現役慶大生モデル・鎌田安里紗、相次ぐギャル雑誌の休刊&世界の貧困問題を語る モデルプレスインタビュー
2014.06.01 08:00
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雑誌「Ranzuki」や「EDGESTYLE」で活動し、慶應義塾大学に通う現役大学生モデルの鎌田安里紗が、相次ぐギャル雑誌の休刊に対し、自身の意見を示した。
世界の貧困問題に関心を持ち、精力的に慈善活動にも取り組む鎌田は5月22日、都内で行われたフェアトレードのイベントに出演。モデルプレスは、イベントを終えた鎌田にインタビューを実施し、彼女の国際問題に対する思いに迫った。
鎌田:ファッションのイベントとは雰囲気が異なり、貧困問題の解決を目指す取り組みのフェアトレードに関してのイベントでしたが、私自身もとても勉強になりました。ブログやTwitterでファンの方へ向けてイベントの告知はしましたが、やはりこういったイベントでも足を運んでくれて、興味を持って聞いてくれるのはすごくありがたいなと思いました。
― イベント終了後には、ファンの方と交流を図っていましたね。
鎌田:何度もイベントに来てくださるファンの方は覚えますね。とくに今日のイベントは、発展途上国への支援活動など私の取り組みに興味を持って来てくださる方が多かったように思います。同じ大学生で、私と同じような勉強をしているという方も見受けられましたね。
― たしかに、これまで「Ranzuki」や「EDGE STYLE」といったギャル向け雑誌で活躍してこられた鎌田さんですが、カジュアルな服装のファンの方が多い印象を受けました。
鎌田:中にはギャルっぽい子もいましたよ。「今日のイベント、どうだった?」と聞いたら「少し難しかった」と言っていましたが、「興味があるので勉強します」と言ってくれて…。雑誌での活動を通して、ファッションの面からファンになってくださった方が、今日のようなイベントで、世界の貧困問題やフェアトレードに興味を持ってくれるのはすごく嬉しいです。
鎌田:一般に「ギャルがいなくなった」と言われますが、私はそのようには思いません。むしろ“ギャル”が広まったと感じています。例えば、つけまつげやカラコンはもともとギャルがつけているものでしたが、今では原宿系の子はほとんどつけていますし、OLさんにも好まれています。ナチュラルなものも多く出回っていますが、ナチュラルといいつつも、みんな“ギャル”になったように思います。ギャルがいなくなったから、ギャル誌がなくなったというよりも、ギャルの文化が浸透して、ギャルの境界線がなくなったというのが私の意見です。飛び抜けてギャルといった雑誌は少なくなってしまいましたが、ギャル自体がいなくなったわけではないと考えています。
― なるほど。とてもポジティブで新鮮な意見ですね。
鎌田:ほかのモデルさんたちも同じ意見かと思います。もちろん、雑誌が休刊してしまうことはショックです。それでも、自分たちが発信してきたギャルの文化が広く浸透していったとポジティブに捉えることもできます。
― 本日はフェアトレードについてのトークショーが行われましたが、鎌田さんが考えるフェアトレードの魅力や思いを教えてください。
鎌田:フェアトレードの魅力は大きく分けて2つあります。1つは、商品にストーリーがあるところ。フェアトレードの商品はタグが付いていたり、説明書きがあったりと「どこの地域の人が、こういうふうに作った」ということがわかるんです。商品を買うときに「この人が作ったんだ」とわかると商品に愛着が湧きますよね。また、環境にやさしく、品質が良いので、服でしたら着心地がよく、食品だったらおいしいものが多いです。2つめは商品を買うことが社会貢献となり、貧困問題の解決に繋がるという点。国際協力というと私たちは、「現地へ赴かないと何も出来ないのかな」と思いがちですが、フェアトレードは商品を購入するだけで、発展途上国の生産者や労働者の支援に繋がります。日本での生活の中で参加でき、日々の生活の一部として取り入れることができます。
― なるほど。ところで、鎌田さんが世界の貧困問題に興味を持つようになったのは、中学3年生のとき、家族でバリ島へ出かけ、格差を目の当たりにして衝撃を受けたことがきっかけだそうですね。
鎌田:はい。みなさん、テレビなどで見たり聞いたりしたことはあるかと思うのですが、世界の貧困の実状を、身をもって感じました。ストリートチルドレンに、直接「お金ちょうだい」と言われて、とてもショックだったことをよく覚えています。正直、そのときは「怖い」という気持ちでいっぱいでした。それから、国際系の高校に進学したこともあり、周りも貧困問題に関心のある友達が多い環境で「あのときに見た光景って、やっぱり問題だよな」と思い、ボランティアに応募して参加するなど貧困問題について勉強を始めました。
鎌田:見た目の可愛さもですが、アイテム一つひとつに作った人の思いやストーリーが詰まっていると、着るときの気持ちも変わってくるものです。それが姿勢や表情に表れ、見た目も変わってくる。フェアトレードのファッションアイテムは、着る人を素敵にしてくれると思います。
― 鎌田さん自身、普段のファッションにも取り入れることが多いのですか?
