ディズニー「美女と野獣」実写版で新たな名曲誕生 作曲家アラン・メンケンが届けたいこと<モデルプレスインタビュー>
2017.03.13 18:00
views
『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンが主演を務めるディズニー実写版『美女と野獣』(全米公開:3月17日、日本公開:4月21日)。豪華なキャスト陣とともに注目なのが、ディズニーの『美女と野獣』の魅力のひとつ、アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/グラミー賞を総なめにした極上のミュージカルナンバー。実写版制作にあたって、アラン・メンケン(作曲)とハワード・アシュマン(作詞)によるアニメーション版からの楽曲に、メンケンが新たにティム・ライス(作詞)と組んで作り上げた3曲の新曲が加わる。モデルプレスでは今回、公開に先駆け米ロサンゼルスで行われたUSプレミアに参加し、アランにインタビューを行った。
ディズニー実写版「美女と野獣」
今作は、不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」をディズニー自身が実写映画化した、100年語り継がれるエンターテイメント。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていたベルと、外見に囚われ本当の自分を見失っていた野獣──―ベルはなぜ、そんな野獣を愛したのか?知られざる真実がいま明かされる。ベル役のエマをはじめ、野獣役のダン・スティーヴンス、ガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役ジョシュ・ギャッド、ルミエール役のユアン・マクレガー、ポット夫人役のエマ・トンプソン、コグスワース役のイアン・マッケラン、マダム・ド・ガルドローブ役のオードラ・マクドナルド、プリュメット役のググ・バサ=ローら豪華キャストが集結。
監督は、アカデミー賞を始め、数々の映画賞に輝くミュージカル「ドリームガールズ」や「シカゴ」を手掛けたビル・コンドンがつとめ、「美女と野獣」の世界観を新たに描き出す。
作曲家アラン・メンケン インタビュー
― 野獣が歌うシーンで、彼はソフトな側面を見せていますね。アラン:呪いはまだ解けていないけれど、彼の中に潜む人間の部分が、あそこで現れてくるんだ。彼は彼女を愛している。だけど彼は、彼女を出ていかせる。彼は、とても辛いんだ。
― 今回の野獣は、アニメーションより人間的な魅力が出ているように感じました。
アラン:その違いを作ったのは俳優だよ。アニメーションか、実写か、舞台かの違い。映画の野獣は、ブロードウェイの野獣と基本的に同じだと思う。でも、映画ではダン・スティーヴンスの表情がもっとよく分かる。そのことが、大きな効果をもたらしているんだよ。
― ベルも同じでしょうか?
アラン:同じだと思うよ。本気でそう思う。違う女優が演じれば、そのせいで違いが出る。ベル自身は、いつも同じだったと思うよ。
― ベルは日本でもとても人気です。その理由は何だと考えますか?
アラン:彼女は本をたくさん読んでいて、頭が良くて、強い女性の代表。女性を力づけることは、今、日本を含め、世界中で必要とされているよね。
― エンドロールが印象的でした。監督のアイデアだということですが…。
アラン:あれは素晴らしいと思うよ。僕が貢献したことと言えば、セリーヌ・ディオンにあの歌を歌わせたことだね。とても美しい。彼が絵描きだとしたら、僕は鉛筆だよ。鉛筆で満足だったさ。
― 世界中の女性にベルから何を学んでほしいですか?また、モデルプレスには、エマ・ワトソンと同じ世代の読者が大勢います。次世代を担う彼女たちに、メッセージをいただけますか?
