モデルプレスのインタビューに応じた(左から)高杉真宙、葉山奨之 (C)モデルプレス

高杉真宙の関西弁、大阪出身・葉山奨之が“ガチ採点” モデルプレスインタビュー<前編>

2017.10.20 19:44

テレビ東京の新ドラマ『セトウツミ』(毎週金曜、深夜0時52分)にて、今勢いのある若手俳優である高杉真宙(たかすぎ・まひろ)と葉山奨之(はやま・しょうの)がW主演をつとめている。関西の男子高校生2人がただ“喋るだけ”…連続ドラマとしては異例の企画と言える今作は、ゆるそうに見えて“練りに練られた会話劇”こそが真骨頂であり、演じる側のハードルは高い。試行錯誤しながら撮影を進め、最近は自然なアドリブも出るようになったという2人。関西弁を必死で体に染み付かせようとする高杉の姿は、本場大阪出身の葉山にどう映っているのか!?今日もあの河原で語り合う“名コンビ”のインタビューをお届けする。<前編>

新しい“瀬戸と内海”が生まれるまで

高杉真宙、葉山奨之(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会
高杉真宙、葉山奨之(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会
― 第1話を観させていただきました。まず、オープニングからかっこいい!

高杉:ありがとうございます!

葉山:アニメっぽいですよね。

高杉:テンション上がりますよね。

― “新しいセトウツミ”を感じました。原作は此元和津也さんによる人気漫画ですが、2016年に池松壮亮さん(内海)と菅田将暉さん(瀬戸)で映画化。そして今回は高杉さんが内海、葉山さんが瀬戸を演じています。

葉山:皆さんにとっては映画のイメージが強いと思いますが、今回は連ドラですし、僕らにしかできない『セトウツミ』になっているんじゃないかなと思います。観てくださる方々には新しい『セトウツミ』として受け取っていただけたら嬉しいです。

高杉:やっぱりすごく緊張しますね。もちろんどの作品でもそうなんですが、今回は特にたくさんの緊張と不安があります。原作の漫画と映画があった上で、新たに僕らがやらせていただくという部分もそうですし、自分にとって関西弁はハードルが高く感じたので。ただ、今も撮影が続く中で、楽しく演技をさせていただいていますし、最近は関西弁にも慣れてき始めました。視聴者の皆さんには楽しく、何も考えずにゆったりと観ていただけたらなと思います。

内海:高杉真宙(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会
内海:高杉真宙(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会
瀬戸:葉山奨之(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会
瀬戸:葉山奨之(C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会
― 私も映画版の『セトウツミ』は大好きな作品ですが、ドラマ版として新たに見せていく部分についてはどのようなお話をされたのですか?

高杉:やっぱり別の『セトウツミ』として作っていきたいっていう話は、奨之くんとしていて。

葉山:そうですね。僕らキャスト含め、スタッフの皆さんも同じ考えだと思います。

高杉:まずキャストが違うので、自然と僕らならではの間やテンポになりますし、そこで生まれる瀬戸と内海としての友情なんかは全く別のものになると思います。意識的にとかではなく、無意識の部分ではあると思うんですけど。

葉山:本当に2人の会話から生まれてくるものに集中しているので、そういう意味では、僕はガラッと変わったんじゃないかなと思っています。

― 『セトウツミ』ならではのやり取りの間や声のトーンなど細かい所が難しいと思いますが、そのあたりは最初から噛み合いましたか?

高杉:いや…なかなか難しかったですね。

葉山:難しいよね。

高杉:やっぱり最初はそこが一番難しいと感じた部分でしたし、今もまだ悩んでいるところです。漫画を読んでいて、何よりも大事なのは間とテンポだと思ったんですが、漫才でもなく、日常の会話として成立させないといけない。瀬戸と内海の微妙なズレも意識しなければならないのがすごく難しくて、最初はなかなか途切れ途切れな感じはありました。最近はずっと一緒にいるので、お互いの間がつかめてきましたし、自分も関西弁ならではのテンポがすごく気持ち良くなってきて。だから各話ごとに違いが出ていると思いますね。

葉山:僕も最初はガチガチに緊張していました。でも3話以降ぐらいから心に余裕を持てるようになって。今は本当に自由にやらせていただいています。監督も2人の間で生まれてきたものを大切にしてくださるので、台本に書いてないこともやってみようという感じで。

― お2人も積極的にアイデアを出されているんですね。

葉山:そうですね。「こういう風にやったら面白いと思うんですけど、どうですか?」って監督に聞いて、実際にやってみたり。アドリブも結構あるよね。

高杉:そうですね。あと動きとかもそうじゃないですか?

