リリー・コリンズ、主演作『あと1センチの恋』を語る モデルプレスインタビュー
2014.12.11 14:12
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ハリウッドの若手女優リリー・コリンズがモデルプレスのインタビューに応じ、最新作『あと1センチの恋』について語った。
『あと1センチの恋』(12月13日より新宿武蔵野館、渋谷シネパレス他にてロードショー)は、幼なじみのロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)がお互いを思いながら、なぜかすれ違う、12年間のもどかしい恋、男女の友情を描いたラブストーリー。
くだらない話、夢の話、恋の話……、なんでも共有してきた友だち以上恋人未満のロージーとアレックスだが、ロージーはクラスの人気者の男子と一夜を共にし、妊娠してしまう。その後、別々の人生を歩みながら、近づいては離れるふたりの関係がせつない胸キュンストーリーでありながら、随所に笑いが散りばめられている、とびきりのロマンチックコメディだ。
リリー:私も脚本を読んで、笑って、泣いた。いろんな感情がミックスされてわき上がってくるのが、この作品の好きなところね。『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』といった、英国のロマンチックコメディが大好きなの。とってもリアルだし、ものすごく恥ずかしいことで笑いをとってくれるでしょう。この作品もそういうところがあるわ。それと、主人公のロージーは10代で妊娠するんだけど、10代の妊娠についても、人を鼓舞するような描き方をしている。それも大事なポイントだと思ったわ。あとはなんといってもロージーというキャラクターね。とっても魅力的で、作品の中で光のような存在だったと思ったのよ。
― バッグの中に嘔吐したり、体内に残ったコンドームを探すというような爆笑シーンがありましたが、演じるのは難しかった?
リリー:脚本を読んだとき、これは笑えると思った。どうしようもなく恥ずかしいことって、あまり他人に言わないでしょ。それをスクリーンに映し出した作品は多くない。しかも恥ずかしいことを描いていながら下品でないところがいい。演じたときは、5人の男性スタッフに囲まれていて、本当にやりにくかったのよ。だから、編集の段階でこのシーンをカットするという話が出たとき、「あんなにがんばったんだから絶対ダメ」って言ったわ。恥ずかしいシーンを入れることでロージーがよりリアルで共感できるキャラクターに仕上がったと思う。
― ロージーとアレックスのような関係をどう思う?
リリー:このふたりは子どもの頃から一緒に育ったかけがえのない親友。悩んだら真っ先に相談するし、うれしいことがあったら最初に報告するような間柄。だからこそ、その関係を台なしにするリスクを負ってまで、自分の気持ちを言うかどうかで立ち往生しているの。そういう友情はあると思うし、このふたりはソウルメイトなんだと思う。そんな稀有な友情を築いてきたふたりだけど、どこかで腹を決めなきゃいけない。それはやっぱり、自分というものがしっかり確立して、自分に自信が持てるようになってからなんじゃないかな?
リリー:ロージーの部屋の壁にかかっている写真は、学生時代からの本当の友だちの写真よ。これは出演する映画でいつもやっていることなんだけど、今回は小規模な撮影だったので、衣装、セリフなどすべての面でコラボレーション状態だったのが新しかった。セリフはかなりアドリブを入れたし、編集段階で作品を見せてもらって、監督から意見を求められた。私の意見がところどころで反映されたりして、とても勉強になったと感じたわ。いずれはプロデューサー、監督、脚本を手がけてみたいと思っているわ。映画作りの側面を学ぶことで、業界を理解できるようになってきたし、ストーリー展開とは何かもわかってきたから。めぐってくるチャンスはなるべくつかむようにしているわ。
—すでに女優として成功しているリリー。成功の秘訣は?
リリー:私の場合、好きなことに情熱を持って取り組むことが大事だと思ってる。大好きだから一生懸命やるの。その結果はすぐでるとは限らない。1週間後かもしれないし、30年後かも。もしかしたら日の目を見ないかもしれないけれど、誇りを持って取り組んだら、自分のなかで納得できると思う。あとは努力。辛抱強く、ひたむきに取り組むこと。簡単に手に入るものはダメ。努力した結果手中に収めたものじゃないと意味がないと思う。
リリー:幸せでいることがいちばん。私は女性がいちばん美しいのは笑顔でいる時だと思ってる。歯並びやリップの問題じゃなくて、内なる輝きが見えたときが美しいと思う。今回、私はロージーの18〜30歳までを演じたのだけど、どの年代でも彼女はナチュラルなのがポイント。あれこれ手を加えちゃダメ。加えるほどに失敗が増えてくるんだから!