鎌田:はい。とくにバッグは愛用しています。トップスやボトムスは、今のところ比較的に年齢層が高めの方向けのデザインが多いので、若い子に向けたデザインが増えたらいいなと思っているところなんです。
鎌田:勉強しておきたいですね。これまでも、真面目に勉強してきたつもりなんですけど、まだまだ足りないと気づいてしまって…。思い残すことがないように勉強したいです!
― 素晴らしいですね!現在、どういったことを学んでいるのかお聞かせください。
鎌田:「パターン・ランゲージ」について勉強しています。世界の貧困のように、たくさんの人が知っておいたほうがいいのに知られていないことや、人に伝わりにくいことを人に伝えるということに興味があり、その方法をずっと模索しています。パターン・ランゲージはその一例です。難しい事例や、あんまり興味を持ってもらえないことを共有していく方法を、残り1年間で探して行きたいなと考えています。
― ご自身の芸能活動を通して、国際問題の現状を発信していきたいという鎌田さんの思いに通ずるものがありますね。
鎌田:そうですね。高校生の頃から変わらない思いです。一般に少し捉えにくいものをいかにわかりやすく伝えるかということに興味があります。
― 主にモデルとして活動されている鎌田さんですが、スタイルキープ法を教えてください。
鎌田:半身浴や腹筋、マッサージとストレッチは毎日やっています。私はダイエットにおいて、無理をすることが一番良くないと思うんです。例えば、1日だけ10キロ走るよりも、10回でもいいから毎日腹筋を続けるほうが効果的です。キツイと感じることをやっても続かないので、簡単なことでも毎日続けることが大切です。
― 美容で気をつけていることはありますか?
鎌田:メイクをしっかり落とすことです。特別なスキンケアをするのではなく、しっかりオフして、清潔な状態にすることが大事だと思います。家に帰ったらすぐにメイクを落とすことや、メイクをしたまま寝ないなど、基本的なことですが大切だと思いますね。
鎌田:学業と芸能活動を通して、難しいことや伝わっていないことを多くの人に伝えていくことが私の目標です。ですので、テレビやラジオなど媒体を問わずに活躍して、多くの人に私自身を知ってもらいたいです。そして、私が心から一番やりたいと思うことは、“伝える”こと。伝えていくために、勉強をがんばりながら、情報を発信していける存在になりたいです。ブログでの発信はもちろん、今日のようなイベントにも、ぜひたくさん出演したいと思っています。以前に、チャリティーのフリーマーケットイベントもプロデュースしましたが、そういった活動も積極的に取り組んでいきたいです。
― では、新たに挑戦してみたいことはありますか?
鎌田:やはり、本は書きたいですね。自分の思っていることがダイレクトに伝わりますし、更新されていくブログに対して、形として残るので読者の方にとっておいてもらえるという点は魅力に感じます。本を出すことは、一つの目標ですね。
― 最後に読者に向けて、夢を叶えるメッセージをお願いします。
鎌田:心の奥にあるものに目を向けてあげることが大切です。自分と向き合う時間をたくさん作って、自分は何をしたいのかと、自身に問いかけてみてください。
― ありがとうございました。
イベント終了後には、積極的にファンと交流を図っていた鎌田。今回のインタビューでは、国際問題に対する真摯な思いが伝わってきた。貧困問題など世界の実状を伝えていきたいと強く願う彼女は、今後も親しみやすいキャラクターと聡明さで活躍の場を広げることだろう。(モデルプレス)
■鎌田安里紗(かまだ ありさ)プロフィール
生年月日:1992年7月21日
身長:153cm
出身地:徳島県
血液型:A型
特技:書道・人の話を聞くこと・暗記
趣味:旅、料理、アウトドア、読書
雑誌「Ranzuki」や「EDGE STYLE」で活動。現在、慶應義塾大学 総合政策学部在学中。
イベント終了後に見せた気さくな一面
― イベントお疲れ様でした。参加された方たちは、お話に聞き入っていましたね。まずは、今日のイベントの感想をお願いします。鎌田:ファッションのイベントとは雰囲気が異なり、貧困問題の解決を目指す取り組みのフェアトレードに関してのイベントでしたが、私自身もとても勉強になりました。ブログやTwitterでファンの方へ向けてイベントの告知はしましたが、やはりこういったイベントでも足を運んでくれて、興味を持って聞いてくれるのはすごくありがたいなと思いました。
― イベント終了後には、ファンの方と交流を図っていましたね。
鎌田:何度もイベントに来てくださるファンの方は覚えますね。とくに今日のイベントは、発展途上国への支援活動など私の取り組みに興味を持って来てくださる方が多かったように思います。同じ大学生で、私と同じような勉強をしているという方も見受けられましたね。
