

業務スーパー「プロ好みのラップ」が高コスパで使いやすい!赤パッケージとの違いは?
2022.04.19 10:56
業務スーパーで買えるラップがコスパよく、使いやすいと人気を集めています。どうやらプロ好みの使いやすさで、ストックやリピ買いする人が続出しているのだとか。この記事では調理師の筆者が、業務スーパーのラップを実際に使い徹底的にレビューします!
業務スーパーのラップが優秀!リピ買いする人が続出
業務スーパーは食料品だけでなく、キッチンアイテムの種類も豊富なお店です。消耗品のラップも数多く取り扱っており、・サイズ……幅15〜45cm
・原材料……塩化ビニル樹脂、ポリエチレン
など、大きさや素材ごとにラインアップが豊富。過去にはスライドカッター式のラップも販売されていたという情報もあります。
この記事では、特に人気を集めている「プロ好みのラップ」シリーズを徹底的にレビュー。調理師として数多くの皿にラップをかけてきた筆者。使いやすさや耐久性を詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
業務スーパー「プロ好みのラップ」を徹底レビュー
SNSで「プロ好みのラップ」についての評判を調べてみると、「ストレスなく使える」「大容量でなくなる気配がない」「業務スーパーで本当に買うべきなのはこのラップ」など、絶賛する声が多数見られました。基本的な形は有名メーカーのラップと大差なく、箱に刃がついており、ふたを押さえながら刃でラップを切り取って使用します。
製造元は株式会社アダチ。ラップポリ袋などを製造しており、業務スーパーを展開する株式会社神戸物産と同じく、兵庫県に本社がある会社です。
用途にあわせて使える3サイズ展開
「プロ好みのラップ」15cm/205円(税込)、22cm/250円(税込)、30cm/239円(税込)
「プロ好みのラップ」は全部で4サイズ展開。ラインアップは以下のとおりです。・プロ好みのラップ15cm/幅15cm×長さ100m/205円(税込)
・プロ好みのラップ22cm/幅22cm×長さ100m/250円(税込)
・プロ好みのラップ30cm/幅30cm×長さ100m/239円(税込)
・プロ好みのラップ45cm/幅45cm×長さ50m/271円(税込)
※筆者購入時は30cmのみ特売価格で販売、45cmは品切れ中
なかでも一番使い勝手が良いサイズは、幅22cmのラップ。22cmという絶妙な幅が、マグカップから丼まであらゆる食器にちょうどよく使えます。
また有名メーカーのラップは、同じ幅、半分の長さで価格が同程度から1.2倍ほどです。つまり業務スーパーのラップなら、同じ価格で倍以上の長さのラップが使えるということ。どれだけコスパが良いか実感できますよね。
飾り気のないデザイン
デザイン全体に大きな特徴はなく、まさに「業務用」といった見た目です。ぱっと見の構造も目立ったところはなく、一般的なラップと違いはありません。シリーズ内での違いは側面のデザインで、サイズごとに側面の色が異なっています。 箱の側面には飛び出し防止ストッパーがついています。これは開封時に、「押す」と書かれた部分を指で押し込んで使えばOK。有名メーカーのラップよりも、飛び出し防止ストッパーのサイズがやや大きめです。ラップの素材は「塩化ビニル樹脂」
「プロ好みのラップ」の原材料は、塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル)。有名メーカーのラップに使われているポリ塩化ビニリデンと比較すると、酸素や水蒸気を通しやすく、耐熱温度がやや低めです。(耐熱温度:ポリ塩化ビニリデン/140度、塩化ビニル樹脂/130度)一方で、伸縮性と耐久性にすぐれているのが大きな特長。容器をぴっちりと覆ったり、異物混入の原因になりにくかったりするため、スーパーや飲食店では使われているラップは、塩化ビニル樹脂製がほとんどなんですよ。
実際に使ってみると……
ラップの切りやすさ
サイズ感や原材料を確認したところで、実際に使い心地を試していきます。基本の切り方は画像のとおり。親指で押さえるべきポイントが箱の中央に書いてあって、とてもわかりやすい作りです。刃は金属製で直線のノコギリ状になっています。有名メーカーのラップと比較すると、少し刃の山が大きく、先が鋭利になっていました。使う際はけがをしないように注意しましょう。 ラップを引き出してふたを閉じ、親指マークをしっかりと押さえます。そのまま奥から軽く持ち上げるように引くと、スパッと気持ちよく切れました。ラップが伸びて切りにくいということもなく、ストレスのなさに思わず何度も切り心地を試してしまいました。
くっつきやすさ(密着度)・包みやすさ
ラップ同士の密着度はかなり高く、食材を包んで手で密着させると、ラップをかけたのが気にならないほどぴたっとくっつきます。有名メーカーのラップで玉ねぎを包むとラップがゴワゴワしてスペースを取っていたので、「プロ好みのラップ」の密着力には脱帽です。 皿への密着度も、有名メーカーのラップより高め。しかし、密着するのは表面がつるっとした食器だけでした。ほかのラップと同じく、表面がマットでざらついた食器には密着しません。ふんわりと被さっているだけで、手が触れるとすぐにずれてしまいます。 とはいえ、表面がつるっとした食器の包みやすさと密着度は抜群。軽く引っ張っても破れるようなことはなく、食器のふちにしっかり密着させながらラップをかけられます。また触って比較すると、有名メーカーのラップよりも薄くてやわらかい印象でした。密閉性・におい漏れ
つるっとした食器であればラップが密着するため、軽い密閉状態になり、におい漏れもほとんどありません。食器以外には半分にカットした玉ねぎを包んでにおいをチェックしてみましたが、ほとんどにおいを感じませんでした。ただし素材自体はにおいを通しやすいとされているので、長期間保存した場合はにおい漏れする可能性があります。
電子レンジにかけると溶ける?