アラン:まず、ベルから学んでほしいのは、自分の信じることに従うこと、自分が持つ強さと自分が下す判断に自信を持つこと。
そして、エマとは僕の娘達も同世代だよ。娘が2人いるんだ。彼女たちには、世界を救ってほしいね。お願いします(笑)。
“夢を叶える秘訣”
ディズニー映画『リトル・マーメイド』(89)、『美女と野獣』(91)、『アラジン』(92)、『ポカホンタス』(95)でアカデミー歌曲賞と作曲賞に輝き、合計8回のオスカー受賞歴を誇るアラン。このほか、『ノートルダムの鐘』(96)、『塔の上のラプンツェル』(10)などで音楽を手がけ、その曲は世界中で愛されている。
色褪せることない名曲たちを世に送り出し続けるアランから、モデルプレス読者へ“夢を叶えるためのアドバイス”。
「全力を尽くしなさい。あなたが愛することを、楽しんでやりなさい。本当に好きだからという理由だけのために、やりなさい。結果にこだわってはダメ。結果を気にしなければ気にしないほど、良い結果が訪れるもの。やる、ということに集中しなさい。そして、ひたすらやり続けなさい。
あと、自分の作品に酔っちゃダメだ。僕は若かった頃、ひどい批評を読むと、本当に心が落ち込んだものだ。自分はこれに向いていないのではないかと思ったことすらある。また、同年代の仕事仲間には、新しいことに挑戦せず、同じことばかりやったり、焼き直しを続けたりするだけの人もいる。意図的にそうしたのか、たまたまそういう性格だからなのか、どっちのせいか分からないが、僕は新しいことに挑戦をする。僕はいつも新しいことを次々にやってきた。それは、結果として正解だったと思ってるよ」。
(modelpress編集部)
アラン・メンケン(歌曲:作曲)
ニューヨーク出身。ディズニー映画『リトル・マーメイド』(89)、『美女と野獣』(91)、『アラジン』(92)、『ポカホンタス』(95)でアカデミー歌曲賞と作曲賞に輝き、合計8回のオスカー受賞歴を誇る。他にも『ノートルダムの鐘』(96)、『塔の上のラプンツェル』(10)などで音楽を手がけ、その曲は世界中で愛されている。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
ディズニー実写版「美女と野獣」、アニメーションとは何が違う?ビル・コンドン監督が明かす<モデルプレスインタビュー>モデルプレス
-
ディズニー「美女と野獣」“お城の住人”も豪華俳優ズラリ キャラポス一挙解禁モデルプレス
-
ディズニー「美女と野獣」アリアナ・グランデ×ジョン・レジェンドが歌う感動の名曲解禁 ベルと夢の共演が実現モデルプレス
-
米ディズニーパーク、今だけの「美女と野獣」プログラムを体験してきた!グッズもフードも…公開前から盛り上がる<現地レポ>モデルプレス
-
エマ・ワトソン“ベル”を演じる覚悟、オリジナルへの想い…メッセージに拍手喝采<ディズニー実写版「美女と野獣」米記者会見現地レポ>モデルプレス
-
“ベル”エマ・ワトソン登場 ディズニー実写版「美女と野獣」ロンドンで初お披露目モデルプレス
「ディズニー情報」カテゴリーの最新記事
-
東京ディズニーランド&シー、新作グッズは仲良しミッキー&ミニーとレモン柄の爽やかデザイン 4月24日からモデルプレス
-
【PR】ダッフィー&フレンズと春の旅へ!香港ディズニーランド・リゾートで遊び心いっぱいの特別体験<『ダッフィー&フレンズ プレイ・デイズ』現地レポ>香港ディズニーランド・リゾート
-
東京ディズニーランド&シー、新作グッズはポンポン&ユニフォーム姿のミッキー達をデザインモデルプレス
-
東京ディズニーシー スペシャルイベント「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」虹とシャボン玉でダッフィーのやさしさを表現したグッズやフードスーベニアなど登場Emo! miu
-
「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」フード&グッズ公開 “ホタテガーリックバター”ポップコーンが初登場モデルプレス
-
<ディズニーランド>「パルパルーザ」第4弾の主役はドナルドダック!4月8日からママスタ☆セレクト
-
【PR】あなたはどのミッキーが好き?新生活を彩る大人かわいいディズニーグッズを厳選<「日常に魔法を」ラインナップ>ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
-
東京ディズニーランド®を満喫!学生必見「春ディズニー!」を攻略WWS channel
-
東京ディズニーシー®を仲間と楽しむ!学生の特典「春ディズニー!」解説WWS channel