彼女に誤って送った「好きだけどごめん」の、本当の宛先と理由
消したのは、やましさからではなく
「ごめん、今の誤送信」
そう送り直しながら、俺は元の一行を消しました。やましいことがあったからではありません。あの言葉の続きを話せば、彼女に隠していた計画まで、たどり着かれてしまう気がしたのです。釣りの誘いを断り続けていた理由は、まったく別のところにありました。
聞かれても、答えをはぐらかした
「誰に送るつもりだったの」
彼女のその問いに、俺は「ほんとに何でもないから」とだけ答えました。本当のことを言えば驚かせてしまう、その一心でした。けれど、はぐらかすほどに、彼女の表情はかげっていきました。釣りの道具を出しておきながら誘いは断り、彼女には友人と会うとだけ伝えて出かける。行き先を濁していた俺を、彼女がどんな気持ちで見送っていたのか。今になって、ようやくわかります。
隠しきれずに、打ち明けた席で
行きつけのカフェで、彼女が「あのひとことが、ずっと引っかかってた」と切り出しました。コーヒーにほとんど口をつけていない彼女を前にして、これ以上隠す意味はないと思いました。
俺は「あれ、釣り仲間に送るつもりだったんだ」と明かしました。釣りは好きでも通えなかったこと、その分の時間とお金を別のことに回していたことを、ひとつずつ話していきました。釣りは好きだけど、しばらくは行けない。あの一行は、そんなつもりで仲間に送ったものでした。
そして...
二人で初めて出かけた場所への切符を、俺は鞄から取り出しました。本当は、これを渡してから全部を打ち明けるつもりでした。「好きだけどごめん」は、彼女に送るはずのなかった一行です。それでも、断り続けた週末のひとつひとつが、この切符につながっていたことだけは、伝えておきたいと思いました。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
関連記事
「コラム」カテゴリーの最新記事
-
「すぐ返すから」と言った僕が、あの傘をずっと返せなかった→口に出せない理由がありましたハウコレ -
愛情のつもりが逆効果。男性が「正直やめてほしい」と思っている彼女の行動5つハウコレ -
「この子と結婚したい」男性にそう決意させたカップルだけに共通する3つの習慣ハウコレ -
【誕生月別】この夏、恋の急展開を迎える女性ランキング!<第1位〜第3位>ハウコレ -
彼の返信が途絶え、代わりに届いたのは4曲のプレイリスト。私はそれを別れの合図だと思ったハウコレ -
【星座別】「結婚を考えちゃう♡」と男性に思わせる女性ランキング<第1位~第3位>ハウコレ -
男性の誕生月でわかる!本命彼女と居る時の「穏やかな表情」<7月〜12月>ハウコレ -
選ばれる女性は話し方が違う。男性の好感度を一気に上げる言葉の選び方ハウコレ -
「わぁ~かわいいケーキ!」夫の手土産に大喜びな娘。しかし⇒妻「待って…このケーキ…」顔色を変え、娘から取り上げたワケ愛カツ