人組ガールズユニット・たこやきレインボー(堀くるみ、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、春名真依)。2月21日に2ndアルバム『ダブルレインボー』をリリースしたばかりの彼女たち。関西ノリで元気いっぱいだが、その素顔とは…モデルプレスではインタビューを行った。

たこやきレインボー2ndアルバム『ダブルレインボー』とは

前作に引き続き、前山田健一氏総監修の2ndアルバム『ダブルレインボー』のテーマは“新しいステージへの旅立ち”。成長した新しいたこ虹を魅せるべく、今作は様々なジャンルで活躍するアーティストに楽曲提供をオファー。藤井隆、大塚 愛、津田紀昭(KEMURI,THE REDEMPTION)、MINMI、KiWiほかアーティスト陣が書き下ろした豪華楽曲ラインナップとなっている。

また、国内外の数多くのアーティスト作品を手掛ける、Jeff Miyahara氏プロデュースの楽曲を収録。ヴィジュアルアートワークは、ファッション誌などで活躍中の人気フォトグラファーkisimari氏がディレクションを手掛け、人気スタイリスト松居瑠里氏とのタッグで、80年代のレトロなポップさを取り入れた今までにない新鮮な表現で、メンバーの新たな魅力を引き出している。

「Candy Stripper」で新しい“たこやきレインボー”に

たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
― 今回は衣装にこだわり、今までにないたこやきレインボーを表現しているそうですね。

堀:そうですね。ブランドの「Candy Stripper」さんに協力していただき、アルバム全体のイメージディレクションをkisimariさんに担当していただきました。アルバムジャケットのデザインから、撮影、衣装とヘアのイメージも全てkisimariさんです。

清井:今までは自分の好きなヘアやメイクをスタッフさんに頼んでいましたが、今回は全てをkisimariさんのイメージに任せました。kisimariさんが私たちそれぞれにあったイメージを考えてくださいました。

春名:今回のテーマが80年代アイドルということで、衣装もレトロっぽくなっています。髪型も高めの位置で結んだり、昔のアイドルっぽさを意識しています。

彩木:表情もニコって笑うのではなく、ちょっと抑えめなアンニュイな雰囲気になっています。

清井:ジャケット写真の撮影で初めて「眠たい顔して」って言われました(笑)

春名:私たち関西出身なので、これまでは衣装もカラフルでめっちゃ派手なジャケット写真が多かったので、今回のこういうおしゃれなのは初めてなんです。

堀:れんれん(根岸可蓮)だけピンクですが、テーマカラーが赤です。「Candy Stripper」はれんれんが普段から私服で着ているブランドなんです。

根岸:実際に持っている服が衣装になっていたりします。新しいものが出るたびに買いに行っています!カラフルなデザインのものが多いので、見ているだけでもすごく楽しいです。着たら、すごくパワーをもらえるというか…、私にとってはそういうブランドです。私たちだけでなく、マネージャーさんも愛用しているんですよ(笑)。ジャンルの幅が広いので、みんな着られると思います。

― ほかのみなさんは、本日の衣装みたいな原色系のお洋服を普段から着ていますか?

堀:れんれんが、本当に派手なものが多いんですよ。私は原色を着るときもあるのですが、全部ではなく、ポイントとして使ったりします。夏の方が着たくなりますね。

彩木:最近はめちゃくちゃ黒が好きで、前まではスカートを穿いていたのですが、最近はパンツばかりです。だから、今の服装とは全然違います。パーカーも大好きで!

清井:私は赤が好きです。小物とかはめっちゃ赤にしちゃいます。赤があるだけで可愛いじゃないですか。リップも赤をつけます!あとは、私もスカートをあまり穿かなくなってしまいまして、最近は穿くとしたらロング丈が多いです。

春名:私はクラシカルな雰囲気のお洋服が好きで、ブラウスにプリーツスカートを合わせたりとかします。少し前に襟付きワンピースにハマってました。全部印象が違ったり、色違いで買ったりして、気分によって着る服を変えていました。

たこやきレインボーが大人に…

清井咲希(C)モデルプレス
清井咲希(C)モデルプレス
― 今回のアルバムでは「今までにない新しいたこやきレインボー」を表現しているそうですが、新しくなったなと思うことはありますか?

