「これ、私のだよね?」フリマアプリで見つけた私のブランドバッグ→友人に突きつけた結果
貸したはずのバッグが、フリマアプリに並んでいた
休みの日に何気なくフリマアプリを開いて、ブランドバッグのページを眺めていました。相場を見るだけのつもりだったのに、並んだ商品の中に、どうしても見覚えのある一点があったのです。
色も形も、自分のものとそっくり。決め手は、持ち手のチャームでした。自分で作った世界に一つだけのもの。それは間違いなく、以前「ちょっと貸して」と頼まれて友人に渡したバッグでした。出品者の名前を確かめて、私はその画面をそっと保存しました。
「え、どれのこと?」ととぼける友人
保存した画面を、私は友人へのメッセージに貼りつけました。
私:「これ、私のだよね?」
既読はすぐについたのに、返信までには少し間がありました。
友人:「え、どれのこと?」
私:「先月貸したバッグだよ。チャームもついたままだし」
友人:「あー、それは似てるだけで別のやつだよ」
画面の向こうで、友人が言いわけを探しているのが伝わってきました。似ているだけ。そう言い張れば、ごまかせると思ったのかもしれません。
世界に一つだけのチャーム
私は、一つだけ伝えることにしました。
私:「私が手作りしたチャーム、世界に一つしかないんだけどな」
そこから、既読のまましばらく返信は止まりました。入力中を示す表示が出ては消え、また出ては消え。やがて届いたのは、短い一言でした。
友人:「……ごめん、今すぐ取り下げる」
出品ページは、その日のうちに消えていました。
そして...
後日、友人は会って事情を話してくれました。急な出費が重なって、手元のもので売れそうなものを探していたのだそうです。借りものだとわかっていながら、相談する勇気が出ないまま、出品ボタンを押してしまったと。
責める気持ちがなかったといえば、嘘になります。それでも、とぼけずに最初から打ち明けてくれていたら、私はきっと一緒に方法を考えていました。バッグは無事に戻ってきましたが、貸し借りの前に必要なのは、ものよりも正直さなのだと教えられた出来事でした。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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