朝ドラヒロイン演じる伊藤沙莉「ひよっこ」との違い・ヒロイン演じるプレッシャーを乗り越えられた理由とは?<虎に翼>
2023.10.28 05:00
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女優の伊藤沙莉が26日、ヒロインを務める2024年度前期NHK連続テレビ小説「虎に翼」の取材会に出席。2017年放送の連続テレビ小説「ひよっこ」との違いやヒロインを演じるプレッシャーを乗り越えた理由について語った。
伊藤沙莉「ひよっこ」との違いは?
伊藤の他、寅子の母・猪爪はる役の石田ゆり子、寅子の父・猪爪直役の岡部たかし、制作統括の尾崎裕和氏が出席した同取材会。これまで出演してきた作品との違いを尋ねられた伊藤は「あまり大きく違いを感じることはまだない」とはにかみつつ「26週ある中で、1話から撮れるわけではないので、長いスパンで考えて辻褄が合うよう演じる計算をすることが他にはない。ここまで長い期間同じ人物を生きること、人生が描かれる作品に出たことがないこともこれまでの作品と違う点ですかね。新しくて楽しい」と答えた。さらに、米子役で出演していた「ひよっこ」との違いについては「『ひよっこ』は 途中から出てきて、成長していく過程というよりはポイントで出る楽しみがあった。『虎に翼』では長く演じる楽しみがある」と告白。国民的ドラマのヒロインを演じることに対して「プレッシャーはとてもある」と率直な思いを吐露しつつも、「毎朝平日にNHKをつけていらっしゃる方には毎日届くことになる。どういう風に映るのか、どんな印象を持たれるのか。この作品を楽しんで愛して大事に演じることで皆さんにも楽しんでいただけると思う」と自信を持つことで、現在はクランクイン前よりもプレッシャーを感じずに臨めていると笑顔を見せた。
伊藤沙莉ヒロイン朝ドラ「虎に翼」
同作は、現在放送中の「らんまん」、2023年度後期「ブギウギ」に続く、110作目の朝ドラ。同作のモデルは日本初の女性弁護士・三淵嘉子(みぶち・よしこ)さん。激動の時代を生きた1人の女性法曹とその仲間たちの波乱万丈の物語として大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描いていく。伊藤は主人公・猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じ、脚本を吉田恵里香氏が務める。(modelpress編集部)物語
昭和のはじめ、日本初の女性専門に法律を教える学校ができます。そこへ集ったのは、当時の日本のどこにも収まれない、溢れ出す何かを抱えた女性たちでした。この物語の主人公・猪爪寅子も、そんな収まれない女性。周囲から“魔女部”と陰口を叩かれた女性だけの学び舎で、彼女たちは自らの道を切り開くため法律を学んでいきます。昭和13年(1938)、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生します。寅子もその一人として日本中から注目され憧れの的になります。しかし弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本でした。法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまいます。
昭和20年(1945)、焼け野原に立つ寅子は全てを失っていました。明日生きるため頼れるのは、かつて学んだ法律だけ。彼女は裁判官になることを決意。戦争で親を亡くした子どもや苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することになります。
そして、寅子はついに裁判官になります。彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径5メートルの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていきます。
【Not Sponsored 記事】
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