—映画の中でのロージーのファッション、リリーの日常のファッションを教えて?
リリー:映画は2000年代初頭が舞台だから、登場人物のファッションは、当時人気だったブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラなどのスタイルに影響を受けているの。スキ・ウォーターハウスが演じているベサニーはブリトニーね。ロージーは着心地重視のヴィンテージ・ボヘミアン・スタイル。実は私もコーデにヴィンテージをミックスするのが大好きなの。これは1980年代「ヨージ・ヤマモト」のコレクターだった母の影響。時々、それを借りて自分の服に合わせているから。私は、ファストファッションからハイエンドのデザイナーブランドまでファッションは大好きよ。でも洋服はLAではほとんど買わない。主に買うのは旅先の海外ね。今回もラフォーレや原宿近辺を歩き廻ったんだけど、とっても楽しかった!LAに戻って、買ったものを着ていると、「どこで買ったの?」で聞かれるから、その時は「東京よ」って答えるの。誰も真似できないわ(笑)。(セレブタイムズ/modelpress編集部)
■リリー・コリンズ プロフィール
1989年3月18日イングランド生まれ、幼いころから子役として活躍。5歳でアメリカへ移住し、ユース・アカデミー・フォーオ・ドラマティック・アーツ卒業後、南カリフォルニア大学に入学。記者、司会、コメンテイター、モデルとして幅広く活躍し、ファッションアイコンとしても若い層から高い支持を得る。その後、『しあわせの隠れ場所』(10/ジョン・リー・ハンコック監督)のサンドラ・ブロックの娘役で映画デビューを果たし、その後『プリ―スト』(11/スコット・スチュワート監督)、『ミッシングID』(12/ジョン・シングルトン監督)、『白雪姫と鏡の女王』(12/ターヤム・シン監督)、『シャドウハンター』(12/ハラルド・ズワルト監督)と立て続けに出演。
くだらない話、夢の話、恋の話……、なんでも共有してきた友だち以上恋人未満のロージーとアレックスだが、ロージーはクラスの人気者の男子と一夜を共にし、妊娠してしまう。その後、別々の人生を歩みながら、近づいては離れるふたりの関係がせつない胸キュンストーリーでありながら、随所に笑いが散りばめられている、とびきりのロマンチックコメディだ。
イギリスのロマンチックコメディが大好き
― 『あと1センチの恋』は、笑って泣けるラブストーリー。出演を決めた理由は?リリー:私も脚本を読んで、笑って、泣いた。いろんな感情がミックスされてわき上がってくるのが、この作品の好きなところね。『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』といった、英国のロマンチックコメディが大好きなの。とってもリアルだし、ものすごく恥ずかしいことで笑いをとってくれるでしょう。この作品もそういうところがあるわ。それと、主人公のロージーは10代で妊娠するんだけど、10代の妊娠についても、人を鼓舞するような描き方をしている。それも大事なポイントだと思ったわ。あとはなんといってもロージーというキャラクターね。とっても魅力的で、作品の中で光のような存在だったと思ったのよ。
― バッグの中に嘔吐したり、体内に残ったコンドームを探すというような爆笑シーンがありましたが、演じるのは難しかった?
リリー:脚本を読んだとき、これは笑えると思った。どうしようもなく恥ずかしいことって、あまり他人に言わないでしょ。それをスクリーンに映し出した作品は多くない。しかも恥ずかしいことを描いていながら下品でないところがいい。演じたときは、5人の男性スタッフに囲まれていて、本当にやりにくかったのよ。だから、編集の段階でこのシーンをカットするという話が出たとき、「あんなにがんばったんだから絶対ダメ」って言ったわ。恥ずかしいシーンを入れることでロージーがよりリアルで共感できるキャラクターに仕上がったと思う。
― ロージーとアレックスのような関係をどう思う?