彩木:私たちは関西人としてコッテコテの曲を歌っていたんですけど、今回は感情を抑えたような曲が多いので、そういうのも歌えるようになったんだなと思っています。

― 大人っぽい雰囲気も出せるようになったということですね。

堀:リード曲でミュージックビデオを撮影した「卒業ラブテイスティ」は大塚 愛さんに提供していただいた曲ですが、これまでの元気いっぱいのイメージと違って、しっとりというか、切なくて可愛い曲です。初めてこういう雰囲気で歌っているので、めっちゃ新鮮でした。今まではれんれんが枠からはみ出ちゃうくらい動き回っていたのですが、今回はみんな動きを小さめにしたり、表情も大人っぽくしました。

― 今日お話していて根岸さんが1番大人しそうなイメージがありました。

彩木:全然違います(笑)

春名:ライブと普段のギャップが1番あるところがれんれんの魅力です。ステージで踊っている姿を見ると「同一人物!?」ってなります。

― そんな根岸さんは今回“今までにない新しいたこやきレインボー”を表現できましたか?

根岸:今までのダンスはすごく飛び跳ねていたり、激しく踊っていたりする曲が多かったのですが、今回はみんなが真似できるような、可愛らしいダンスになっています。でもMV撮影のとき、1回目激しく踊っちゃって(笑)

堀くるみ&清井咲希が今年3月に高校を卒業

彩木咲良(C)モデルプレス
彩木咲良(C)モデルプレス
― 堀さんと清井さんは今年の春、高校を卒業するそうですね。

堀:そうなんですよね。ちょっと寂しさもあります。

清井:制服がコスプレになるっていうのが、ショック(笑)

堀:普段から「着てます~」みたいな感じではなくなってしまうので、違和感があるかもしれないですね(笑)。でも、今までは学校と仕事のギャップがあったのですが、これから仕事に専念できるなと。

― 気持ちの変化もあったんですね。

清井:ありましたね。あとは、メイクやネイルにも興味を持ち出しました。

堀:わかる!高校のとき友達がメイクをし始めて…

清井:学校にメイクしてくる子が多いんですけど、それを見て「いいな~」って思うようになりました。

春名真依(C)モデルプレス
春名真依(C)モデルプレス
― メンバー同士でファッションや美容の情報交換をすることも多いんですか?

堀:めちゃくちゃしますね!服だったらこの子とこの子、メイクだったらこの子とこの子が詳しいとかあります。

春名:年明けに新しいコスメをいっぱい買いすぎて、メンバーに話しました!

清井:見た目が可愛いコスメがいっぱいあるじゃないですか。それを持ってるだけですごい気分が上がるし、使うときも自分が輝ける気持ちになれるので、すごく好きです!

ももいろクローバーZとのエピソード「好きが溢れる」

堀くるみ(C)モデルプレス
堀くるみ(C)モデルプレス
― スターダストプロモーションにはももいろクローバーZさんといった有名な先輩方がたくさんいますが、交流する機会はあるのでしょうか?

彩木:ライブを見に行ったとき、終演後に楽屋で挨拶をさせていただきました。もうめちゃくちゃ仲良くしてくれます。

清井:ほんまに優しくて!

彩木:そうなんですよ。絶対に疲れていらっしゃるのに、話しかけてくれて、写真も一緒に撮ってくれて、本当に優しい!

春名:こうやって先輩から学んだことを、今後はうちらが後輩に伝えていかないといけないなって。

― 勉強になることもたくさんあるんですね。

彩木:めちゃくちゃあります。

清井:それにやっぱり好きが溢れます(笑)

根岸可蓮(C)モデルプレス
根岸可蓮(C)モデルプレス
― 大先輩たちですが、自分たちのここは負けない!みたいなものってありますか?

清井:やっぱりあれしかないよ(笑)

堀:基本、私たちのグループはビジュアルが高いんですよね(笑)

一同:(笑)

堀:…これは冗談ということで…

彩木:表現力だと思います!

