【行列が絶えない!?︎】テラス席が人気な、都内のおしゃれカフェ
2024.03.30 17:05
代官山の地で、20年以上にわたって人々から愛されている「カフェ・ミケランジェロ」。昭和初期に建てられた邸宅を受け継いだ外観と、旧山手通り沿いに並んだテラス席が目印の代官山のシンボルともいえるカフェです。そんな同店が、2023年9月のリニューアルオープンを機にますます賑わいをみせています。広報担当者に聞いた、リニューアルのポイントや人気メニューなどを詳しくご紹介します。
代官山の日常に溶け込む「カフェ・ミケランジェロ」
代官山中央口から徒歩5分。旧山手通りに面した場所に、「カフェ・ミケランジェロ」は位置します。通りを臨むようにセッティングされたテラス席と、おしゃれなオーニングテントが目印の、代官山のシンボルともいえるカフェです。 創業は1997年。2023年9月、「人生を、満たす場所。」をコンセプトに、何気ない日常の中で特別な時間を過ごしてほしいという思いでリニューアルされました。今でこそメジャーになったカフェのテラス席ですが、オープン当時の日本では、外を眺めながら食事をするのは異色の光景だったそうです。ランチ、カフェ、ディナーの時間帯が設定されていますが、時間帯に関係なく、コーヒー1杯、お酒1杯だけでも気軽に利用できます。一人でコーヒーを片手にリラックスした時間を過ごす人、友人やパートナーとお酒や料理を囲みながら楽しむ人…。「カフェ・ミケランジェロ」には毎日たくさんの人が訪れます。まるでヨーロッパのカフェのように、コーヒーも料理もお酒も楽しめて、朝から夜まで誰もが思い思いに過ごせる場所です。 店内に入ると、天井が高く、大きい窓に囲まれた開放的な空間が広がります。客席数は全110席(店内65席、テラス45席)。なんとテラスだけでなく、店内にもペットを連れて入れるのだとか。カフェの店内にペットがいるなんて、ほかの日本のカフェにはあまり見られない、まさにヨーロッパのような風景ですよね。朝昼の時間帯は、飼い犬の散歩がてらコーヒーを飲みに立ち寄る方も多く見られます。 25周年を迎えるにあたり、店内の大幅なリニューアルを実施。しかし、その内容はガラス窓を大きくしたり、床を全部張り替えたりなど建物の保持を目的としたもので、店内の雰囲気自体はリニューアル前とほとんど変わっていません。長い歴史を持つ同店だからこそ、昔から訪れる人の思い出を壊さないようにと、あえて大幅に手を加えることはしなかったそうです。 店内を奥に進んでいくと、中庭にもテラス席が広がっています。豊かな緑に囲まれて、都会の喧騒を忘れさせてくれる、非日常的な空間です。夏は日除けのパラソル、冬はヒーターが設置されるので、季節を問わず快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。 また、「カフェ・ミケランジェロ」を訪れたらぜひチェックして欲しいのが、シンボルともいえる欅の木。なんと樹齢は300年を超え、この邸宅を受け継ぐことになった時には、持ち主から「この欅を伐らないこと」を条件として提示されたそうです。夏は緑の葉が生い茂り、冬が近づくと枯れ葉が落ちるなど、四季折々で異なる表情を見せるこの欅は訪れた人に季節の移ろいを感じさせます。 大理石を使用したテーブルや籐の椅子なども、ヨーロッパから輸入したもの。リニューアル前から長く使われているもので、猫足のテーブルは、フランスのカフェテーブルなどにもよく見られる特徴です。
「カフェ・ミケランジェロ」を訪れたらまずは頼みたい、人気メニュー3選
何度でも食べたくなる、王道ドルチェ ここからは、人気のメニューをご紹介します。まずは「カフェ・ミケランジェロ」の人気ドルチェ「ミケランジェロ プリン(クレマ・カラメッラ)」。ランチ、カフェ、ディナー、すべての時間帯で提供され、SNSにも多くアップされている看板メニューです。
プリン本体は、バニラビーンズをふんだんに使用した特製カスタードプリン。ビターなカラメルとホイップクリーム、ベリーを合わせて、何度食べても飽きのこない味わいに仕上げています。