リリー:このふたりは子どもの頃から一緒に育ったかけがえのない親友。悩んだら真っ先に相談するし、うれしいことがあったら最初に報告するような間柄。だからこそ、その関係を台なしにするリスクを負ってまで、自分の気持ちを言うかどうかで立ち往生しているの。そういう友情はあると思うし、このふたりはソウルメイトなんだと思う。そんな稀有な友情を築いてきたふたりだけど、どこかで腹を決めなきゃいけない。それはやっぱり、自分というものがしっかり確立して、自分に自信が持てるようになってからなんじゃないかな?
ロージーの部屋のヒミツ
—今作では、ロージーの部屋のセットデザインにリリーの意見が取り入れられたとか。他にも製作に関わった部分は?リリー:ロージーの部屋の壁にかかっている写真は、学生時代からの本当の友だちの写真よ。これは出演する映画でいつもやっていることなんだけど、今回は小規模な撮影だったので、衣装、セリフなどすべての面でコラボレーション状態だったのが新しかった。セリフはかなりアドリブを入れたし、編集段階で作品を見せてもらって、監督から意見を求められた。私の意見がところどころで反映されたりして、とても勉強になったと感じたわ。いずれはプロデューサー、監督、脚本を手がけてみたいと思っているわ。映画作りの側面を学ぶことで、業界を理解できるようになってきたし、ストーリー展開とは何かもわかってきたから。めぐってくるチャンスはなるべくつかむようにしているわ。
—すでに女優として成功しているリリー。成功の秘訣は?
リリー:私の場合、好きなことに情熱を持って取り組むことが大事だと思ってる。大好きだから一生懸命やるの。その結果はすぐでるとは限らない。1週間後かもしれないし、30年後かも。もしかしたら日の目を見ないかもしれないけれど、誇りを持って取り組んだら、自分のなかで納得できると思う。あとは努力。辛抱強く、ひたむきに取り組むこと。簡単に手に入るものはダメ。努力した結果手中に収めたものじゃないと意味がないと思う。
美の秘訣は幸せ
—映画の中でも美しいリリーの美の秘訣は?リリー:幸せでいることがいちばん。私は女性がいちばん美しいのは笑顔でいる時だと思ってる。歯並びやリップの問題じゃなくて、内なる輝きが見えたときが美しいと思う。今回、私はロージーの18〜30歳までを演じたのだけど、どの年代でも彼女はナチュラルなのがポイント。あれこれ手を加えちゃダメ。加えるほどに失敗が増えてくるんだから!
—映画の中でのロージーのファッション、リリーの日常のファッションを教えて?
リリー:映画は2000年代初頭が舞台だから、登場人物のファッションは、当時人気だったブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラなどのスタイルに影響を受けているの。スキ・ウォーターハウスが演じているベサニーはブリトニーね。ロージーは着心地重視のヴィンテージ・ボヘミアン・スタイル。実は私もコーデにヴィンテージをミックスするのが大好きなの。これは1980年代「ヨージ・ヤマモト」のコレクターだった母の影響。時々、それを借りて自分の服に合わせているから。私は、ファストファッションからハイエンドのデザイナーブランドまでファッションは大好きよ。でも洋服はLAではほとんど買わない。主に買うのは旅先の海外ね。今回もラフォーレや原宿近辺を歩き廻ったんだけど、とっても楽しかった!LAに戻って、買ったものを着ていると、「どこで買ったの?」で聞かれるから、その時は「東京よ」って答えるの。誰も真似できないわ(笑)。(セレブタイムズ/modelpress編集部)
■リリー・コリンズ プロフィール
1989年3月18日イングランド生まれ、幼いころから子役として活躍。5歳でアメリカへ移住し、ユース・アカデミー・フォーオ・ドラマティック・アーツ卒業後、南カリフォルニア大学に入学。記者、司会、コメンテイター、モデルとして幅広く活躍し、ファッションアイコンとしても若い層から高い支持を得る。その後、『しあわせの隠れ場所』(10/ジョン・リー・ハンコック監督)のサンドラ・ブロックの娘役で映画デビューを果たし、その後『プリ―スト』(11/スコット・スチュワート監督)、『ミッシングID』(12/ジョン・シングルトン監督)、『白雪姫と鏡の女王』(12/ターヤム・シン監督)、『シャドウハンター』(12/ハラルド・ズワルト監督)と立て続けに出演。
【Not Sponsored 記事】
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