堀:表現力は幅広くなったと思います。特に今回のアルバムはいろんなアーティストさんたちに楽曲を提供していただき、それを自分たちのものにできたということは、だいぶ表現力が身に付いたからだと思います。

春名:あとは関西ならではの愛嬌とか。話すことが大好きだし、面白いことも大好きだし、そういうのをほかの人に伝えられたらいいなって思います。

彩木:あとは、たこ虹やたこ虹家族(ファンの愛称)だけでなく、スタッフさんとも全員仲がいい!

堀:やっぱり関西のグループなので、大阪環状線の駅名が歌詞になっていたり、甲子園の六甲おろしの歌がそのまま歌になっていたりとか、関西のグループならではの曲やパフォーマンスも私たちの強みかなって思います。

清井:ライブ中は関西弁が飛びまくっているので、関西のことが知れると思います(笑)

春名:関西弁も覚えられます!

2ndアルバム『ダブルレインボー』は…

たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
― 2ndアルバム『ダブルレインボー』とはどのようなアルバムなのでしょうか?

清井:タイトルの『ダブルレインボー』は幸運や奇跡、あとは卒業などで新しいステージへ…という意味が込められています。卒業シーズンだからこそ、今の自分を変えたいな、新しい自分に出会いたいなという方の背中を押してくれるような、力が沸いてくるような曲がたくさん収録されている1枚です。あとは、本当に豪華なアーティストさんが協力してくれているんです!リード曲は、あの大塚 愛さんなんですよ。ほかにも、藤井隆さんやMINMIさん、いつもお世話になっている前山田健一さんと吉野晃一さんの共作や、津田紀昭さん(KEMURI,THE REDEMPTION)、Jeff Miyaharaさんなどです!

彩木:全部ジャンルが違う曲のため、好きな1曲が見つかると思います。

春名:自分にぴったり当てはまるものがあると思います!

― リード曲は「卒業ラブテイスティ」ですが、今春高校卒業を控えている清井さんと堀さんは、余計気持ちが入りますね。

堀:そうですね。やっぱり卒業時期ですが、いろんな意味でこの曲の意味を捉えることができるので、卒業する人だけでなく、いろんな人が当てはまると思います。あとは、中毒性もあるので、いっぱい聞いてほしいです!

清井:頭から離れなくなる!「たこ焼きのラブソング~~」って!

堀:悲しい卒業ではなく、明るく前向きにお別れできる曲なので、私もそういう感じで卒業できればいいなって思います。

清井:卒業=ネガティブではないので。あと、タイトルに“ラブ”ってあるのですが、いろんな意味で捉えられるのかなって思っています。

たこやきレインボー、藤井隆から教わったこと

たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
― 大塚 愛さんとはお会いすることができましたか?

堀:まだお会いできていないんです。でも、その曲の仮曲を大塚 愛さんの歌声でいただきました。

清井:めっちゃ貴重な歌声で、このまま欲しい!と思ったくらいです。

堀:大塚 愛さんからはメッセージをいただきまして、「今の私たちにしか歌えない。今の私たちだからこそ表現できる世界観」。それらを大事にして歌いたいです。

清井:小悪魔感も表現できた方がいいなと。可愛いだけじゃない私たちも表現したいです。

― ほかに楽曲提供してくださっている方の中で印象的だった方はいますか?

春名:藤井隆さん作曲の「ネンジルノ」という曲があるんですけど、レコーディング前に藤井さんが「この曲の歌詞はこういう感じで、こういう意図で、こういう気持ちで書きました」というのを丁寧に教えていただきました。だから私たちもイメージしやすくて、何回もレコーディングを重ねたおかげで、完成度の高い曲ができました。

彩木:あと、ダンスの振り付けミーティングにも参加してくれました。

清井:「こういう感じでお願いします」だけでなく、立ち位置やフォーメーション、ここはこの動作でこの表情でというのをしっかりと教えてくれました。

春名:普通にダンスをするだけでなく、メンバーの表情や角度、オーラとか、目線で魅せるというパフォーマンスを藤井さんが私たちから引き出してくれて広げてくれました。

清井:ここまで教えてくれるのは、なかなかない機会なので、すごく刺激を受けました。

堀:「ネンジルノ」の初披露のとき、藤井さんが一緒に出てくれたライブでした。リハーサルからずっと見てくれていました。

春名:ご本人様の前で披露するのはめっちゃ緊張しました(笑)

清井:終わったあとにパチパチって拍手してくれて、すごく嬉しかったです!

