瑛太、家族から「エネルギーをもらえる」 ハリセンボンと語った「夢と挫折」の実体験 モデルプレスインタビュー
2014.07.23 17:01
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夢には挫折がつきものであり、その苦しみを乗り越えてこそ大きく成長できる―。そんなことを改めて考えさせてくれるのが、ディズニー映画最新作『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』(ボブス・ガナウェイ監督、公開中)。モデルプレスは同作の日本語吹き替えをつとめた瑛太とハリセンボンの3ショットインタビューを行い、主人公・ダスティのように挫折を経験したエピソードや“夢を叶える秘訣”を語ってもらった。
ダスティが消防レスキュー隊に入隊!決死の冒険へ
前作『プレーンズ』(2013)で、空の世界一周レースのチャンピオンに輝いた元農薬散布機のダスティ。今作では故障を抱えてレースに出られなくなったダスティが、大自然で山火事に立ち向かう消防レスキュー隊に入隊。恐れ知らずの仲間たちと共に決死の冒険に旅立つ姿を、ディズニー史上最もエフェクトを使用した迫力たっぷりの映像で描く。前作に引き続き、瑛太が主人公・ダスティの吹き替えを担当。ハリセンボンの2人は、ダスティと共に活躍するレスキュー隊の一員で、レーサー・ダスティの大ファンである水陸両用飛行艇のディッパー(近藤春菜)、消火に邪魔な障害物を一掃するレーキ器具搭載車のパインコーン(箕輪はるか)を演じている。
― 瑛太さんとハリセンボンさんは、これまであまり接点はありませんでしたよね?今回、スクリーンで共演した感想をお聞かせください。
瑛太:もちろんハリセンボンさんのご活躍はテレビでずっと見させていただいていたので、イメージは僕の中ではっきりしたものがあったんですが、今回映画の中で声優としてご一緒させていただいて、お2人のお顔が全然浮かんでこなかったくらい、作品に自然に馴染んでいました。お芝居もすごくお上手で、本当に役としての対話ができているなぁという気がしました。
春菜:いやいや…本当に嬉しいですね!アフレコはそれぞれ別だったので、掛け合いを一緒にすることはありませんでしたが、私は前作から見させていただいていたので「ダスティと共演している!」という感動が大きかったです。人間界(笑)のドラマだと、瑛太さんと共演するっていうことはなかなかないですし、ましてや今回のように恋愛関係で絡むということはまずないので、アニメーションの中では可能性が広がるんだなぁ、とすごく嬉しかったです。
はるか:私も前作を見ていたので、瑛太さんのダスティと共演することができてすごく嬉しい気持ちになりました。ディッパーは春菜がやるということで、女らしさが出せるのかちょっと心配だったんですけどね。まぁ、声だけだと結構出せていたんじゃないかなと。
春菜:「だけだと」ってことはないけどね?
瑛太:うん、出てたと思いますよ。女らしさ。
春菜:ほら!お墨付きですから!
― 瑛太さんは再びダスティ役を演じられましたが、前作の反響はいかがでしたか?
瑛太:時間が結構経ってから反響の大きさを実感しましたね。最近も「うちの子供と電話でしゃべってくれないか」と頼まれたことがあって。
春菜:へぇ~!すごい!
瑛太:「いや、何をしゃべればいいの?!ダスティを今やれっていうこと?!」って(笑)。あとは「ダスティのグッズをくれ!」とか…いろいろありますね(笑)。
― ちなみにその時、電話越しでダスティを演じたのですか!?
瑛太:いや、やらなかったです。セリフが思い出せなかったので(笑)。でも本当に、子供たちがすごく続編に期待しているのを感じますね。前作とは全然違ったストーリーになっているので、周りの子供たちみんなに「すっごい楽しいよ!」って期待させまくっています。
― ダスティを演じる中で、前作との変化を意識したことはありましたか?
瑛太:特に変化を強調するようなことはありませんでしたが、監督とお話をして、前作からの時間経過もあるし、農薬散布機として田舎で生活していたダスティが世界一のレーサーになったということで、一人前になったという感じは表現できたらいいなと思いました。
― ハリセンボンのお2人は、続編から新たに登場するキャラクターですね。それぞれのキャラクターを通じてどんなメッセージを伝えたいですか?