ボリュームがあり、食感は固めでしっかりしているので食べ応えがあります。ほんのり感じる卵の風味とバニラビーンズの甘み、そしてほろ苦いカラメルが相性抜群。お土産にテイクアウトもできるので、ぜひ味わってみてください。
ミケランジェロ プリン(クレマ・カラメッラ)
850円(税込)
ドルチェセット(ドルチェ+ドリンク)
1500円(税込)
※テイクアウト(単品)は600円(税込)
ヘルシーな新メニューが登場。ヨーロッパ発祥の新感覚ピザ
近所に住む常連さんや、遠方から足を運ぶ人で賑わうランチタイム。活気のあるこの時間帯におすすめしたいメニューが、「ピンサ・ロマーナ」です。ヨーロッパを中心に人気を集める新しい形のピザで、リニューアルを機に、新メニューとして追加されました。小麦粉だけでなく大豆粉・米粉を使用しているので、ヘルシー志向の方にもおすすめ。外はカリッと、中はモチモチした食感で、軽やかな食べ応えがクセになります。ピンサ ロッサ ~トマトソースとサルサヴェルデ~
ピンサ ビアンカ ~サルサヴェルデとローズマリーソルト~
各1,500円(税込)
ランチ提供時間:11:00 – 15:00(L.O. 15:00)女性からの人気も高い、濃厚リゾット 夜の時間帯は、仕事終わりのディナーや女子会を楽しむ人々が集います。そんなディナータイムに人気なのが、「茸のチーズクリームリゾット」。風味豊かなきのことまろやかで濃厚なチーズに、塩気のきいたベーコンがアクセントになった一皿です。
茸のチーズクリームリゾット
1,600円(税込)
ディナー提供時間:17:30~ 22:00(L.O. 21:15)夜にサクッと立ち寄りたい。アペロタイムを彩る前菜も充実 リニューアルにあたり、17:30以降のディナータイムにおける前菜メニューもさらに充実。フランスには、夕食の前に一杯のお酒と軽いおつまみを楽しむ、アペロと呼ばれる習慣があります。そんなアペロタイムを味わってもらおうと、オリーブやキャロットラペ、フライドポテトなどのおつまみが少量ずつ用意されています。夕食を食べる前に一人でつまんだり、数種類注文して何人かでシェアしたりするのもよさそうです。
できることから一つずつ。サステナブルな取り組みも
今回のリニューアルでは、冒頭でご紹介した設備の補強のほか、館内照明のLED化や空調機器の最新化なども行われました。この先も愛されるサステナブルなお店を目指しています。 中庭に置かれたベンチは、実は先述の樹齢300年以上の欅を剪定した際の枝を使って作られたものです。代官山の緑を守っていく新たなシンボルとして、これから刻まれていく「カフェ・ミケランジェロ」の歴史を見守っていくことでしょう。 また、「カフェ・ミケランジェロ」の奥に繋がる「リストランテASO」に続く回廊がリニューアル。「リストランテASO」は結婚式場として多く使われることから、華やかなアーチ回廊にリニューアルしました。さらに、通路奥の段差をなくしてスロープにすることで、バリアフリー仕様に。訪れた際は、ぜひ注目してみてください。昼間は行列も?予約の可否や狙い目の時間帯
平日、週末を問わず多くの人が訪れる「カフェ・ミケランジェロ」の店前には、行列ができることも少なくありません。日中の予約は基本的に受け付けていないので、平日はだいたい30分、週末には1時間ほど待ち時間が発生することも。夜の予約は混雑状況により、相談も可能だとのことです。待ち時間の少ないタイミングを狙うなら、平日の午前中や、休日の早い時間帯が狙い目ですよ。ヨーロッパのカフェ文化を軸に、カフェタイムからランチ、ディナー、お酒まで一日中楽しめる、「カフェ・ミケランジェロ」。実際に訪れてみて、おいしいドリンクと食事、そして肩肘張らずに豊かな時間を過ごせる空間が人々を惹きつけてやまないのだと感じました。ヨーロッパのカフェに紛れ込んだような、心地のよいひとときを過ごしてみませんか?
writer / 海 photo / カフェ・ミケランジェロ
※記事の内容(本文・画像など)に関しては、許諾を得て掲載しております。
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