― たしかに、これまで「Ranzuki」や「EDGE STYLE」といったギャル向け雑誌で活躍してこられた鎌田さんですが、カジュアルな服装のファンの方が多い印象を受けました。
鎌田:中にはギャルっぽい子もいましたよ。「今日のイベント、どうだった?」と聞いたら「少し難しかった」と言っていましたが、「興味があるので勉強します」と言ってくれて…。雑誌での活動を通して、ファッションの面からファンになってくださった方が、今日のようなイベントで、世界の貧困問題やフェアトレードに興味を持ってくれるのはすごく嬉しいです。
相次ぐギャル雑誌の休刊 鎌田の思うところ
― ファッションのお話も出ましたが、鎌田さんが専属モデルを務めていた雑誌「EDGE STYLE」は、ウェブマガジンへ移行されるなど、ギャル向けの雑誌が相次いで休刊していますね。悲しい現状ですが、思うところはありますか?鎌田:一般に「ギャルがいなくなった」と言われますが、私はそのようには思いません。むしろ“ギャル”が広まったと感じています。例えば、つけまつげやカラコンはもともとギャルがつけているものでしたが、今では原宿系の子はほとんどつけていますし、OLさんにも好まれています。ナチュラルなものも多く出回っていますが、ナチュラルといいつつも、みんな“ギャル”になったように思います。ギャルがいなくなったから、ギャル誌がなくなったというよりも、ギャルの文化が浸透して、ギャルの境界線がなくなったというのが私の意見です。飛び抜けてギャルといった雑誌は少なくなってしまいましたが、ギャル自体がいなくなったわけではないと考えています。
― なるほど。とてもポジティブで新鮮な意見ですね。
鎌田:ほかのモデルさんたちも同じ意見かと思います。もちろん、雑誌が休刊してしまうことはショックです。それでも、自分たちが発信してきたギャルの文化が広く浸透していったとポジティブに捉えることもできます。
フェアトレードの魅力と世界の貧困問題に興味を持ったきっかけ
フェアトレードとは、発展途上国の生産者や労働者が丹精を込めて作ったものを「買い叩く」のではなく、人間らしい生活ができる「まっとうな、公正な価格」で買うことによって、そうした人たちが貧困から抜け出し、自立できるように協力する仕組み。鎌田の言葉でいうと「人にも地球にもやさしい貿易」である。― 本日はフェアトレードについてのトークショーが行われましたが、鎌田さんが考えるフェアトレードの魅力や思いを教えてください。
鎌田:フェアトレードの魅力は大きく分けて2つあります。1つは、商品にストーリーがあるところ。フェアトレードの商品はタグが付いていたり、説明書きがあったりと「どこの地域の人が、こういうふうに作った」ということがわかるんです。商品を買うときに「この人が作ったんだ」とわかると商品に愛着が湧きますよね。また、環境にやさしく、品質が良いので、服でしたら着心地がよく、食品だったらおいしいものが多いです。2つめは商品を買うことが社会貢献となり、貧困問題の解決に繋がるという点。国際協力というと私たちは、「現地へ赴かないと何も出来ないのかな」と思いがちですが、フェアトレードは商品を購入するだけで、発展途上国の生産者や労働者の支援に繋がります。日本での生活の中で参加でき、日々の生活の一部として取り入れることができます。
― なるほど。ところで、鎌田さんが世界の貧困問題に興味を持つようになったのは、中学3年生のとき、家族でバリ島へ出かけ、格差を目の当たりにして衝撃を受けたことがきっかけだそうですね。
鎌田:はい。みなさん、テレビなどで見たり聞いたりしたことはあるかと思うのですが、世界の貧困の実状を、身をもって感じました。ストリートチルドレンに、直接「お金ちょうだい」と言われて、とてもショックだったことをよく覚えています。正直、そのときは「怖い」という気持ちでいっぱいでした。それから、国際系の高校に進学したこともあり、周りも貧困問題に関心のある友達が多い環境で「あのときに見た光景って、やっぱり問題だよな」と思い、ボランティアに応募して参加するなど貧困問題について勉強を始めました。
フェアトレードのアイテムで作るコーディネート
― 今回のイベントは2日間に渡り開催され、鎌田さんの「フェアトレード・ファッションスタイリングワークショップ」という企画も行われるそうですね。今日のファッションもフェアトレードのアイテムとのことですが、ポイントを教えてください。鎌田:見た目の可愛さもですが、アイテム一つひとつに作った人の思いやストーリーが詰まっていると、着るときの気持ちも変わってくるものです。それが姿勢や表情に表れ、見た目も変わってくる。フェアトレードのファッションアイテムは、着る人を素敵にしてくれると思います。
― 鎌田さん自身、普段のファッションにも取り入れることが多いのですか?
