「昨日楽しかったね」と送ったら「会ってないけど」→彼の追撃が地味に痛かった
何気なく送ったメッセージ
木曜日の夜、9時を過ぎた頃でした。仕事を終えてベッドに転がりながらスマホを開いた私は、ふと彼との時間を思い出して、嬉しくなったのです。「昨日楽しかったね」。短いメッセージを送って、すぐに返事が来るかなと画面を見つめていました。
ところが、しばらくして届いた返信は予想外のものでした。
「会ってないけど」
たった一行。冗談か本気かわからない、淡々とした返事でした。私は画面を見つめたまま、カレンダーを開きました。確かに彼と会ったのは火曜日。水曜日は残業で遅くなって、家でそのまま眠ってしまったのでした。
追撃メッセージのひとこと
慌てて返信しました。「ごめん、火曜日の間違いだった」送ってから、なんて軽い謝り方だろうと自分でも思いました。すると数十秒後、彼からのメッセージが届いたのです。
「2日前のことだよ。最近俺のこと、頭から抜けてた?」
ぱっと見、軽口に見える文章。でも、何度読み返しても、ちょっとしたトゲがそこにあるような気がしてなりませんでした。
私は急いで「最近忙しくて」「昨日の感覚で送っちゃって」と何度も言い訳のメッセージを打ち直しました。送信ボタンを押せないまま、画面の入力欄でカーソルだけが点滅していました。
冗談に紛れた本音
返信のタイミングを失っていた私のところに、もう一通メッセージが届きました。
「冗談だけど、ちょっとさみしかったかも」
冗談だから笑っていいはずなのに、その一文を読んで、私はベッドに座ったまましばらく動けなくなりました。
会った日を間違えるということは、その日のことが私の中で当たり前になりすぎていたということ。会えなかった水曜日のことを、私は何も覚えていなかったのです。
彼はきっと、いつも通りの日々の中で、私からの連絡を少しだけ楽しみにしていたのかもしれません。そう想像したら、申し訳なさが込み上げてきました。
そして...
翌日、仕事帰りに彼の好きな焼き菓子を買って、彼の家を訪ねました。インターホン越しに「ごめんね」と言うと、彼は少し笑って「いいよ、もう」とドアを開けてくれたのです。
それでも、お菓子を渡しながら「水曜日、何してたの?」と聞きました。「普通にゲームしてた」と彼。私はその日のことを聞きながら、これからは火曜も水曜もちゃんと覚えていようと思いました。
「地味に痛い」追撃の一言は、彼の中の小さな寂しさを教えてくれたのです。あの夜から、私はメッセージを送る前に、ほんの少し、彼の今日を想像するようになりました。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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