モデルプレスのインタビューに応じた矢野安奈

「JELLY」加入の矢野安奈、人生を変えたダイエット 引退危機からの復活を振り返る モデルプレスインタビュー

2014.07.17 12:00

17日発売の雑誌「JELLY」9月号より、同誌専属モデルとしてのキャリアをスタートした矢野安奈(21)。モデルプレスは日本を代表するファッションアイコンとして期待される彼女にインタビューを行い、知られざる過去や美の秘訣、今後の目標に迫った。

今年5月に惜しまれつつも休刊が発表された「Happie nuts」で、約1年間看板モデルとして活躍した矢野。同誌在籍時には“驚異の小顔”とスレンダーボディで人気を集め、通算8回もの表紙を飾るなど存在感を放った彼女だが、かつては体重の増加が原因でモデル引退の危機に直面したという苦悩の過去がある。

体重増でモデル引退の危機…復活までの道のり

― 今回は矢野さんの過去に遡っていきたいと思いますが、小さい頃からモデルに憧れていたんですか?

矢野:はい。小6の時からモデルになりたいと思うようになって、卒業アルバムの「モデルになりそうな人ランキング」で1位だったんです!「よっしゃー!」と思って(笑)。

― まさにクラスメイトの期待通りになったわけですね。

矢野:「やりたいな」とは思っていたけど、まさか本当になれるとは思っていなくて、そのまま中学生になって、モデルになりたいという思いも一瞬なくなっちゃったんです。雑誌を見て「可愛いなぁ」と思うくらいで。けど、中学を卒業する前くらいに渋谷でスカウトされて、また「やりたい」という気持ちが復活して。初めてのスナップ写真は誌面に載らなくて、2回目で載ったんですけどすんごいブスだった(笑)。これじゃ納得できないと思ってやる気になりました。燃えましたね。

初めてのスナップ写真は「納得できなかった」
初めてのスナップ写真は「納得できなかった」
― その後ティーン誌で活躍されますが、体重の増加が原因で引退の危機に直面。当時のことをお聞かせいただけますか?

矢野:昔は太らない体質で、「私は食べても太らない」って安心しきってたんですよ。そしたら徐々に歳を重ねるにつれて肉付きがよくなってきちゃって。気づいたら撮影に呼ばれなくなっちゃったんです。

― 撮影に呼ばれなくなったことはショックでしたか?

矢野:ショックでした。でも、その当時は「もういいかな」って思っちゃったんです。

― モデルの道を諦めたということ?

矢野:もう、地元でひっそりアルバイトでもしようって思ったんです。

その美貌は努力の賜物
その美貌は努力の賜物
― 活動休止中の1年間はどのように過ごしていたんですか?

矢野:地元で派遣のバイトに登録して働いたり、あまり出歩かなかったかなぁ。

― 今の矢野さんからは想像もつかないですね。そんな生活を送る中で、またモデルに復帰しようと思ったきっかけは何でしたか?

矢野:やっぱり同期だった子が表紙を飾ったり、それぞれ活躍しているのを見た時ですね。「なんで私は地元でこんな風に食っちゃ寝してるんだろう!?」って。表紙を飾るのも夢だったし、「あの雑誌で一番人気の○○ちゃんだよね」とか、そういうのも味わいたかったけど、よくわからないまま終わっちゃったから。それが嫌で、復活したいなって。このままじゃダメだなって思ったんです。それで一念発起して、2ヶ月で8キロ減量しました。

― 減量中は具体的にどんなことに取り組んでいましたか?

矢野:まずキックボクシングを始めました。食事が一番の原因だったので、ファスティングをして、そこから回復食としてスープを。固形物を食べないようにしていました。

― ストイックですね。普通の女の子だったら、挫折してしまうと思います。

矢野:挫折はしなかったですね。その時は本当にヤバイと思ってて。歳も歳だから、今頑張らないとって。実はダイエットを始める前、事務所の人に「打ち合わせがあるから」と呼ばれて、「何か新しい仕事でも来るのかな?」ってウキウキしながら行ったら、「太ってたらモデルできないよ!」って怒られちゃって。それだけのために呼び出されちゃって、「えっ、そんなに太ってる?!」みたいな…それがあまりにショックで、痩せる決意が固まったんです。それまでのダイエットは全然続かなかったんですよ。

― ダイエット中の心の支えは何でしたか?