春菜:ディッパーは恋愛に対して積極的で、レスキュー活動になるとすごくカッコイイ一面もある女の子です。なかなか思ったことを素直に表現できなかったり、グイグイ行くことができない方も多いと思いますが、積極的な部分が魅力的に映るんだよ、可愛らしさになるんだよ、というメッセージをディッパーから感じてもらえたらと思います。
はるか:パインコーンはレスキュー活動で直接火を消したりするわけではありませんが、障害物をどかしたり、“縁の下の力持ち”的な存在です。お子さんには、そういう存在が社会にいるんだな、ということをわかってもらえたら嬉しいなと思います。
― 春菜さん演じるディッパーは、初対面のダスティに熱烈アピールするシーンが見どころですよね。
春菜:私もこの世界に入って、憧れの方に初めてお会いする時ってすごく興奮しますし、気持ちが抑えきれなくてうまく言葉にできないディッパーの気持ちがものすごくわかるんです!あのシーンはそのままの気持ちで演じることができたと思います。
挫折を乗り越えた…三者三様の経験談
― 今作は、ダスティがレーサーの夢を諦めざるを得ないという「挫折」に直面しますが、みなさんはこれまでの人生の中でどのような挫折を経験して、それをどう乗り越えてきましたか?瑛太:僕は挫折した時、次のことを考えようと思いました。これを挫折と言えるかどうかわかりませんが、サッカーをずっとやっていて、サッカー選手になりたいと思っていたんです。でもその夢もどこか漠然としていて、小・中・高と年齢を重ねると、どんどん全国からうまい人が出てくる。そんな中で自分と対比して、やっぱり全然努力や才能が足りないなと感じたので、じゃあもう違うことを考えようと。人前に出る仕事もやってみたいと思っていたので、そっちに進んでみようと切り替えた感じですかね。多分俳優がダメだったとしても、すぐ切り替えていたと思います。
春菜:私のようなお仕事で挫折と言うと、「ウケなかった」という時だと思いますが、そういう時はお家でMr. Childrenさんの曲を聞くようにしています。「彩り」という曲が特に好きなんですが、「巡り巡って誰かに伝わっているよ」というメッセージが込められているので、その現場ではウケなかったかもしれないけれど、画面の向こうできっと誰かが笑ってくれてる!という風に前向きにとらえたりしていますね(笑)。音楽にはだいぶ助けられています。
はるか:私は…そうですね…そんな順調だった時期もないんですけど…。
春菜:急に暗いとこから入るじゃん(笑)。
はるか:高校生の時に初めてアルバイトをして、スーパーのレジ係をやったんですが、始めて一週間くらいで、店長さんに「いらっしゃいませ」という声が小さすぎると言われて。「そのままだとクビにします」と。
春菜:きびし~(笑)。
はるか:ここでクビになったら本当に落ち込むなぁと思ったので、家でドリカムを一曲熱唱して、喉をあっためてからバイトに行くっていうのをやって、なんとかクビは免れました(笑)。
家族を持つ瑛太「エネルギーをもらえる」
― 今回は特にファミリーで楽しめる作品ですが、瑛太さんはダスティを演じる中で、ご家族やお子さんを意識しましたか?瑛太:そのような視点で意識したことは特にありませんでしたが、こういう作品ならではの感情表現やセリフまわしは、自分にとって大きな挑戦でしたね。監督から演出があった時、普段自分が俳優として演じたことのない感覚に飛び込んでいくのは怖さもありましたが、実際出来上がった作品を見ると全然違和感なく聞こえました。小さな枠にとらわれていたんだなぁ、と改めて気付かされましたね。
― お子さんがいるからこそ、表現できた部分があったと思いますか?
瑛太:それはこの仕事に限らず、家族からはエネルギーをもらったり、得るものがたくさんありますね。
― ハリセンボンのお2人は、この作品をご自身のお子さんに見せたいという願望も生まれたのではないでしょうか。
春菜:それはもちろん!将来的には子供が欲しいという夢があるので、「こういうこともしているんだよ」と伝えたいですよね。今は甥っ子、姪っ子がすごく楽しみにしてくれているんです。自分の子供にも見せたいですねぇ~。
はるか:ぜひ見せたいです。ただ、すぐにはなかなか無理だと思うので…とりあえず、近所の子供に見せたいなと(笑)。
夢を叶える秘訣は「勘違いすること」
― シリーズを通じて、「夢は諦めなければ叶う」というメッセージが込められた今作。モデルプレス読者へ向けて、夢を叶える秘訣をアドバイスお願いします。瑛太:勘違いすることですかね。直感的に「なれる」って思うことが大事だと思います。周りの意見を聞く耳も持たなきゃいけないけど、自分が「こうだ」と感じたり、考えたりすることは間違いじゃない。疑わないほうがいいと思います。
春菜:夢を持ったと同時に、不安や恥ずかしさといったマイナスの感情も生まれますが、「好き」とか「やりたい」という気持ちがそれに勝れば、怖がらずに飛び込めると思うので、とにかく「好き」という気持ちを大きく持ってほしいですね。
はるか:「できないな」と思ってしまうと、できない理由がたくさん浮かぶんですけど、そうなると本当にやらなくなるので、バカになって「できる」と単純に信じれば、もしかしたら夢が叶うかも。そういう気持ちを、最近持つようになりましたね。
春菜:最近なの(笑)?ちなみに、今の夢は?
はるか:今の夢は…けん玉の世界プレイヤーと一緒にけん玉をすることです。
春菜:あっ、芸人でどうとか…じゃないんだ(笑)。
はるか:じゃないですね(笑)。
― 素敵なアドバイスをありがとうございます(笑)!それでは最後に、今作を楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いします。
瑛太:ディズニーランドのアトラクションに乗りに行くような楽しい気分で、映画館に足を運んでほしいですね。
春菜:何度見ても楽しいので、この夏休みにどれだけ見れるかチャレンジしてみてください!
はるか:ご自分のお子さんがいる方は一緒に見に行っていただいて、いない方は、知らない子供でもいいので…
春菜:いやいや、ちょっと怖い!ぜひ、お互いに知っている状態でお願いします!
瑛太:ははは(笑)。
はるか:そうですね。一方的な関係じゃない子供と見に行ってください(笑)。
異なるジャンルで活躍してきた瑛太とハリセンボンだが、夢や目標に向かってチャレンジし続ける姿勢は共通。ディズニー映画という壮大な世界で実現した3人の“化学反応”をスクリーンで体感してほしい。(モデルプレス)
「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」
(公開中)レスキュー隊員になったばかりのダスティの武器は、チームワークと勇気。ある日、大規模な山火事が発生し、ダスティと仲間たちは絶体絶命の状況の中、命懸けの救出へ向かうが…。大型飛行機、ヘリコプター、パラシュート隊の車など個性的で愉快な“働く乗り物”キャラクターの活躍や、実写さながらの手に汗握る レスキュー・シーンは必見!「アナと雪の女王」のディズニーが贈る、この夏最高のアクション・アドベンチャー!
【Not Sponsored 記事】
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