ディズニー「イントゥ・ザ・ウッズ」幻の未発表曲を初解禁　“泣く泣くカット”の感動シーン

2015.07.17 12:00 views

ディズニーが贈るミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」（3月14日公開）の幻の未発表曲が17日、初めて解禁された。

同作はシンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんなど“願い”を叶えたはずのおとぎ話の主人公たちを待ち受けていた驚くべき運命を描く、大人のための“アフター・ハッピーエンド”ミュージカル。

今回公開されたのは、本作の未発表曲「シール・ビー・バック」の映像の一部。オスカー女優メリル・ストリープが優しくも力強く歌い上げるシーンは、未公開のお宝映像。ロブ・マーシャル監督が泣く泣くカットしたという、メリル幻の歌唱シーンとなっている。

感動の未公開映像解禁

自分を残し、王子と姿を消した娘、ラプンツェルに対して、母である魔女が抱く怒りや嘆き、悲しみを歌い上げる。本編では、ラプンツェルに置いて行かれた魔女が「ウィッチーズ・ラメント」を切なく歌う場面で終わるが、その続きがこの「シール・ビー・バック」。

「ウエスト・サイド物語」など、名作ミュージカルを生み出してきた、スティーヴン・ソンドハイムが手掛けた曲で、メリルはその心の葛藤を繊細に歌い上げている。未発表曲ながら、実に完成度の高い仕上がり。ほかの共演者が圧倒されっぱなしだったというほど、彼女の歌唱力は素晴らしく、今回の映像でもその感動的な歌声は圧巻だ。

19回目のアカデミー賞ノミネート

メリルは、「イントゥ・ザ・ウッズ」でアカデミー賞に19回目のノミネートを果たし、自ら史上最多ノミネート数を更新。渾身の演技や、素晴らしい歌唱力は、観る人の心をグッととらえる。これまで何度も魔女役のオファーを断ってきたという彼女だが、今回はスティーヴンが手掛けていること、母性愛の強い魔女役という、ほかとは違う特別さが決め手となり、出演を承諾。不気味さと、娘ラプンツェルを思う母性を兼ね備えた魔女役を好演している。

なお、同作は17日にMovieNEXが発売。（modelpress編集部）