

Q. 「夏のマスク着用は意味がない」って本当ですか?【医師が回答】
【医師が解説】夏のマスク着用は、暑さや蒸れ、息苦しさを感じやすいだけでなく、熱中症リスクやバリア機能の低下などの注意点があります。分かりやすく解説します。
Q. 夏風邪が心配ですが、「夏はマスクをしても意味がない」って本当ですか?
Q. 「夏休みに旅行を予定しているのですが、最近、周りで夏風邪が流行していてとても心配です。暑さはガマンして一日マスクをつけていますが、夏はマスクをしてもあまり意味がないと聞きました。本当でしょうか? 効果はありますよね?」
A. 夏のマスクも感染症対策には有効です。熱中症リスクなどには注意を
飛沫感染のリスクを抑えるために基本となる「咳エチケット」。サージカルマスクそのものの予防効果には議論がありますが、マスクをつけていればうっかり口や鼻を手で触ることが少なくなります。ある程度の飛沫感染・接触感染の予防に役立つでしょう。
ただし、高温多湿な夏特有のリスクにも、十分な注意が必要です。マスクをつけていることで、熱中症リスクは高まります。蒸れて暑く感じるだけでなく、喉の渇きを感じにくくなることで、脱水状態に気付きにくくなり、体調を崩す危険性があるのです。
また、汗や湿気でマスク内部が高温多湿になることで、気道粘膜のバリア機能が低下し、感染予防効果が弱まる可能性もあります。マスクによって皮膚のかぶれが起こることもあります。
そのため、同じマスクを一日中使い続けるのは避け、こまめに交換することが推奨されます。屋外や、特に人と会話をしない場面では、適宜外すなどの工夫も大切です。
夏のマスクは、正しく使えば感染対策として有効です。マスクの役割を理解し、場面に応じて柔軟に対応しましょう。
小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。
執筆者:清益 功浩(医師)
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