矢野:私はなりたい体型の画像を待ち受けにして、「こういう体型になるんだ」って想像するようにしていました。そしたら自然と頑張れましたね。

― そのダイエットが成功したことで、「Happie nuts」での復帰が決まったんですね。

矢野:そうですね。新しい世界に飛び込むのは怖かったけど、もう自分に負けずに頑張ろうっていう気持ちが強かったです。家族も復帰をすごく喜んでくれました。特にママ!私が表紙の時は、何十冊も買って配ってくれたり(笑)。

今のビューティーと恋愛観

― 今では誰もが憧れる小顔とスレンダーボディを誇る矢野さん。実践しているスタイルキープ法を教えてください。

矢野:半身浴を必ずやっているのと、夜7時以降は食べないように心がけています。たまに食べちゃうんですけどね(笑)。少し太ったなと思ったら、ファスティングをして調整しています。運動は今は特にしてないんです。時間があればダンスとかもやってみたいですね。

常に恋をしていたい
常に恋をしていたい
― 食事面で気をつけていることはありますか?

矢野:お肉は大好きなのでよく食べています。その分、ご飯の量を減らしたりして調整しますね。間食をする時はチョコレート2粒とか。すぐ体型に出てきちゃうんですよ。目指している体型は、ボン・キュッ・ボン(笑)。くびれがあって、お腹に縦ラインが欲しい。筋トレも頑張ります!

― 美肌のケアはどのように心がけていますか?

矢野:化粧したまま寝ないのが一番。帰ってすぐにメイクを落として、お風呂から出たらすぐにスチーマーをしながら化粧水をつけます。特別な撮影の前日は、パックとピーリングを絶対にやりますね。

― スタイリングを組む時のこだわりはありますか?

矢野:スタイルが良く見えるように、ハイウエストを選ぶことが多いです。靴もぺたんこはあまり履かないようにしていますね。

― 男性のファッションの好みはいかがですか?

矢野:青いデニムのジャケットに普通のベージュのパンツを合わせるとか、超シンプルがいいんです!それと、タートルネックが好き(笑)。

― ファッションの面で、彼氏に影響されることはありますか?

矢野:ないですね。自分の好きなファッションを貫きます。そのままを好きでいてほしい(笑)。

― お年頃ということで、恋のお話も気になります。好きな男性のタイプを教えてください。

矢野:一緒にいて安心する人。気を張っていることが多いので、会った瞬間に泣いちゃうような安心感で包んでくれる人がいいですね。友達感覚で付き合いたいです。

― ずばり今、恋をしていますか?

矢野:それは内緒です(笑)。

― 幸せな報告をお待ちしております!仕事と恋のバランスについてはいかがですか?

矢野:私、両方に影響されちゃうんです。仕事がダメだと恋もダメ。でも、常に恋はしていたい。してない時はないです!

新たな夢を宣言「今の自分に満足できていない」

目標は「JELLYでピン表紙」
目標は「JELLYでピン表紙」
― 今後についてお伺いします。モデルとしての夢や目標はありますか?

矢野:今はまだ新しい環境に慣れることが大事だけど、「JELLY」でピン表紙をとりたい!それと、いつか私のメイクやファッションを詰め込んだブックを出したいです。

― モデル以外で挑戦したいことはありますか?今はモデルさんがテレビで活躍することも多いですよね。

矢野:そうですね。演技には挑戦してみたいです。トークが苦手なので、バラエティはうまくできないかも(笑)。

― そんな矢野さんから、モデルプレス読者に「夢を叶える秘訣」を教えてください。

矢野:私は毎日寝る前に、なりたい自分を思い浮かべて言い聞かせていました。あとはとにかく諦めないこと。挫折しそうになったら、自分がピークでどん底だった時を想像したら頑張れると思う。「あの時には戻りたくない」って。私は今でも過去の写真を見て、自分を追い込みます。やる気を出すために、ピークで太っていた時の写真を持ち歩いているんです。

― これからもさらなるご活躍を期待しています。最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。

矢野:私はまだ今の自分に満足できていないので、もっともっとポージングや表情を勉強して、表現の幅を広げていきたいと思っています。その成長をこれからも一緒に見届けてほしいです。

― ありがとうございました。

「JELLY」9月号(ぶんか社、2014年7月17日発売)表紙:安井レイ、矢野安奈
「JELLY」9月号(ぶんか社、2014年7月17日発売)表紙:安井レイ、矢野安奈
「JELLY」の福田京平編集長も「日本一のモデルを目指して欲しい」と期待を寄せるほどのポテンシャルを秘めた矢野。過去の大きな挫折から目を逸らさず、それをバネにしてさらなる高みを目指す―“2度目のリスタート”から目が離せない。(モデルプレス)

矢野安奈(やのあんな)

生年月日:1992年12月25日
出身地:埼玉県
血液型:O型
趣味:音楽鑑賞
身長:158cm
スリーサイズ:B78 W57 H79

渋谷109の前でスカウトされ、15歳からティーン誌のモデルとして活動をスタート。体重の増加が原因で一時はモデル引退も決意したが、1年間の活動休止を経て復帰。2ヶ月で8キロもの減量に成功し、2013年4月から「Happie nuts」専属モデルとして活躍した(~2014年4月)。

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