葉山:そう。河川敷で画が変わらないので、動きをつけてみる挑戦もしています。急に立ったり、回ってみたり。

高杉真宙、葉山奨之(C)モデルプレス
高杉真宙、葉山奨之(C)モデルプレス
― 確かに画が変わらないだけに、足や手の微妙な動きだけでもすごく目が行くんですよね。

高杉:そうなんです。瀬戸が結構動いてくれるので、僕はそれに乗っかって動いてみたりとか。

― 内海はアドリブを受ける側になりますね。

葉山:その上、関西弁で返さないといけない。

高杉:そうなんですよ。

葉山:ワンクッション、頭の中で関西弁に変換をする間ができる。

― なるほど…!

葉山:だからすごい大変なんだろうなって。

高杉:でも最近、ちょっとずつ…

葉山:言えてる!

高杉:そうなんですよ(笑)。

― すごいですね。

葉山:「あっ、すげえ!」って思いますね。

高杉:まだ全然、直されたりするんですけどね(笑)。方言指導の方に。

― 関西弁は方言指導の方と。

高杉:はい。僕はガッツリ付いていただいて。他のキャストがほとんど関西の方なので、自分はほぼマンツーマンでやっていただいています。(※高杉は福岡県出身)

高杉真宙が苦戦した「はらいたい」

高杉真宙、葉山奨之(C)モデルプレス
高杉真宙、葉山奨之(C)モデルプレス
― 特に難しいワードってありましたか?「何回やっても違う!」みたいな。

葉山:なんか、あったよね。

高杉:めっちゃありましたよね(笑)。まず「はらいたい」。

葉山:「お腹痛い」の意味の「腹痛い」なんですけど。

高杉:僕、「払いたい」になってしまうんですよ。

― ああ、なるほど。

葉山:「腹痛い」と「払いたい」(※イントネーションに差)。本当に微妙な違いなんですけど。

高杉:難しいです。他にもアフレコで全然言えないのとかありましたね。

― 関東の人が真似をしても、本場の方からすると全然違う!ということが多いですからね。

葉山:そう。関西の人は割と厳しめだと思いますね。

高杉:でもそうですよね。自分の普段使っている言葉ですからね。違和感あったらやっぱり気になりますよ。

葉山奨之、高杉真宙の関西弁を厳しく採点

高杉真宙、葉山奨之(C)モデルプレス
高杉真宙、葉山奨之(C)モデルプレス
― 今の段階で、葉山さんが高杉さんの関西弁に点数をつけるとしたら!?(笑)

高杉:(笑)

葉山:おー。まあ、40点はあるかな。…42点やな(笑)。

― 厳しい!(笑)

高杉:元々が低いんですよ(笑)。

― 今上がっているところ?

高杉:上がっています。

葉山:今ちょうど急上昇中ですね。アドリブも返してくれる。

高杉:やりましたね(ガッツポーズ)。あと58点…(笑)。

― 葉山さんによる指導は続きそうですね!

葉山:そうですね!

高杉:教えてください!『セトウツミ』って関西弁だからこそ、テンポや間が気持ち良くなるんですよね。本当に重要だと思います。

― 葉山さん、関西弁の好きなところはありますか?

葉山:基本的に言葉が明るいところがすごく好きです。本当にベタですけど「なんでやねん!」とか、多分東京の人が聞くとちょっと厳しい言葉だと感じると思うんですけど、関西の人にとっては全然そんなことなくて、むしろフレンドリー。「お前アホやろ!」とかも暴言として使わないし、基本的にトーンが明るい気がします。

― 内海は関西弁ですが終始フラットなトーンで。「なんでやねん!」のような勢いのツッコミではないですね。

高杉:そうですね。テンポよくいきたくなるんですけど、実際はそんなにテンポがいい子じゃないといいますか。自分の中ではジェットコースターみたいなテンションなんです。ここでは盛り上げて、ここでは引いてっていうのがあって。そこは結構考えてやっていますね。

★インタビュー後編に続く。(modelpress編集部)

■ドラマ25『セトウツミ』第2話(10月20日放送)
関西の高校生、内海想(高杉真宙)と瀬戸小吉(葉山奨之)が繰り広げる放課後トークが絶好調!
【1】「樫村一期(清原果耶)をメロメロにする方法を教えてほしい」という瀬戸に、内海が攻略法をアドバイス。「アメとムチを使い分けろ」。
【2】瀬戸が内海に弁当の交換を提案。豪華なサンドイッチを渡した内海に対し、瀬戸の弁当は…。
【3】内海に恋心を抱く樫村は積極的にアプローチするが全く相手にされない。一方、瀬戸は大好きな樫村にLINEを送る。三角関係の行方は!?

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