鎌田:はい。とくにバッグは愛用しています。トップスやボトムスは、今のところ比較的に年齢層が高めの方向けのデザインが多いので、若い子に向けたデザインが増えたらいいなと思っているところなんです。
大学生活&美容法などプライベートに迫る
― 慶應義塾大学総合政策学部・総合政策学科に通う現役大学生の鎌田さん。現在、4年生ということで大学生活も残すところ1年となりましたが、在学中にやっておきたいことはありますか?鎌田:勉強しておきたいですね。これまでも、真面目に勉強してきたつもりなんですけど、まだまだ足りないと気づいてしまって…。思い残すことがないように勉強したいです!
― 素晴らしいですね!現在、どういったことを学んでいるのかお聞かせください。
鎌田:「パターン・ランゲージ」について勉強しています。世界の貧困のように、たくさんの人が知っておいたほうがいいのに知られていないことや、人に伝わりにくいことを人に伝えるということに興味があり、その方法をずっと模索しています。パターン・ランゲージはその一例です。難しい事例や、あんまり興味を持ってもらえないことを共有していく方法を、残り1年間で探して行きたいなと考えています。
― ご自身の芸能活動を通して、国際問題の現状を発信していきたいという鎌田さんの思いに通ずるものがありますね。
鎌田:そうですね。高校生の頃から変わらない思いです。一般に少し捉えにくいものをいかにわかりやすく伝えるかということに興味があります。
― 主にモデルとして活動されている鎌田さんですが、スタイルキープ法を教えてください。
鎌田:半身浴や腹筋、マッサージとストレッチは毎日やっています。私はダイエットにおいて、無理をすることが一番良くないと思うんです。例えば、1日だけ10キロ走るよりも、10回でもいいから毎日腹筋を続けるほうが効果的です。キツイと感じることをやっても続かないので、簡単なことでも毎日続けることが大切です。
― 美容で気をつけていることはありますか?
鎌田:メイクをしっかり落とすことです。特別なスキンケアをするのではなく、しっかりオフして、清潔な状態にすることが大事だと思います。家に帰ったらすぐにメイクを落とすことや、メイクをしたまま寝ないなど、基本的なことですが大切だと思いますね。
「伝えていきたい」鎌田の目標
― ありがとうございます。では、鎌田さんの今後の目標をお聞かせください。鎌田:学業と芸能活動を通して、難しいことや伝わっていないことを多くの人に伝えていくことが私の目標です。ですので、テレビやラジオなど媒体を問わずに活躍して、多くの人に私自身を知ってもらいたいです。そして、私が心から一番やりたいと思うことは、“伝える”こと。伝えていくために、勉強をがんばりながら、情報を発信していける存在になりたいです。ブログでの発信はもちろん、今日のようなイベントにも、ぜひたくさん出演したいと思っています。以前に、チャリティーのフリーマーケットイベントもプロデュースしましたが、そういった活動も積極的に取り組んでいきたいです。
― では、新たに挑戦してみたいことはありますか?
鎌田:やはり、本は書きたいですね。自分の思っていることがダイレクトに伝わりますし、更新されていくブログに対して、形として残るので読者の方にとっておいてもらえるという点は魅力に感じます。本を出すことは、一つの目標ですね。
― 最後に読者に向けて、夢を叶えるメッセージをお願いします。
鎌田:心の奥にあるものに目を向けてあげることが大切です。自分と向き合う時間をたくさん作って、自分は何をしたいのかと、自身に問いかけてみてください。
― ありがとうございました。
イベント終了後には、積極的にファンと交流を図っていた鎌田。今回のインタビューでは、国際問題に対する真摯な思いが伝わってきた。貧困問題など世界の実状を伝えていきたいと強く願う彼女は、今後も親しみやすいキャラクターと聡明さで活躍の場を広げることだろう。(モデルプレス)
■鎌田安里紗(かまだ ありさ)プロフィール
生年月日:1992年7月21日
身長:153cm
出身地:徳島県
血液型:A型
特技:書道・人の話を聞くこと・暗記
趣味:旅、料理、アウトドア、読書
雑誌「Ranzuki」や「EDGE STYLE」で活動。現在、慶應義塾大学 総合政策学部在学中。
【Not Sponsored 記事】
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