「もっと早く終わるでしょ」と言った先輩に、雑務のことは言わなかった私→異動後に届いた「コピー用紙ってどこに頼んでた?」
気づいた人がやる、の「気づいた人」
前の部署では、コピー用紙が切れることがありませんでした。トナーも、封筒も、集荷用の伝票も同じです。切れる前に私が補充していたからで、それを頼まれたことは1度もありません。最初に気づいたのが私で、そのまま誰も引き継がなかっただけです。補充と発注と集荷の手配で、自分の入力作業は毎回後回しになりました。定例の会議で遅れを報告した私に、先輩はこう言いました。「そのくらいの量なら、もっと早く終わるでしょ」。「すみません、明日までに出します」と答えて、メモには「紙、残り1箱」と書き足しました。雑務のせいだとは、言いませんでした。言えば、雑務の担当が正式に私になるだけだと思ったからです。
困ればいい、と思いながら続けた
それからも補充はやめませんでした。やめれば私が困る側になるのと、もうひとつ理由があります。私がいなくなった時に、この部署の全員が困ればいいと思っていたのです。誰も気づかないなら、切れるまで気づかなければいい。異動の内示が出た時、引き継ぎ書には自分の担当業務だけを書きました。備品のことは、どこにも入れていません。最終日に「お世話になりました」と頭を下げ、先輩から「向こうでも頑張ってね」と花束を受け取りました。棚の段ボールは、あと1箱でした。
「回ってないらしいよ」
異動から1か月ほどして、前の部署に残っている同期からメッセージが来ました。「あそこ、あなたが抜けてから回ってないらしいよ。紙もトナーも切れて、先輩がコンビニに走ってた」。新しい部署の席で、その文面を読み返しました。笑ってしまいました。想像していた通りのことが、想像していた通りに起きていたからです。数日後、先輩から届いた「コピー用紙って、いつもどこに頼んでた?」に、事実だけを返しました。「総務の備品カタログの3ページ目です。納品まで3日かかります」。あの会議の日に言えなかったことは、今も書いていません。
そして...
新しい部署には、備品の担当表が壁に貼ってありました。コピー用紙は月ごとの当番制で、トナーと郵便は別の人の名前が書いてあります。私の名前もそこにありました。全員で分担して、お互いの仕事を可視化したほうが思いやりが生まれると思います。
(20代女性・事務職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
生後6ヶ月娘の発熱を「インフルぅ?ほっとけば治る」軽視した夫!数日後⇒自宅で目の当たりした光景に…夫がゾッ!?愛カツ -
閑静な住宅街へ引っ越すが…ご近所さん「この植木…?今すぐ切り落として!」⇒まさかのワケに、私「ひっ!!嘘でしょ…」愛カツ -
【難読漢字】「驢馬」正しい読み方は? 馬に似ていますエキサイトニュース -
「え…?」眠る息子を抱く私の隣に突然座った男性…指定席を巡る新幹線トラブルの行方は?【漫画】エキサイトニュース -
「うん、そのうちね」付き合って1か月の彼の誕生日に焼いたケーキが、箱も開けずに冷蔵庫の奥へハウコレ -
「稼ぐ女は可愛くないよ」と笑った彼。会社がなくなり、私の稼ぎに助けられた2カ月ハウコレ -
実は男性がずっと離れられない。愛情表現を自然に返す本命女性の共通点ハウコレ -
【誕生月別】紅葉シーズンに本命男性が甘えてくる女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
【星座別】2026年11月、彼が将来の話をしたくなる女性ランキング<第4位~第6位>ハウコレ