義母「育て方が悪いのよ」親戚の前で私を下げた回数"8回" →3歳の息子が放った"ひと言"で空気が一変
また始まった「育て方が悪いのよ」
年に一度、親戚が顔をそろえる食事の席でした。料理が並び、和やかに話が進んでいたところで、義母が私のほうを見て口を開きました。「育て方が悪いのよ」。息子が食卓で少しはしゃいだだけのことです。その一言で、楽しかったはずの場の空気が固まります。
親戚たちは気まずそうに目を伏せ、私はただうなずいて、その場をやり過ごしました。こうして人前で下げられるのは、これで8回目でした。言い返したい気持ちはあっても、波風を立てたくなくて、いつも飲み込んできたのです。
「これも孫のためよ」という口ぐせ
義母は決まって、こう付け加えます。「これも孫のためよ」。悪気がないつもりなのは、わかっていました。実際、義母は孫をとても可愛がっていて、会うたびに「誰かをいじわるしちゃダメよ」と優しく言い聞かせてくれます。だからこそ、私へ向ける言葉とのちぐはぐさに、やりきれなさが募りました。隣の席では、息子が口をつぐんだまま、大人たちのやりとりをじっと見上げています。その小さな目に何が映っているのか、そのときの私は深く考えていませんでした。
息子が立ち上がった
義母の小言がまた一つ重なったとき、息子が椅子から立ち上がりました。そして、まっすぐ義母を見て言ったのです。「おばあちゃん、ママにいじわるしちゃダメだよ」と。食卓の話し声がぴたりとやみ、場の空気が一変しました。得意げだった義母の顔がこわばり、目だけがゆっくりと私のほうへ動きます。親戚の誰かが、小さく息をのむのが聞こえました。私はとっさに息子を抱き寄せ、その背中をそっとなでました。
そして...
正直言って、スカッとしました。息子は全てを理解していたのだと思います。あの集まりのあと、義母の小言は少しずつ減りました。完全になくなったわけではありません。それでも、人を下げる言葉は、いちばん見ていてほしくない人が、いちばんよく見ているのだと、息子に教わった気がしています。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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