地球に似た惑星7つを発見 NASAが発表 地球外生命、海が存在する可能性
2017.02.23 07:31
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米航空宇宙局(NASA)などの国際研究チームは日本時間2月23日午前3時、地球に類似した7つの惑星を発見したことを発表した。前日よりNASAが重大発表の記者会見を開催することを予告していたが、宇宙・地球外生命体探査・観測史上最も大きな発表となった。
海や生命体が存在する可能性
地球に類似した7つの惑星は水が液体の状態で存在し、そのうち3つの惑星には海や大気圏がある可能性があり、生命体が存在する可能性があるという。恒星1つの周りに、地球に似た状態で生命存在の可能性がある惑星が7つ見つかったことは初めて。論文は23日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。ネイチャー誌は惑星を「地球の7つの妹」と命名している。寒すぎず、暑すぎず適度な温度の環境
今回の惑星群は太陽系の外にあり、その中心にある恒星(太陽のように固定された状態で光を放つ星)はトラピスト1と呼ばれ、太陽よりも小さく、温度が低い。発見された7個の惑星は恒星からの距離がほどよく、地表の温度が寒すぎず、暑すぎず適度な温度が保てる環境にあるという。惑星は、生命居住可能な気候条件(ハビタブル・ゾーン)に位置し、今後の詳細な観測が期待される。人間がいるとしたら?
7つの惑星はお互いの距離が近い。人間のような知的生命体が存在するなら、惑星間を行き来しているかもしれないし、共存か争いかの問題が起きている可能性もある。また、惑星間での遠距離恋愛など、映画「スターウォーズ」のようなことが繰り広げられているかもしれない。今、私たちが地球から見ている7つの惑星の光は約39年前の光。逆に向こうが先に地球を発見し、すでに地球に向かって出発している可能性もある。人類が移住するには?
NASAの国際研究チームの会見では「人類が居住可能な世界がいくつあるか想像してみてください」「生命体が生存できる第2の地球の環境が見つかるかどうかは、時間の問題です」とコメント。未来の地球の人口超過に伴い、人類移住の期待が高まるが、地球から7つの惑星までの距離は約39光年。人類の現代技術では、惑星まで探査機を飛ばして到着させるまでには約390年かかり、惑星の実写真データを地球に送り返すには約39年かかると言われる。人類が7つの惑星に移住するには圧倒的な技術革新が必要となる。(modelpress編集部)
These 7 Earth-sized planets were seen by @NASASpitzer around a nearby, ultra-cool dwarf star called TRAPPIST-1: https://t.co/G9tW3cJMnV pic.twitter.com/Z6gvaH96Tz
— NASA (@NASA) 2017年2月22日
【Not Sponsored 記事】
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