塩化ビニル樹脂の耐熱温度は130度のため、電子レンジで使用しても問題ありません。ただし、カレーやシチューなどの油分が多い食品を温めるときは要注意です。これらの食品は加熱すると150度を超える場合があり、ラップに付着するとその部分が溶けてしまうことも。またラップの内側で水蒸気が多く発生すると、膨張する力に耐え切れず、ラップが破れる可能性もあります。
油分が多い食材を温めるときは深さのある器を使う、水分が多い食材を温めるときはラップの端を開けるなどして、対策しつつ使用してください。
切り口の見つけやすさ・使いやすさ
「プロ好みのラップ」を使ってみて、筆者が特に気に入った点が切り口の部分。箱は全体的にマットな質感なのですが、写真のように箱の中央だけツルッとしており、ラップが密着するようになっているんです。このツルツル部分のおかげでラップが巻き戻ることなく、切り口も見つけやすくなっています。ラップを切るときの親指の位置にツルツル部分があることも、絶妙な作りだなと感じました。使いやすさへの配慮が感じられますね。 業務スーパー「プロ好みのラップ」の特徴
軽い力でカットできる
伸縮性と耐久性にすぐれている
ラップ同士や皿との密着度が高い
熱に強い
切り口が見つけやすいパッケージ
使用に向いている料理・用途
・汁気が多い料理の一時保存・下ごしらえした食材の一時保存
・電子レンジでの加熱調理
・複数の器にラップして冷蔵庫に収納したいとき
・DIYやお菓子作りなどの作業時にテーブルの汚れ防止として
使用に向いていない料理・用途
・カットした食材の冷蔵保存・下ごしらえ、下処理済み食材の冷凍保存
・電子レンジでの加熱調理(油分を多く含む場合)
・料理を長時間保存したいとき
・においが強い食材
商品情報
■商品名:プロ好みのラップ15cm/22cm/30cm■サイズ:幅15cm/22cm/30cm(長さはいずれも100m)
■添加物:脂肪族多塩基酸エステル(柔軟剤)、エポキシ化植物油(安定剤)、カルシウム化合物(安定剤)
■耐熱 / 耐冷温度:130度 / -60度
新パッケージ(赤色)との違いは?
「食品用ラップ」170円(税込)
業務スーパーのラップといえば「プロ好みのラップ」ですが、赤いパッケージの「食品用ラップ」が新しく登場したことをご存じですか?“丈夫な新パッケージ”、“環境に配慮したポリエチレン製”と書いてあるように、「プロ好みのラップ」とは箱や素材が異なります。 品質表示部分の比較は上記のとおり。製造元は「プロ好みのラップ」と同じ株式会社アダチです。大きく異なるのは素材の部分で、「食品用ラップ」にはポリエチレンが使われています。ポリエチレンは酸素を通しやすく、水蒸気は通しにくい素材。加えてラップに使われる原材料のなかでは、もっとも耐熱温度が低い素材です。
一方で値段が安く、燃やしても有害物質が発生しないことから、環境に配慮した素材として近年注目されつつあります。
使用感は?
実際に使ってみたところ、切りやすさは正直いまひとつ。切ろうとしてもなかなか切れず、ラップが伸びるような引っ掛かりを感じます。一方でくっつきやすさは「プロ好みのラップ」とほぼ同じです。表面がつるっとした食器にはよく密着しますが、表面がマットな食器にはくっつきません。 「プロ好みのラップ」と「食品用ラップ」を並べて比較してみました。画像では伝わりにくいかもしれませんが、「食品用ラップ」は突っ張るようなツルツル感があります。引き出す途中にラップがくっつくとなかなか剥がれないため、好みが分かれそうな使用感でした。商品情報
■商品名:食品包装ラップ■サイズ:幅30cm×長さ100m
■添加物:脂肪酸エステル(柔軟剤)
■耐熱 / 耐冷温度:110度 / -40度
業務スーパーのラップは調理師も納得の高コスパアイテム
業務スーパーの「プロ好みのラップ」は、実際に厨房で働いてきた調理師の筆者も納得の使い心地。食品の保存にはあまり適していませんが、電子レンジ調理やちょっとした保存にぴったりのラップです。長さが一般的なラップの2倍はあるので、購入頻度が少なくて済むのもうれしいところ。ぜひ一度「プロ好みのラップ」を試してみてくださいね!※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。
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