たこやきレインボーの目標

たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
― 今後の目標を教えてください。

堀:1番近い目標は全国ツアー「CLUB RAINBOW」もアルバム『ダブルレインボー』の曲をたくさん披露する予定なので、グラブに来たかのようにノリノリになってほしく、もっともっと盛り上げる力をつけていきたいです。私たちの曲をあまり知らなくても、絶対に盛り上げられるようにしたいです。

以前、MINMIさんのライブに行かせていただいたのですが、勉強になることばかりだったので、それを活かして今回のツアーも成功させたいなと思っています。

― それよりも先の大きな目標はありますか?

堀:それは甲子園で単独ライブを成功させることです。

彩木:関西人の夢というか…。

清井:そこを見て育ったので(笑)。関西人の憧れの場所なので、甲子園に立って、関西人と言えばたこやきレインボーってなればいいなと思っています。

たこやきレインボー、夢を叶える秘訣を語る

たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
― 最後に夢を追いかけている女の子に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

堀:私たちもまだまだ夢を追っている最中なのですが、夢が叶ったときにちゃんと受け入れられる自分になれるように、自分磨きをすることかなと思っています。自分がどんどんレベルを上げていけばいくほど、夢も近づくと思うし、その夢が叶ったときに後悔しないようにするためにも、それが1番大事かなって思います。レベルアップしている途中でまた違う夢が見つかるかもしれない。なんでもいいから努力するというより、自分のスキルを身につけられるようにしてください。

彩木:絶対に諦めない心を持つこと。「努力は必ず報われる」という言葉があるじゃないですか。でも、「努力は必ず報われるわけではない」という人もいる。だけどそれって諦めているから絶対に叶わなくて、夢に届こうとしていない。だから、「私は出来る」って諦めない心を持つと夢に届くと思います。

清井:自分の夢を恥ずかしがらずに「私はこれになるんだ!」って強い気持ちがあれば、絶対出来ると思います。その夢が叶うかわからないから、恥ずかしいから誰にも言わないはよくなくて、「私こうなるんだから!頑張るわ!」という気持ちがあれば絶対大丈夫だと思います。周りの目を気にせず、自分の心だけを信じて走って行ってほしいです。

根岸:夢って人それぞれ違っていっぱいあるじゃないですか。無限にカラフルに…。だから想像をするだけでなく、自分の心の中でどうなりたいのか決めて頑張ることです。自分のビジョンをしっかり持つようにしてください。

春名:やっぱりモチベーションを保ち続けるこが大事なのかなって思います。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、これって本当に難しいことです。1回モチベーションが落ちたら、なかなか上がってこれないときもあるかもしれませんが、そういうときは夢を叶えている自分を想像して、そのためには今の自分に足らないものはなにか、たくさん調べて、なりたいことの研究をすることでモチベーションは保てると思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

たこやきレインボー プロフィール

たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
たこやきレインボー(左から)春名真依、根岸可蓮、清井咲希、彩木咲良、堀くるみ(C)モデルプレス
ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこと数々の人気アイドルグループを世に送り出したスターダストプロモーションに所属する、堀くるみ、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、春名真依の関西出身の5人によるガールズユニット。スターダストの最終兵器として大阪から生まれた次世代アイドル『たこやきレインボー』。2012年9月17日に結成。2016年4月13日にエイベックスよりメジャーデビューを果たした。

たこやきレインボー2ndアルバム『ダブルレインボー』

たこやきレインボー2ndアルバム「ダブルレインボー」(画像提供:avex)
たこやきレインボー2ndアルバム「ダブルレインボー」(画像提供:avex)
【CD】
01.Double Rainbow -Introduction-
02.レインボーロード ~駆け出した靴~
03.じゆう!そう!フリーダム!
04.Pa Pa Pa Party
05.Whoop It Up!
06.輝け!おっサンシャイン!
07.卒業ラブテイスティ
08.RAINBOW~私は私やねんから~
09.ネンジルノ
10.まねー!!マネー!?Money!!
11.虹色進化論
12.Double Rainbow -Reprise-


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