「家族にも同じ文面で説明できる?」儲け話を送った友人が黙った
久しぶりの連絡は儲け話でした
高校時代からの友人のアイコンが、見知らぬ南国の海へ変わりました。その直後、「久しぶり」から始まる長いメッセージが届きました。
近況報告かと思って読み進めると、数行後には投資の話に変わります。
「私だけに教えるんだけど、絶対に減らないお金の増やし方があるの」
今だけ、先着、必ず。友人が普段は使わない言葉ばかりが並び、誰かから渡された文章を貼りつけたように見えました。
私はすぐには返事をせず、話を聞くために会う約束をしました。
仕組みを聞いても説明は変わりました
カフェで向かい合うと、友人はタブレットに表示した図を使い、投資の仕組みを説明し始めました。
しかし、元手はどこで管理されるのか、途中でやめたくなった場合はどうなるのかと聞いても、具体的な答えは返ってきません。
「疑っていたら何も始められないよ」
「最後は信じるかどうかだから」
仕組みを聞いているのに、いつの間にか私の信じ方が問題になっていました。
私はタブレットの資料を閉じて聞きました。「その話、家族にも同じ文面で説明できる?」
友人は少し間を置き、「とりあえず説明会だけでも来てよ」と繰り返しました。
同じ文面がほかの友人にも届いていました
「行かない。あなたがやめたくなったら、そのときは話を聞く」
私はそれだけ伝えて席を立ちました。帰り道、共通の友人へ連絡すると、同じ文章が数人に届いていたと分かりました。
私たちは消費生活センターの相談窓口を調べ、連絡先を共有しました。勧誘のメッセージには返さず、友人から相談が来た場合は応じることにしました。
友人を説得しようとして、再び仕組みの話へ巻き込まれることも避けたかったのです。
そして...
数カ月後、友人から短いメッセージが届きました。
「あの話、やめた。ごめん」
私は相談窓口の番号と、次に会うカフェの候補を3つ送りました。以前と同じ関係へ戻れるかは、まだ分かりません。
それでも、儲け話を信じるかどうかではなく、友人自身が何を経験したのかを聞くためなら、もう一度会ってもよいと思いました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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