「ブレイキングガール」で話題・六本木人気キャバ嬢・楓、東日本大震災きっかけにキャバ嬢に「すごく焦って落ちるところまで落ちた」“人生の岐路”乗り越えた方法【モデルプレスインタビュー】
2025.06.05 19:30
「ベネグループ」の人気店「VENET TOKYO ROPPONGI」(以下「ベネ東京 六本木」)で人気キャストとして活躍する楓にインタビュー。「BreakingDown14」「BreakingDown15」のブレイキングガールとして話題になるなど幅広い活躍を見せる現在までの苦悩とは。店長と揉めて脅された経験も明かした。【インタビュー全2回の1回目】
楓、キャバ嬢になった理由明かす
― まずキャバクラ嬢を始めたきっかけから教えてください。楓:私は真面目ではなかったので両親からお小遣いをもらったことがなかったのですが、お姉ちゃんは勉強も学校行事もすごく頑張っていて生徒会長をやるようなタイプだったので、忙しくてアルバイトもできないからお小遣いをもらっていました。ずっとお小遣いをもらえていなかったので何かアルバイトをしようと思っていたときに、家がコンパニオン事務所の友達が人手が足りないからと誘ってくれて宴会コンパニオンを始めました。
友達と一緒に社長に送迎をしてもらって、地元が栃木なので鬼怒川温泉などでお酌をしていたのですが、ノーマルなコンパニオンだったのでお酌以外はしていなくて出張キャバクラ嬢みたいなイメージです。でも2011年に東日本大震災が起きてしまい、旅館が全部キャンセルになってお仕事がなくなってしまいました。それをきっかけにお店に入ろうと思ってキャバクラ嬢になりましたね。
― コンパニオンを始めたときは偏見や戸惑いはありましたか?
楓:全然なかったです。元々知らない世界すぎて興味が湧いていたので、コンパニオンのママが友達のお母さん、社長がお父さんと、知っている人たちのところなら安心して始められるなと思いました。仕事的には大変でしたがやりやすかったです。
― コンパニオンの仕事はどんなことをするのですか?
楓:例えば2時間の宴会が30人で開かれたとして、呼ばれた5人の女の子がお客さん5人くらいに対して1人ずつ座ります。その後は15分に1回みんなでアイコンタクトをしながら少しずつ席を移動して、お客さんが飲んでいるいろいろな種類のお酒を飲みながら、宴会中に仲良くなる人も見つけて2次会に連れて行ってもらわなければならなくて…。そのためにまず2次会に行く雰囲気作りが必要で、延長を取れなかったらその2時間だけで終わりです。初めは友達のお手伝い感覚だったのですが、稼げるというよりは2次会に行けなかったら悔しいとゲームみたいに思うようになって、真剣に働いていました。2次会があるとなっても呼ばれる子と呼ばれない子がいるので1人だけ省かれるなど弱肉強食のような世界で、みんなで行けることは滅多になかったです。
― 友達同士でやるには辛い部分もありそうですね。
楓:そのときはお互いに友達として見ていなかったのでギクシャクしたりはなかったです。
楓、家族と同伴した過去
― お姉さんとは真反対な性格だったというお話がありましたが、仲は良かったですか?楓:家族みんなすごく仲良しでした。お小遣いに関してはこれが普通だと思っていましたが、両親はこの教育のせいでまさか私が夜の道に行くとは思ってなかったみたいです(笑)。私もやるならしっかりやろうと思っていたらここまで来てしまいました(笑)。
― 家族はすぐに夜職を認めてくれましたか?
楓:「犯罪と変な薬以外だったら好きにしなさい」という親だったのですが、最初は帰りも遅いし心配だったと思います。でもキャバクラを始めて仕事について説明したら「じゃあ1回見に行くわ」と言ってくれて、家族全員同伴してからは反対されなくなりました。応援してくれているかは分かりませんが、もう私はキャバクラ嬢ということが普通みたいな感じになっているのではないですかね。
― 他のお仕事に目移りすることはなかったですか?
楓:プラスで他の仕事をやりたいと思ったことはありましたが、夜職を辞めて1本でというのはなかったです。
楓、店長と揉めてクビに
― いつ上京したのですか?楓:地震をきっかけにお店を探していたときにまた友達が誘ってくれて、まずは栃木のキャバクラで働き始めました。しばらくしたら1人暮らしをしたいと思うようになり、あまり栃木からも離れたくもないけど、都会は怖いから嫌だと思って、友達が住んでいた埼玉の所沢へ。埼玉に引っ越してからは田舎の方で働いていたのですが、2年経ったくらいにオーナーと喧嘩してクビにされました。途中からオーナーが変わって、その人が昼間車屋さんをやっていたのですが、車屋のお客さんをキャバクラに連れてきて指名料などを全部サービスしてしまうから売り上げにならなくて、給料が無くなるので文句を言いました。そうしたら「じゃあもう明日から来なくていいよ」と言われて、「2週間以内に埼玉から出ていけ。お前の実家も分かっているから家族がどうなってもいいのだったら別にいいけど」などといろいろ脅されましたね。それが怖いから埼玉を出た訳ではないのですが、別にいる意味ないなと思って、一旦冷静になりお客さんに連絡しなければと思って、理由は深く言わずに辞めることを伝えました。
その中に六本木「美人茶屋 離宮」立ち上げの店長さんがたまたまいて、「お客さんとして頑張っている子が地方にいると聞いて飲みに行っていたから引き抜きとかではないけど、辞めてもし行くところがなかったり次の店舗を迷っていたりしたらうちに来ませんか」と言ってくれました。声を掛けてもらったので初めて全部詳しい事情を話したら、「不動産も紹介するし引っ越しも手伝うよ」と味方になってくれて、その人の手助けもあって東京に来ました。「美人茶屋 離宮」オープンまでの2ヶ月間も他の店舗で預かってくれて、オープンからコロナで閉店になるまではずっと働きました。
{― そこから「ベネ東京 六本木」に移籍して、まだ1年も経っていないと思いますが、その中で感じる魅力は何ですか?
楓:アットホームなところと黒服さんとお客さんの距離の近さですかね。黒服さんが女の子の大変さも理解してくれて共感してくれるのでチームプレイという感じがします。やっぱり黒服さんは席に付かないので、女の子の努力を知らずにただお客さん呼べというお店が多い。でも「ベネ東京 六本木」の黒服さんはお客さんを呼んだことに対して感謝もしてくれているし、女の子側もお店と黒服さんがあってのキャストということを感じてこちらとしても感謝を持って働けています。
楓の「悲しみを乗り越えた方法」
― 最後に悲しみを乗り越えた方法を教えてください。楓:埼玉のキャバクラを急にクビにされたときが人生の岐路でしたね。すごく焦って落ちるところまで落ちたけど、もうこれ以上はないと開き直って「なんとかなる」「どうにかするしかない」と思っていたら乗り越えられました。やるしかない状況になったら意外と勝手に体が動く気がします。
― 貴重なお話をありがとうございました!
突然埼玉のキャバクラをクビになって未来が不透明になった経験から「やるしかない状況になったら意外と勝手に体が動く」と語った楓。しかしそこには強い決意と行動力があり、理想を追い求めて努力する彼女の生き様が現れている。そしてそんな彼女に多くの人が惹きつけられているだろう。(modelpress編集部)
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